2011オホーツクサイクリング(その9)
札幌を出るときに、バスターミナルで会った老人の方に
「小清水の原生花園のところの向かい風がキツイから気をつけろ」と忠告を受けていたが
幸いにも、この日はほぼ無風。
ただ、雨は一時期のザーザー降りはおさまったが、しとしと降り続いている。
まあ、ここまで雨に降られたら、この後30分降ろうが、1時間降ろうが大差はない。
雨のことはあまり気にせずに、鉛色のオホーツク海を左手に見ながら走っていこうではないか。
この日は、人混みの中でIさん、Sさんとはぐれてしまい
おかず汁粉さん、プラプラさとうさんのブロンプトンコンビも発見することができず
常呂からずーっとひとり旅。
でも、別に知らないところを自転車で走っているだけで楽しいので、特に寂しさは感じない。
ちょうどいいペースで進んでいるTREKのクロスバイクにくっつきながら、小清水を目指します。
すると、私の隣にロードバイクの人がすっと現れて
「この自転車意外と走りますねえ、失礼ですがいくらぐらいしたんですか?」と聞いてきたので
「15万ぐらいした」と答えておいた。
そのロードの人は、今度は私の自転車のハンドル周りを見て
「あ、サイコンはつけてないんですか」と言ってきた。
(私はブロンプトンは速度を気にしないでまったり乗る自転車だと思っているので、あえてサイコンはつけていない。しかし、現実の私は、ブロンに乗っているときも全然まったりでないことは、本ブログの読者のよく知るところである)
更に、親切にもその人は、自分のサイコンを見て
「今は27~8km/hぐらいですね。これだけコンパクトなのによく走りますねえ」
と、私の走行ペースを教えてくれた。
うげげ、自分としては7分ぐらいの力で漕いでいると思っているのに、こんなにスピードが出ているのか。
さすが、前の人にくっついて走るとすげー楽だ。
ありがとう、TREKのクロスバイクの人。
いろいろ話し込むと、その方もお気楽小径車が欲しくて、今のところブロンが第一候補とのこと。
私のブロンの走りを見て、ますますブロンに心惹かれたようです。
おお!これはひょっとして、新たなブロン仲間誕生となるのか?
来年は是非一緒にブロンでオホーツクサイクリングに参加しましょう!
さて、心配された原生花園の風ですが
網走からのほぼ無風状態が続き、すこぶる快適な走行。
確かに私は雨男ではあるが、嵐を呼ぶ男ではないのだよね。
しかも、小清水町に入ってからは、雨も上がり、アスファルトも乾いてきたぞ!
よし、時代だ!俺の時代が来た!
テンションがすっかり上がった私は、景色も何も見ないで、狂ったようにペダルを回します。
ああ、せっかくの原生花園の風景が台無しだ・・・。
・・・・・・やっぱり、俺はブロンにもサイコンをつけるべきなのかなあ?
休憩地点、「道の駅 はなやか小清水」。
ここまで、192.3km。
「はちみつ水」と「じゃがバター」が出される。
前日に、Sさんが「小清水で出る『はちみつ水』がいいんだよ」とおっしゃっていたので
どんな飲み物なのかすごく期待したわけなのであるが・・・
・・・うーむ。
やっぱり「はちみつ」には「レモン」入れた方がいいんじゃない?
「じゃがバター」に甘ったるい「はちみつ水」はちょっとミスマッチなのであった。
飲食を済ませ、トイレに行って、その辺をうろうろしていると
昔の職場でお世話になったK副部長発見!
そうそう、昔勤めていた会社の行事で、サイクリング企画があって
私はK副部長のロードバイクを借りて、初めてロードというものに乗ったのであるが
「世の中には、こんなに軽くて快適な乗り物があるのか!」とすっかり感激したんだよな。
K副部長は、私をこの世界にどっぷりはまるキッカケを作ってくれた、命の恩人(?)なのであります。
今やK副部長も定年を過ぎ、悠々自適な生活を送られているようで、いやあお元気そうでなによりです。
握手で再会を喜びます。
また、機会があれば、ツモる話をしながら麻雀でもしましょう!
(まあ、そういう機会はおそらく永遠にないのであろうが)
さあ、路面もすっかり乾いた!
カッパ君もここで御役御免だ。
今まで、雨から私の身を守ってくれてありがとう!
写真ではわかりにくいが、カッパの背中は泥だらけ。
そう、前から疑問に思っていたのであるが
私のブロンプトンは泥除けがあるにも関わらず、雨天走行をすると背中が泥だらけになり
泥除けの役割をさっぱり果たしていないのだよね。
これは、ブロンプトンの泥除け自体がダメなのか?
それとも私のブロンプトンだけの現象なのだろうか?
ブロンプトンユーザーの泥除けに対する、ご意見ご感想をお聞きしたいものです。
ウロウロと周りを見回してみると・・・、おー、やっと見つけられた!IさんとSさん。
やっぱり、今回のオホーツクサイクリングで一番お世話になったお二方です。
最後の小清水~斜里の区間ぐらいは、是非是非ご一緒させてください。
休憩が終わり、IさんのBD-1の後ろにくっついて走り出す。
いよいよ長丁場のオホーツクサイクリングも、最後の20kmを残すのみとなったのであった。
ここまで来ると、なんかゴールするのがもったいないなあって思っちゃうね。
(つづく)
by gossy54200 | 2011-07-19 22:59 | ブロンプトン