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小樽に行こうと思ったが銭函で引き返した話

天気のいい日曜日。

ここは久しぶりに自転車で遠くに行くのはどうじゃ?
そうだ、小樽へ行こう!

と、朝目が覚めた瞬間、あっけなく小樽に行くことに決めた。

普段の通勤の経験から、冬の自転車は寒さとの戦いである。
ということで、まず服装が肝心だ。

上は、速乾用のTシャツにフリースにジャンバー。
下は、タイツにカーゴパンツ。
頭頚部はフリースの帽子とネックウォーマー。
特に、手先と足先にダメージが来ることが多いので、
手袋は二枚重ねに、靴下はスキー用の厚手のものを使う。

多分、これで完璧だろうと外に出る。
さあ、いよいよ旅立つのだ。

思えばMTBにスパイクタイヤを履かせて2シーズン目になるが、
遠くに行くのは始めてである。
まあ、小樽ぐらいなら夏なら2時間ちょっとで行ける。
冬でも4時間ぐらいでなんとかなるだろうと、甘い考えでペダルを漕いだ。

うげ、道はボコボコのツルツルだ。
100ピン程度のタイヤだと、微妙にすべる。
ここは慎重に行こうと、平均速度は10km/h前後でまったりモードだ。
いくらなんでも遅すぎないか。

しかし、速度はまったりであるが、路面状況から普段の2倍ぐらいの力が必要で、
スリップしないかと絶えず緊張を強いられる状況なので、ものすごく疲れる。
しかも、通勤時より運動量が多く、当然たくさん汗をかくわけで、めちゃくちゃ暑い。
更に、途中で写真を撮りながら行こうかなあと思ったら、デジカメが壊れた。
5kmぐらいで、全力で後悔し始めた。

が、ここで引き返すのも悔しいので、先に進むことにする。

さて、信号待ちのとき、後ろからジョギングしているおっさんが
ものすごい勢いで信号無視をして私の前に出てきた。

当然、正義感の強い私のことだから、ここはおっさんをとっ捕まえて
小一時間ほど説教をして、市中引き回しの刑にしなければならない。

信号が青になるとともに、おっさんに追いつくべくダッシュをかける。
なーに、相手はおっさんランナーだ。すぐに追いつくさ。

と、思いきやおっさんが速過ぎて、というか私が遅すぎて、距離が縮められない。
なんということだ!こっちは自転車だというのに、
ジョギングのおっさんに追いつかないとは、これはどういう怪奇現象か?
1kmぐらいおっさんを追いかけて、やっと下りだ、これで追いつく、
と思いきや下りでもスピードがさっぱり上がらない。
恐るべしはボコボコ路面であった。

おっさんを追いかけているうちに、体力を消耗し、
ライフポイントがゼロになりかけた。
ここで、コンビニ発見!ありがたきはローソンであり、
おっさんを追っかけるのはやめて、おとなしく補給することにした。
さらば、おっさん。さすが私が永遠のライバルと認めただけのことはある。
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さすがにこの状況下でチャリを盗む大バカ野郎はいないと思うが、
念のためカギをかけておくことにしよう。
カギをかけているときに、スノーボードウェアを着たギャルがやってきた。
ああいう服装をしていると、通常時よりも魅力が30%アップする。
いいなあ、ボードかあ。
それに引き換えこっちは、ボコボコ道を必死になって汗だくで自転車を漕いでいる。
一体、日曜日だというのに、私は何をやっているのか?
やっぱり冬はボードだ!よし、俺もボードを始めるぞ!
と決心したが、この決心が実行に移されることは永遠にない。
俺はそういう奴だ。

さて、ローソンで飲み物と大福餅をゲットして、体力回復!
さあ、小樽へと向かうのだ。

星置川をこえると、
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そこは小樽市だった。
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ここまで14km。すでに走行時間は1時間半を超えている。
小樽市街まではまだ20km以上ある。
このことを思うと気が遠くなった。

「よし!一応小樽市の中には入った。銭函までは頑張って、そっから引き返そう。」

決断は恐ろしく早かった。
やはり、冬の長距離サイクリングは素人には厳しいものがあった。
冬山では引き返す勇気が必要であるとよく言われるが、
これは冬チャリでも全く同様なのであった。

一応、銭函まで行ったという証拠を残すために駅の写真。
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海、ザッパーン。
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多分、今日はこの海を見に行ったんだなあと、自分をだまして納得させた。
冬の日本海、すばらしいではないか。
頭の中でエンドレスで津軽海峡冬景色が流れていた。
が、別に銭函の海と津軽海峡は全く関係がない。

銭函のラブホテルを見ながら、
あの中では何かステキな営みが行われているのではないか。
それに引き換え私はなぜ苦しい思いをしているのかと思うと、
諸行無常の響きを感じて、盛者必衰の理を表したのであったが、
それもまた人生であると悟りを開き、
帰り道ももがきながら、往復35km程の道のりを4時間ぐらいもかけて、命かながら電撃的に帰ってきた。

やっぱり、冬は無理して自転車に乗るものではないな
ということが身をもってわかったところで、今回の日記を終わる。
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by gossy54200 | 2010-01-10 16:29 | MTB | Comments(2)