ブラケットエアロポジションを試してみる

美幌デュアスロンまで残りわずかとなってしまったわけだが、一向に自転車が速くなる気配がない。
とは言え、今から頑張ったところで劇的にパワーが上がるわけではないので、ここは少しでも空気抵抗を少なくして、速度のロスを減らす方向で考えていこう。

正直、空気抵抗なんて30km/hを超えてからの世界だと思っていたが、土井雪広さんの本によれば

時速20km/hもあれば、フォームによる空気抵抗の差はわかる

とのことらしい。

土井雪広の世界で戦うためのロードバイク・トレーニング

土井 雪広/東京書籍

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じゃあ、一体どうすれば空気抵抗が減るのか?
それは「エアロフォームの確立だ!」ということで、ちょっと昔の自転車雑誌を物色してみた。
kindle unlimitedはバイクラやサイスポが読み放題なので重宝する。

2015年12月のバイクラに、なかなか興味深い記事が載っていた。

BiCYCLE CLUB (バイシクルクラブ)2015年12月号 No.368[雑誌]

BiCYCLE CLUB 編集部(編集)/エイ出版社

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特集の「楽して走る5大テクニック」ってタイトルが、いかにも怠け者の心をくすぐりますよね。
「このクスリで10kg減量」とか「この財布を持てば大金持ちになれる」とか「この指輪で憧れの異性がゲットできる」とか、そういう怪しい広告に見られる安易さが、うさんくさく思えるタイトルだ。

で、この特集の中で

フォームで時速30kmが楽にだせるようになる

と、平均時速25kmちょっとの私としては飛びつきたくなるような記事があった。

この記事によると、時速30kmに必要なパワーは135Wと、そんなに高くない。
普段ジムで使っているスピンバイクで、私は大体140Wぐらいの出力で漕いでいる。
となると、やはりパワーではなくて、フォームの改善が大事なのではないか?

ということで、「空気抵抗を減らせるラクなフォーム」として、以下の図のようなフォームが紹介されていました。

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ポイントは以下の2点です。

・ブラケットポジションのままで肘を90度近くまで曲げる。
・手首と肘の高さをそろえる。

うーむ、文字で書いていることと上の図が見事に一致してませんね。
まあ、私は絵心がないので、こんくらいで勘弁してください。

でもって、本には書かれていませんが、私は前腕をハンドルに乗せるようにしています。
なんとなくその方がラクだからで、特にこれと言った理由はありません。


さて、この「ブラケットエアロポジション」を試してみました。
その結果、なんと巡航速度が10km/hもUP!、峠道もラクラク、宝くじにも当たり、女にモテモテ!

…なんてことがあるわけもなく、まあ、ちょっと向かい風のときの失速が少なくなったかなぐらいの変化です。
世の中そんなうまい話などあるわけがありません。

ただ、このフォームの副産物として、空気抵抗以外の点で

上半身(特に頭)がぶれなくなった

というのは、かなり大きいですね。
そうか、上半身は力入れなくても自転車は前に進んでいくんだと。
逆に言えば、今まで無駄に上半身を動かして、なんたる力の無駄遣いをしていたのかと思いました。
肘を曲げることの重要性は、西加南子さんの本にも以下のように書かれています。

「肘の屈伸は地面からの衝撃に対するショックアブソーバーの役割を果たし、頭の位置をぶらさないことにもつながります」

より速く、より遠くへ!ロードバイク完全レッスン 現役トップアスリートが教える市民サイクリストのトレーニング法 (SB新書)

西 加南子/SBクリエイティブ

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ただ、この姿勢だと、どうしても腕がキツイですね。
特に上腕三頭筋がプルプルします。
以前、やまめの学校の堂城賢さんの、こんもりした上腕三頭筋を見せていただいたことがありますが、自転車乗りが鍛えるべき筋肉は、力こぶである上腕二等筋ではなく、その裏側の三頭筋であると実感しました。

向かい風の抵抗軽減と、上半身の安定を目指して、ブラケットエアロで精進します。

ごきげんよう。

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by gossy54200 | 2017-08-11 21:44 | ロード | Comments(2)  

Commented by pen at 2017-08-12 09:13 x
ブルベ中、向かい風でたまーにやるんですよ、ブラケットエアロっぽいポジション^^;
 でも・・・すぐに腕が疲れますw なのでわたしも前腕をハンドルに乗せています。
おそらく、腕の力も体幹の力もあったほうがいいのでしょうね。 速い人って腕の荷重があんまりないのでしょうか。
Commented by gossy54200 at 2017-08-12 22:24
確かにこのポジションは腕が疲れますよね。
前腕を乗せてラクをするのはいいのですが、これだと荷重がハンドルにかかってしまい、その分ペダルにかかる荷重が減るのでしょうね。
できるだけ、どっしりとハンドル荷重にしないようには心がけていますが。
むしろ体幹で支える意識が大事なのでしょうかね?

最近、土井雪広さんや宮澤崇史さんなどの本を読んで、ポジションやペダリングについて改めていろいろ考えています。
考えること自体は面白いのですが、なかなか実践に結びつかないですね。
ロードバイクはランニングよりも難しく、奥が深いものだと思います。

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