とにかく限界に挑戦してみる(その5 いざ塩狩峠へ)

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恐怖の春志内トンネルを通過して、旭川市街に向かおうかなあと思ったのですが
旭川市街地を回避できるバイパス(旭川新道)があったので、そっちの方を進みます。

時間は8:00ぐらいですね。
小まめに食い物は食っているのですが、運動量がそれ以上なのですぐに腹が減りますね。

ずっと、コンビニでショボいものばっかり食っていたので、ちょっと豪華なものが食いたい心境だった。
そうだなあ、マクドナルドでソーセージエッグマフィンセット(440円)でも食べたい心境だ。

お前の豪華はその程度なのか?

マック!マック!
と心の中で叫びながら、ひたすらペダルを漕いでいく。
さすがに目標が明確になると、ペダルを漕ぐ足にも力が入るというものだ。
(ここから頭の中がソーセージエッグマフィンセットに支配されていたので、しばらく写真すら撮っていません)

しかし、行けど進めどマックのマの字も見当たらない。
おお、何と言うことだ!これが本当に北海道第二の都市なのか?
旭川新道はひたすら旭川郊外を走る道で、ファーストフード店はおろか、コンビニすらまだらであったのだ。
失敗した。ここは市街地を進むべきだったのだ。

R40に入ります。
旭川から稚内へと向かう国道ですね。
いよいよ真の限界への闘いが始まります。

ここから風は向かい風になります。
すでに140km近く走っている身には、結構こたえます。
ペダルの回転速度はどんどんにぶくなっていきます。
これからまだまだ何キロ走るのかわからないので、
フロントのギアをインナーに落として、省エネ走法で行くことにしましょう。
巡航速度で18~20km/hぐらいのスローペースで進みます。
(結局、ここから最後まで、長い下り坂以外でフロントアウターを使うことはなかった)

R40に入ってもマックは発見できず。
どんどん郊外に入っていって、このままだとコンビニ空白地帯になりそうだったので、
不本意であるがセイコーマート東鷹栖1条店で補給&休憩。
カロリーメイトとホットシェフのツナマヨおにぎりとスポーツドリンクをゲット。
ソーセージエッグマフィンは食べられなかったが、おにぎりはおにぎりでうまかったよ。
って、そりゃあ140kmも自転車を漕げば何でもうまいに決まっているだろう。

ソーセージエッグマフィンセットショックを乗り越えて、再びずんどこ進みます。
あんなものは別に旭川まで行かなくても、いつでも食えるのだ。
とりあえず、ここではもうソーセージエッグマフィンのことは忘れよう。
別れた恋人のことを考えても仕方がなく、死んだ息子の年を数えても始まらなく、
こぼれたミルクを嘆いてもしょうがないのである。覆水盆に返らず。

で、2kmぐらい行ったところにある、比布トンネルを超えると(このトンネルは広い歩道があって快適でした)
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そこは比布(ぴっぷ)町でした。

昔、ピップエレキバンのCMで比布駅が使われてちょっと有名になりましたね。
当時のピップエレキバンの会長がお亡くなりになって、かなりの年月が経つのであるが、
二代目のピップエレキバンの会長は、一体どこで何をやっているのだろうか?

看板に稚内の文字が現れました。
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うむ、さすがに230kmは無理だ。
ただ、名寄までは余裕で行けそうだなあ。
稚内-名寄間のマチの距離はどうなっているんだろう?

景色は田園地帯の単調な風景が続きます。
正直、退屈。
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まあ、でも退屈って感じることができる分、まだまだ精神的に余裕はありますね。
体力的にも軽いギアをくるくる回す分には、全く問題ないし。

んでもって、上っているのかどうかよくわからんような、ゆるーい上り坂をキコキコ進みます。

うん、まだまだ楽勝!楽勝!と思っていたら、ちょっとキツ目の坂になってきました。
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お、いよいよ、塩狩峠か。

三浦綾子の小説の中にも
この塩狩峠は、天塩の国と石狩の国の国境にある大きな峠である。旭川から北へ約30kmの地点にあった。深い山林の中をいく曲がりして越える、かなりけわしい峠で・・・
と書かれている。

ここから先は相当厳しい闘いになりそうだ。
今までのような、鼻歌混じりの甘っちょろい気持ちで向かってはいけない。
全神経を峠に集中すべく、とりあえず近くのパーキングエリアで休憩をとることにしよう。
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カロメチーズ味で栄養補給だ!
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すでに160kmを走った状態で、この峠を越えることはできるのだろうか?
ここから何キロぐらいの上りになるのかさっぱりわからない、どのくらい時間がかかるのかもわからない。
とにかく、強い心を持って進むのみである。
さあ、上るぞ!

わずか数百メートル行ったところで、和寒町突入。
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さて、和寒のカントリーサインの奥の方に何かが見える(上の写真の赤く囲まれたとこ)。
嫌な予感だ。
これって、もしかしてひょっとして・・・・・・。
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塩狩峠の頂上じゃないか!

休憩からわずか3分後、あっけなく峠のてっぺんに到着したのであった。
カロメを食べていたときの燃え盛る峠に対する熱い気持ちのやり場に困った。
ハハハハハ、そっか、塩狩峠ってこんなにショボい峠だったのか
実は、あの上っているのかどうかよくわからんようなゆるい上りから、峠道は始まっていたのか・・・。

なんかね、すごく苦労して峠のてっぺんに着くことをイメージしていたから、めちゃくちゃ拍子抜け。
ただただ拍子抜け。
疲労感とは違う意味で抜け殻になったって感じ。
俺の燃え上がったエネルギーを返せ!

とは言え、冷静に考えてみると、特に大きな苦労もなく峠のてっぺんに着いたと言うことで
今後の展開はめちゃくちゃ楽になりそうだ。
今回の行程で峠はこれ1個だけだ。
あとは平地をひたすら進んでいくだけなのだ。

よし、峠でこの程度の疲労感だったら、今日は250km、いや300kmも行けるのではないかと思った。

このままガシガシ進んで行きたい気持ちもあったが、
ここで、今回の旅の目的であった、塩狩駅&塩狩峠記念館に寄り道することにしましょう。
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ここまでの走行距離 165km 塩狩峠到達時間 AM9:50

(つづく)
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by gossy54200 | 2010-09-22 21:26 | ロード | Comments(0)  

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