ブロンプトンで行く、伊達ハーフマラソン試走の旅(その3)
さて、いよいよマラソンコースは、サイクリングロードに入ります。
このサイクリングロードは、旧国鉄胆振線の廃線跡を利用したもので
ここは昔線路だったぞ!ということをアピールしている踏切がある。
昔、線路だったということをアピールしているのはいいが
だとしたら、サイクリングロードを横切るように踏切があるのは、おかしいのではないだろうか。
道に対して、平行に踏切を置くべきだろう。
そんな、まるでどうでもいいことに、突っ込みを入れながら
誰もいないサイクリングロードを北上していきます。
ここのサイクリングロードは、500mごとに表示があります。
右手の建物は伊達温泉。
左に有珠山、右に昭和新山を見ながら走ります。
だいたいこの辺でマラソンの5km地点。
ああ、いいねえ。自転車でも気持ちいいが、走るともっと気持ちのよさそうな道だ。
そういえば11年前だったか、有珠山が噴火したのは。
あのときも道路は寸断され、建物は倒壊し、洞爺湖温泉街の機能は失われ、仮設住宅が造られるなど
有珠山周辺の住民は不便な生活を強いられたのであった。
それから、2年後。
被災地以外の人の誰もが、有珠山噴火などというを忘れかけている中で
当時勤めていたところのフィールドワークで、洞爺方面に行った。
洞爺は完全に復興したわけではなかった。
あの災害のことは世の中からは忘れられていたのであったが
2002年当時、有珠山噴火は終わっていなかったのであった。
あまりに規模が違いすぎて、比較の対象にするのもなんであるが
東北の震災も、時が経つと世の中から忘れられるのであろうか
例え、真の意味での復興がなされていない状態であっても・・・・・・。
今の時期、震災に心を痛めることは、はっきり言って誰でもできる。
問題は、2年後、3年後・・・、マスコミの報道がなくなり、震災のことが見向きもされなくなったときに
どのように感じ、行動することができるのかということだと思うのであった。
そんなエラソーなことを考えながら、「ちりりん橋」。
ネーミングがステキだ。
昔、駅だったところが、休憩所として使われている。
あの~、雪が舞っていて、めっちゃ寒いんですけど・・・。
3月も下旬なのに・・・。
5.4km続いたサイクリングロードは終点を迎えたが、ハーフマラソンはまだまだ続くのであった。
さようならサイクリングロード。きっとまた、自転車で走りに行く。
サイクリングロードの終点から左に曲がると、すぐに信号があるので、そこも左に曲がる。
こっからは下りで快適でしたね。
写真の駐車公園の辺りで、マラソンの10km地点。
しかし、駐車公園を過ぎた辺りから、500mぐらいの上りが続くのであった。
自転車だとそうでもない坂だけど、これを走るのはキツそうだなあ。
この坂をどう乗り切るかが、レースの勝負どころだな。
上り坂が終わったら、今度はトンネル。暗闇の中、600mぐらいをテクテク走る。
トンネルを抜けてすぐの交差点を左に。
のどかな田園風景が広がります。
Aコープ関内店を過ぎたところで右に。
ベイスターズファンとしては、関内は「かんない」と読みたくなるが
(ベイスターズの本拠地、横浜スタジアムの最寄り駅が関内駅)
ここでの読み方は「せきない」。
なんだかすげー違和感。
やはり田園地帯がずーっと広がります。
15kmぐらいを過ぎた辺りから、道はゆるい下り坂になります。
さあ、ここからラストスパートだ!
(つづく)
by gossy54200 | 2011-03-29 22:02 | ブロンプトン