里帰り
普通に車で行くのも面白くないので、ブロンプトンを出動させることにしました。
もっと早く行こうと思ったが、豪快に寝坊して自走はあきらめ、石狩月形までJR輪行することにした。
新川駅から10:06石狩当別行きに乗っていきます。
石狩当別駅到着。
私と同じように折りたたみ自転車で輪行している同士がいた。
自作の輪行袋というかオレンジのシーツで自転車をくるんでいるような感じだった。
新十津川行きに乗り換えて、石狩月形で降りる。
もう一人の自転車の人は、もっと先まで行くようなので、ここでお別れです。
さようなら、自転車の人。
特に会話を交わすことはなかったが、今後の健闘を祈る。
月形駅から3分ぐらいのところにある皆楽公園。
「かいらくこうえん」と読みます。
川沿いでバーベキューをやっている家族連れとかがいて、あんまり混んでなくていい感じでした。
家族サービスするなら、こういう混みすぎず、かつ寂しすぎずってところがいいな。
川で泳ぐ白鳥。
道道6号線を北村方面に向かいます。
月形大橋。
この橋は道幅がめっちゃ狭く、かつ路側帯もなく、大型車もそこそこ通るので
自転車で渡るのは結構恐ろしいです。
新橋の工事をしているようなので、完成に期待しよう。
まっすぐ北村に行くのもあっけないので、宮島沼に寄り道することにしました。
おお、マガンだマガンだ。
でも、マガンの群れをきちんと見るなら、早朝か夕暮れ時に行くべきであろう。
宮島沼水鳥・湿地センター。
正直、右の写真ぐらいマガンがいると気持ち悪いと思う。
ヒッチコックの映画の世界だ。
昨日のマガンは38000羽と書かれていたが、これはやっぱり日本野鳥の会の人が数えたのだろうか、
もしそうなら、紅白歌合戦以外で野鳥の会が活躍しているのを見るのは初めてのような気がする。
マガンも見たし、宮島沼はこんなもんでいいだろう。
さようなら、宮島沼。
私はこれから北村に向かいます。
自転車雑誌とかでは、ブロンプトンは都会の街並みを軽く流すのが似合うようなことが書かれているが、
こういう何もないところでこそ、ブロンプトンの真の美しさが発揮されると思う。
やっぱりね、この自転車は田舎道を何十キロも走ってこそ価値があるのだよ。
石川啄木の歌碑。
石川啄木=函館だと思っていたが、こんなところにもゆかりがあったのだ。
石狩の空知郡の
牧場のお嫁さんより送り来し
バタかな
バタって何ですか?と思って調べてみたらバターのことだった。
要は、思い焦がれていた人が北村で嫁いじゃって、嫁ぎ先からバターが送られてきたということだ。
結局、何が言いたいんだ?啄木?
親戚邸に行った。
私の姪っ子がサングラスをかけた私を見て恐れていた。
親戚邸から岩見沢まで自走。
岩見沢発祥の地。元町公園。
「今日からここを岩見沢にする!」という宣言がこの地でなされたのだろうか。
イマイチ発祥の地の定義がよくわからない。
岩見沢駅。数年前のプレハブ駅舎から、めちゃくちゃデラックスなものに生まれ変わった。
駅前はガランとしていたが、天狗まんじゅうだけは行列ができてにぎわっていたなあ。
さすが岩見沢を代表するまんじゅう屋だ。
寂れた市街地で孤軍奮闘している。
昭和のにおいを感じる飲み屋街。
私が通っていた高校の前の坂。
なかなかの激坂であるが、当時の高校の校則で
「この坂を自転車で降りちゃいけません」って校則があった。
坂の下に見張りの先生がいることがあり、見つかると自転車没収というルールだった。
今はゆるい坂の迂回路があって、この道が使われることはほとんどない。
確かに激坂がなくなって便利になったのだが、当時の苦労を知る私としては寂しいものを感じる。
おそらく迂回路とともにあの校則もなくなったのだろうと思われる。
20年前の気持ちに戻りながら、自転車で坂道を上る。
「あれ、この坂ってこんなに短かったっけ?」
どうも昨日の支笏湖が頭に残っているので、当時ものすごく苦労した坂があっけなく思うのであった。
大人になるとはこういうことなのかもしれない。
高校の隣にあった商店跡。
この店は消費税が導入された後
「アイス1本51円、103円。1円玉のない人は買わないでください」
という貼り紙があっためちゃくちゃ横柄な店だった。
まあ、こういう店はなくなって当然だよなあ。
岩見沢市民のソウルフード「かまだ屋」
天ぷらそば・うどんが290円。ラーメンが330円とリーズナブルな値段のお店である。
一時期カレー丼が140円で食える店ということで、ネット上でちょっと話題になった。
当時の小中高の通学路を通りながら、ああここには○○があったなあとか、
え、今ここは○○になってるの?とか
いろいろな発見をしながら、ノスタルジックな気分に浸り、現在実家でまったりしているわけであった。
走行距離30kmぐらい。
by gossy54200 | 2010-05-04 19:44 | ブロンプトン