2017つくばマラソン参加記(その3)

その1 その2

8時45分ぐらいに、スタート地点のDブロックに整列します。
もっとたくさん人いるかなあと思いましたが、思ったよりも前の方に並べましたね。
「まあ、ウェーブスタートだから無理して早く並ばんくてもいいか」とでも皆さん思っていたのでしょうか。

肌が露出しているところに、今回の秘密兵器「タプソール8」をちょこっと塗りましょう。

【第3類医薬品】タプソール8 20g

雪の元本店

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おお、これは確かに熱を持つ!
塗ったところがかっかするような感じだ。

と言うか、むしろ熱いよりも痛い。

温シップを貼ったような感覚というのが、一番わかりやすい表現でしょうか。

9時になって7度まで気温が上がったことと、人混みに紛れていたために、そんなに寒さは感じませんでした。
むしろ慣れないスマホケースを左の二の腕につけて、「こんな重たいの腕につけて走るのか。42.195km持つのだろうか」という不安の方が大きかったような気がします。

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筑波大学構内は、いちょうが色づいていましたね。
北海道と1ヶ月ぐらい季節がずれている感じでした。
とは言え、スタート前の緊張感でいちょうに思いをはせている余裕などありませんでしたがね。

緊張感と言えば、さっきトイレに行ったばかりなのに、また小便がしたくなった。
走っているうちに残尿感は薄れてくるだろうと、気にしないようにしたが、人間というものは「気にしないでおこう」と思うと、余計気になるものである。

9時にABブロックの第一ウェーブの皆さんがスタートしました。
そっから、私のいるCDブロックの第二ウェーブの時間まで5分あったのですが、すぐに時間が過ぎたような気がします。
残尿感で気が紛れていたのがよかったのでしょうか。

9時5分、いよいよ、スタートの合図が切られました。
スマホのストップウォッチを起動させて、スマホケースに放り込みます。

スタートロスは43秒。
思ったよりもスムーズなスタートです。
スタートラインを過ぎてからも、前に進めないというレベルの渋滞ではありません。
これは行ける!行けるぞ!と、ずんずん前に出て行きます。
ウェーブスタート最高。

500mぐらい進んで、スマホケースに目をやると

画面は真っ黒で、何も映っていませんでした。

そうなのです。
スリープモードに入って、画面がロックされてしまったのでした。
「ああ、どうしてスリープモードを解除しなかったんだ」と、後悔すること0.2秒。
そんなことより走ることが大事なので、とにかく前に出ます。

時間が見れないことにちょっとあせりは感じましたが、ここは百戦錬磨のワタクシです。
すぐに気持ちを切り替えました。

大抵のマラソン大会では、計測マットのある地点に大時計があるから、そこでタイムをチェックできるはずだ!

まあ、5km毎にタイムチェックできればそれでいいでしょう。
とにかく、目標である「キロ4:40ペース」に上げていきましょう!

周りの流れに従って、かつ、自分にとってそんなに苦しくないペースで進みます。
果たしてこれが目標ペースなのかわかりませんが、自分を信じて突き進むしかないでしょう。

2km手前のところで、私と同じく北海道から参戦しているラン仲間toneさんの後姿が見えました。
声をかけて先に進みます。
4年ぶりぐらいの再会でしたが、私のことを覚えてくださっていてなによりです。

toneさんは、今回のつくばでサブ3.5を目指しています。
そんなわけで、「ああ、今、私はサブ3.5以上のペースでは走れているんだなあ」と大いに安心しました。
自分のペースは間違っていない!
toneさんに会っていなければ、不安な気持ちがずっと続いていたことでしょう。
このペースをひたすらキープという方針で進んで行きます。
toneさんに本当に感謝感謝です。
ちなみに、いきなりネタばれすると、toneさんは今回のつくばで初サブ3.5を達成いたしました!
おめでとうございます。

最初はアームカバーをつけて走っていましたが、3kmぐらいのところで戦力外通告を下します。
ウォーミングアップはおしまいです。
大学構内を出て、一般道に入ります。

4kmでちょろっと舐めるように給水。
気温が低く快適なので、夏マラソンのように全ての給水で補給しなくてもよさそうです。
「フルマラソン=北海道マラソン」のイメージがある私にとって、気温が低い中でのフルマラソンはなんて快適なんだろうと思いました。

そして、5km地点。
遠くに計測マットが見えてきます。
いやー、今まで時間がわからんくて不安だったけど、やっとタイムをチェックすることができるというものだ。
待ってろよ!計測マットの大時計。

計測マットを踏みます。
辺りをキョロキョロ見回します。

あれ、時計ないぞ。

まあ、落ち着け。
確か北海道マラソンでも5km地点に時計はなかったではないか。
10km、20km…と、10km毎に時計があったではないか。
そうさ、つくばも10km地点までは時計はおあずけパターンだ。
10kmまではこのペースで淡々と刻んで行こうではないか。

※ 5km通過タイム 24:12(ラップ23:29) 目標25:30に対し、マイナス1:18

と、これは完走後にもらった記録証を見ながら書いているわけで、当然、この時点で自分のタイムなどわかるわけもなく。
他の参加者のブログを拝見すると、「筑波山が見えてきれいだった」とか書かれていますが、わたしゃ山があったことすら気づかんかったわ。

前半の作戦は、「流れには乗るけど、無理はしない程度に」。
余裕を残して着いていけるなあという集団に、コバンザメのように張り付きます。
あんまり脳を消費しないように、周りの風景を見て脳に刺激を与えたり、考えごとをして脳を疲れさせないようにしていたために、この辺りの記憶はほとんどなし。
自分の手と足の動きに、それこそ「没頭」していた感じです。

さてさてさて、10km地点が近づいてまいりました。
計測マットが見えて、ついに念願の大時計とのご対面のときです。
いやー、今何分ぐらいかなあ。
47分ぐらいで走っているとうれしいなあ。

10km地点到達です。

大時計なんかねえぞ、バカ野郎。

どうなってんだ、つくばマラソン。
計測地点に大時計も設置することができないぐらい貧乏なのかよ。
つくばマラソンのキャッチフレーズは「マラソンを科学する」であるが、記録狙いの「意識高い系ランナー」の多いつくばでは、「まさか時計忘れるバカはいないだろう。大時計なんていらねーいらねー」と、大時計は科学されなかったんじゃないのだろうか。
何が「マラソンを科学する」だ。バーカバーカ。

などと、上品な私に似つかわず、罵詈雑言が頭の中を渦巻いたが、罵詈雑言が渦巻いたところで1秒も速くなるわけではないし、なにより脳みそが疲れるので、そういう考えはさっさと追い出して、ひたすら走りに専念することにした。

※ 10km通過タイム 47:11(ラップ22:59) 目標48:50に対し、マイナス1:39

そんなこんなで、あっという間に15km地点が近づいてきました。
何せ、記憶がほとんどないので、あっという間だったということにしておいてください。
そう言えば、いつの間にか尿意はぶっ飛んでいたようだな。
やはりスタート前の尿意は緊張から来る錯覚であったのだろう。
さすがにここまで来ると、大時計に対する期待はマイナス30%ぐらいになっていました。

※ 15km通過タイム 1:10:19(ラップ23:08) 目標1:12:10に対し、マイナス1:51

15kmの給水を利用して、パワージェルをぐいっと。
にしても、コースはど平坦で、風も弱く本当に走りやすい。
走りやすいのだが、そろそろ左腕についている邪魔者が気になってきた。
そう、何も役に立たないスマホケースのことである。

これ思ったより腕締め付けられるなあ。
こんなのつけてると、また別海のように35km過ぎてから腕振れなくなるんじゃないか。
などと、ネガティブな考えがぐるぐる頭を回ってきたので、発作的にスマホケースに戦力外通告を下すことにします。

スマホケースを外して、スマホ取り出して、ランパンのポケットに入れようかなあと。

ポロリ

思いっきり、私はスマホを落としてしまいました。
くーっ、時間もったいないけど、ここでスマホを見捨てるともっともったいないということで、取りに戻ります。
後続のランナーの皆様、ご迷惑をかけて申し訳ありませんでした。

10秒ぐらいのロスで復帰。
スマホケースは捨ててもいいのだが、2400円がもったいないので、ゴーインにランパンのポケットにねじ込みます。
オールスポーツで自分が走っている写真見ると、ランパンのポケットがパンパンでみっともなかったですね。

20km地点が近づきました。
もう私は悟りを開いているので、大時計のことなど1mmも考えていません。

※ 20km通過タイム 1:33:19(ラップ23:00) 目標1:35:30に対し、マイナス2:11

それでも、私には一縷の望みがあった。

せめてハーフ地点には大時計があるのではないだろうか

と。

うん、あるに決まっている。
今まで参加したフルの大会で、ハーフ地点に大時計のなかった大会はあっただろうか。
公認レースでない千歳ですら、大時計があったはずだ。
まさか公認レースのつくばで大時計がないなんてことはないだろう。

(余談ですが、私が初めてフルに参加した千歳で、ハーフ時点の大時計を見て、「ああ、俺、高橋尚子がフル走るよりも遅いタイムで、やっと半分か」と打ちひしがれたことを思い出します。あまりのショックに、それから8年間、私は走ることを放棄していました)

ハーフ地点通過!
さあ、時間は何分だ?


やはり、大時計はありませんでした。


もう、ゴールまで大時計はないものと完全に覚悟を決めて、走るしかないわけですね。
これで25km地点で不自然に大時計があったら、それはそれで「なんでやねん」と面白いけど(もちろんありませんでした)。

気を取り直して、給水所でアミノバイタルPROを摂ると共に、ポケットからスマホを取り出してタイムチェックします。
あー、指紋認証めんどくせー。

画面に現れた数字は

「1:39:xx」

を示していました。

目標の3時間20分切りに対して、若干の貯金があるようですが、そんなに余裕はありません。
残り半分もこのペースで行くしかないなと、腹をくくりました。

※ 実際のハーフ通過タイム 1:38:27(多分、給水とかのロスで、タイムチェックしたときに1分近く遅いタイムになっていたと思います)

つづく

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by gossy54200 | 2017-12-02 12:26 | ランニング | Comments(0)  

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