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俺チャレ2016~日本一長い普通列車に乗るために300km以上自転車を漕ぐ男の熱いメッセージ(その13)

輪行編
その11 (滝川駅にて)
その12 (滝川~富良野)

前日は南富良野から富良野に行くのに樹海峠を通って行きましたが、JRは樹海峠は通らずに、峠の南にある「かなやま湖」を経由して、南富良野へと向かいます。

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さすがに3時間以上も普通列車に揺られて飽きてきたので、行きと違う風景を味わえるのは新鮮でよいね。

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なんか知らんけど、湖が見えると、「アヒャオ」とテンションが上がるなあ。
1200kmのブルベでは、この辺通るのかあ。
自転車で釧路~滝川でも十分しんどかったのに、札幌から根室の納沙布岬に行って、そっから折り返してからのかなやま湖なんて想像もできないね。
ブルバーの皆様のご健闘をお祈りいたします。

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幾寅駅到達。
この辺りは眠気との戦い。

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落合を過ぎたら、いよいよ狩勝峠に入ります。
上り勾配になっていくにつれて、ディーゼルエンジンの音がゴゴゴゴゴと力強くなってきます。
全く昔の人はこんなところに線路を通すなんて無茶なことをしたもんだ。

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富良野までめっちゃいい天気だったのに、狩勝峠からいきなり霧がかかって、どんよりした天気になってきましたね。

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なぜか知らんが、狩勝峠越えた辺りから、あんまり眠くなくなってきた。
滝川で飲んだ眠気覚ましドリンクがようやく効いてきたか。

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峠を下ってPM0:52、新得駅到着。

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昭和の国鉄時代を思い出させるようなホームの案内だね。

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石勝線との分岐駅なので、人口7000人ぐらいの町の割には立派な駅です。

新得と言えば「そば」ということで、わずか5分の停車時間の間に途中下車して、駅そばをゲットして持ち込んでいた人がいたなあ。
そうか、そういう手があったか、今度その戦法を使ってみよう。
その今度は永久に来ないと思うけど。

ああ、そばうまそうだなあと思いながら、新得駅を発車。

こっから先は石勝線経由の特急列車も併走するところです。

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いくら特急列車優先とは言え、こんな駅でもなんでもない信号所で、列車待ち合わせのため10分ぐらい突然停車するのはいただけない。
これは私を眠らせようとして、JRが仕掛けた罠に違いないが、こんなことぐらいで俺は寝ないぞ。

列車は帯広へと近づくにつれ、高校生が大量に乗り込んできます。
休みなのに、部活とかで高校生も大変だねえ。

大量の高校生の乗車により、この「日本一長い普通列車」は、単にマニア御用達の列車ではなくて、日常の足としての役割もあるんだなあということに気づかされる。
私は旅などの非日常的な空間の中で、こういった日常的光景を垣間見るのが好き。
特急列車や高速バスでは、こういったローカルな日常感は味わえない。

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PM2:11、帯広駅到着。

わたしゃ、「乗り鉄」のクセして、あんまりJRの切符のルールのことはよくわかっていなく、「列車というのは一度乗ったが最後、目的地の駅まで改札を通り抜けてはいけない」と思い込んでいたのだが、普通列車でも100kmを超える区間の切符では、途中下車は自由なんだね。
30分ぐらい停車時間があるので、改札を抜けて、駅周辺をうろうろすることにします。

改札で駅員さんに「帯広 途中下車」と書かれたハンコを切符に押してもらって、つかの間の列車からの自由を味わいます。
ああ、この開放感はすばらしい。
5時間ぐらい列車の中に缶詰にされると、ちょっとした時間の下車でも、一皮むけたような開放感と清潔感を感じるのであった。

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釧路と人口規模は同じぐらいなんだけど、駅前だけ見ると、帯広の方が都会のように感じるな。
というか、釧路駅前が寂れすぎているという話もあるが。

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1996年に高架化して、立派な駅舎になりました。
なんかつい最近、リニューアルしたばっかと思っていたら、もう20年も経っていたんだなあ。
年を取ると、「つい最近」だと思っていたことが、「思ったより昔のこと」と気づかされることが多い。
そのうち老人になったら、グリコ森永事件とか、ペレストロイカとか、そういったことも「つい最近」と思うようになるのだろうか。
つーか、グリコ森永事件の犯人って、結局誰だったんだろね。

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前日は25度を超える夏日だった帯広も、この日は打って変わって14度と、震えるような寒さであった。
欽ちゃんの仮想大賞基準で言うと、不合格ですね。
ポッポッピポパロパロパポピポピポピッ!カーン~!
ポワァーーウーーーーーーーーン・・・・・
仮装大賞の不合格音って、何であんなに切ないんだろうね。



さて、帯広の駅前も十分堪能したし、そろそろ列車に戻るか。

つづく

by gossy54200 | 2016-07-14 22:11 | ブロンプトン  

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