ブロンプトンで佐渡のトライアスリートを応援してました(その2)

その1

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新潟からジェットフォイルが出て、小一時間ぐらいで佐渡島に到着です。

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フェリーターミナルの両津港では、佐渡おけさの人が「ようこそ、佐渡へ!」と出迎えてくれます。
ただの人形だけど。

そんでもってブロンプトンで走り出したい気持ちはやまやまなのだが、まずはブロンプトンをフェリーターミナルに置いて、足慣らしに軽くランニングすることにした。


ランニングでは思わぬ土砂降りの雨に遭い、どうなることかと思ったが、両津港に戻ったころには雨がやんでいて、ブロンプトンを走らせるには支障がない。
さあ、ついに今回の旅でブロンプトンを持っていった本領を発揮するときが来たのであった!

今までひた隠しにしていたが、今回の旅の目的は、知人が佐渡のトライアスロンのロングコース(国際A)に参加しているので、それの応援のためなのであった。
一応、応援用のバスが大会本部で用意されているが、そんなものに頼るのはつまらない。
どうせなら、トライアスリートの苦労をほんのちょっとでも味わいながら、折りたたみ自転車の機動力を生かして、神出鬼没に応援するのが筋というものじゃないだろうか?

レースは朝の6:00から始まっているのであるが、最初のスイムは海の中だし、はっきり言って陸の上から見たところで、誰が誰だがさっぱりわからないので、応援していてもつまらない。
ということで、スイムは応援しなくてもいいだろうということで、バイクから応援活動を始めることにしたのであった。

佐渡トライアスロンのバイクコースは以下の通りです(公式HPより拝借)。

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国際Aでは島一周を190kmぐるっと回る感じですね。
にしても、自転車で島一周するだけでも大事業だと言うのに、その前に4km泳いで、更に自転車のあとにフルマラソンが控えているわけですから、想像するだけでも恐ろしいですね。
美幌の10kmラン+80kmバイク+10kmランごときで、ひいひい言ってる場合じゃないですよ。

でもって、コースの高低図はこんな感じです(これまた公式HPより拝借)。

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ポイントは2つですね。
まずは、56km地点の岩谷口からのところにある上り坂(通称「Z坂」)。
そして、161km地点の小木から続く、Z坂よりもキツイと言われている激坂である。

バイクの応援のポイントとしては、平地や下りでは、バイクはかなりのスピードで走っていて、あっと言う間に見えなくなってしまうので、割合スピードの落ちる上りの方が、じっくり選手を応援できてよい。
でもって、どうせ応援するなら、選手にとって一番苦しいところの方が応援のしがいがあるだろうということで、小木からの上り坂のところで応援することに決めました。
もし、自分が選手だったら、こういうところで応援されたらうれしいなあと思うわけで、自分がされたいことを人にやってみたらどうなるかということを実験してみます。

というわけで、こんなコースで小木方面へと向かうことにします。

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距離にして、大体40kmぐらいでしょうか。
まあ、ブロンプトンの速度でも3時間あれば間違いなく到着するでしょうから、のんびり行きましょう。

まずは県道65号線をひたすら進みます。
3kmぐらいすすんだところで、また雨に降られたので、屋根のあるところで雨宿り。

んでもって、ここでiPhoneをチェックしようとポケットから出すと、電源が切れていて、電源ボタンを押してもまるで電源が入る気配がない。
おかしい、島に到着したときは80%ぐらい電池が残っていたのに、これはどういうことなんだ?
ズボンのポケットに入れていたので、きっと雨が影響したのかなあと、今となっては思うわけだが、この時点で私はかなり狼狽した。
なぜなら、佐渡の地図はPDFファイルに落として、全てiPhoneの中に入れていた状態だったからである。
見知らぬ地で、地図を頼りにできないのは、かなり厳しい展開である。

とは言え、所詮は狭い佐渡島だ。
きっとテキトーに行けば、「小木」と書かれた看板があって、それを頼りに進んでいけばなんとかなるだろう。
こうなることも予想して、私は小木までのルートを事前に頭に入れていたのだ。
さすが私だ。

もっとも小木までのルートは「県道65号線をひたすら道なりに進み、国道350号線にぶつかったら、そっからひたすら南下する」と、小学生でも3分で覚えられるような単純な道のりなのであるが。

道の問題はいいとして、こうやってブログを書いている身としては、道中の写真が一切撮れないというものは困ったものだね(カメラも完全にiPhone頼りだった)。
せっかく佐渡の海岸線の魅力を余すところなく伝えようと思っていたのに、非常に残念だ。
わたしゃ、ライトなiPhoneユーザーなので、今までモバイルバッテリーの必要性を全く感じなかったのであったが(旅行時もホテルで充電すれば事足りていた)、やはりスマホユーザーにとってモバイルバッテリーは必需品なんだなあと思ったのであった。

そんなわけで、写真ゼロで、文章だけで佐渡の様子を伝えていきます。

8年前、佐渡の海岸線を一周したときは、コンビニすら見かけることなく、一体どこに人が住んでいるんだろうと思ったが、佐渡の内陸部はそこそこ人がいるのですね。
途中「セーブオン」というコンビニがいくつかあった。
私が見た限り、佐渡にはセーブオン以外のコンビニは存在せず、まあ、セーブオンは北海道で言うところの「セイコーマート」的存在なのであろう。
離島でも店を構えているセーブオンに幸あれ。

途中、そこそこ大きいドラックストアがあって、薄皮パンが20%引きで売られていたので、昼飯として補給。
わたしゃ、佐渡に来ても、本当に食に無頓着な男だなあ。
せっかく佐渡に来たからには「ブリカツ丼」ぐらいは食いたいなあと思っていたが、思っていただけで、どこで食えるとか、そういう情報は一切調べていなかったのであった。
ちなみにブリカツ丼は、玉井雪雄氏のマンガ「じこまん」で覚えた。
「じこまん」読むと、佐渡に行きたくなりますよ。

じこまん 1

日本文芸社

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国道350号線に出ました。
こっからトライアスリート達が、私の進む方向とは反対方向にバイクを走らせます。
真野の市街地では、応援の人もそこそこにいましたね。
応援の人たちは、選手と反対方向に進む、16インチのちっこい自転車を見て、何を思ったことか。
ついでに選手の人たちも、反対方向を激チャリするブロンプトンを見て、何を思ったことだろうか。

海岸線に入ると、スプランディッドなビューがスプレッドします。
思わずルー大柴語を使いたくなるぐらい、海はとびぬけて碧く、空は果てしなく青く、「ああ、佐渡に来てよかったなあ」という風景が広がります。

でもって、釧路を出るときは、あれだけ「ダルい」と思っていたブロンプトンの走行感覚が、急に気持ちよく感じます。
そうだ、うっかりしてた!

ブロンプトンのよさは、チョイ乗りではなくて、距離が長くなってから味わえるのだ!

こんな、今までのブロンプトン生活で、イヤと言うほどわかっていたことをすっかり失念するぐらいに、私はブロンプトンから遠ざかっていたのであった。

ブロンプトンは、やはり普段使いの自転車ではない。旅に出てナンボだ。よそ行きの自転車なのだ!

道はアップダウンが激しくなってくるが、それとはうらはらに、こっちはようやくブロンプトンと一体化して、旅が楽しくなってくる。
反対方向から、レースのためにびゅんびゅん走るロードバイクやTTバイクも美しいが、こうやって、メーターもつけずに無目的に走るブロンプトンも、また美しい。

ああ、いい。
すごくいい。
全てよい。

佐渡最高!

ブロンプトン最高!

このまま、どこまでも走っていたい心境であったが、今回の目的を忘れてはいけない。
小木からの坂の途中に陣取って、トライアスリートを元気づけようではないか!
こんな応援ボードを持って。

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昔、大阪マラソンを走ったとき、「その痛みは脳の仕業」とか書かれたボードを見て、「せや!せや!」と思ったもので、こういうボードを見れば、一番苦しい坂も乗り越えられるのではないかなあと。
もっとも小心な私のことなので、「錯覚のわけねーだろ!ざけんな、ボケ!」と、ボトルを投げつけられたらどうしよう、なんてことを3%ぐらいは思っていたわけですが。

さすがに、こんな応援バスも来ないようなところで、応援している阿呆は私一人である。
しかし、一人でも多くの人を元気づけられればいいなと思い、恥ずかしさ90%の中、ヒルクライム中のトライアスリートに声をかけようと決意したのであった。

つづく

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by gossy54200 | 2017-09-17 23:06 | ブロンプトン | Comments(2)  

Commented by pen at 2017-09-18 11:39 x
ロングディスタンス! ガチのやつですねすごい~。
応援でもなんかドキドキしますなぁ^^;

ちなみにごしさん、応援では声も出すのですか?
Commented by gossy54200 at 2017-09-18 22:00
佐渡のロングはアイアンマンよりも制限時間がシビアですからねえ。
バイクのコースは皆生のコース(140km)より高低差はキツくないようですが、このくらいの距離まで来ますと、そういう問題でもないですね。
この後にフルマラソンが控えていると思うだけで、ガクガクブルブルものです。

応援の様子については、次回でと言うことで(引っ張ります(笑))。

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