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さようならGIOS弟号

私はGIOSのクロモリフレーム車を2台所有していた。
一台はつい先日グランフォンド摩周でも活躍したロードバイク「FELLEO号」であり、もう一台は、シングルギアのドロップハンドル車「STILO号」である。

ひょんなことより、P^^さんより譲っていただいた「STILO号」であったが、どうもこれが思ったより使い道がない。
ギアがないから、坂の多いところは走りたくないし、タイヤはロードと同じで23Cと、街乗りに使うにはちょっとデリケートな感じで、ちょい乗りにも向いていない。

一時期、固定ギアにしたときもあったが、私には固定ギアは合わないようで、生命の危険を感じ封印してしまった。
やはり固定ギアが楽しめないと、この手のバイクは使い道がないなあと。

部屋にGIOSのクロモリが2台並んでいる姿は壮観であったが、やはり自転車は乗ってナンボだ。
私は飾りのために自転車を所有しているわけではない。

更に最近MTBを購入したことで、ますますGIOS弟号の立場はなくなり、白状すると釧路に来てから1mmも乗っていないし、これからも乗る場面はないような気がした。

P^^さんには申し訳ないなあと思ったが、これ以上部屋のインテリアにするのは、GIOS弟号に対してもっと申し訳ない。
やはりこういう自転車は、固定ギア愛好家に乗ってもらってナンボのような気がする。

売却する前に一枚写真を撮っておこうと思ったが、それをすると名残惜しい気持ちが高まり、決心がにぶりそうな気がしたので、えいやっとリサイクルショップに行った。
このリサイクルショップまでの道のりが、釧路に来てからの、最初で最後のGIOS弟号とのサイクリングだ。

ショップに到着し、自転車を売る旨を告げた。
ほとんど乗っていないのにも関わらず、と言うかほとんど乗ってないのがよかったのだろう。
思ったよりも高い値でGIOS弟号は売れたのであった。

しかし、お金を手にしても、満足感はなかった。
これでよかったのだろうか?
どうにかして乗る機会は作れなかったのだろうか?
GIOS弟号に対して、きちんと活躍の場を与えることができず、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。

さようなら、GIOS弟号。
ごめんなさい、GIOS弟号。

たった1年ちょっとの付き合いだったが、キミと一緒にサロベツ原野で過ごしたことは一生忘れないよ。

さようならGIOS弟号_a0156548_20504313.jpg


新しい持ち主と共に、釧路湿原でも大活躍してくれよ!
GIOS弟号よ。

ごきげんよう。

by gossy54200 | 2015-06-08 20:56 | 自転車  

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