第5回グランフォンドきよさと参加記
日程がせたなライドやオホーツクサイクリングと被ったため、去年と比べ参加者が減ってるんじゃないかと思いましたが、むしろ去年よりも参加者が増えていて、地味ながらも、着実にこのイベントが地域に根付いてきているものと思われます。
それ以上に、オホーツクサイクリングの参加者が700人を切ったことに寂しさを感じたのだが。
新しくできたばっかりの施設、「きよーる」で開会式。
太鼓の演奏があったり
ゆるキャラ「きよっぴ」が現れたりして、開会式は終わります。
「きよっぴ」は一見元気そうに見えますが、階段の上り下りには付き添いが必要なぐらい老化が進んでおり、過疎のマチはゆるキャラにも高齢化の波が押し寄せているのかと、暗澹とした気持ちになった。
6月の北海道の週末は雨ばっかりでだな。
ロードに乗るのは一ヶ月ぶりなわけよ。
最近読んだ宮澤崇史氏の本に影響を受け、発作的にサドルを下げて後ろに引いて、ポジションをいじってみた。
これがどのように走りに影響するのか?
ちなみにこの本は立ち読みしただけで買ってません。
さて、157.5km走ってきますか。
前回はコースの最後の方だった裏摩周への激坂が、今回はいきなりのっけからやってきます。
去年はインナーローでへろへろになった激坂も、今年はギア2枚余しで余裕がある。
ポジションをいじった効果というよりは、体力の消耗度の違いのように思われる。
着きました。
今年は霧で湖は全く見えず。
裏摩周の激坂で、ああ、今年のコースの一番キツイところは終わったなどと、そんな風に考えていたときもありました。
今年のコースは裏摩周から、中標津の養老牛温泉へと進み、そっから開陽台へと向かいます。
しかし、その開陽台に行くまでのラスト1kmが鬼のような激坂なこと。
Max15%ぐらいはあったんじゃないでしょうか?(裏摩周でMax8%ぐらい)
私の前の人は、蛇行戦法を使いながら、えっちらおっちら上っておりました。
苦労して到達した開陽台はいいものでしたよ。
開陽台は初めて来ましたが、展望台から360度、どこを見ても地平線が見えることに、道東の広大さを感じました。
まだまだ私の知らない北海道はたくさんありますね。
展望台を降りたら、道はどこまでも真っ直ぐでした。
道東最高!
ほんで、開陽台からは国道244号線に出て、そっから根北峠へ。
大した峠じゃないだろうと、たかをくくっていましたが、なんのなんの結構しんどい峠でした。
今回は基本ずっと曇っていたのですが、根北峠の上りのときだけカンカン照りって、それどういう嫌がらせ?
恐怖は根北峠の下りでやってきました。
下っていると、いきなり後輪がフレだしてきて、ハンドルがガタガタと上下に震えて、全然制御が効かん。
ホイールをアクシウムに替えてから、下りが怖く感じたことはなかったのだが、久々に下りの恐怖を感じた。
私の挙動不審なホイールの動きを見て、スタッフライダーさんに「ホイールすごく振れてましたけど、大丈夫でしたか?」と心配されたレベルだったからな。
途中でサイコンのセンサーが緩んで、激しくカランカランとスポークと干渉したのが原因かもしれません。
前日、どうもサイコンのセンサーが緩いなあと締め直したはいいが、私の人並みはずれた低い工作能力では、かえって緩さに拍車をかけただけの結果に終わったのであった。
頭来たので、サイコン自体をクビにして、取り付けの簡単なフロントフォークセンサー固定のサイコンに切り替えたのであった。
2ヶ月ぐらいですぐ電池切れるレベルまでサイコン自体劣化していたので、この戦力外通告は妥当であったと言えよう。
ローラー台使わんし、ケイデンスなんて見ないし、CATEYEのワイヤレスで一番安い前輪測定タイプので十分だ。
ちなみに、ホイールは後日一晩ショップに入院させて、完全復活いたしました。
丈夫さと安定性がとりえのアクシウムなのであった。
振れ振れホイールで、最後の方はテンション激低の私でありましたが、最後、清里町内の真っ直ぐな道には心が洗われる思いでした。
私のひねくれた曲がった心までもが、真っ直ぐになったような気分でした。
このイベントは、毎年コースが変わるので、飽きなくていいですな。
完走後のお楽しみはピザとソフトクリーム。
今年も十分満喫させていただき、スタッフの皆様には感謝感謝なのですが、私自身、正直、この手の「おいしいもの食べていい景色見て、みんなで仲良く走りましょ」的なイベントに飽きつつあります。
知り合いいるといいんだけど、ぼっち参加だと、ちょっとキツイね。
今後は達成感を得るために、ブルベ路線に鞍替えしようかしらと思ったり思わなかったり。
と言うか、その前にまず美幌だな。
ごきげんよう。
by gossy54200 | 2016-07-20 22:38 | ロード