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2012オホーツクサイクリング(その2)

その1

そんなわけで、私のオホーツクサイクリングは、一足先に名寄から始まったわけであります。

名寄から興部までは国道239号線をひたすら行けばOKなのですが、肝心の国道239号線がどっから始まるのかわからない。
私は方向音痴のくせに、こういった道の下調べをきちんとやらないで、「あー、やっぱり迷子になっちゃたよ。ハハハ」と喜ぶ変な奴である。

名寄駅からは北へ行く道と南へ行く道があり、「よーし、ここは南だ」と、篠沢教授に全部という気持ちで南の方に進路をとった。
するとあっけなく、「国道239号線はこっちだよ」という案内があったので、後は案内に従って一直線に行くだけである。
ありがとう、篠沢教授。
いや、教授は全然関係ないだろ。

名寄の駅前は商店街もあって、そこそこ開けていた感じであったが、5分も自転車を走らせると、いい感じの田舎道になる。
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道北の大自然を堪能しながら、農村地帯を自転車で走ります。
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空はどんよりと鉛色、時たまポツポツと雨粒を感じます。
やだなーとは思うが、走行には支障のない程度。
道はほぼ平坦で、交通量も少なく、快適なサイクリングです。

まずは下川の町まで向かいましょう。
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下川町突入。こっから晴れてきましたね。
よしよし、いい感じだ。
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あれ、下川町に入ったのに、「上名寄」と地名に名寄がついているぞ。
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おいおい、名寄って入っているんだから、名寄市に入れてやれよ!
どうして上名寄は名寄から追い出されて、下川町に入っているんだよ。
イジメだ、これはイジメだ。
名寄市に入れてもらえなかった、昔の上名寄の人々の無念さをかみしめながら自転車を走らせる。
大丈夫だ、キミ達は不当な圧力を受けて名寄市から仲間外れにされたかもしれないが、立派な名寄人であることは間違いない。
「上名寄」という地名を誇りに思って、実際は下川町民かもしれないが、名寄市民のスピリットを持って、いじけることなく、これからも上名寄の人々には頑張って欲しい。
別に上名寄で、誰一人見かけたわけでもなかったのだが、私は上名寄の人々が大好きで、これからも上名寄の人々の味方である。
上名寄に幸あれ。

尚、上の文章は私の推測で勝手に書いているので、事実は上名寄の方から「へーんだ、もう名寄なんか出て行ってやる。今日からは下川の人間になるもんね!」と喧嘩をふっかけているかもしれないが、ま、その辺はテキトーに流してやってください。

上名寄のバス停。駅名標があるのは、国鉄「名寄本線」が走っていたころの名残ですね。
鉄道もないのに、跨線橋があっちこっちにあっておかしいなあと思ったら、そういうことだったのか。
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さて、上名寄を過ぎた辺りから、どうも足取りが重い。
んでもって、頭がボーッとする。
ふらふらして具合が悪い。

うげげ、やっぱり風邪の調子はイマイチなのね。
体は正直だ。

こっから下川の市街地を過ぎると、天北峠という、まあ斜度はそうでもないが、標高300mぐらいの峠がある。
この体調で峠越えは大丈夫なのだろうか。
仮に大丈夫だとしても、次の日からの本番のオホーツクサイクリングに体力を残しておくことができるのだろうか。
そんなことを30秒ぐらい考えて、決断した。

自走は下川でやめだ!バスに乗る。

そんなわけで、根性なしの私は、わずか15kmちょっとで雄武までの自走を断念し、バスで楽をすることを選んだのであった。
Twitterで「雄武まで走る」と宣言しといて、このザマか。
ま、こういうヌルいサイクリングを選択することができるのも、ブロンプトンならではだな。

下川町の市街地に入ります。
途中、セイコマでスポーツドリンクと菓子パンと大福餅をゲット。

連続交通事故死ゼロ1998日かあ、あと2日遅ければ2000日の瞬間を見れたのになあ。
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写真ではわかりにくいけど、気温は26.4℃と25℃超えてたのね。
もっともこの温度計は、数秒の間に1℃ぐらい平気で変化する、なかなか信頼のおけない温度計だったのだが。
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そりゃあ長袖のパーカーじゃあ暑いわな。
ひょっとしたら、軽ーい熱中症にかかっていたのかもしれん。
ロクに水分も摂ってなかったし。
名寄できちんとドリンクをゲットしておくべきだったんだよ。

そんな自分の準備不足を嘆きつつ、バスターミナル方面に自転車を走らせます。

おお、スキーのジャンプ台だ。
このジャンプ台でたくさん練習して、葛西や伊東大貴は世界へと羽ばたいていったのだな。
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最近、日本スキージャンプ陣は低迷しているが、このような小さい町でしかほとんど競技している人がいない現状じゃあ、しょうがないよなあ。
人口3500人ぐらいのマチに、世界を背負わせるのは厳しいものがあるよ。

かつて下川駅だったところにバスターミナルはあります。
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廃駅を利用した、一見普通のバスターミナルに見えるかもしれないが、このバスターミナルが、世にも恐ろしいバスターミナルなのであった。

(つづく)

by gossy54200 | 2012-07-13 21:07 | ブロンプトン  

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