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貧乏入門

非常にみじめったらしいタイトルであるが、コーチャンフォー新川店でタイトル買い。

別に年収28万円の貧乏生活にあこがれているというわけではなく、
副題の「あるいは幸せになるお金の使い方」に魅かれたのである。

著者は小池龍之介さんという、東大を出て住職をやっている人ですが、
別に小池さんが年収28万円というわけではありません。
(なぜ28万という数字にこだわる?)

タイトルから節約本っぽいような印象を受けるが、
別に節約のススメとか、そんなことを書いているわけではなく、
仏教的観点から、豊かさとは何か、幸せになるにはどうすればよいかとか、そんな話が書いてある。

お金とは何か?物欲とはどうして生じるか?
これが欲しいとあなたは言うが、本当にどうしても必要なのか?
いらないものは捨てて、必要なものだけに惜しげもなく金を使うのがいいんじゃないの?
(この人も「他人のためにお金を使うのが大事」と主張してた)

モノを安く買うにはどうすればいいかというのではなく、
根本的な物欲を押さえて、金銭的、そして精神的に豊かになりましょうよ
というのがおおよその主張。
人によって好き嫌いの分かれる主張であると思うが、
あまりモノに固執しない私にとっては、すんなり受け入れられた。

最近、部屋の整理をしているうちに、
「うーん、これいらないなあ」と思うことが多くなってきているので、
本当に必要なものは何かを見つめ直すには、いい機会になったかも知れない。

そして、これがきっかけというわけではないが、
最近、あるものを思い切って処分することに決めたのである。
これについては後日。

ただ、この本、草食系男子についてやたら厳しいんだよね。
アラフォー独身の草食系にとっては、耳が痛い。

モノには固執しないが、人には固執する私。
そういうところも捨てないと、仏の道には行けないわけですな。
別に仏の道に行く気はないが。

このブログを書く前に、もう一回読み返そうと思ったけど、
出張先に忘れてしまった・・・orz。
捨てることが大事だって本に書いてたけど、その本まで捨ててしまったよ。


by gossy54200 | 2010-02-27 20:55 | 読書  

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