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やまめの学校(その2)

その1

そんなわけで、8月8日、月曜日。
豪快に有休をとって行きました、「やまめの学校@札幌」

会場の前田森林公園の駐車場に到着すると
私に「やまめポジション」の存在を教えてくださったまさきさん
私の記事をきっかけに「やまめの学校」に参加したという
ブロガーにとってこれ以上はないというぐらいうれしいコメントをいただいた
siro_pugさんに、早速お会いすることができました。
お二人とも、物腰が柔らかく、いい人そうで安心しました。
これからしばらくの間、よろしくお願いいたします

全体の参加人数は15人ぐらいでしょうか。
皆さん、よさげな自転車に乗っております。
レーサーレーサーしている自転車の中で
クロモリに革サドルなどという、ランドナーチックな自転車に乗っているのは私一人だけで
ちょっと場違いなのではないだろうかという気がしないでもない。

しかし、クロモリだろうが革サドルだろうが、ロードバイクであることには間違いない。
何も引け目を感じることはないのだ。
人類皆兄弟、天はロードバイクの上にロードバイクを造らずの気持ちで
どーんと堂城先生の講義に耳を傾けることにした。

まず最初は、柔軟性のテストから始まります。
堂城先生曰く
自転車に筋力は必要ない!重要なのは足首と股関節と肩甲骨の柔軟性である!」とのことだ。
その理由については後述するが
ここでわかったことは、予想通り私の体は老人のように固いということだった。
さすがバリバリの硬派でブイブイ言わせてきた私だけのことはある。

むむ、体の固い私には、自転車は無理なんだろうかと軽く落胆したが
後で、柔らかくするストレッチの方法を教えてもらい
これなら時間をかけて柔軟性を鍛えれば何とかなるのではないだろうかという、希望の光が見えた。
(具体的な方法については「PNFストレッチ」を検索ワードにして、興味のある方は調べてみてください)

さて、この後、実際に自転車に乗って、堂城先生にポジションをチェックしてもらいます。
やまめの学校(その2)_a0156548_22543450.jpg

さすがに本を読んで研究してきただけあって
「骨盤を倒す」「背中を伸ばす」という基本的なポジションは、そこそこできているとのことだ。
おー、おー、あらかじめ予習しておいてよかったよ。

ただ、ハンドルの持ち方について、堂城先生から
「ハンドルのもっと遠くをもってごらん」とアドバイスをいただいた。

私はハンドルを持つとき、ブラケット部分を下の写真のように持っている。
恐らく、大抵のロード乗りは、リラックスポジションではこんな感じで持っているのではないだろうか。
やまめの学校(その2)_a0156548_22581427.jpg

これをハンドルのギリギリ遠くのところまで、手を伸ばすことにした。
やまめの学校(その2)_a0156548_22593482.jpg

う、うわ、何じゃ?この足が勝手に回っていく感覚は。

ちょっと手の位置を伸ばしただけで、力を入れなくても、びっくりするぐらいペダルが回転していくぞ。

さて、ではなぜ手が伸びると、ペダルはくるくる回るのか?
堂城先生のおっしゃっていたことに、私なりのアレンジを加えて説明していきたい。
(もし、「これは違う!」と思う方がいたら、力の限り訂正してください)

背中を伸ばす「やまめポジション」では、腕を伸ばすと自動的に頭の位置が前に出る。
この頭がポイントだ

≪ポイント≫
頭の位置を前にすると、足が回る



では、なぜ頭の位置を前にすると、足が回るのか?

ここで四つん這いの姿勢になってみましょう。

まず、手の位置を膝に近い位置に持っていきましょう。
そして、その体制から片脚を後ろに蹴り上げてみましょう。
どうでしょう?
蹴り上げるとき、どのくらい足に力が入っていたでしょうか?
この感覚をちょっと覚えておいてください。

次に、手の位置を思いっきり前に出します。
このとき背中は丸めてはいけません。背中をピンと伸ばします。
そうすると、自動的に頭が前に出ていきますね。そこがポイントです。

さあ、今度はこの体制で、片脚を後ろに蹴り上げます。
どうだったでしょうか?
明らかに手を前に出した時の方が、スムーズに蹴り出すことができるはずです。

この後方への蹴り上げのスムーズさが、足が回る秘密だと思います。
後方にスムーズに足が行くので、下死点の位置が時計で言うと7時~8時ぐらいの位置になり
引き足を使わなくても、くるくると勝手にペダルが回っていくわけだ(・・・と、多分思います)

そんなわけで、「やまめポジション」では
できるだけ手を遠くに伸ばして、頭を前に持っていくことが肝心なのです。
(堂城先生曰く、頭をステムの上に置くぐらいのポジションで25km/h程度、頭をハンドルの上まで持っていくぐらいで35km/hぐらいは出るとのことです)

そして、背中を倒しこんで、手を遠くに伸ばして、頭を前に出すポジションを維持するために
結局は柔軟性が大事になってくるというわけなのです。
さあ、筋トレをする暇があったら、これからはストレッチをするぞ。

午前の講義が終わって、いよいよ午後、堂城先生にハンドルとサドル位置の調整をしていただきました。
さあ、堂城先生にいじってもらった私のロードバイクは、どのように生まれ変わったのか?
乞うご期待。

(つづく)

by gossy54200 | 2011-08-10 23:44 | ロード  

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