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雨のセンチュリーラン深川(その2)

その1

すっかり25kmまでのアップダウンでやられていた私ですが、ここからは折り返しまで平坦コースで、走り的には楽チン。
「無名橋」などという名前の橋なんかあって、「もっとマシな名前つけてやれよ、かわいそうだろ」と思うぐらいの心の余裕があった。

しかし、しかし、やってきたのだよ

雨が。

一気にザーッと来ましたね。
「うわあ、こりゃあたまらん」と始めのうちは思ったが、全身ずぶ濡れになると、もうどうでもよくなりますね。
雨の中のサイクリングと言えば、2年前の黒松内キャンプのときを思い出すなあ。
あれと同じぐらい、ここからは悲惨なサイクリングとなった。

国道275線に入って、折り返し地点の多度志へと向かいます。
ここからは32~33km/hペースでかっ飛ばす。
いや、もう、サイクリングはいいので早くゴールに着きたいのよ。
まだ折り返し地点までも到達していないのに、気持ちはすでにゴールに向かっていたのであった。

ただ、Ave25km/hレベルの私が30km/h超で走れるということは、これは追い風参考記録なんだなあ、復路が思いやられるなあと思っていたら、先頭の人とすれ違います。
ここで32kmぐらい。
ということは、先頭は折り返しを過ぎて8kmぐらい走っている計算になるから、私が32km走っているうちに48km走っていることになるのか。
すげーよ、俺の1.5倍の速さだよ。
どんなエンジン積んでいるんだよ。

多度志の集落が見えて、折り返し地点の案内が見えてきた辺りで、でかつさんと遭遇。
復路も頑張ってください。
というか、俺も頑張れよという話もあるのだが。

折り返し地点到着。
ここまで1時間25分ぐらいで、平均速度は27.6km/h。
雨のセンチュリーラン深川(その2)_a0156548_2245287.jpg

バナナ半分と、水をもらって、ついでに実家から持ってきた「マルセイバターサンド」で補給。
しまった、口の中がパサパサする。
もっかい水飲もう。

ゆっくり休んでkaraさん来るまで待とうかなあなどという余裕もなく、2分ぐらい休んですぐ出発。
ただ、再スタートして、すぐにkaraさんとすれ違いましたので、ほとんど差はなかったのですね。

こっからはひたすら「ひとりガマン大会」。
一応、何台かの自転車とはすれ違ったのですが、それぞれ黙々とゴールを目指しているという感じで、楽しむとかそんな余裕のある雰囲気ではなかったですね。

もう、坂が辛いとかそんなことを考える余裕もありません。
ただ、アスファルトを滝のようにたたきつける雨の中、水をバシャバシャ跳ねながら走ります。
こんな悪天候の中でも、コース誘導をしていただいた方々、ありがとうございました。
さぞかし、我々より辛かったことでしょう。

最後の坂を越えて、深川の市街地が近づいてきたときの安堵感は筆舌に尽くしがたい。
オホーツクサイクリングや美瑛センチュリーライドのときは
「ああ、もうゴールかあ、もったいないなあ。もっと走りたいなあ」
などと思っていたが、今回に関しては、心の底から「ゴールまだぁ(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン」という思い以外はなかったね。

ゴールです。自転車はびちょびちょ。私もびしょびしょ。
雨のセンチュリーラン深川(その2)_a0156548_22181745.jpg

ゴール後のお楽しみは豚汁。
雨のセンチュリーラン深川(その2)_a0156548_2220285.jpg

これが冷え切った心と体に、ずしんと染み入った。
豚汁を作って下さった皆様、ありがとうございました。
このご恩は一生忘れません。

まずは撤収!撤収!ということで、会場から150mぐらい離れた駐車場へと自転車を押しながら歩き、自転車解体→輪行袋コクーンに詰める→着替えと済ませる。
着替えるのに適当なスペースがなかったので、人がいないしいいだろうということで、駐車場で堂々とフリチンになったことは内緒にしてくれ。

でもって、でかつさんkaraさんに別れの挨拶をしようと、会場駐車場に向かったときは、すでにでかつさんは帰られていました。
でかつさん、ご挨拶ができずに失礼しましたm(__)m。
また、どこかのセンチュリーランでお会いしましょう。

そんなわけで、karaさんに挨拶をして撤収。
遠路はるばるお疲れさまでした。
また、オホーツクサイクイングでお会いしましょう。

車を運転します。
うう、寒い、寒すぎる。
手がかじかむよ。
スマホでTwitterするとき、手が震えるよ。
っつーか、こんなときにTwitterなんかしている場合じゃないだろ。

まさか6月の半ばに車のヒーターを全開にするとは思わなんだ。
近くの温泉に行こうかなあと思ったが、贅沢な私は仮眠室つきの健康ランド形式の風呂を好むので、三笠の太古の湯までガマン。
(運動した後は、すこし横になってゆっくりしたいのだ)

太古の湯に着いたときは、そこそこ温まっていたのだけど、仮眠もしたいので風呂だ、風呂。
ザッパーン。
ああ、生き返る。
きっと私は、この生き返り感を味わうために、大雨の中自転車に乗っていたのだな。

極楽、極楽。
間違いなく今回の風呂は、私の中で2012年No1の風呂であった。

んで、後は実家で飯食って、札幌帰って、自転車掃除しておしまい。
(というか、チャリはまだ掃除が完了していないのだが)

あいにくの天気でしたが、本大会を運営して下さった北空知サイクリング協会の皆様ありがとうございました。
また、天気のよいときに参加したいですね。
ゴール後の豚汁は最高でした!

≪記録≫
総走行時間 2時間55分9秒(私の時計での記録、3時間切れて満足)
実走行時間 2時間51分23秒
走行距離 77.01km(センチュリーランってマラソンと違って距離がアバウトなんだよな)
平均速度 26.9km/h
最高速度 49.1km/h

≪その他感想≫
・去年の紋別でもいた小径車の人が今回もいましたね。相変わらず速かったです。ブロンプトンでハーフセンチュリーもやってみたいのですが、私だと遅すぎて運営に迷惑がかかるからやめた方がいいだろうなあ。
・雨になってわかったタイヤの力。MAVICのイクシオン、一見つるつるなのにすげーグリップしてるぜよ。ザフィーロじゃ危なっかしくて走れたもんじゃなかっただろうなあ。いいタイヤは、スピードだけではなく安全も買えるのね。
・平地でエアロバー握って颯爽と私を抜かしていく人を見ると、「いいなあエアロバー」と思っちゃうのだが、クロモリ自転車にエアロバーってどうよ?なんて思っちゃったりもする。でも、一度どんなものか使ってみたいなあ。速くなるのかなあ。

・どんなことがあっても、雨具はきちんと用意しておけよ、俺。

(このシリーズ終わり)

by gossy54200 | 2012-06-18 23:01 | ロード  

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