8年ぶりにフルマラソンに挑戦した話(その2)

その1

さっき小便したばかりなのに、どういうわけか体全体を尿意が支配している。
これは一体どういうことなのか?

そう言えば、会場に着いてからやることがなかったので
1時間ぐらいかけてちびちびと500mlぐらい水を飲んでいたのであった。
くそー、今頃になってコレが効いてきたのか。

すでにスタート30秒前なので、どうすることもできない。
ここはおとなしく、時の流れに身を任せることにしよう。

あ、それ、20秒、・・・・・・10秒、9、8、7、6、5、4、3、2、1、ド━(゚Д゚)━ ン !!!

戦いの火蓋は切られたのであったが、まるで動く気配がない。
そりゃあ、フルは4000人近くも参加者がいるわけだから、しょーがねーよな。

全然スタートしたぞという気分にならないまま、のそのそと歩きながらスタートラインに向かう。
結局、300mぐらい先のスタートラインに到達するまで3分ぐらいかかりましたね。
もっと早い段階で、スタート地点につくべきでしたね。

スタートラインを過ぎて、やっと走り出したなあと思ったが
もったりと超スローペースでしか進むことができない。
走り始めたら、体が熱くなり、尿が汗になって出るので、尿意は消え去るだろうと思ったが
全然そんなことはなかったですね。
むしろ、膀胱にほどよい刺激が与えられて、「早く出してくれー」と小便が体内で暴れている感じです。

最初から5kmは、人ごみで全然思うように走れないし
全身膀胱男として、顔中に苦悩の表情をにじませながら、舗装されていない道を進んでいきます。
あー、楽しくねー。

コースは一般道ではない林道だったので、道の脇に身を潜めて
こっそり用を済ませるという手もあったのだが
さすがに、女性ランナーもたくさんいるなかで、堂々と私のジョニーを出すわけにもいかんだろう。
ジョニーよ、辛いだろうが、なんとか耐えてくれ。

5km通過タイム、34分30秒(スタートのロスタイムを除く)。
まあ、混んでいるし、こんなもんかねえ。

5km地点で、簡易トイレを発見。
おー、トイレまで完備しているとは、なんて親切な大会なんだ。

しかし、そのトイレの前には順番待ちの列ができていたのであった。
なんだよ、たったの5kmぐらいで、便所に行きたいとは、なんて自己管理のなってない奴らなんだ
と、自分のことは棚に上げて、勝手なことを思っていた。

待つこと2分、やっとトイレが空いて、個室の中でジョニーを出して
猥褻物陳列で逮捕されることもなく、事なきを得た。
ふー、これでやっと走ることに専念できる。

5kmを過ぎたあたりから、やっと人がバラけてきて、自分のペースで走れるようになってきましたね。
さあ、トイレのロスを取り戻すのだ。

最初の給水所。
さっきトイレで水分を放出したし、きちんと水をとらなきゃダメだよな。
と、思っていたら、給水所は黒山の人だかりで、まるで動く気配がない。どーなってんだ?

どうも、コップが足りなくなって、水を渡すことができなくなっているようだ。
私の前にいたおばちゃんから、そういった事情を説明され
おばちゃんの飲みかけのコップを渡された。
ありがとう、おばちゃん。いや、おねーさんにしておくか。
ちょっとおねーさんの味がするスポーツドリンクを飲みながら
感謝の気持ちをこめて、再び走り出した。
ありがとう、知らないおばちゃん。

やっと、この辺から自分を取り戻すことができましたね。
あー、太陽が降り注ぐ初夏の陽気はいいねー。
でもって、森の中なので木陰があって、モロに直射日光を受けることもなく、快適だ。
鳥のさえずりが聞こえ、北海道の大自然を満喫できる喜びを噛み締めながら
孤独に一歩一歩を、果てしなく先にあるゴールに向けて、刻んでいくのであった。

さて、このようなマラソンで、私がいらっと来るのは
仲間同士で、ぺちゃくちゃ喋りながら走っている奴である。

いいか、お前ら。マラソンというのは、孤独な真剣勝負なのだ。
聞け、そこのカップル。
何が、「私、疲れたぁ、もうダメぇ」だあ!
このクソ女、まだ、30km以上も先があるんだぞ。
フルマラソンを舐めんじゃねーよ
でもって男も男だ、なんでこんな奴にいたわりの言葉をかける必要がある。
そんな女はほっといて、ガンガン先にいかんかい!


・・・・・・、私が女性に人気がないのが、よーくわかるような気がする。


10km地点到達。タイムは1時間7分30秒。
この辺はキロ6分10秒程度で、やっとエンジンがかかってきたって感じ。
このペースで行けば、最初の遅れを取り戻して、4時間半以内で行けるんじゃねぇ?

折り返し地点の22.6kmまでは、ひたすら上りなのであるが、ペースはあまり落ちない。
15kmを過ぎたあたりから、ランナーズハイになってきたのか
このままどこまでも果てしなく走れるのではないか、という気分になってきましたね。
よしよし(^_^)ノ、快調、快調。
15km到達タイム、1時間39分30秒。

20kmぐらいから、歩き出す人が結構目立ってきた。
ふふふ、お前ら、無理をしやがって。
長丁場はきちんとしたペース配分が大事なのだよ、と、めちゃくちゃ上から目線で
歩いている人たちを抜かしていく。
20km到達タイム、2時間11分。

折り返しを過ぎれば、ほとんど下りだ。
あとひと踏ん張りだと思いながら、折り返しまでの坂を、淡々と上っていく。
ここが最大の山場なのである。

約2時間半で、折り返し地点を通過。
ゆったりペースで行ったので、まだまだ足は元気だ。
4時間半でゴールも夢じゃないぞ。

(つづく)
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by gossy54200 | 2011-06-06 23:52 | ランニング | Comments(6)  

Commented by ますお at 2011-06-07 00:33 x
私は♀ですがそんな男女はやだなぁ。てか、人にペース合わせてフルって走れるもんなのかな??
Commented by takatixyan at 2011-06-07 09:36
「私、疲れたぁ、もうダメぇ」なんて言われたら、ムチで引っ叩いてやるのに。いや、逆に叩かれたい・・・
Commented by おかず汁粉 at 2011-06-07 10:32 x
まずはジョニー共々お疲れ様です(笑
私は到底フルマラソンへの食指は動きませんが
おそらくそんな男女が目の前を走っていたら、ごしさんとともにブツブツ罵りながらも、半分リア充への嫉妬心を原動力として走ることでしょう。
・・・・って、共に罵っていたら、端から見るとその男女と同類??!!アチャー

ハイ、そんな私は無論モテません・・・
Commented by gossy54200 at 2011-06-07 21:19
>ますおさん

15km地点ぐらいまでは、結構ぺちゃくちゃしゃべりながら走っている、みんなでペースを合わせた集団がいましたね。
もっとも、20km過ぎたあたりから、みんな無言になって、そんな集団は消えてしまいましたが。
Commented by gossy54200 at 2011-06-07 21:20
>スムースさん

叩かれたいのですかっっ?!
Commented by gossy54200 at 2011-06-07 21:22
>おかず汁粉さん

もし、オホーツクで、そういうロードに乗ったカップルを見かけたら
全力でブロンプトンパワーで煽ってあげましょう。

あと、遅ればせながらリンク張らせていただきました。

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