第3回グランフォンド摩周参加記(その1)
第3回グランフォンド摩周。
今までは距離がネックで参加しにくかった道東圏のイベントも、釧路に引っ越してからは参加しやすくなりましたわね。
当然、その分、道央圏のイベントに参加するのがめんどくさくなってくるわけですが。
まだ、歴史の浅いイベントですが、距離も手ごろですし、上りごたえのある峠もありますし、エイドの食べ物はいいものが出てくるという話ですし、ゲストライダーに堂城賢さんがやってくるということですし、まあ、いっちょ参加してみようじゃありませんか。
ということで、このイベントに出るにあたり、摩周湖への峠、美幌峠と入念に試走を重ね、さあ準備はバッチリだと思ったのであるが、天気予報がパッとしない。
ずーっと雨予報で、2日前になって晴れ予報になって、「やったぁ」とぬか喜びはしたがいいが、前日に再び雨予報となり、失意のどん底にうちのめされたのであった。
私もいい大人なので、てるてる坊主をつるすとか、そういう非科学的なおまじないに頼ることなく、運命のときを待ちます。
ちなみに、私は子供のころ絶望的な運動神経で、運動会のたびに雨天中止を願ったのであったが、この年になって、ようやく運動会を楽しみにする子供の気持ちがわかるようになったのであった。
当日。
5時に起床します。
まあ、すげー霧でしたね。
霧だけならいいのですが、雨もちょろちょろと降っております。
さすが、霧の街の釧路の本領発揮というぐらい、出鼻をくじく朝なのであった。
準備して、6時に釧路を出発します。
100m先の信号も満足に見えんような霧で、まいりましたな。
こっから70kmぐらい離れている弟子屈は、どんな天気なのかしらん。
標茶町に入って、霧はなくなり、雨も降っておらず、路面もドライとなって、かなりテンションが上がった。
これは弟子屈に向けて、期待の持てる天候だ。
セブンイレブンで朝飯補給。
更にぶぉーんと車を走らせて北上します。
弟子屈町に入ったとたんに、雨が降ってきましたよ。
どういう嫌がらせなんだ。
ああ、やっぱり予報通りなのね。
雨の中走らなければならないのですね。
と、ちょっとブルーになったところで、7:30ごろ、会場である摩周観光文化センターに到着。
ゼッケンにネームを書いて、リュックに取り付けます。
リュックの中にはレインウェアとか補給食を入れていたのだが、これは最初っからレインウェア着用しなきゃいかん空模様ですな。
んで、自転車を車から出して組み立てようと思った瞬間に、どしゃ降り。
参加賞で温泉の入浴券をもらったことだし、もう風呂入って帰りたい。
しかし、5分もすると、雨は小降りになったので、おとなしく自転車を組み立てます。
雨天走行に備えて、ドロヨケもつけますよ。
ドロヨケの詳細については、後日、別記事で。
今回もフラットペダル+スニーカーで。
以前、サイクルイベントに出たとき、ビンディングシューズを忘れ、大変なことになってしまったが、もうシューズに気を使う必要はないのである。
フラットペダル万歳。
あ、でも、シューズカバー代わりのコンビニ袋を捨ててしまったよ。
コンビニ袋を靴にかぶせておくと、そんなに靴も濡れなくてすむのだが。
いかん、これは靴ぐちょぐちょの刑確定だ。
雨天走行なんて、こういうイベント時でない限りしないもんだから、どうも準備が甘いのう。
あまりテンションの上がらない中、開会式会場へ。
ぼっち参加だと、暇な時間のつぶし方に困りますね。
名簿見ても、誰一人知り合いいないし。
8:30から開会式、相変わらず雨しとしとで、ちっともテンションは上がらないが、ゲストライダー堂城さんの挨拶で、「今日は楽しみましょう!」と激を飛ばされ、ちょっと走ろうかなあって気分になる。
一応、目標スピード別に区分けされており、「25キログループ」と「20キログループ」を選ぶことができた。
うーん、久々のイベントだし、20キログループでのんびり行こうかなあ。
…なんて、出発3分前ぐらいまで思っていたが、雨は容赦なく降り続けており、「さっさと走って、さっさと帰りたい」とネガティブな気分になり、25キログループに変更。
まあ、ついていけなかったら、そのときどうするか考えよう。
さて、スタートラインにつくか。
ところが、ここでアクシデントが。
なんと、先導ライダーの堂城さんの自転車がパンク。
レースのように、予備のホイールが用意されているというようなことはなく、堂城さんはパンク修理の間、走ることができなくなってしまったのであった。
おいおい、誰が先頭走るねん?
かくして、笑顔の堂城さんに見送られるという、予想だにしない展開で、9時ちょうどに、グランフォンド摩周のスタートが切られたのであった。
(つづく)
by gossy54200 | 2015-06-01 21:29 | ロード