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2011北海道マラソン(その6)

その1 その2 その3 その4 その5

再び新川通に入り、もうゴールは完全に見えてきた。
千歳のときは、あまり土地勘がなかったので36km地点を過ぎても
あとどれだけ行けばゴールなのかという具体的なイメージがさっぱりつかめなかったが
ここは、慣れ親しんだ地元札幌である。
あとは、北大構内を通って、道庁前を抜け、大通西8丁目のゴールを目指すだけだ。
具体的なゴールがイメージできるのは、精神的に心強い。

ところが、精神的には心強かったのであったが、肉体的にはボロボロだった。
とにかく足の甲が痛い。
すげー痛い。
とてつもなく痛い。
よくわからんが、きっと「リスフラン関節」を痛めたに違いない。
「リスフラン関節」が具体的にどこを示すのかはよくわからんが
確か足の指が集まっているところのどこかのような気がした。

「内転筋痛」や「坐骨神経痛」なんかと違って、「リスフラン関節炎症」なんて言うと
カタカナで何だか偉そうだ。
「太もも挫傷を乗り越えて完走」って言うのよりは
「リスフラン関節の炎症を乗り越えて完走」って言う方が、大事業を成し遂げたんじゃないか
そんな気がしてならないのである。

そんなわけで、泣く子も黙る「リスフラン関節炎症」と勝手に自分で診断をつけながら
北大構内に入った。
この辺りは、痛さのあまりにほとんど記憶がない。

あとどのくらいのペースで走れば、どのくらいのタイムで完走などと考える余裕はなかった。

とりあえず思ったことは
「武蔵短大前の女学生が可愛かったなあ」ということと
「40km地点に着いたら歩こう」ということぐらいであった。

北大構内は緑に囲まれて、涼しげに感じた。
相変わらず沿道にはたくさんの人がいる。
でも、もう沿道の声援に手を振るとか、そんな余裕はない。

うつろな表情で、ストライドがまったく伸びなくて、不自然にピッチだけ速い
「早送りゾンビ(ゆげ氏命名)」として、キャンパス内をさまようのみなのであった。

40km地点到達、タイムは4時間4分24秒(35~40kmのラップタイム35分42秒)。
トイレタイムのことを考えると、まだ、キロ7分未満で走れている。
早送りゾンビ走法の賜物である。

「ああ、ここまで来たら4時間20分以内を目指したいなあ」
「沿道の人たちがよってたかって励ましてくれるので、ここで歩いたらカッコ悪いなあ」
もうええわ、こんな苦しいことはよ終われ!

などの気持ちが支配して、40kmで歩くという計画はやめることにした。
恐らく3番目の理由が一番強かったように思われる。
もう、沿道の観衆や他のランナーのことなどどうでもいい。
「ただ自分が楽になりたい」
それだけのことしか思えなかった。

北大構内を出て、ヨドバシカメラの横を通り、旧道庁赤レンガ前に向かう。
もう完走は間違いないが、うれしいとかそんな気持ちは全くない。
残り2km弱の距離を、沿道の声援を楽しみながら走ろうという気持ちも全くない。

とにかく早く終わってほしい。

ひたすら腕時計をチラチラ見ながら走っていたが
もう、4時間20分切りまで、キロ何分で行けばいいかなんて計算する能力は私にはない。
そのときの私は「5-3=1」とか「2×8=28」なんてことをやらかしかねないぐらいの思考能力しかなく
ヘキサゴンに出たら里田まいと共にヒーローになれるんじゃないかと思った。

旧道庁前の広場に入る。
BB(日ハムのマスコット)とドーレ君(コンサドーレのマスコット)と知らないマスコットの人形が並んでいた。
恐らく最後のマスコットは、レラカムイのマスコットのような気がする。
っていうか、レラカムイってもう存在してないんだよな。
バスケのことは全然わからん。

とりあえず3体のマスコットキャラがハイタッチを求めてきたので
最後の力を振り絞ってハイタッチで応えさせていただいた。
今思えば、これもまた2011北海道マラソンの思い出として残るのかもしれないが
バスケチームのマスコットキャラは未だ謎のままである。
(ネットで調べればすぐわかるんだろうけど、あえてそこまでして知りたいとも思わない)

旧道庁を過ぎて、右に曲がる。
大通を西へと向かう。
西日がめちゃくちゃまぶしい。
ゴールはもうすぐのはずだが、まだ見えない。

300mぐらい進む。
おー、見えた。見えてきた!
「Finish」と書かれた横断幕が!
西日に隠れてうっすらと見えている。

時計を見ると、4時間17分30秒ぐらいだった。
ここまで来たら4時間18分を切ってゴールしたい。
4時間18分を切ることに意味なんかないのであるが、そこはあれだ
買い物をするとき、8000円のものよりも7980円のものを好む、世の奥様方の気持ちと同じである。

あと、100m。

50m、40m・・・・・・。

4時間18分まで、あと10秒。

最後の力を振り絞って走る。

4時間17分55秒、56秒、57秒・・・・・・。



ゴォォォォォォォォォーーーーーール!!!!



記録、4時間18分00秒
(40km~42.195kmのラップタイム13分35秒)


かくして、最後の無駄なスパートと共に
私の2011年北海道マラソンは、無事に幕を閉じたのであった。
a0156548_04045.jpg

             ▲完走メダル

(次回、反省編につづく)
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by gossy54200 | 2011-09-05 00:43 | ランニング | Comments(4)  

2011北海道マラソン(その5)

その1 その2 その3 その4


30km通過時間が約3時間。
制限時間に間に合うためには、残り約12kmを2時間ちょっとで行けばいいのであるが
すでに頭の中は混乱していて、簡単な計算ができなくなってきている。

今、冷静な頭で考えると、1時間で6km進めばいいから、1km10分のペースで大丈夫
「もう歩きながらでもいいんだぞ」と
ものの数秒で計算することができるわけであるが
メダパニの呪文にかかってしまった私は、「あたまがこんらん」して何が何だかわからなくなった。

当初の予定では、30kmからペースを落としてキロ7分を想定していたのだが
「そんなにゆっくりなペースで走ると、収容バスに拾われる。早く行かなきゃ」
と、はるかかなた後方にある収容バスに必要以上に怯えてしまい
30kmを過ぎてもペースを緩めることができなかったのであった。
キロ6分で走る元気があったというよりは、恐怖で仕方なくキロ6分ペースで走らされているって感じ。

この辺りからふくらはぎが痛くなってくる。
下半身が沈み込んでしまって、もも裏やお尻の筋肉が使えなくなってきている。
いかんいかん。
腰高フォームに戻し、できるだけ膝下に負担をかけないように心がける。
そうだ、そうだ、自転車で立ち漕ぎをするイメージだ。

周りを見ると、ゼッケンに「E」や「F」をつけた、私よりも先のグループでスタートした人が目立ってきた。
最後尾スタートの「H」をつけたゼッケンの人はまばらになってきている。
Hグループからの下克上だ。
まだまだゴールは先なのであるが、よくHグループスタートでここまで頑張ってきたなあ、自分。
逆に「H」をつけたゼッケンを見ると、「よし、仲間だ(・∀・)」と思って心強くなる。
ここまで来たんだ。どうせなら、「E」「F」グループの人たちと一緒にゴールしようぜ。

32kmを過ぎて、長ーい、長ーい、とてつもなく長かった新川通の直線とはおさらばです。
普段練習で走っているコースという安心感はあるのだが
せいぜい20kmぐらいの距離でしか練習してこなかった私にとって、疲労度が普段と違いすぎますな。

15時を過ぎてちょっと気温が下がってきたのかな。
折り返し地点で感じたような、焼け付くような暑さは感じられなくなった。
とは言え、沿道の民家からホースで水をかけてくださった方には、感謝、感謝です。
あー、つめてー、生き返るわぁ~。
こうした親切心に応えるべく、「意地でも完走してやろう!」とモチベーションが上がってきますね。

再び新琴似一番通に入って、34kmから足が動かなくなってきた。
この辺が限界なのかなあ。

35km通過、タイムは3時間28分41秒(30~35kmのラップタイムは29分57秒)
この時点でようやく

「よし、もう完走は間違いない!」


と、ホッとしたのであった。

いやあ、まさか35kmまでキロ6分ペースで行けるとは思わなかったわ。

さあ、もう一生懸命走るのは終わり。
こっからは、ゆっくり走って、最後の7kmを楽しもう。

ふん、もうやる気ないもんね。
こっからゆっくり走るもんね、もうキロ8分でいいもんねと、戦闘力が落ちてしまったところで

「ごしさーん」

の声が

ありゃ、おかず汁粉さんではありませんか!
知ってる人が見ていたら、チンタラ走っているわけにはいかんのう。
もっとシャキっとせねば。

心を入れ替え、シャキっとすべく、背筋を伸ばして、ピッチを上げて走ったのであったが
25km地点から「水をがぶ飲みした+体に水をかけまくって腹が冷えた」効果により
気が狂うほどトイレに行きたくなった。
別にコース沿線にある、近くのコンビニに飛び込むという手もあるのであろうが
正しいランナーを目指す私としては、所定の決められたトイレで用を済ませたいものだ。

36km地点手前で、トイレの案内が。
おお、ありがたい。
我々ランナーのために、トイレを提供してくださったガソリンスタンドの店員に3回ぐらい頭を下げ
スタンド内のトイレに向かった。

トイレの前で足を止めた。

ビキビキビキビキビキ

ああ、わかる。足を止めたことによって、足の筋肉が一気に固くなっていくことが。
これ、足動かんよ。
膝曲げたら、そのまま肉離れになるんじゃないかと思うぐらい、もう足は動かない。

足は動かないが、出すものは出さなきゃな。
あー、スッキリした。
ありがとう、トイレを提供してくれたガソリンスタンド。
これからはできるだけここでガソリンを入れるようにするよ。

ガソリンスタンドを出る。

もぁ~~~

なんだ?この気が狂うような暑さは。
俺はこんな暑さの中で、今まで35km以上も走ってきたのか?
頭おかしいんじゃないか?

暑いし、足は動かないし、地味にこのガソリンスタンドから家は近いしで、もう帰りたくなってきた。
歩道から、走ってくるランナーの群れをボーッと眺める。

多分、ボーッとしていたのは10秒ぐらいだったと思うが
自分の中では1分ぐらいボーッとしていたような気がした。

ああ、みんな走っているよ。



バカだなあ。

ホントにバカだ。

こんな暑い日は、冷房の効いた部屋のなかでヌクヌクしていればいいのに。

よくやるよなあ。

よくやるよ。

・・・・・・・・・。


でも・・・・・・。

そんなバカなランナーに俺は憧れているんだよ。

俺もバカになりたい!

うぉぉぉぉぉぉぉ!!!!



もう、ここまで来たら、足が動かんなんて言ってられんのよ。
42.195kmバカになりきるしかないのよ。
歩道でストレッチをして、ちょっと走れるかなあという状態になったことを確認してコースに戻る。
トイレロスは3分ぐらい。

走り出します。
もう、ほとんど元気はありません。
ストライドは全然伸びません。
ただ、ピッチだけはそんなに落ちていなかったようです。

元気を失いかけたところで、今度は沿道にゆげ氏
おいおい、見に来るなんて言ってなかったじゃないかよ。
何だよチキショー、元気が出てくるじゃないかよ。

心が折れかけている中、おかず汁粉さんも、ゆげ氏も余計なところで現れやがって・・・・・・

めちゃくちゃうれしいじゃねえかよ。


もうダメだと思ったところで、力を与えてくれたおかず汁粉さん、ゆげ氏
本当にありがとう。
こっからもう一回新川通に戻って、最後の6km、石にかじりついても頑張るよ。
ああ、頑張るしかないのさ。

(つづく)
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by gossy54200 | 2011-09-03 22:53 | ランニング | Comments(4)  

2011北海道マラソン(その4)

その1 その2 その3

15km地点を過ぎた辺りから、琴似栄町通を左折して、新琴似一番通に入ります。
8月はひたすらこのコースで練習してきたので、ここはもう見慣れた景色だ。
大体何キロぐらい行けば何があるかというのは、ほぼ把握している。
こういう安心感は精神的に大きい。

16km地点を過ぎたぐらいのところで、おっ、来ました来ました。
折り返し地点を過ぎて、反対方向に走っていく先頭ランナーが。
いやー、速いなー。
ほぼ私が100mを全速力で走るぐらいのペースで、彼らは42.195kmを走るんだもんな。
こういうトップランナーの走りを生で見れるのも、北海道マラソンの醍醐味だな。

まあ、トップクラスのエリートランナーは関係ないや。
自分は自分の走りで、亀のようでも一歩一歩踏みしめて、少しでも前に出ていこう。

おっ、私と同じくサイクルジャージを来て走っている人発見!
ひょっとして、私のブログにコメントをいただいたseiさんか?と思ったが
シューズがseiさんのブログで見たやつと違ったので、この人は違う。
残念。
お先に失礼、知らないサイクルジャージの人。

その後、500mぐらい走ったところで、もう一人サイクルジャージの人発見。
足元を見ると、おお、ブログで見たのとぴったしカンカンで同じシューズだ。
これはseiさんに違いない!!

ついつい嬉しくなって、「seiさんですか?」と後ろから大きな声をかけた。
「gossyです、頑張りましょう!」とエールを送って、seiさんの前に出た。
seiさんはさわやかなアスリートって感じの方で、笑顔が非常に印象的でした。
お互い自分のペースを守って、42.195km走り抜きましょう!
(これで別人だったら笑えるが、seiさんのブログでも私のことが書いてあったので、間違いなかったようです)

新川通に入ります。
この果てしなく続く直線道路が、今回の最大の難関。
日よけとなるものはないし、どこまでこの道は続くんだと精神的にもキツイ。

折り返し地点を過ぎたランナーとどんどんすれ違っていくが
「猫ひろしはどこだ?」なんて探している余裕は全くない。
自分の走りで手一杯。
実際、猫ひろしを見つけることはできなかったけど、大してファンでもないのでどうでもいい。

20km地点通過、タイムは2時間22秒(15~20kmのラップタイムは28分32秒)。
いいぞ、いいぞ、計画通りに一定のペースを守っている。

20kmを過ぎてからも、果てしなく道は真っ直ぐ続く。
うぉー、俺はどこまで進んでいけばいいんだ。
折り返して行ったランナーたちよ、教えてくれ。

普段の練習では、前田森林公園まで走って折り返すということをしていたのですが
実際のコースは森林公園からが長く感じましたね。
森林公園から折り返し地点までが「第一次心が折れそうになった区間」です。
もうちょっと森林公園から先のところも走っておけばよかったなと反省。

折り返しからすれ違うランナーを見ていくと、アンパンマンのかぶり物をしているランナーを発見。
「うげげ、あんなカッコで暑い中よく走るな」と思うと共に、根がくそまじめな私は
「こんなふざけたカッコをしたランナーに負けるわけはいかない、絶対に抜かしてやる」
と、密かに闘志を燃やしたのであった。

アンパンマン抜かしてやるぜえ!と、折れそうな心を真っ直ぐにして、25km地点到達。
タイムは2時間29分12秒(20~25kmのラップタイムは28分49秒)。
よっしゃ、まだキロ6分以内で走れている。

25km地点を過ぎてすぐのところに折り返し地点。
折り返し地点は、テレビのマラソン中継で見るような、あのでっかい円錐型のコーンがある。
他のランナーがコーンをベタベタさわって折り返していったので、私もマネをしてみたが
今となっては、コーンをさわることにどういう意味があったのかは不明。

折り返しを過ぎて、ちょっと気分的にラクになるかなぁと思ったが
ここからがしんどかったですね。
折り返しまで、さわやかに前方から吹いていた風がピタッと止まり
しかも、後ろから焼き付くようにジリジリと太陽の光を浴びる。

一気に体力が消耗していく感じで、腹が減ってきたので
スタート時に食おうかなあと思って、結局食べなかった餅を食いながら走る。
餅は固くなって、全然うまくなかったのであるが
もはや、うまいまずいなどはどうでもいい。
ここで一番大事なことは、私がガス欠になって死なないことなのである。

27km地点ぐらいで、アンパンマンをとらえる。
「よっしゃー、アンパンマン抜かしたぜ!」とテンションが一瞬高くなったが
ここで、目標を見失ってしまった感じだ。
私に走るエネルギーを与えてくれたアンパンマンの人、ありがとう。
そして、さようなら。

28km地点ぐらいで、まだ折り返し地点に到達していないランナーが
「○○番、制限時間です。走るのをやめてください」と呼び止められるのを聞いて
ちょっと気分的にあせってくると共に、止められたランナーの無念さを感じるのであった。

この時点で、制限時間には30分ぐらい余裕があり
客観的に考えれば、余程のことがない限り完走は可能なペースであるのだが
いつ、どこで、大ブレーキがあるのかビクビク恐れている状態は続いており
「完走できるかどうかは5分5分かなあ」と思ってしまう。

ブレーキが怖いので、とにかく行けるとこまで行こうとどんどん先に進む。
20kmぐらいまで、割合楽しく走れたかなあと思えたのであるが
30kmを前にしてからは「42.195km」という距離が怖くなってきましたね。
怖いから、少しでも「42.195km」に近づくために
とりあえずどんどん行こうという感じで、既に余裕はほとんどない。

25kmを過ぎた辺りから、給水ポイントは過剰と言えるぐらいに充実してきましたね。
ここまで来ると、給水場での混雑もあまりないので
コップを受け取り、ガブっと水を飲み、余った水は頭からビシャッとかける。
冷たい水を含んだスポンジを受け取り、首筋に当てて、少しでも日光からのダメージを少なくさせる。

そうそう、折り返しを過ぎてから、首の後ろに「ひんやりタオル」作戦はすごく効果があったよ。
ありがとう、MT嬢。
きっと、MT嬢のメールがなかったら「ひんやりタオル」を使用することはなく
25kmを過ぎてから、私は苦しみのあまり、のたうち回っていたことであろう。

正規のエイドの他に
私設エイドでバナナとか梅干とかを提供して下さる人たちがいたのは、すごく嬉しかったですね。
私は結局利用しなかったのですが
こういう人たちが、私を含め見ず知らずの人たちを応援してくれるという気持ちだけで嬉しかったです。

30km地点通過、タイムは2時間58分44秒(25~30kmのラップタイムは29分31秒)。
少しペースは落ちてきたが、まだキロ6分以内のペースで行けている。

あと12.195kmを、2時間以内で行ければいいのだ。
ここで初めて、「ひょっとしたら完走できるかも?」と思ったのであった。

(つづく)
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by gossy54200 | 2011-09-02 23:50 | ランニング | Comments(8)  

2011北海道マラソン(その3)

その1 その2

12時10分、号砲の合図と共に、2011北海道マラソンは始まった。

TVのマラソン中継を見ると、スタートと同時にランナーが勢いよくスタートしていくが
あんなものはTVに写っている前方のひと握りのエリート選手だけである。

その他大勢である我々は、スタートの号砲が鳴っても、大渋滞で歩くことすらままならず
ちょぼちょぼと小幅で歩いて、おっ、やっと走り出したかと思ったら、また前がつかえて歩き出し
そんなことを3~4回繰り返して、やっとスタートラインに着いたよう~と思ったら
テレビカメラはすでに1km以上先を映し出しているのであって
完全にテレビカメラに無視された、我々市民ランナーはやってられないのであった。

北海道マラソンのスタート位置は、陸連の登録とか持ちタイムの関係で
先頭からA~Hまでのブロック単位で並んでいくことになっている。
参加申請時、ハーフで2時間そこそこの記録しか持っていなかった私は
問答無用で情け容赦なく、最後尾のHブロックに陣取らされたのは言うもでもない。

スタートラインをまたぐまでの時間、4分56秒。
言うまでもなく、最終的な記録はこのロスタイムの分も換算される。

やっとスタートだと思ったが、やはり大渋滞には変わらず
通勤ラッシュのごとく、ランナーがずらーっと並んでいて、思うように身動きがとれない。

まずは幌平橋を渡って、中の島通りを走ります。
この辺はゆるい上り。
というか上り以上に、うじゃうじゃ状態のランナーで身動きが取れず
まるで自分のペースで走れない。
「うわー、このペースじゃあ、最初の5kmで足切りされるんじゃないか」
などと恐れていたが、最初の1kmの入りは6分15秒ぐらい。
あれ?自分の感覚よりも全然遅くない。
むしろ、首都圏の通勤ラッシュ状態のおかげで、ハイペースになるのを防げてありがたいぐらいだ。
よし、このペースで、5kmまではウォーミングアップをしていこう。

3kmぐらいから下りに入ります。
ここで少しスピードを上げましょう。
まだ、走り出しで少し体に違和感があるというか、エンジンがかかってこない。
少し足裏が痛いかなという気もしたが、そんな我慢できないほどではない。
気にせず走り続けることにしよう。

5km通過。タイムは34分51秒(スタート~5kmのラップタイムは29分55秒)。
足切りまで5分の余裕あり。
よしよし、ほぼキロ6分と計画通りの走りだ。

そして、5kmの給水所。
予想通りだが、ものすごい混雑だ。
最初の作戦通り、給水は無視して
自分の持ってきた水を3~5分おきぐらいになめるようにちびちび飲んで、マイペースで走っていく。
給水所の混雑で他のランナーが止まっていることを利用して
少しでも前に出ることで、精神的にも優位に立てる。
今のところ、マイボトルで水を持つ作戦は成功であると言えよう。

そんでもって、塩飴補給。
おお、これで汗とともに失われた塩分がみるみるうちに復活していくぜ!
・・・なんてことはないのであるが、きっとこれが終盤になるにつれて徐々に効いていくのであろう。
5kmごとにこまめに塩飴を舐めていこう。

平岸街道から南7条大橋を渡って、石狩街道に入ります。
幹線道路の車道の真ん中を堂々と走るのが気持ちいい。

8km地点を過ぎ、コースは創成トンネルに入ります。
やった!トンネルだ!これで太陽の光から開放されて、涼しい日陰を走ることができる。

・・・などと思った私がバカでした。
空気の逃げどころのないトンネルは、もあっとした熱気が漂い
しかも、数時間前まではビュンビュン車が走っていたわけで、排気ガスが残っている感じで、空気も最悪。
うわー、こりゃあしんどいわ。
トンネルええわ、はよ地上に戻せや。

地上に戻る。
くわぁーっと直射日光が照りつける。
うわー、こりゃあしんどいわ。
地上はええわ、はよトンネル戻せや。

結局、どこを走ろうが地獄ということがわかったので
パワージェルを一個補給しながら、覚悟を決めて、前に進んで行きます。
渋滞も緩和され、体も徐々にエンジンがかかってきていい感じ。
SUPERヴァーム効果だろうか?

10km通過タイム、1時間3分15秒(5~10kmのラップタイム28分23秒)。
いい感じでペースが上がってきた。
このペースで行けるとこまで行ってやろうじゃないか。

10kmを過ぎた辺りから20kmぐらいのところまでが一番気持ちよかったですね。
千歳のときと違って、観衆は途切れることはないし
さすがに北海道最大のマラソンイベントだけあって、テンションが上がるなあ。
いやあ、まさか自分がテレビで見ているだけのレースに出るなんて
つい一年前までは考えたこともなかったよ。

北24条通、新川通と走っていき、琴似栄町通に入ります。
よしよし、ここからは普段の私の練習コース。
自分の家の庭を走るような感じで気分良く走っていきます。

15km地点。
右手に目を移すと、おーおー、ゴスペルのYM嬢とNO嬢がいるではないか。
応援ありがとうと、思いっきり手を振って私の存在をアピールするが、まるで気づく気配なく
私の存在は完全空気。

すると、今度は左手から

「gossy!!」


と大きな声が聞こえてきた。

おお、AD氏が水を持って私を待っているではないか。
YM嬢とNO嬢に存在をアピールするために、思いっきり右の方に寄って走っていた私であったが
ここでギュイーンと蛇行して、左側のAD氏の方に走っていき、水を受け取った。
AD氏の声で、やっとYM嬢とNO嬢も私の存在に気づいたようであり、何よりであった。
AD氏、YM嬢、NO嬢、応援ありがとうと共に
ギュイーンと蛇行して、私のそばを走っていたランナーに迷惑をかけて申し訳ありませんでした。

AD氏からもらった「命の水」をボトルに移しかえ、余った水は首に巻いた「ひんやりタオル」にかける。
心配された暑さも、今のところはこまめな給水&塩飴補給と「ひんやりタオル」で何とかしのげている。
この「命の水」で、必ず最後まで走り抜いてやるぜ!

15km通過タイム、1時間31分50秒(10~15kmのラップタイム28分35秒)

(つづく)
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by gossy54200 | 2011-09-01 22:38 | ランニング | Comments(2)  

2011北海道マラソン(その2)

その1

外に出ると、お日さまがジリジリと私の体を焦がすように照りつけたのであったが
湿度はそんなに高くなく、カラッとしている。
このくらいの暑さなら、なんとか耐えれそうかな。

会場の中島公園までチャリで行ってもいいのだが
さすがにこんなところで体力を消耗するのもバカらしいので、おとなしくバス&地下鉄で行くことにする。
バス停でバスを待っているときも、容赦なく日光は照りつけるのだね。
あー、何でこのバス停には屋根がないんだよ。
木陰になっているとこもないし、しょーがないのでバス停の短い影に身を潜め
少しでも体力の消耗を防ぐ作戦に出ることにした。

5分待って、バスに乗る。
冷房が効いていて快適。
こんな暑い日は、炎天下の中で走るよりも
42.195kmずっと冷房の効いたバスの中でぬくぬくしたいものだ。
かと言って、収容バスなんかには乗りたくないんだけどね。

地下鉄駅到着。
何も持たずにゼッケンをつけたTシャツ姿で、堂々と地下鉄に乗り込む猛者がいた。
身一つでそのまま走れる格好で現れたおっさんは清々しい。
あっぱれ、あっぱれ。

地下鉄の中は、マラソン組が多かったですね。
中島公園駅で、どばっと客が降りていきます。
私は駅のトイレに駆け込み、レース前に出すものはすべて出し切ることにした。
よし、これでもう大丈夫だ。
時間は11時。
まだスタートまで1時間以上あるので、500mlのいろはすを買って水分補給。

とにかく会場は人人人でしたね。
a0156548_2114865.jpg

それでも中島公園は十分に広いので、そんなに人口密度が高かったわけじゃなかったですが。

ただ、会場が広いということは
荷物預り所やスタートラインのところに行くだけで、ものすごく時間がかかるわけで
ゆっくり公園の木陰で休むとか、そんな時間はまったくなかったですね。
給食にバナナがあったので、一本もらって、パクッと食ったのだが
事前にもちをたらふく食っていたこともあって、腹がたぷんたぷんする感じだった。

腹はたぷんたぷんであるが、脱水はコワいしということで水もこまめに摂る。
スタート40分前の11時半から整列開始。
スタート地点は、日差しが燦々と降り注ぐところであって
こんなところで40分も待っていられないというのが正直なところであるが
人間の本能として、少しでも前でスタートを切りたいわけなので、早めに並ぶことにした。
アスファルトに座り込み、狭いスペースで、できるだけのストレッチをする。

「11時半現在の気温は28.?℃、湿度は4?%」などというアナウンスがあり
げげ、これ30℃行っちゃうんじゃない?
と絶望的な気分になったが、ここまで来たら30℃だろうが40℃だろうが走るしかないんだよね。
ああ、暑い。

スタート30分前、やはり腹はたぷんたぷんだが、ここでSUPERヴァームを飲む。
ただのヴァームじゃなくて、「SUPER」なヴァームだ。
きっとこれはノーマルヴァームの何倍も効くに違いない。
こういうところで普通のヴァームを買って、完走できなかったら
「やっぱりSUPERヴァームにすればよかった」とヴァームに責任転嫁をしそうなので
ここは自分の中で最高級のものをチョイスし、言い訳ができないように自分を追い込む必要がある。

スタート15分前、最後に餅を食おうと思ったが、腹は相変わらずたぷたぷなのでやめた。

スタート10分前、ずらずらと前の方に歩き出す。
本番は近い。

スタート5分前、ここで12時現在の気温と湿度が発表されたが
多分数字は11時半のと大して変わらなかったような気がする。

あー、水たくさん飲んだからトイレ行きたいなあ。
ただ、朝の下痢は治まった。

スタート3分前。

この辺の記憶はあんまりない。

スタート1分前。

30秒・・・15秒・・・10、9、8、7、6、5、4、3、2、1

スタート!

私を含めた約8600名が、大通西8丁目のゴールを目指し
42.195kmという果てしない遠い道のりの最初の一歩を踏み出したのであった。

スタート時点での天候は晴れ、気温28.9℃、湿度は47%。

(つづく)
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by gossy54200 | 2011-08-31 21:34 | ランニング | Comments(2)  

2011北海道マラソン(その1)

そんなわけで、大会前日、ゆげ氏とのサイクリングが終わった後
「明日、筋肉痛になったらやだなあ」と、ちょっと不安に思いながら
スポーツデポで、大会に必要なものの買い物をしようとしたのですよ。

さあ、買い物しようかなあと、駐車場に車を停めたところで、MT嬢より
「明日はいい天気になりそうなので、首の後ろに水をかけて頑張ってね」とメールが届いた。

そっかそっか、首の後ろか。
そこはちょっと盲点だった。
サイクルキャップを後ろ向きにかぶって
ちょこっとは首の後ろを防護した方がいいかなあぐらいに思っていたが
やはり、灼熱の条件下では、サイクルキャップごときで暑さは防げないよなあ。

そんなわけで、水に浸すだけでひんやりするタオルってのが売ってたので
こいつを首に巻いて、少しでも暑さの魔の手から逃れられるようにしよう。
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MT嬢、アドバイスありがとう。
これできっと、後ろからジリジリと差してくる太陽の熱もへのかっぱであろう。

後は発作的に、膝や足首に貼る簡易テーピングを買ってしまった。
ここでケチッて、膝や足首が痛くなって走れなくなるのは嫌なので
とにかくできるだけの準備は全てしておこうと、生まれてはじめてテーピングなるものに手を出すことにした。


▲膝のサポート用、ニューハレVテープ

ただ、足首については、レース用に新しく買ったソックスの締め付けが結構強い感じだったので
わざわざテーピングで固定するまでもないかなあと、結局使わずじまいであった。
この判断が果たして吉と出るか、凶と出るか?

それなりに準備を済ませ、あまり眠くはなかったが、12時ぐらいには床についた。
サイクリング効果があったのか、寝つきはよく、まずまず眠ることができて満足だった。

8月28日。

いよいよ運命の日がやってきた。
今年の元旦に「北海道マラソン完走宣言」をこのブログ上でしてから、約8ヶ月。
その間、血もにじむような努力は全くしていないのであったが
それなりにやってきたことの成果がついに出る日なのである。

起床時間は7時。
レース約5時間前と、理想的な起床時間である。
前日のサイクリングが悪かったのか、少しもも裏からお尻にかけて張るような感じがしたが
ビキビキビキっと来るような筋肉痛はない。

大丈夫だ。コンディションは絶好調だ。

朝飯、そばと豆乳と野菜ジュース。
その後、サイクルジャージにゼッケンをつけたりと、いろいろ支度をする。
でもって、勝負服に着替えて、自分の写メを撮り、AD氏に
「俺はこんな服装で走るので、沿道で見かけたら水をくれ」とメール。
よろしく頼む、AD氏。

そんで、トイレに行く。



んん!



しまった、下痢気味だ!



なんてこった、どうしてこういう日に限って腹の調子が悪いんだと、自分の運のなさを呪ったが
実は思い当たる節がある。

前日、スパゲティを食したときに
タバスコをこれでもかこれでもかというぐらい、勢いよくかけて食ったのであった。
しまった、タバスコがよくなかったのか。
おとなしく粉チーズだけをドバドバかければよかったよ。

結局、トイレには3回ぐらい行った。
体重を量ると56.7kg。
理想を言えば、もう2~3kgぐらい落としたかったが
それでも正月のときより、5kgぐらいは落とした。
この下痢も軽量化という意味では、大いに役に立ったに違いない。
ここまで来たら、すべての現象を明るく前向きに考えるのだ。

膝にテーピングをして、切り餅を4個食べて、補給食などの荷物を持って
レース開始約2時間前の午前10時
「ここまでやったんだから何とかなるだろ、いやお前が何とかするのだ
と強い気持ちを持って、家を出て、会場へと向かうのであった。

(つづく)
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by gossy54200 | 2011-08-31 00:50 | ランニング | Comments(0)  

2011北海道マラソン(まずは結果報告)

2011年、北海道マラソン終わりました。

例のごとく、5回シリーズぐらいで書いて、それまで結果は秘密にしようと思っていましたが
私が想像していたよりも、応援メールや、ブログの応援コメントが多かったので
まずは、結果を先に報告するのが礼儀かなと、結論から先に書きます。
(まあ、Twitterでもつぶやいちゃってますしね)

≪結果≫

42.195km完走することができました!

おめでとう!自分。

そして、ありがとうございますm(_ _)m。
応援してくださった皆様方。

恐らく、こうして練習過程を文章にしたりせずに、ひとりでこっそりやっていたら
途中で心が折れまくって
とてもここまでできなかったと思います。

4時間18分と、予想よりも早いタイムで走り抜くことができたのは
ひとえに、このブログの読者の皆様のおかげです。

まずは感謝の気持ちを込めたところで、今回の日記を終わらせていただきます。
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by gossy54200 | 2011-08-28 23:47 | ランニング | Comments(14)  

北海道マラソン前日

さあ、明日は決戦だ!

君たち頼む。
俺をゴールまで連れていってくれ。
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君たちも頼む。
私の血となり肉となり、私をゴールに着くまでのパワーを与えてくれ。
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今になってゴタゴタ書いたところで、明日完走できなかったときの言い訳の布石になりそうなので
もう何も書かない。

とにかく私がやるべきことは、走って結果を残すことだけである。

これから約19時間後、私は笑顔でゴール地点にいることができるのか。
それは神のみぞ知ることである。

北海道マラソンスタートまで、あと13時間47分。

寝坊しないように気をつけようと思いつつ、今回の日記を終わる。
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by gossy54200 | 2011-08-27 22:23 | ランニング | Comments(6)  

北海道マラソン2日前

まあ、今更ジタバタしたってしょうがないんだけどね。
こういった長丁場の勝負は、体力や運動神経も重要なのであるが
それを活かすための戦略も大事になってくると思うわけなんだよね。

そんなわけで、自分に対する覚書として、当日の作戦を考えることにした。

≪食い物≫
私の中でのマラソンのバイブル本、岩本能史さんの「非常識マラソンメソッド」によると
「マラソンは食べるスポーツ」とのことで
42.195kmを戦い抜くための、食い物が大事になってくるのである。

レース数日前ぐらいからは炭水化物をたくさん摂って
体内に糖質を貯める「カーボローディング」を行うとよいと言われているようだが
岩本氏によると、「糖質補給は当日でよい」と書かれている。

果てして当日だけでよいのかどうか、真偽の程はよくわからないが
すでに2日前において、まるでカーボローディングなどしていない私にとっては
もはや岩本理論にすがりつくしかないのであった。

というわけで、本に書かれているように
とりあえず、明日は普通にメシを食うことにして
当日は餅を食いまくって、糖質を体内に蓄えまくり、エネルギーに変えていきたいと思う。

本によると
スタート2時間前に4個、1時間前に1個、30分前に1個、15分前に1個食うのが良いとされているが
多分そんなに食えないと思うので、その辺は当日の自分の体調でアレンジすることにしよう。

そんでもって、この前の20km走のとき、30分前の「ヴァームゼリー」が効いたような気がしたので
これは本番でも採用することにしよう。

後はゼリー飲料を4個用意して、10km、20km、30km、40km地点で補給することにする。
パワージェルがネット上で評判がよいようなので、コイツを採用することにする。
一応、本番では20km地点と30km地点のエイドでバナナが用意されることになっているが
千歳で走りながら固形物は食いにくいということを学習したので
涙を飲んで、バナナは全力で無視することにする。
エイドにはあまり頼らずに、必要なものは自分で持つことにしよう。
塩分補給の塩飴も大事ですね。
5kmごとに1個なめることにして、8個持っていくことにする。
先日ドラッグストアで買った塩飴は、粒が大きすぎて食べにくかったので
もうちょい、小粒なスポーツ用の塩飴を調達することにする。

・明日の買い物
 切り餅10個
 ヴァームゼリー
 パワージェル4個
 スポーツ用の塩飴

≪飲み物≫
基本、水は持って走ることにします。
特に最初の5kmのところの給水は、千歳でもそうだったが
ぐわーっと人がたかっていて、水を手に入れるのに一苦労したというか
すでに水がなかった状態だったので
こういう事態を未然に防ぐために、水は1リットル分持って
15kmまでの給水所は無視して、自分のタイミングでこまめに給水することにする。

去年参加された某Aさんのお話によると
給水所で人がたかっているところに行くと、そこにもぁーっとした空気が漂い、暑さにやられる
とのことでしたので、序盤の混みあったエイドは無視する作戦で行く。
エイドではどうしても足が止まってペースが乱れるので、マイペースで行くためにもエイドは無視する。
大丈夫だ。水を持ちながらの走りは、練習でも経験している。
一気に飲もうとするとむせることも学習したので、ちょびちょびなめるように飲む作戦で行くことにする。

水はヴァームウォータと、アミノバイタルプロを溶かしたものを500mlずつ持って
なくなったら、20km以降の給水所を利用して、ボトルに水を入れてアミノバイタルプロを溶かす。
とにかく、ボトル持参で、いつでも好きなときに水を飲めるようにすることが
私のようなスタミナのない亀ランナーには大事なのではないかと思うのである。

スポーツドリンクもエイドで出されるようだが
口の中が甘ったるくなって気持ち悪くなるので、これも無視することにする。
塩分補給は塩飴があれば十分だろう。

・明日の買い物
 ヴァームウォーター
 500mlぐらいのボトル
 (アミノバイタルプロは購入済)

≪ペース配分≫
やはり、長距離走ではいかにペースを守るかが大事である。
千歳では、普段よりゆっくり目に行って、後半体力を温存する作戦で行こうと思ったが
結局、どう行こうが30kmを過ぎると疲れるものは疲れるということを学習した。

そこで今回は、普段10kmぐらい走るときの1キロ5分20~30秒というペースを基準にして

1キロ5分40秒~6分ぐらいのペースで行けるところまで行ってみて
持ちそうになかったら、徐々にペースを落として、キロ7~8分のペースで後半を乗り切る


そんな作戦で行こうと思う。

どうも千歳のときは、1キロ6分30秒ぐらいのペースが遅すぎて
かえって、後半疲れてしまったのかなあなどと思ったので
ちょっと危険な賭けではあるが、あえて前半勝負で臨みたいと思う。

とりあえず、目標タイム。

スタート地点をまたぐまで 6分(最後方からのスタートの悲しさ)
5キロ地点 36分(足切りタイム 40分)
10キロ地点 1時間5分(足切りタイム 1時間15分)
15キロ地点 1時間33分(足切りタイム 1時間50分)
20キロ地点 2時間1分(足切りタイム 2時間25分)
25キロ地点 2時間30分(足切りタイム 3時間)
30キロ地点 3時間(足切りタイム 3時間35分)
35キロ地点 3時間35分(足切りタイム 4時間10分)
40キロ地点 4時間15分(足切りタイム 4時間45分)
ゴール 4時間30分(足切りタイム 5時間)

一応30キロまでは、1キロ6分ペースを守って、3時間ぐらいで走り
30キロ以降のブレーキに対して貯金を作るという作戦で行きたいと思う。
30キロを過ぎてからは、キロ7分30秒ペースを想定しているが
それでも制限時間には余裕で間に合いそうなので
最悪30km地点で、3時間20分ぐらいだったら完走は見えてくるんじゃないかなあと思う。
(千歳のときも30kmの通過タイムはそのぐらいだった)

などと、取らぬ狸の皮算用的なことを書いてきたが
こうして作戦を立てているうちに、ひょっとしたら当日は余裕で完走でき
しかも4時間半を切れるんじゃないかと、かなり気分が前向きになったところで、今回の日記を終わる。

(明日は服装とかを考えることにします)
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by gossy54200 | 2011-08-27 00:25 | ランニング | Comments(4)  

走ることについて考えること

走ることは苦しいことである。

私自身、子供のころは走ることに対しては、何ひとつよい思い出はない。

幼稚園のころ、鬼ごっこで私が鬼になると
あまりの足の遅さのあまり、半永久的に誰も捕まえることができないので
gossyは捕まっても鬼にならなくていいよ
と、鬼ごっこの概念を根本から覆すような特別ルールが採用され
それはそれで、子供心に大いに傷ついたものである。
鬼にならないのがわかっているのに、無意味に逃げ回ることの意味がさっぱりわからなかった。

小学生のころ、運動会の徒競走は6年間ダントツのビリで
運動会の度に、「こんなもの雨で中止になってしまえ」と
前日にてるてる坊主を逆さまにしたものを作って、部屋にぶらさげていたりして
ひとり運動会を呪っていた。

50mを走らせると、カールルイスやベン・ジョンソンが100m走るよりも遅いタイムだったし
800mを走らせれば、200mのグラウンドで周回遅れになるぐらいのぶっちぎりのビリだった。



ところが、月日は経ち、人間の運命というものはわからない。

あれだけ幼少期に苦しめられた「走ること」に自ら進んで取り組むとは、一体誰が思ったであろうか。
正直、私自身が一番信じられない。

では、大人になった今、走っていることは楽しいのか?

そう聞かれたら、多分「No」と答えるであろう。

楽しくはない。
でも・・・
走り込んで、それなりに走る体ができてくると、苦しくもない。
10km、20kmの距離を淡々と、機械のように一定のペースで走っていると
ふっと、頭が空っぽになるときがあるのです。

これって、もしかして「無」の境地?
って、思えるときがあるぐらい。

かと言って、チャリに乗っているときのような高揚感とか
ゴスペルで「入った」ような一種のトランス状態になるような感じはないのだけどね。

ホントに「無」
自分が人間でなく、ランニングマシーンになったような。
外から自分を眺めているような気分。
これは別に「楽しい」わけではない。



あと5日後に控えた北海道マラソン。

ここで、まだ感じたことのない「無」を超えた「楽しさ」を手に入れることができるのか。

ひょっとしたら、幼少時代の走ることに対するトラウマを乗り越えるために、私は走っているのかもしれない。
幼少時代の忘れ物を取りに行くために、私は走っているのかもしれない。
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by gossy54200 | 2011-08-23 23:59 | ランニング | Comments(2)