2011北海道マラソン(その3)

その1 その2

12時10分、号砲の合図と共に、2011北海道マラソンは始まった。

TVのマラソン中継を見ると、スタートと同時にランナーが勢いよくスタートしていくが
あんなものはTVに写っている前方のひと握りのエリート選手だけである。

その他大勢である我々は、スタートの号砲が鳴っても、大渋滞で歩くことすらままならず
ちょぼちょぼと小幅で歩いて、おっ、やっと走り出したかと思ったら、また前がつかえて歩き出し
そんなことを3~4回繰り返して、やっとスタートラインに着いたよう~と思ったら
テレビカメラはすでに1km以上先を映し出しているのであって
完全にテレビカメラに無視された、我々市民ランナーはやってられないのであった。

北海道マラソンのスタート位置は、陸連の登録とか持ちタイムの関係で
先頭からA~Hまでのブロック単位で並んでいくことになっている。
参加申請時、ハーフで2時間そこそこの記録しか持っていなかった私は
問答無用で情け容赦なく、最後尾のHブロックに陣取らされたのは言うもでもない。

スタートラインをまたぐまでの時間、4分56秒。
言うまでもなく、最終的な記録はこのロスタイムの分も換算される。

やっとスタートだと思ったが、やはり大渋滞には変わらず
通勤ラッシュのごとく、ランナーがずらーっと並んでいて、思うように身動きがとれない。

まずは幌平橋を渡って、中の島通りを走ります。
この辺はゆるい上り。
というか上り以上に、うじゃうじゃ状態のランナーで身動きが取れず
まるで自分のペースで走れない。
「うわー、このペースじゃあ、最初の5kmで足切りされるんじゃないか」
などと恐れていたが、最初の1kmの入りは6分15秒ぐらい。
あれ?自分の感覚よりも全然遅くない。
むしろ、首都圏の通勤ラッシュ状態のおかげで、ハイペースになるのを防げてありがたいぐらいだ。
よし、このペースで、5kmまではウォーミングアップをしていこう。

3kmぐらいから下りに入ります。
ここで少しスピードを上げましょう。
まだ、走り出しで少し体に違和感があるというか、エンジンがかかってこない。
少し足裏が痛いかなという気もしたが、そんな我慢できないほどではない。
気にせず走り続けることにしよう。

5km通過。タイムは34分51秒(スタート~5kmのラップタイムは29分55秒)。
足切りまで5分の余裕あり。
よしよし、ほぼキロ6分と計画通りの走りだ。

そして、5kmの給水所。
予想通りだが、ものすごい混雑だ。
最初の作戦通り、給水は無視して
自分の持ってきた水を3~5分おきぐらいになめるようにちびちび飲んで、マイペースで走っていく。
給水所の混雑で他のランナーが止まっていることを利用して
少しでも前に出ることで、精神的にも優位に立てる。
今のところ、マイボトルで水を持つ作戦は成功であると言えよう。

そんでもって、塩飴補給。
おお、これで汗とともに失われた塩分がみるみるうちに復活していくぜ!
・・・なんてことはないのであるが、きっとこれが終盤になるにつれて徐々に効いていくのであろう。
5kmごとにこまめに塩飴を舐めていこう。

平岸街道から南7条大橋を渡って、石狩街道に入ります。
幹線道路の車道の真ん中を堂々と走るのが気持ちいい。

8km地点を過ぎ、コースは創成トンネルに入ります。
やった!トンネルだ!これで太陽の光から開放されて、涼しい日陰を走ることができる。

・・・などと思った私がバカでした。
空気の逃げどころのないトンネルは、もあっとした熱気が漂い
しかも、数時間前まではビュンビュン車が走っていたわけで、排気ガスが残っている感じで、空気も最悪。
うわー、こりゃあしんどいわ。
トンネルええわ、はよ地上に戻せや。

地上に戻る。
くわぁーっと直射日光が照りつける。
うわー、こりゃあしんどいわ。
地上はええわ、はよトンネル戻せや。

結局、どこを走ろうが地獄ということがわかったので
パワージェルを一個補給しながら、覚悟を決めて、前に進んで行きます。
渋滞も緩和され、体も徐々にエンジンがかかってきていい感じ。
SUPERヴァーム効果だろうか?

10km通過タイム、1時間3分15秒(5~10kmのラップタイム28分23秒)。
いい感じでペースが上がってきた。
このペースで行けるとこまで行ってやろうじゃないか。

10kmを過ぎた辺りから20kmぐらいのところまでが一番気持ちよかったですね。
千歳のときと違って、観衆は途切れることはないし
さすがに北海道最大のマラソンイベントだけあって、テンションが上がるなあ。
いやあ、まさか自分がテレビで見ているだけのレースに出るなんて
つい一年前までは考えたこともなかったよ。

北24条通、新川通と走っていき、琴似栄町通に入ります。
よしよし、ここからは普段の私の練習コース。
自分の家の庭を走るような感じで気分良く走っていきます。

15km地点。
右手に目を移すと、おーおー、ゴスペルのYM嬢とNO嬢がいるではないか。
応援ありがとうと、思いっきり手を振って私の存在をアピールするが、まるで気づく気配なく
私の存在は完全空気。

すると、今度は左手から

「gossy!!」


と大きな声が聞こえてきた。

おお、AD氏が水を持って私を待っているではないか。
YM嬢とNO嬢に存在をアピールするために、思いっきり右の方に寄って走っていた私であったが
ここでギュイーンと蛇行して、左側のAD氏の方に走っていき、水を受け取った。
AD氏の声で、やっとYM嬢とNO嬢も私の存在に気づいたようであり、何よりであった。
AD氏、YM嬢、NO嬢、応援ありがとうと共に
ギュイーンと蛇行して、私のそばを走っていたランナーに迷惑をかけて申し訳ありませんでした。

AD氏からもらった「命の水」をボトルに移しかえ、余った水は首に巻いた「ひんやりタオル」にかける。
心配された暑さも、今のところはこまめな給水&塩飴補給と「ひんやりタオル」で何とかしのげている。
この「命の水」で、必ず最後まで走り抜いてやるぜ!

15km通過タイム、1時間31分50秒(10~15kmのラップタイム28分35秒)

(つづく)
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by gossy54200 | 2011-09-01 22:38 | ランニング | Comments(2)  

Commented by takatixyan at 2011-09-02 16:05
完走おめでとうございます。
「gossy!!」ってなんか、
かっこいい声援ですね。
まるで外国人かミュージシャンみたい。

Commented by gossy54200 at 2011-09-02 22:15
スムースさん、ありがとうございます。

「ごっしー」とか「ゴッシー」ってのはちょっとマヌケな気がするので
横文字を使ってカッコつけてみました。

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