とにかく限界に挑戦してみる(その2 夜のサイクリング)
では、本編に入ることにしましょう。
今回は夜のサイクリングということで、自動車から見て目立つカッコすることが大事ですね。
ちょっと蛍光色っぽいウインドブレーカーに反射タスキを組み合わせることにしましょう。
うん、これでドライバーからの視認性は多分大丈夫だろう。
思ったより反射タスキの効果は大きそうだ。
で、金曜日。ちょっと仮眠をとって、23時30分ごろ出発しました。
見てのとおり、今回は疲労を防ぐために背中にモノは一切背負わないことにして、
シートバッグで楽をすることにします。
思った以上に結構モノ入ります。
私が普段使っているモンベルのリュックよりもかなり使えますね、コレ。
何で今まで使わなかったのだろう。
フロントバッグにはサイフ、ワイヤー錠、替えチューブ、タイヤレバー、簡単な工具、軍手を入れて、
シートバッグには輪行袋コクーン、着替え、JRに乗るとき用のサンダル、サングラス、文庫本を入れます。
ウインドブレーカーも脱いだときはシートバッグに入れることにしましょう。
今までサドルバッグに入れていたものが、全部フロントバッグに搭載できるようになったのはいいですね。
それでは行きましょう。
R274(札幌新道)で、まずは東雁木まで進みます。
この辺は街灯でピカピカに明るいので、ライトは1個で十分ですね。
この時間で22度と気温は高め。湿度も高くムシムシ。
東雁木から左折して、R275に入ります。
最初のうちは明るかったのですが、雁木大橋を過ぎた辺りから、街灯が少なくなって、暗くなりましたね。
ここで、強力なニューライトのスイッチをオンにしましょう。
おおー、明るーい!
江別に入った辺りから、雨が降ったのか路面が湿っていますね。
ドロヨケがないので、水たまりを避けながら慎重に行きます。
が、しばらく行ったら、また路面は乾いていました。
局地的な雨だったのでしょう。
今回は今までは違い、想像もつかないぐらい途方もない距離を走るだろうということで、
6割の力で、ゆっくりというコンセプトで進みます。
とにかく、自分で漕いでいて快適だなあと思えるスピードを維持していきます。
普段乗っているときがジョギングペースとしたら、今回は早歩きペースですね。
夜でメーターが見えないので、正確な時速はよくわからんのですが、
大体スピードが20km/hぐらいで、ケイデンスが70ぐらいですね。
メーターが見えないと、「あ、もっとスピード上げなきゃ!」
と無理して頑張ろうという気が起きないので、精神衛生上よい。
R337に入って、街灯のない真っ暗な道になったけど、交通量はそこそこあるし、
車では通りなれた道なので、恐怖心はさほどなし。
R12に入ります。ここからまたビカビカに明るく、いい感じ。
写真は新江別橋。
一気に岩見沢まで進みます。
AM1:30、セブンイレブン岩見沢大和2条店で、補給&休憩。
チョコホイップメロンパン。うまー。
岩見沢市街地です。
お祭りです。
岩見沢は私の地元なのであるが、
祭りなんて、十年、いや、二十年ぐらい行ってないなー。
とは言え、別に行きたいとも思わんが。
一応、百餅祭りについて宣伝しておくと、アホみたいにデカい臼で餅つきをする祭りです。
で、ついた餅はお汁粉として振舞われます。
行きたい方はどうぞ。
アーケード街を過ぎた辺りから、ポツポツ雨が降り始めましたね。
おかしいなあ、天気予報では雨なんて言ってなかったのに。
やっぱりオレって雨男なんだなあ。
雨はみるみるうちに勢いを増していきました。
ちょ、ちょっとタンマ。
こんなの聞いてないぞ。
ちょうど目に入った自動車ディーラーの軒先が、いい雨宿り場所だったので、休憩を入れることにしました。
ありがとうマツダ!
今度、車を買うときはマツダ車で検討することにするぞ!
と、確かにそのときは思ったのだが、今となっては別にどうでもいい。
雨の勢いはさっぱり弱まりません。
この時点でAM2:00。草木も眠るうしみつどき。
頭の中で、太田裕美の唄がエンドレスで流れていた。
「セプテンバー レイン レイン♪」
確かに「9月の雨」は大好きな歌なのであったが、現実の「9月の雨」はノーサンキューという感じだった。
一体、この雨はいつになったら止むのだろう。
不安になったので、ケータイで177の人に聞いてみることにしました。
あ、それ、ピ、ポ、パと。
するとドコモの人に
「あのねえ、ただ177って入れただけじゃあ
どこの天気予報を言えばいいかわかんないでしょ!ちゃんと市外局番から入れなさいよ!」
と注意されてしまったので、もう一度市外局番から、0126177と。
あー、市外局番知っているところでよかった。
177の人によると、この時間帯の岩見沢の降水確率は10%で、
これからも雨なんか降んねーよということを言っていたが、じゃあこの現実に降っている雨はなんなんだ!
説明を求めたいところであったが、
177の人は何を言われようが、たんたんと天気予報を読み上げるだけだったので、
相手にしないで電話を切った。
まあ、きっとこれはただの通り雨だろう。
30分もすれば止むだろう。
2時半まで待って止まなかったら、3時まで待とう。
3時まで待って止まなかったら、4時まで待とう。
4時まで待って止まなかったら、5時まで待とう。
5時まで待って止まなかったら・・・、始発で札幌に帰ろう。
そんなデートにすっぽかされた男のような心境になりながら、ひたすら雨が止むのを待っていたのであった。
ここまでの走行距離 40km
(つづく)
by gossy54200 | 2010-09-19 22:04 | ロード