2015別海パイロットマラソン参加記(その5)

その1 その2 その3 その4


さて、17.5km地点で出すものを出し切って、一点の曇りのない、晴れやかな状態で走り出したと思ったら、1kmちょっと走っただけで、第2弾の波がやってきやがった。
これは一体どういう嫌がらせなのか?

朝飲んだ「飲むヨーグルト」が悪かったのか?
それとも、前日まで、3日前に作った鍋の中に入れっぱなしのカレーを食べ続けたのが悪かったのか?
あるいは、前日、「カレーにはナンだろ!」と100円ショップで買った「ナンの素」でナンを作ったとき、オーブンレンジで焼く時間が足りず、ちょっと粉っぽかったかもしれない。

私のテキトーな食生活を考えると、下痢の原因はいくらでも思いつく。
しかし、ここで重要なのは犯人探しではない。

今、この現状をどうするかだ。

確か20km地点にトイレがあったはずだから、あと1kmは持つだろうと、さっきよりはちょっと楽観的に、尻の穴に力を入れながら、テケテケと走っていた。
経験というのは人を強くする。
2度目のピンチでは、さほど動じなくなったのだ。

20km地点到達。
ここまで1時間42分54秒。
走りにあまり集中できてないので、1kmのラップタイムは5分33秒と遅め。
15km~20kmのラップタイムは29分15秒と、15kmまでのタイムに比べ5分近くかかっている。
まあ、事情が事情だし、しゃーないわな。

さて、給水とかもありますが、まずはトイレです。
先ほどと同様に、簡易トイレは一つしか設置されていませんが、運よく空いていたのでありました。

中に入り、至福のひとときを過ごします。
しかし、そんな私の静寂タイムを乱す奴がいた。

ノックの音がけたたましく聞こえ、「早く、早くぅ~」と切羽詰った声が外からする。
わかる、気持ちは痛いほどよくわかる。
しかし、私もいろいろ格闘している真っ最中なのだ。
本当に申し訳ない。
何とか2分以内に闘いを終えるよう、前向きに善処するので、ご不便おかけしますが、少々お待ちいただけますか?

戦いは無事に終わった。
後は水に流し、何事もなくレースに復帰するのみだ。
ん?
んん?

水が流れん!

これは非常に困った。
しかし、待っている人もいるし、私も可及的速やかにレースに復帰せねばならぬ。
テキトーにトイレットペーパーをドバドバ入れて、物体が見えないようにして、最低限やるべきことはやったということにしておこう。

ドアを開けて、「お待たせしました」と声をかけたが、ドアの外には誰もいなかった。
きっと待ちきれないと、他の場所へ移動したのだろう?
私のせいで、トイレが使えなかった方の運命は、どうなったのだろうか?
その結果は知る由もない。
多分、このブログを読んでいないことと思いますが、20km地点でトイレを待っていた方に、心よりお詫び申し上げます。


「大」問題を解決し、ふっと冷静になる。

はあ、終わったか。

終わったな。

サブ3.5の夢は終わった。

などと、自分の記録のことしか考えていない脳みそが語りかける。



そこで

バカモーン!

と、第二の人格の脳みそが渇を入れた。

まだ、レースは半分も終わっていないじゃないか!
ここであきらめてどうする!
過ぎたことは過ぎたこととして、また、ここから頑張ってゴール目指さんかい!


渇を入れられたところで、とあるランナーに話しかけられる。

「お、ドラえもんですか?普段の大会でも仮装で走ってるんですか?」
「ハイ、たくさんの応援がもらえますので、ちょっと目立つように走ってます」

そうなのだ。
自己記録という点では、もう多くは望めないが、それでもドラえもんとして一生懸命走って、沿道の皆さんに喜んでもらえることはできる。
心を無にして、今できることをしっかりやろうではないか。
さあ、余計なことは考えず、がむしゃらに走り出そう。

21km通過タイム、1時間50分54秒。

ここから、ハーフマラソンのスタートを切るつもりで、残り半分、折れない心でやっていこう。

つづく
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by gossy54200 | 2015-10-17 23:32 | ランニング | Comments(0)  

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