タイオガコクーンを使うために夕張に行った話(その2)

その1のつづき

猛烈な向かい風の中、死に物狂いになりながら、北広島を過ぎて長沼町に突入した。

道道3号線に入ってから風向きが変わって、向かい風をモロに受けることはなくなったのであるが、
一気に舗装状態が悪くなったり、路側帯が狭くなったりで、ガマンの走行を強いられた。
所詮国道に比べて道道とはその程度のものなのであろうか。
まあでも、交通量も少ないので大きな問題はないんだけどね。

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名物赤字丼。
やたらインパクトのある看板だが、店の名前ぐらいは宣伝しておいた方がいいのではないか?
これでは看板を見ても、店にたどり着けないであろう。

仕方がないので私が代わりに宣伝しておくと、赤字丼の店の名前は「いわき」という店であって、
赤字丼の正体は、アホかというぐらいの量のえびの天ぷらがのっかっている、えび天丼である。

しかし、「いわき」は日曜は休みなので、赤字丼は無視して先に進むことにする。

馬追運河。
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あえて、川ではなくて運河と名前がつけられているが、一体何を運ぶのかはわからない。
水はめっちゃ汚いが、春には白鳥が何羽かいるところであり、
どぶ水の色と白鳥の色とのコントラストがたまらない。

小便がしたくなったので、公衆便所を使わせてもらう。
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警察官も立ち寄ると言うことで、治安にも問題がなく、安心して使えるトイレである。
心をすっかり許しながら小便をした。

しかし、待ち受けていたのは卑猥な落書きであった。
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一体、日本の警察は何をやっているのだ。
こんな落書きを放置しておいて、日本の治安は守れるのか。
こういう小さなところから町の風紀が乱れてきて、あげくの果ては強盗や殺人につながるのだぞ!
と、大いに憤慨したわけであるが、とりあえず今の私にできることは
「若山!生きろ!」
と切に願うことだけであった(右中段の落書き参照)。

赤字丼の長沼町を過ぎて、由仁町到達。
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由仁町を代表する川、ヤリキレナイ川。
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安居良基著「世界でもっと阿呆な旅」にも出てきている、珍地名マニアには有名な川である。


ヤリキレナイ川は看板はボロボロで、川もチョロチョロ流れるやる気のない感じで、
正に名は体を表すと言う感じの川であった。
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すっかりやりきれない気持ちで先に進んでいくと、
今度は民宿ジャンケンポンに、パン屋グーチョキパンだ。
やる気あるのか、由仁町は。
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しかも閉店している。
こんなふざけた名前をつけたからだ。
心なしか張り紙の字も投げやりに見えて、いたく気に入った。
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なぜか店の前に咲いていたチューリップ。
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店はなくなったが、チューリップは咲いていた。
この花を見て、飼い主がいなくなっても、忠実にその帰りを待っている忠犬ハチ公を思い出し、大いに泣けた。

国敗レテ山河アリ 城春ニシテ草木深シ

ジャンケンポンとグーチョキパンには、
古代中国を思い起こさせるような、スケールのでかい歴史スペクタクルがあるのであった。

さて、おもしろ地名、おもしろ店名の由仁町は過ぎて、栗山町に入ります。
ここで分かれ道を右に進むことにしましょう。
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(つづく)
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by gossy54200 | 2010-05-24 21:38 | MTB | Comments(4)  

Commented by waltz_t at 2010-05-24 21:56
脱力が脱力を呼ぶ「その2」でした。
車では何度も行ったり通ったりした場所なのに、やたらと知らないことが多いです。
やっぱり自転車ですねぇ・・・・(しみじみ
Commented by gossy54200 at 2010-05-24 22:26
去年もこの道は通ったのですが、ジャンケンポンとグーチョキパンは見逃してました。
一度通った道でも、2回目、3回目では見えるものが違うところが自転車の利点なのかもしれません。

次回、やっと夕張に突入します。
Commented by ゆげ@sottail_log at 2010-05-24 22:54 x
由仁に続くこの道、結構だらだらと坂が続いたような気がするのですが・・・気のせい?
Commented by gossy54200 at 2010-05-25 06:19
坂は少しありましたが、そんなに距離はなかったような・・・
この前の手稲山で坂の感覚がマヒしているのかもしれません。

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