ランニング足袋「MUTEKI」を試してみる

先日「ゼロベースランニング」について書いていきましたが、この本の著者である高岡尚司さんと、足袋メーカー「きねや足袋」が共同開発したランニングシューズがあります。

それが、世界初と言ってもいいであろう「ランニング足袋」である「MUTEKI」である。

[無敵]MUTEKI 【ランニング足袋】伝統職人の匠技が創り出すランニングシューズ《008-muteki-黒》

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「無敵」というのは大胆なネーミングであるが、果たしてこの足袋を使うことによって、私は無敵になれるのか?
実際に買ってみて試してみることにしました。
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これはシューズじゃなくて「足袋」ですね。
想像以上にペラッペラな外観です。
こんな靴下に毛が生えたようなもので、まともに走ることはできるのか。

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靴裏はこんな感じ。
本格的なランニングシューズに比べると、クッション性は皆無で、ペラッペラのゴムである。
本当にこんなショボ…、いや簡素な作りのシューズが「無敵」なのか?

実際に履いてみます。
うげげ、何じゃこりゃキツいぞ、キツ過ぎる。
爪先には余裕があるのだけど、厚みというか、高さがないので足の甲がなかなかシューズに入っていかないのである。
本当に「無敵」なのか?これ?

どうにかこうにか履くことができました。

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見ての通り、親指と人差し指のところが割れているので、ソックスを履くときは5本指ソックスじゃないとダメですね。
本当は裸足の状態で履くことを推奨されているようですが、親指と人差し指の間が擦れて痛いんじゃないかって気がしたので、まずはソックスを履いて様子を見ます。

横から見たらこんな感じ。

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まあ、とにかく軽いですね。
しかし、ちょっと歩いただけで、足の裏にじかにじーんとダメージが来るような感じで、ホントにこんなので走れるのかなと。

とは言え、走ってみないことには始まらないわけで、釧路の誇る巨大体育館「湿原の風アリーナ」のランニングコースで「MUTEKI」の威力を試してみました。

《最初の2km》

ドタドタする感じで、シューズからの反発力は全くなく、「なんてひどいシューズなんだ!無敵どころが、ちょっと小太りのおばはんにも負けているレベルじゃないか!足の裏も猛烈に痛いし最悪だ!」
キロ6分を超えるペースでしか走れず、こんなんで走ったら辛いだけで、すぐ怪我するなあぐらいにしか思わんかった。
まあ、いかに普段シューズの力でラクに走れているのかと痛感しましたね。
シューズの反発力は偉大です。

《5kmぐらいから》

苦痛に顔をゆがめながら走っていましたが、5kmぐらいから痛さが麻痺してきたのか、そこそこ走れるようになってきましたね。
「かかと着地」と「拇指球で蹴る」ということをしないで、「足裏全体を使う」ことを心がければ、そんなに痛くないかなあと。

《8km過ぎから》

ようやくこのシューズのよさがわかってきた!
ポイントは

足のアーチを最大限に利用すること

である。

この感覚を言語化するのは難しいのだが、着地するときに「足のアーチのふくらみを感じる」ことが肝なのである。
すると「ポーン、ポーン」と足裏全体でバネを感じるように走ることができ、ストライドも広く取れて、キロ5分ペースで軽やかに走れるようになりました。
「無敵」までは行かないが、普通のシューズと遜色のない走りができるんじゃないか!
見直したぞ「MUTEKI」!

みやすのんき先生の本や、ゼロベースランニングで書かれていた足のアーチの「トラス機構」「ウインドラス機構」の偉大さがおぼろげながらわかってきたのであった。
本を読んだときは、正直何のことかさっぱりイメージがつかめなかったんだがな。
偉大だ!偉大すぎるぞ、ヒトの足が本来備えもったウインドラス機構よ!

※ ここで間違ったことは書きたくないし、本の引用をするのもめんどいので、「トラス機構」「ウインドラス機構」については、本を読むなり検索するなりして調べてください。あしからず。


んなわけで、最初はかなり苦痛でしたが、最後はシューズにも慣れてきて、なんとか10kmを走りきることができました。
足裏感覚を磨くには、これ以上の教材はないんじゃないでしょうか。
変な走り方をすると足裏が痛くてやってられんわけだから、いやでも痛くない走り方を身につけようとすることでしょう。

ただ、こいつを常用したいかと言えば「うーん」ですね。
体育館とかの室内を走るにはいいかもしれんが、これで細かい凹凸を拾う外は走りたくない。
あと、上にも書いたが、シューズの厚みがなく、足の甲の部分がキツい。
甲の部分だけではなく、指の部分もキツく感じ、9km過ぎた辺りから圧迫された親指の爪が痛くなってきた。
これで長距離走ったら、爪が持たんなあと。
もうワンサイズ大きいのにすれば解決するような気もするが、指先の部分は長さ的には少し余裕があるので、これはシューズそのものの構造的な問題なのかもしれない。


一回履いただけで評価をくだすのもなんなので、もうちょい使い込んでみて、どのように走りに変化が見られるのか、故障はしないのかということを検討していきたいと思います。
まあ、値段も5000円ちょっとと高いものではないので、ベアフットランニングに興味を持っている方は、一度どんなもんか試してみるのもいいんじゃないでしょうか?

ごきげんよう。

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by gossy54200 | 2017-02-07 21:52 | ランニング | Comments(2)  

Commented by pen at 2017-02-11 16:28 x
MUTEKIにも興味はありますね~。
でももうワラーチ履いていますし、それでいいかな^^;
ワラーチに使うビブラムシートは、厚さ5mmなんです。
どちらがイタイでしょうね(笑) ただ、ワラーチだと爪の痛みは当然皆無となりますしウインドラス機構も妨げません。
じゃあいいことだらけ?かというと・・・。 なんか私の場合これで故障が治った(腸脛靭帯)のと悪くなった(両股関節)のがありますので、もうしばらく評価を続けます。
あそれとワラーチでインドアってまだやってなくて、もしかしてNGかもしれませんね。(裸足も)
Commented by gossy54200 at 2017-02-11 23:59
ワラーチもいいかなあと思いましたが、かかとのホールド感が欲しかったので、MUTEKIにしてみました。
しかし、思ったよりも足先が窮屈だったのが誤算でしたね。

さてさて、ゼロベースランニングで、「大転子意識」のフォームを心がけているのですが、確かに股関節に負担のかかるような走り方のような気がします。
ここ数日、じんわりと右股関節に痛みを感じますね。
股関節の柔軟性がない状態で、足の付け根からピッチを広げるような走りは危険なのかもしれません。
もう少し走りこんでみないと、良し悪しはわかりませんね。
ストレッチなどの体作りを含め、オフシーズンのうちに色々試していきたいものです。

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