豊ヶ岡駅(その3)
学園都市線を代表する秘境駅、豊ヶ岡駅を十二分に満喫して、帰路につくことにした。
あれですね。ブロンプトン使えば、この後月形温泉に入って疲れを癒し、
月形から、チャリ折りたたんで優雅にJRで帰るということができたんだけど、
ブロンプトンは先月のパンクをまだ修理していないんですね。
オレはそういうめんどくさいことは後回しにする、ずぼらな性格なんですね。
だから独身なんです。
しょうがないので、MTBでチンタラ帰ることにしましょう。
まずは、昼メシですね。
最初はむつみ屋でラーメンでも食ってこうかなあと思ったけど、意外と混んでいたのでパス。
(むつみ屋は10年ぐらい前に、「愛の貧乏脱出大作戦」の修行先として取り上げられ、ちょっと有名になった)
基本ひとりメシのときは、並んでまで食う気はゼロ。
食に対するこだわりは薄い男です。
そんなわけで、国道沿いにあった、ちょっと怪しげなそば屋に入ることにした。
今回のテーマは「秘境」なので、むしろ有名ラーメン店より、こっちの方がオレにふさわしいような気もする。
手打ちそばとコーヒーとポエムと民宿をやっているようです。これがポエム。
日曜の昼間であるが、客はオレひとり。「アルジャーノンに花束を」は孤独な男性必読の書です。
かしわそば(900円)。
いかにも手打ちって感じのそばだったが、暑くて熱くて味を堪能するどころではなかった。
ざるそばにすればよかった。
おばちゃんがひとりでやっている店で、
私が快活で物怖じしない性格であれば、おばちゃんといろいろ話して親睦を深めたいところであったが、
私はシャイで無口で純情な少年なので、何となく二人きりの気まずい空気が漂う中、ごちそうさまでした。
私はこれから自転車で帰ります。帰るったら帰ります。
別にこのそば屋がどうこうというわけではなく、
私は「ここで店員といろいろしゃべらなければ、まずいんじゃないだろうか」と思わせる店が苦手だ。
人好きのマスターがいる飲み屋とか喫茶店とか。
むしろ、人に気をつかわなくてよい、吉野家とかマクドナルドとかの方が落ち着く。
まあ、それでも秘境っぽさを感じる味のあるそば屋でしたね。
孤独のグルメファン的には、この店で8ページのマンガが書けそうなネタがちりばめられていた。
もちろんマンガなど書く気はないが。
さて、札幌に帰りましょう。
この日は最高気温が30度を超える、北海道にしてはめちゃくちゃ暑い日であったが、
太陽は出ていなかったので、体力の消耗はそうでもなかったですね。
MTBだから、20km/hぐらいでチンタラ漕いでいたのもあるし。
セブンイレブン当別栄町店で補給。
サイクリング時にはこのアイスが最強。何事もデカイのはいいことだ。
62円と言う値段にも惜しみのない拍手を送りたい。
コンビニではセブンイレブンにしか置いていないのが残念だ。
そして、通算走行距離5000km突破を記念したところで、今回の日記を終わる。
走行距離 120km(途中道に迷ったので、思ったよりも距離が伸びた)
平均速度 19.2km/h
このぐらいが楽しいと思える限界なのかもしれんな。
(このシリーズ終わり)
by gossy54200 | 2010-08-31 22:41 | MTB