ただバスに乗るためだけに終点まで走る(その1)

バスの終点が好きなんです。

私が幼稚園児ぐらいのころ。
市内のバス路線図を眺めて、子供心に
「一番はじっこはどうなっているんだろう?」と気になったものだ。

そして、母親と買い物に行ったついでに
「ねえ、バスに乗って終点まで連れてって~」とせがみ
意味もなくバスに乗り、終点まで行って
「おお、終点だ!すげえ!」と感激し
自分の中で、アマゾンの密林や、北極点まで行った冒険をしたように感じたのであった。
世界の果てまで行ってやったぞ!って感じ。
(どんな遊園地よりも、バスの終点が好きだった変な子供だった)

その後、月日は流れ、自分で車を運転するようになり
バス停の終点の奥にも、世界があるということを知り、終点に対する感動は薄れつつあった。

それでも、今も、バスの終点のロータリーを見ると
「ごめんよ。ここから先はバスでは行けないんだよ」と訴えているような物悲しさを感じ
やはり子供のころに感じた「世界の果て」感が
みぞおちの辺りからずんずんと響いてくるのであった。

前置きが長くなったが、今回はせたな出張を利用して
私が愛してやまない、ローカルバスの終点を目指す旅に出かけることにした。

それも、ただ普通にバスで終点まで行って帰ってくるだけでは面白くない。
冒険の要素を取り入れるべく

終点まで走って行って、そこからバスで帰る

という、ほとんどの人にとっては
「何でそんなことするんや?」と思われるアホなことに挑戦したくなったのである。
(実を言うと、この企画のために、今回はわざわざ冬用のジョギングシューズを買ったのだ)

じゃあ、どこまで行くんだという話になるのですが
北檜山から道道740号線を通って、鵜泊団地というところまで行くバスがあるんですね。
北檜山から鵜泊団地まで、大体12~13kmぐらいなので
ここまで走って行って、バスに乗って帰るのがちょうどいいんじゃないかと思ったわけです。
(何がちょうどいいのかは不明)

そんなことを文章だけで書いても、「そこ、どこさ?」で終わると思いますので、地図を添付します。


ま、地図をつけたところで「そこ、どこさ?」感はぬぐえないと思うが
これ以上、前置きが長くなるのもなんなので、とっとと話を進めることにする。

バスは1日4往復しかない典型的なローカル線です。
(休みの日は3往復)
時刻表を調べると、13:43鵜泊団地発、北檜山行きというのがあったので
このバスに間に合うように、11:40ぐらいに北檜山を出発することにします。
どんなにゆっくり行っても、2時間もあれば12kmぐらい進めるだろう。

まずは北檜山の市街地を通って、国道229号線を瀬棚方面に進みます。

でもって、道道740号線との分岐を左に行きます。
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道道740号線です。
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風車くるくる。これを見ると、「ああ、せたなに来たなあ」と思うのである。
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歩道は除雪されているが、新雪がうっすら積もっていて、少しずぶずぶする感じ。
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まあ、それでもゆっくり走る分には、大きな影響はなし。
バスの時間まではたっぷりあるので、のんびり行きましょ。

地平線が見えるぐらい、何もありません。
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いいなあ、この孤独感、というかひとりじめ感。
この時間に、この風景を堪能しているのは、私ひとりだけなのである。

海が見えてきました。ここからちょっと風が強くなる。
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太櫓の集落。太櫓は「ふとろ」と読みます。
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さようなら、太櫓小学校。過疎化と少子化の波には勝てないようだね。
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なんだか雪が激しくなってきたなあ。(バス停の名前は読めない)
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あのー、前が見えなくなってきたんですけど・・・
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(つづく)
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by gossy54200 | 2011-02-11 20:24 | ランニング | Comments(0)  

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