<   2011年 06月 ( 30 )   > この月の画像一覧

 

第2回富良野アースライド2011(その5)

その1 その2 その3 その4

いよいよ、今回のアースライドも残り30kmを残すのみになった。
ここまで来ると、後は基本下りなので楽チン。
一気に坂を駆け下ります。

坂を駆け下りながら、目の前に富良野の平野をぐぐんと見下ろします。

すげえ。

これが富良野なのか・・・、真の富良野の力なのか・・・。


写真を撮らなかったことを残念に思ったが
今、冷静に考えると、この風景のよさは写真では伝わらない。
(道の雰囲気は、北海道道路レポート”カントリーロード” 一般道道253号富良野停車場線 第2部をご参照ください。ドライブで行ってもそれなりに楽しい道だと思います) 

そう、下り坂を全力で駆け下りながら、富良野平野の風景を楽しむことができるのは
実際にここまで、自転車で苦しみながら走ってきた人にのみ与えられるご褒美なのである。

このとき、私は思いましたね。
いろいろ辛いこともあったけど

報われた。報われたんだ・・・・・・


と。

もう、「報われた」以外の言葉は出てこなかった。
心底このイベントに出てよかったと思った、豪快なダウンヒルでしたね。

坂を降りきったところで、第5エイド「鳥沼公園」。ここまで約100km。
a0156548_22404173.jpg

ここで出された食い物は、富良野牧場のフランクフルト。
a0156548_22441428.jpg

うん、これも、うまい。
確かに、うまい。

うまいのであるが、ここまで来るのに、ただ坂を下っただけで、大した苦労はしなかったので
ありがたみという点ではイマイチ。
多分、「五郎の石の家」でこれが出されたら、死ぬほどうまく感じたと思う。

最後は富良野市街を10kmほど走って、ゴール!
a0156548_22471898.jpg

走行距離 110.10km
平均速度 24.0km/h
最高速度 53.7km/h
走行時間 4時間35分8秒


集団走行だと、やっぱり普段よりちょっと速いな。
最初、あれだけちんたらペースだったのに。

ゴール後、受付で、完走証などいろいろなものをもらいます。
写真にあるチョコレートのお菓子がめちゃくちゃうまかった。
a0156548_22551145.jpg

んじゃあ、ゴールもして、もらうものももらったし、車で帰るか。
a0156548_22574952.jpg

さようなら、富良野。
お疲れさま、FELLEO号。
キミと一緒の、はじめてのサイクルイベントはとても楽しかったよ。
今度は美瑛センチュリーライドで、また一緒に楽しもう(苦しもう?)

めちゃくちゃ眠い目をこすりながら
途中、芦別三段滝の駐車場で仮眠を挟みながら
なんとか、事故ることもなく、無事に札幌についた。
慌てて家を出たため、着替えを持ってくるのを忘れ、サイクルジャージ&レーパンで札幌まで運転した。
信号待ちのときの、他のドライバーの視線がちょっと痛いような気がした。

そんなわけで、今回は慌ただしく、富良野まで日帰りでドライブして
かつ、100km以上の距離を自転車で走るという疲れることをやったわけなのだが
このイベントは、シャカリキに自転車を漕ぐというよりは
制限時間を一杯に使って、写真を撮りながら
のんびりとサイクリングするのがよかったような気がしますね。
早く帰りたかったので、ちょっと急ぎ足で走ってしまい、もったいなかったなあと、少し後悔しています。

それにしてもこのイベント、かなり強力なスタッフのみなさんのサポートがあり
何も考えずに自転車を走らせることに専念することができて、非常に感謝しています。
ボランティアスタッフの富良野緑峰高校のみなさん。
せっかくの休みにも関わらず、私たちをサポートしてくれてありがとう。
君たちの未来はきっと明るい。

スポーツ自転車を持っている人で
「スポーツ自転車は買ったが、どうやって楽しめばいいのかわからない」
「一人で乗るのは飽きたので、ちょっとサイクルイベントデビューをしてみたい」
という人には、「アースライド」を強くオススメします。
50km、80kmと短いコースもあることですし。
こういう初心者にも、それなりに経験を積んだ人にも楽しめるサイクルイベントが、もっと増えるといいですね。

このつたない文章を読んで
「よーし、来年は俺も、アースライド出るぞぉ」
という物好きが一人でも現れることを願いつつ、今回の日記を終わる。

(このシリーズ終わり)
[PR]

by gossy54200 | 2011-06-30 23:34 | ロード | Comments(2)  

第2回富良野アースライド2011(その4)

その1 その2 その3

第3エイドの「拓真館」を出た後は、来た道を戻って、第2エイドだった日の出公園に再び到着します。
a0156548_22475888.jpg

ここまでで52kmと全行程の約半分。
ここから、富良野アースライドは最大の山場を迎えるのである。

次の目的地は、第4エイド「五郎の石の家」
ドラマ「北の国から」に出てきた、あの五郎の家なのであると言いたいところであるが
私は「北の国から」を見たことがないので、どんなものかサッパリわからないし、興味もない。
事前にDVDを見て予習しようかなあともチラッと思ったが
それも私らしくないので、予備知識ゼロで行ってみることにした。
案外、こういうものは事前に余計な知識を入れない方が
先入観のないありのままを見ることができて、面白いものなのである(と、多分思う)。

今回のコース標高図。
a0156548_225398.jpg

今までも、細かいアップダウンはあったが、そんなのは序の口であり
ここから標高差約250mのヒルクライムが待っているのだった。

上の標高図で見ると、とてつもないキツイ坂が待っているように見えるかもしれないが
実際の斜度はそうでもなかった。
少なくとも、支笏湖や朝里峠などと比べると、大したことはなかった。

しかし、長い。
ダラダラとずーっと果てしなく上り坂が続く。
普段、ひとりで自転車に乗っているときは
無駄な体力は使いたくないので、こういうところではチンタラ10km/hぐらいでゆっくり進むが
どうも前に自分よりちょっと遅い人がいると、抜かさなければ申し訳ないような気持ちになってしまう。
(自転車乗りにとって、後ろにピタッと張りつかれるのはイヤなものである)

そんなわけで、前に人がいると、一気にガーっと抜かすのであるが
抜かした後に、手を抜いてチンタラ走っているうちに、抜かした人に抜き返されるのはカッコ悪いので
抜いたあともペースを落とさず、そのままガーっと行ってしまい、非常に疲れたのであった。

うぐぐ、しんどい。
さすがに正午も過ぎて、気温も上がり、全身から汗が吹き出し
呼吸もゼーゼー荒くなり、マゾ的自転車乗りにとって「楽しい」と思えるときがやってきた。
例え、人に「全然楽しそうじゃない」と言われようと
私はこの苦しさを全力で楽しんでいるので、ほっといてもらいたいのである。

あー、苦しいよー。
何でこんな山の上に石の家なんか作ったんだ。
五郎のバカぁ~。

でも、楽しい。

最初のうち、「アースライドちょろいぜ」なんて思ったことは、訂正する。
お詫びして訂正する。
全力で訂正する。

でも、やっぱり楽しい。

そんな楽しいのか苦しいのかよくわからん状況の中で
フラフラになりながら、第4エイド「五郎の石の家」に到着。
a0156548_23151823.jpg

しかし、実際はここは「五郎の石の家」ではなく
ここから更に180mも歩かなけれれば、真の「五郎の石の家」を見ることはできないのであった。
a0156548_23224775.jpg

なんだよ、まだ歩くのか。
俺はもう1センチも歩きたくないぞ。
たかがTVドラマのロケ地を見るために、そんなに苦労したくない。
「せっかくここまで来て、スルーかよ!」と、人に言われようが
私は「石の家」は見ないことに決めたのであった。
(実際問題として、ほとんどのサイクリストは見に行ってませんでした。そりゃあビンディングシューズで砂利道を数百メートルも歩きたくないよな)

そう、今の私にとって大切なことは、「石の家」よりも「ソフトクリーム」なのであった。
a0156548_23293764.jpg

ソフトクリームは350円であった。
普段の私であったら、相場より高いと思い、こんなものは買わないのであるが
このときの私は違った。
ソフトクリームエネルギーがないと死んでしまうので、喜んで350円を払った。
仮にソフトクリームが500円だろうと1000円だろうと、私は喜んで金を払ったと思う。
きっと、この場にいた自転車乗りの10人に8人は、私と同じようなことを思ったであろう。
a0156548_23356100.jpg

いただきます。

お、こ、これは・・・。

口いっぱいに広がる濃厚なクリームの感触
そんでもって、まったりとして、それでいてしつこくなく、スルスルと滑らかな食感。

・・・などと、グルメ漫画のような感想を持つ余裕などはなく、ただ一言。

うめえよ、うめえったら、うめえよ!!!!

と、ひたすら心の中で叫び続けたのであった。

私のことを苦しいことが好きな「変態」と思っている人が、若干数名いるようであるが
ここで力の限り弁明したい。
私は別に苦しいこと自体が好きなのではない。
苦しいことの後に待っている、「温泉」だの「ソフトクリーム」だの、そういうものが好きなのである。

普段、特に苦労もなにもしない状態で「温泉」に入ったり「ソフトクリーム」を食べても
それはただの「風呂」であって、「冷たい食べ物」なのである。

ところが、坂道を苦労して、自分の力で進んだ末にたどり着いた「温泉」や「ソフトクリーム」は
それこそ、ドラクエに出てくる「宿屋」であり、「命の木の実」なのである。
そうして、私のHPは回復し、MPも回復し、呪文を一つ覚えたのであった。

さようなら、「五郎の石の家」。
a0156548_23582898.jpg

結局、石の家は見なかったけど
今度ものすごく暇なときに、気が向いたら見に行くかもしれない。
とにかく、ここで私が力の限り強調したいことは

「石の家を見に行く暇があったら、ソフトクリームを食べろ」


という、不変の真理なのであった。

ここまでの走行距離、約80km。

(最終回につづく)
[PR]

by gossy54200 | 2011-06-29 23:58 | ロード | Comments(2)  

第2回富良野アースライド2011(その3)

その1 その2

さて、第2エイドの日の出公園を出発し、美瑛方面へと自転車を走らせます。
道はこの辺りから、アップダウンを繰り返し、ちょっと険しい感じになってきます。
でもって、今までほぼ一列になっておとなしく走っていた集団も、ここでバラけてきましたね。
私も速い人に抜かされ、遅い人を抜かし、徐々にマイペースで走れるようになり
気がつけば、私の前後に人がいなく、いつもの孤独な自転車乗りに戻っていたのであった。

んー、今までナメてかかっていた分、上り坂がキツく感じるぜ。
ヒーヒー、ハーハー言いながら、必死にペダルを漕いでいると
さわやかな青年が、「こんにちは!」と私の横を通り過ぎていった。

お、この方は!

ひょっとしてひょっとすると、アースライドナビゲーターの丸田憲司さんではありませんか!
いやあ、こんなところで、こんな大物とお会いできるとは。

昔、秀岳荘にも勤務していた丸田さんに、とりあえず
「秀岳荘のAさんが、『丸田さんによろしく伝えてください』とおっしゃていました」
と、Aさんの名前を出して、会話のきっかけをつかむことにした。

すると、丸田さんは懐かしそうに

「Aさんですか?相変わらずマニアックなものばかり売っているんですか?」


と、返してきて、しばらくAさん談義に花を咲かせたのであった。

丸田さんは、北海道と東京とニュージーランドを又にかける大物なのですが
話した感じでは、構えていなくて、自然体で生きているナイスな方だなあという印象を持ちました。
今度、お会いできる機会があれば、ニュージランドの生活など、もっとゆっくりお話したいですね。
いやあ、私のようなものにお声をかけていただき、ありがとうございました。

そして、丸田さんと共に、38km地点の第3エイド「拓真館」に到着したのであった。
a0156548_21553149.jpg

補給食は富良野のお菓子。
あまりこういうことは言いたくないが、第1、第2エイドに比べ、食い物がショボくなってないか?
a0156548_21583054.jpg

「拓真館は初めてですか?すごくいいところですよ。是非、入ってみてください」
と、丸田さんに言われたので、勧められるがままに中に入ってみた。

拓真館」は、風景写真家・前田真三の写真ギャラリーなのですね。
へー、そんな名前初めて聞いた。
「どうせ、絵はがきにあるような写真がポンポンとあるだけのところなんだろう」
と、芸術や美術には全く関心のない私は、大して期待もせずに飾られた写真の前に立った。

その瞬間、時間が止まった。

す、すげえ・・・。

これが美瑛か・・・、これが北海道か・・・、これが日本か・・・、これが地球なのか・・・・・・。
写真を前にして、スケールがどんどんとデカくなっていく自分を感じたのであった。

写真の魅力もさることながら、写真に添えられた鎌田實さんのエッセイがもっとすばらしい。
ちょっと長くなるが、引用したい。

「へこたれない」

「へこたれない」
ひとりごとを言ってみる
不思議なことに 力がわいてくる
「へこたれない」というだけで
なんだか、なんとかなるような気がしてくる

あらゆる命は へこたれないで生きている
ウイルスも細菌も植物も動物も
へこたれないで生きている
あなたの体を支えている六十兆個の細胞も
へこたれないで生きている

あなたもぼくも
生きにくい今という時代を
へこたれないで生きている。けっこうすごい
でも・・・・・・
ぼくら人間は時々へこたれる
それが人間 それでいいんだ
へこたれる弱い自分を認めてあげる
そこから 大切なことが始まる

壁にぶつかって
オタオタしている自分が見えてくる
おそれなくていい社会の目に
勝手におそれている自分に気がつく
ぼくらはどこから来たのか ぼくらは何者なのか
ぼくらはどこへ行くのか
解けない悩みにしばられている自分に気がつく
ついつい人と比べて 時代にそそのかされて
よくばってしまう自分に気がつく
「オタオタしない、おそれない、なやまない、よくばらない」
と口ずさんでみよう。生きるヒントが見えてくる

つらいことや悲しいことがあった時、
生きるのがイヤになった時、
「へこたれない」と口ずさんでみよう。
あなたが気づいていない、あなたの内にある、
眠っていた力がよみがえる。
信じていい。「へこたれない」と言う魔法の言葉を。


美瑛の大自然をバックに、こんなメッセージを残された日には
もうジーンとこみ上げてくるものがある。
ああ、ダメだ。泣きそうになってくる。
私は今モーレツに感動している。

ここで感動して、涙の一粒二粒でもこぼしてやろうかと思ったが
冷静に自分を眺めていると
頭には変なヘルメットをかぶって
ピチピチの派手な四つ葉のクローバーのジャージを着て
江頭2:50が履いているような、マヌケなタイツを履いている。

これは明らかに感動するような格好ではない。
感動するには、それなりの服装というものがあるのではないか?
完全に基本が間違っている。
スーツ上下を着ろとまでは言わないが、とにかくこのカッコはダメだ。
就職活動に全身タイツで行くようなものだ。

すばらしい写真やメッセージと
それに対する私のあまりにマヌケな格好のアンバランスさに、いたたまれないものを感じ
拓真館を出ることにした。
さようなら、拓真館。
ものすごくいいところだったけど、私の服装がまるでなってなかったよ。
今度は普通のカッコで行くことにする。

拓真館での風景。
a0156548_222826100.jpg

a0156548_22284917.jpg

なんだか、現代人から失われつつある、大切なものに気づかせてくれるような、そんな素敵な場所。

(つづく)
[PR]

by gossy54200 | 2011-06-28 22:33 | ロード | Comments(8)  

第2回富良野アースライド2011(その2)

その1

スタートの合図が切られたのであるが
400台ぐらいの自転車が一斉にスタートするのも危険であるので
10台ずつぐらいに別れて、時間差でのんびりとスタートした。
この辺は、ママチャリレースとは正反対のゆるい感じであった。

周りの自転車から、クリートをはめる「カチッ、カチッ」という音が聞こえてくるだけでテンションが上がる。
いつも一人で乗っているときとは違う一体感を、「カチッ、カチッ」から感じるのであった。
あー、いいな、人と一緒に自転車を走らせるのは。
特に誰とも会話をするわけではないのだが。

最初は市街地をのんびりと走っていく。
信号で止まっては、「カチッ、カチッ」を繰り返し
だんだん「カチッ、カチッ」にも飽きて、どうでもよくなったところで、郊外に抜け
絵はがきに出てくるような、富良野の雄大な自然がどどんと現れた。
うわー、これからあと100kmぐらいも、こんな景色を見ながら走ることができるのか。
北海道在住にも関わらず、この風景をバックに自転車に乗れるのは至福の喜びだね。

スピードは20km/hちょっとと、ホントにゆっくりペース。
うむ、うむ、これはちょろいちょろい。
前の人についていきながら、安全第一に進みます。

信号待ちのときに、テキトーに撮影。
集団で走ると、自分が気に入ったところで気軽に自転車を降りて、写真を撮れないのが難点だな。
a0156548_23104657.jpg

a0156548_23111117.jpg

序盤はひたすら平坦な道で、特に苦労することもなく、14km地点の第1エイド「とみたメロン」に到着。
a0156548_23153498.jpg

うひょー(°∀°)、メロンだ!メロンだ!
a0156548_23163147.jpg

ここに来るまでに、大して苦労もしていないのに
こんなにいいものを食っていいのだろうかと思いつつ、いただきます。

おー、うまい。普通にうまい。
ごちそうさまでした。

ずらーっと置かれているスポーツ自転車を見ていると、それだけで心がはずむ。
a0156548_23195329.jpg

黄色い目立つサドルの私の自転車は
こういう似たような自転車がたくさんある中でも見つけやすくてよい。
a0156548_2322984.jpg

さようなら、とみたメロン。
正直、私の舌では他のメロンとの区別がつかないのであるが、まあ、おいしかったよ。
a0156548_23234852.jpg

さて、再び出発。
また、一列になって、まったりスピードでJR富良野線沿いを進みます。
高台から線路を見下ろしたときに見えたディーゼル列車や
途中の踏切のところにあった西中駅という無人駅がいい味を出していましたね。

24km地点、第2エイド「日の出公園」
a0156548_23291543.jpg

大して疲れていないに、ジンギスカンやおにぎりが出てくる。
まだ90km近く残っているというのに、こんなに食っていいのか?
a0156548_2331442.jpg

ごちそうさまでした。
もうちょっと疲れたときに食べると、また、ありがたみも違ったのであるが
北海道らしさを満喫できる食で、道外から来た人にとっては喜んでいただけたのではないだろうか。

にしても、いくら順位を競わないサイクリングとは言え
この雰囲気はぬるい、ぬるすぎる。
道はひたすら平坦だし、スピードもそんなに速くないし
ちょっと走ったらすぐ休みだし、こんな楽チンでいいのか?

「ふふふ、富良野アースライド恐るるに足らずだな」
などと、第2エイドでは余裕をぶっこいていた私であったが
実はここから真のアースライドが始まるのであった。

(つづく)
[PR]

by gossy54200 | 2011-06-27 23:40 | ロード | Comments(0)  

第2回富良野アースライド2011(その1)

ロードバイクを購入して早5年。
私の周りにはロード愛好家がおらず、基本、ロードではソロツーリングしかしていなかったのであるが
そろそろ私の実力をサイクルイベントで、世に広くアピールする必要があるのではないかと感じた。

ロードバイクのイベントとして、真っ先に考えられるのは
「ツールド北海道」に代表されるロードレースであるが
私のレベルではレースなど、とてもとても恐れ多いものであり
ここは丁重にご辞退申し上げる次第であった。
(大体ロードバイクを趣味にしていると「ツールド北海道なんて出るの?」と人から聞かれることが多いが、そんな大それたイベントに出るのは、ごく限られた豪脚の持ち主だけである)

速さではとうてい人に勝つことはできないので
ブルベやセンチュリーライドのような長距離系のイベントがいいのではないかとも思ったが
ブルベは最低でも200kmと果てしない距離であるし
400kmを超えるような超長距離のクラスになると、ブルベ愛好家のブログで
「真夜中に犬に追いかけられた」とか、あまり楽しくなさそうなことが書かれていて、食指が働かない。
(私はものすごく犬が苦手です)
一方、センチュリーライドも、制限時間が壁となり
私のスピードでは、一般的な条件である「8時間以内で160km」を走りきる自信はない。
そして、ブルベにもセンチュリーライドにも言えることであるが
原則「コースの誘導はしないので、道に迷っても知らないよ~ん」というスタイルであり
方向音痴の私にとっては、制限時間以前に
ゴールにたどり着くことができないのではないかという不安も残るのである。
気が付けば、誰も人のいない山の中を延々と走っているなんて、とてもやってられないのである。

そんなわけで、サイクルイベントで私の存在を世に知らしめることをずっとためらってきたのであるが
「お、これは!」という魅力的なイベントを発見したので、ポチッとクリックして、発作的に申し込んでみた。

そのイベントとは、これである。
第2回 富良野アースライド2011

イベントの概要はこんな感じ。
・レースではなく、観光地で景色を楽しみながらのサイクリング。
・走行距離は50km、80km、110kmと選べて、しかも当日の体調次第で自由に変更可能である。
・一番長い110kmコースでも制限時間が9時間とゆるい。
・エイドステーションが充実していて、補給食も用意されている。
・コース誘導がしっかりしていて、迷子の心配がない。

これは正に、サイクルイベントビギナーの私のためにあるようなイベントである。
参加料は1万円以上と高いが、上記にあるようにいたれりつくせりの内容なので致し方ない。
さあ、思い切ってどーんと、更にディープな自転車の世界に飛びこんでいこうではないか。

と、張り切ったのはいいのだが、前日は飲み会などがあり体調は思わしくない。
2時半に起床して、いろいろ支度をして、チャリを車に積んで、3時半に札幌を出発した。

でもって、途中のコンビニで眠気覚ましのレッドブルなんかを飲んで
一気にビューンと富良野に向かいます。

5時半、富良野到着。
腹の調子が悪くなりコンビニに飛び込む。
(私は酒を飲むと、吐くか腹を下すかどちらかであり、酒を飲むのも命懸けなのである)

6時、軽く迷子になりながらも、会場のスポーツセンター到着。
a0156548_112678.jpg

んで、受付を済ませ、ゼッケンや参加Tシャツなどをもらいます。
a0156548_115159.jpg

今回は上下四つ葉で走ります。
a0156548_114385.jpg

a0156548_1252960.jpg


ほとんどの参加者はロードバイクでしたが、中にはクロスバイクやMTB
更には、KHSやBike Fridayなどの小径車乗りもいましたね。
さすがにブロンプトンで来ている猛者はいなかったけど。

でもって、私はロードバイクで参戦。
a0156548_1174645.jpg

今回はサドルを前に出す&前下がりにして、ハンドルをアップライトなポジションに変えてみました。
これが果たして走りにどのように影響するのか?

スタートの時間が近づいてきました。
a0156548_1212122.jpg

みんないい自転車に乗っているなあ。
眺めているだけで、物欲が刺激されます。

にしても、寒い。寒すぎる。
この日の富良野の7時の気温は8度。
長袖サイクルジャージ&レーパンだけでは、体がブルブル震える。
とは言え、最高気温の予想は23度だから、ウインドブレーカー着て走るわけにもいかんしな。
この辺の服装のチョイスは難しい。
オホーツクサイクリングのときは、ウインドブレーカーを入れるバッグを持った方がいいな。

いよいよ7時。
空気はかなりひんやりとしているが、晴れ渡った空の下
約400台の自転車が富良野の町を駆け巡るのであった。

(つづく)
[PR]

by gossy54200 | 2011-06-27 01:32 | ロード | Comments(4)  

2011年モエレ沼ママチャリ耐久リレー(その7)

さて、今年も感動(?)のウチに幕を閉じた、モエレ沼ママチャリ耐久リレー。
今日は番外編として、レースで見かけたこんな人々を紹介します。

謎の宇宙人。
a0156548_11195493.jpg

仮想部門も年々凝ったものが多くなってきています。

自転車から降りた宇宙人とその仲間たち。
a0156548_11253197.jpg

マリオとピーチ姫。
a0156548_11212948.jpg

日本自動車整備振興会連合会のキャラクター「てんけんくん」
a0156548_11284992.jpg

別に「てんけんくん」自体は自転車に乗るわけではない。
実際に乗っているのは「てんけんくん」のぬいぐるみ。
a0156548_1132565.jpg

この「てんけんくん」、過去2年もそうだったが、疲れてくると露骨にダラケたポーズをとる。
a0156548_11344968.jpg

一日中、着ぐるみを着っ放しで疲れているのはわかるが
整備事業のアイドルとして、これは由々しき問題である。
我々の仲間が、彼に喝を入れに行った。
a0156548_11403682.jpg

やはり「てんけんくん」も、かよわき女性には弱いようで、みるみるうちに元気を取り戻したようだ。
ちなみに聞き込み調査によると、中の人は三年連続で同じ人らしい。
また、来年も会おう「てんけんくん」並びに中の人よ。

さようなら、モエレのピラミッド。
a0156548_11433011.jpg

バリバリ本気のアスリートから、お遊びで参加する人まで、多くの人々が楽しむことができる
このゆるくかつ本気のイベント「モエレ沼ママチャリ耐久リレー」
このようなイベントが今年も開かれたことに感謝、感謝です。

今回のこのイベントのために
テント設営や食事の準備をしてくれたチームメイトの皆さん。
体調不良にも関わらず、一生懸命走ってくれたY君とMN嬢。
二周の激走を見せてくれた、TCK旦那。
ブログの写真を提供してくれたHMK嬢。
応援に駆けつけてくれた皆さん。
そして、このブログを読んで、熱闘の様子をニタニタ楽しんでくれたみなさん。
本当にありがとうございました。
また来年も、更なる飛躍を目指していきたいので、心当たりのある人は、まあ、ちょっと覚悟しとけよ。
(計算上、一人あたり1km平均時速を上げれば、50位は順位が上がります)

走行距離。こんなの一日のママチャリの走行距離じゃねーよ。
a0156548_11583581.jpg

参加賞のティッシュ。
a0156548_1205126.jpg

また来年、ここで新たな歴史の1ページを作ろう!
a0156548_1232640.jpg

(Fin)
[PR]

by gossy54200 | 2011-06-25 12:05 | 自転車 | Comments(6)  

2011年モエレ沼ママチャリ耐久リレー(その6)

その1 その2 その3 その4 その5

さて、怒涛の3周目。

正直、2周で終わりだと思っていたので、これは想定外だ。
一体何の因果で、私は10km以上もの距離を、ママチャリで全速力で駆け抜けなければならないのか。
もう、お腹一杯だ。
周りを見渡しても、私のように騙されたような感じで、嫌々ペダルを漕いでいる自転車がかなり見かけられる。
そうだよなあ、終わりだと思ったのに、もう1周なんて切ないよなあ。

いやあ、私も気の毒だが、他の最終走者も気の毒だ。
気の毒だが、私はもうちょっと速く走りたいので、抜かしちゃえ。
むむ、前のキミもヘロヘロのようだな。
コイツも抜かしちゃえ。

えーい、コイツもだ、コイツもだと徐々に追い抜きをかけているうちに、野生の血が騒いだ。
これはもう動物的習性としかいいようがない。
そう、私は野犬なのだ。

パブロフの犬のごとく、とりあえず前に自分より遅い自転車がいたら抜かすということを訓練され
自分の意思とは全く関係なく、条件反射で動いているのであった。
一体、私のどこにそんな力が残っているんだ?

最後の直線。
別に順位争いとかそんなものとは無縁の位置にいるのであるが、そんなことはどうでもいい。
とにかく、少しでも前に出るのだ。

最後の力を振り絞り、ギアを再び3速に上げて

「抜きまーす、抜きまーす」

と絶叫しながら、必死の形相で35km/hで駆け抜ける。
くそー、どこまで行けばいいんだ。
ゴールは見えているんだけど、近づいてこないぞ。
地平線の果てにゴールがあるように思える。

あー、やっと近づいてきた。

100m・・・、50m・・・、30m、20m、10m・・・

GOA--------L!!!!

a0156548_2254824.jpg

(写真と本文とはあんまり関係ありません)

ゴールした瞬間、全身の力が抜け。
目の前がかすみ、足がふらつき、そのまま前方に倒れ込み、意識は消失した・・・。



・・・なんてドラマがあったらいいんだけど
びっくりするぐらい私はピンピンで、チャリを降りてからも足取りはしっかりしている。
それはそれでいいことなのだろうが、ブログネタとしてはつまらない展開だ。
(過去2年とは違い、次の日も筋肉痛は全くなかったのであった。おそるべし「やまめポジション」)

でもって係員に、自転車につけていたゼッケンや計測チップを外してもらい
チームメイトの元に私は戻っていった。

すると、ACG39さんが、若干興奮気味に私に話しかけてきた。

ちょっと、gossyやったよ!最後の1周の段階では207位だったけど・・・

最後で8人抜かして、199位だよ!200位切ったよ!

ああ、そうだ。そう言えば100番台に入りたいなんてこと言ってたよな。
走っているときは、すっかりそんなこと忘れてたよ。

この最後の1周の8人抜きは
箱根駅伝の5区で東洋大の柏原が6人抜きを果たして優勝したぐらいの伝説を
我々チームメイトの中だけで残したであろう。
いやあ、最後まで全力で走ってよかった、よかった。
(ちなみに200位のチームとはわずか1.5秒差のデットヒートであった)

おめでとう\_(^◇^)_/。199位。
a0156548_23252726.jpg

(こういう周りの人にモザイクをかけた写真だと、ワイドショーに出てくる犯罪者の写真のように見えるな)

4時間ママチャリ耐久リレー。
ただママチャリを漕ぐだけのしょーもない企画なのであるが
そこには約300チームの、そして、それぞれのチームメイトのドラマがあるのだ。
ママチャリを通して、愛や絆や努力することの喜びを得ることができ
ついでに、ACG39さんやMN嬢の?回目の誕生日を祝うことができたのであった。

愛してます!チームママチャリ!
a0156548_233827.jpg

また、来年もこのメンバー+αで頑張りましょう!

記録 30Lap
タイム 4時間18分18秒64
トップとの差 11Lap
平均速度 25.08km/h


順位 199位/278チーム




P.S
ちなみに、今回のとび賞は200位のチームに与えられて
結局、無駄に一人抜かさなければよかったのであった。

(次回、番外編に続く)
[PR]

by gossy54200 | 2011-06-24 23:50 | 自転車 | Comments(4)  

2011年モエレ沼ママチャリ耐久リレー(その5)

その1 その2 その3 その4

いよいよ4時間にわたるママチャリレースも、大詰めを迎えたのであった。

アンカーとして、勢いよく突き進んでいこうと思いつつ
やっぱり最初に比べて、足は疲労していますね。
重いギアが全然踏めなくなったので、回転数で稼ぐ作戦でいきましょう。
とは言え、やっぱり2速にすると、ガクンとスピードが落ちるな。
2速と3速の間に、もう1枚ギアが欲しいよな。
(例えば30km/hを出すためには、3速だと1分間に90回転ぐらいで回せばいいが、2速だと125回転ぐらいで回さなければならず、高橋名人の16連射並みの高速回転が要求される)

それでもね、ここまでみんな頑張ってきたのに、最後に手ぇ抜くわけにはいかないのよ。
「抜きまーす、抜きまーす」と連呼して、遅いママチャリをガンガン抜かしていくのであるが
それ以上に35km/h以上のスピードでかっとばす先頭グループに、ガンガン抜かされていったのであった。
やっぱ、先頭グループはずっと3速で踏んでも平気なんだろうなあ。
どうやって鍛えたら、あんな風になれるのだろうか?

さて、このママチャリレース。
一応4時間という制限時間はあるが、4時間経過したらその場で打ち切りというわけではなく
4時間経過したところから、更にゴールまで走る必要があるのですね。
とりあえず1周目を終わる段階では、まだタイムリミットには間に合いそうだ。
よーし、まだ走れるぞ!もう1周ガンバロー!

コースの最後の直線、ピット前のところで、チームメイトが満面の笑顔で応援してくれていたので
(この模様は夜のローカル局のニュースで思いっきり放送されていた。それぐらいのまぶしい笑顔だった)
私も手を振って満面の笑顔で応えた。
さあ、泣いても笑っても最後の1周だ!
足がちぎれてもいい。
渾身の走りを見せてやろうじゃないか!

ここまで来ると、ゆるい向かい風も台風のように感じ、みるみる速度は落ちていく。
ゆるい上り坂も壁のように感じ、スタミナがむしり取られていく。

でも、でも・・・。

「これで最後だ、最後なんだ」

と思うと頑張れた。

さあ、最後の直線だ!
これでしんどい走りも終わりだ。
と、思ったのであるが、なんだか様子がおかしい。

場内の実況が

「さあ、まだ時間は残っています。次が最後の1周です!」


と叫んでいる。

あれ、おかしいぞ。
もうとっくの間に4時間過ぎているじゃないか。
ウソつくな実況。
もう、終わりだよ。終わり。
そんなもう1周なんてやるわけねーだろ。

思わず絶望感にあふれ、どん底に突き落とされた私であったが
そう、私はルールを勘違いしていたのだ。
4時間を経過した地点から、ゴールまで走ればいいのではなかったのであった。

4時間を経過して、更に先頭チームがにゴールまでたどり着いた地点から
ゴールまで走らなければならなかったのだ。

最後の直線のところでは、まだ先頭チームはゴールにたどり着いていない。
「あー、何やってるんだよ、先頭のノロマ。とっとと走れよ」
と、自分のことは棚に上げて、勝手なことを思っていた。

ピット付近では、仲間がノーテンキに応援している。
1周目のときと同様の満面の笑顔で迎えてくれたが
私はムンクの叫びのような、複雑な笑みを浮かべて
「うわー、冗談だろ」と思いつつ
まさかの3周目に突入したのであった。

(つづく)

※ 結局7回シリーズぐらいになりそうですね。
[PR]

by gossy54200 | 2011-06-24 00:34 | Comments(2)  

2011年モエレ沼ママチャリ耐久リレー(その4)

その1 その2 その3

まず、一回目を走り終えて、気分は監督モード。
テントの中でダラダラと
「風向きがどーだ」とか「ここの上りがどうだ」とか「そこの下りで一気にスピードを上げろ」とか
エラソーに後続チャリダーたちに話をする。
いやあ、すいませんねぇ、思いっきり上から目線で。

そうこうしているうちに、第二走者のY君が帰ってきた。
Y君は体調のすぐれない中にも関わらず、全力で3.5kmを駆け抜けてくれて
走り終わった瞬間、倒れ込み、1mmも動かなくなった。
一応、証拠写真もあるが、Y君の名誉のために、ここで暴くのはやめることにしよう。
ありがとう、Y君。
体調不良の中、一生懸命頑張ってくれて。

その後もメンバー員が、一周するたびにフラフラになって帰ってきて
テントの中は、野戦病院のような状況であった。
バタンキュー状態になるまで、全力を出し切っているチームメイトたちを見て
「ありがたい」と感謝すると共に

「ホントにみんな、このイベントを楽しんでくれているの?」


と、ちょっと申し訳なく思ったりした。
今回のメンバーの中で、自転車を趣味にしている人間は私だけで
あとは女性も含め、自転車とはほぼ無縁の人たちである。
表面上は、疲れの中にも充実感があるような表情をしていても
実際のところは

「くそー、gossyめぇ、私たちをこんな地獄のイベントに誘いやがってぇ」

と、思っているのではないだろうか?
疲労困憊のチームメイトを見ていると、私の自己満に付き合わせているような気がして
いたたまれない気持ちになった。

そんな中、10人のメンバーが一通り走り終わり、また私の出番になった。
基本、一人一周でやっていこうと思っていたが
Y君が最初の激走で動けるような状況じゃなかったので、私が二周することにした。

2回目は、自転車がバラけていて、スリップストリーム効果が使えないことと
風が少し強くなり、向かい風で軽く心が折れたこともあって、タイムは伸びず。
一周平均にして、7分30秒ぐらい。
やっぱり二周はキツイよな。

ここで時刻は12時ぐらいになったので、お弁当タイム。
a0156548_0252150.jpg

この日のために、わざわざお弁当を作ってくれた女性陣の皆様、ありがとうございました。
大変おいしゅうございました。
ハハハ、私は掛け声だけかけて、本当に何もしてねえなあ。

しばらく、弁当を食べながらまったりモードで、レースのことはどうでもよくなっていた。
あー、満足、満足。
やっぱり日曜の午後は、ボケーっと何もしないで過ごしたいよなあ。

ボケーっとするのも飽きてきたので、再び、レース観戦モードに戻る。
そして、チームメイトを見る。

すげえ、さっきと目の輝きが全然違うぞ!


ああ、みんなとても楽しそうだ。
よかった、楽しんでくれているようでよかった。
(えー、これは私の勝手な感想であって、もし「こんな疲れること二度とやるか!」と思っている人がいたら、私は怒らないし、ガッカリもしないので正直に無記名でいいので、クラスの目安箱に入れてください)

しまいには、応援に来ているだけの人も
私、やっぱり走りたい」と立候補する始末であった。
応援組よ、来年は是非一緒に走ろうではないか。

そして、力尽きたかに思えたY君も、「大丈夫、また走れる」と頼もしい一言。

おお、すげえ、ママチャリすげえ。

何だ、この奇妙な一体感は。
これはソロの耐久レースでは味わえない喜びだ。

その後、女性陣が練習会の記録を上回るタイムで、怒涛の頑張りを見せてくれて
Y君、2回目の出番。
この時点で、レース残り時間15分ぐらい。

そして、Y君の必死の走りで、最終走者の私につなぐ。
残り時間は7分ぐらい。

さあ、いよいよラストだ。
ここまでで全体の順位は210位ぐらい。
何としても、100位台に入ってやろうじゃないか。

ここまでのみんなの頑張り、絶対に無駄にはしないぜ!!


(つづく)
[PR]

by gossy54200 | 2011-06-23 00:50 | 自転車 | Comments(0)  

2011年モエレ沼ママチャリ耐久リレー(その3)

その1 その2

スタートの合図は切られ、約300台の自転車が一斉に走り出す。
コーナーを所狭しと何十台もの自転車が密集する様は、あたかも朝の中国の通勤風景のようである。
えーい、お前らみんな邪魔じゃ!

第一走者は、まずローリングスタートという名のパレード走行で、まったりとコースを一周します。
さあ、まずはゆったり流してウォーミングアップだと思いきや・・・・・・

速い・・・、すでに、めちゃくちゃ速いぞ

さすがに最初の一周は自転車が密集しているだけあって
空気抵抗が少なく、スリップストリーム効果は抜群だ。
8割ぐらいの力で漕いでいるにも関わらず、ゆるい下りのところでは、35km/h以上のスピードが出る。
やっぱり集団で自転車を漕ぐとラクで速いのね。

・・・などと感心している場合ではない。
ローリングスタートの段階から、すでに前へ前へと
レーススピードモードになるまでの位置取りは始まっているのである。
隙間を縫って、少しでもいいポジションを取ろうと、じわじわと前に出ます。

パレード走行は終わって、いよいよ本格的にスタート!

うわ、すげえ!

過去2年もそうだったが、こんなのママチャリの走りじゃねーよというぐらいの
Wild Dog集団が、狭いコースを全速力で駆け抜ける。

今回は、最近の私のマイブームである「やまめポジション」で勝負です。
骨盤を前に倒し、背中を反らし、顔を上げて、必死にペダルを漕ぐ。
速度は32~33km/hぐらい。

おお、このポジションはスピードに乗ると快適だぞ。
呼吸が楽だ。
足がスッと後ろに蹴り出せる。
ゆるい上りのところは、ギアを落として回転数で稼ぐ。
25km/hを切らないように、1分間に100回転ぐらいで回します。

だんだん必死になっているうちに、ポジションなどどうでもよくなってきた。
えーい、やまめでもひらめでも何でもいい!
限界まで行ったれ!行ったれ!

ちょうど前方に、GIANTのサイクルジャージを着た
ジャックナイフのように体をペタンと折り曲げている人がいたので
私もマネをして、体をめいっぱい倒し、シャカリキになってついて行った。
ふふふ、今はお前がライバルだ。
死んでもお前の後ろから離れねえぜ!

と、30秒ぐらい思ったが
やっぱり死ぬのは嫌なので、GIANTジャージの彼とはちょっと距離を置くことにした。
戦略的撤退という奴である。
人間、ただがむしゃらに前に進むだけでは芸がない。
時には、全体を俯瞰して、冷静に行動することも大切である。

最後のコーナーを回って、ピットまでの直線。
よし!あと300mぐらいだ!
私が戻ってくるのを、第2走者が待っている。
最後の力を振り絞って、一刻も早く、彼の元に駆けつけるのだ!
GIANTジャージの彼は、既に私の視界から消えてしまったが・・・。

あと200m・・・、100m・・・

あー、見えた!見えてきた。
お揃いの紫Tシャツで私を待っているチームメイトの姿が。
あとちょっとだ・・・、ちょっとなんだ・・・。

ゴぉぉぉぉぉール

ひとまず約7kmに渡る、15分16秒の戦いは終わった。
順位は69位とまずまず。

ピットに戻ると、チームメイトの一人が私にスポーツドリンクを用意してくれた。
彼女の素晴らしいマネージャーぶりを見ていると
きっと前世は、浅倉南かいとうあさこだったに違いない。

ここで、3か月前の真駒内MTB2時間耐久のことを思い出した。
あのときは、たったのひとりで2時間延々と、修行僧のように走っていたのだった。
仲間も誰もいない中で、孤独な戦いを強いられていたのであった。

それに比べると今回は、苦しみを共にしてくれる人たちがたくさんいる。
ひとりで何時間も、アホみたいに苦しまなくてもいいのだ。
あー、苦しみや喜びを共有してくれる人がいるのはいいよなあ。
基本ひとり好きの私も、このときばかりは仲間のいるありがたさをしみじみと感じたのであった。

このママチャリ耐久リレーは
いい年をした大人たちが、必死になってママチャリを漕ぐという、基本的にはアホな企画なのであるが
最後にはうっかり感動してしまう(?)(by ACG39さん)」不思議なイベントなのである。

ありがとう、私の呼びかけに応えてくれた、チームメイトたちよ。
せっかくの休日、ホントはこんなことをしないで、家でゆっくりくつろいでいたかっただろうに・・・。
ホントにありがとう。

と、いきなりすっかり感傷的になってしまったが
まだまだこれから3時間以上、レースは残っているのであった。

(つづく)
[PR]

by gossy54200 | 2011-06-21 21:15 | 自転車 | Comments(2)