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プールを訪ねて30km(その2)

その1

そんなわけで、年中やっていて、かつ人口密度の少ないプールを求めて、白糠町までやってきたのであった。
早速、中に入って受付をしましょう。

料金表では、「町内320円、町外480円」と書かれていたので、「町外で当日券」と480円を払おうとしたところ、受付の方が「釧路の方ですか?」と聞いてきた。
「はい、そうですよ」と答えると

「釧路市の方は、町内料金で使うことができます」

と、夢のような展開が待っていた。
隣町同士、仲良くやっていこうじゃないかと、友好的なものを感じた。
白糠町民と釧路市民は皆兄弟なのである。

※ 釧路市(旧阿寒町、旧音別町も含む)は町内料金が適用されるが、釧路町はよそ者扱いになるようだ。この辺の境界線の根拠はよくわからない。

「そうか、320円でジムとプールが使い放題か。これはガソリン代をかけてもお釣りが来る」
などと、ムシのいいことを考えていたのだが、そうは問屋がおろさなかった。

「ジムも使うのでしたら1080円になります」

あまりに理不尽な価格設定に、新婚さんいらっしゃいの桂文枝師匠のごとく、いすから転げ落ちそうになった。
別にいすに座っていたわけではなかったが。
それにしても、ジムが加わることによって、一気に3倍以上の値段になるのはどういうことなんだ?

私が激しく落胆した表情をして、かわいそうに思ったのか、受付のお兄さんが助け船を出してくれた。

「お客さん、初めてですよね。初めての方は無料体験ということで、1回だけジムはただで使えます。ただ、無料体験の方は帰るときにアンケートに答える形になりますが、それでよろしいでしょうか?」

ええ、よろしいです。
よろしいなんてもんじゃありません。
是非、それで行かせてください。

そんなわけで、320円という破格の値段で、ジムとプールを思う存分使える幸せものの私なのであった。
では、まずは着替えてジムに行きましょう。

更衣室のロッカーは、お金を入れなくてもカギがかかる。
なんて素晴らしいことなのか。
ロッカー代10円をぼったくる釧路市鳥取プールは、ちょっとは白糠を見習ってほしいものである。

2階にあるジムに進みます。
トレッドミルが10台ぐらいあって、その他筋トレマシンやエアロバイクがある感じですね。
町の規模を考えると、かなり立派なジムですね。
利用者は私も含め3名と、いい感じのガラガラっぷりです。
まあ、ガラガラなのは非常にありがたいですが、いつも行ってる湿原の風アリーナの方が立派ですし、利用料金を考えるとジムはもう使わなくてもいいかなと。

引き続き、プールに向かいましょう。
水着に着替えて、シャワーを浴びて、GOだ!

「おー!誰もいない!」

そこには私専用の完全プライベートプールがあったのだ。
釧路町のプールでも、1レーンに複数人いることが多いのだが、ここは全く誰にも気を使わずに、気兼ねなく練習できるのである。

初心者コースで、思う存分、TIスイムのドリルとか色々やった。
相変わらず下手くそだが、他人の視線を気にしなくていいのは、心が開放される思いである。
途中、おばはんがひとりやって来て、完全プライベートモードは終わったが、それでも25m×6コースのプールに二人しかいないのである。
逆に、このプールはそのうちつぶれるんじゃないだろうかと、不安になったぐらいである。
私が札幌にいたときも、家から近くて、すいてて気に入っていたジムがあっけなくつぶれてしまったからなあ。
私はすいているところが好きなのであるが、そういう好きなところは、よくつぶれるのが難点である。

50分ごとに10分強制休憩が入るのが嫌な人にとって嫌かもしれんが、私にとっては特に問題ない。
しかも、ここのシャワーはシャンプー、ボディーソープOKという出血大サービスっぷりだ。
完璧だ、何もかもが完璧なプールだ。

帰り際にアンケートに答えた。
感想を聞かれたので、正直に

「すいていてよい」

と答えた。

アンケートに答えた後は営業モードとなり、是非是非今後もこのプールを使ってくださいと懇願された。
なんだか私がこのプールの未来を救う重要人物のように思えた。

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このプールには、フリーパス券があり、何と2260円で1ヶ月プールが使い放題なのである。
しかも、水曜と金曜の夜には、初心者向けのスイムレッスン(クロール、背泳ぎ)が行われており、レッスン料金を払わなくても受けることができるという太っ腹っぷりなのであった。
この日の利用状況を見る限り、レッスン受講者ってほとんどいないんだろうなあ。
うまく行けば、マンツーマンレッスンってことになるのかもしれない。
レッスン料込みで、この値段なら、通うしかないでしょう。

非常に満足して、私は白糠のプールをあとにした。
このプールの発見は、私にとっては、ニュートンの万有引力の発見ぐらいのインパクトがあったのである。
私はこのプールと出会うために生まれてきたのではないかとすら思った。

そんなわけで、私は12月より、白糠プールを本拠地として、もうちょいスイム上達に向けてあがいてみることにします。
せっかくのいいプールですので、このブログをご覧の釧路、白糠方面の皆様、つぶれない程度に利用してあげてください。

ごきげんよう。
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by gossy54200 | 2015-11-29 21:44 | 水泳 | Comments(0)  

プールを訪ねて30km(その1)

最近、完全にプール中毒である。

ちっともまともに泳げるようにならないのだが、「きっと今日こそはうまく行くだろう。プールは私の水泳愛を受け入れてくれるだろう」と、淡い期待を持ってプールに入る。
しかし、「お前は水泳をやるには30年早い」と言わんばかりに、行く度に打ちのめされて帰ってくるのであった。

プールは私の水泳愛を受け入れてくれないが、それでもプール愛は覚めるどころか、ますます盛り上がっていく。
我ながら非常に困ったものであり、ストーカーのように偏執的な愛をプールに注いでいるのであった。
その愛をもっと別なものに向ければいいと思うのだがね。


さて、私が最近通っている釧路町プール。
なんと悲しいことに、今年の12月20日をもって、今年の営業を終了するのである。
これは困る。非常に困る。
せっかくプール熱が盛り上がってきたところで、この仕打ちはあんまりだ。

ということで、近辺で年中やっているプールを調べてみた。
まずは、家から3kmぐらいのところにある釧路市鳥取温水プール
どんなものかと、一度視察に行ってみた。

入場料は1回490円と、釧路町のプールに比べると170円も高い。
更に許せないのは、更衣室のロッカーは釧路町のプールと同じ10円を入れたらカギがかかる仕組みになっているのだが、その10円が返ってこないところである。
ふざけてはいけない。
たかが10円ぐらいケチケチするな。
1円でも多く、善良な市民からふんだくってやろうという姿勢がなっていないのである。

では、高いからすいているのかと言うと、私が行った時間帯が悪かったのか、そこそこ混んでいる。
常時1レーンに2~3人いる感じだ。
でもって、コース分けが、「歩行レーン」「低速レーン」「高速レーン」しかなく、練習用のレーンがないのである。
25mまともに泳げない奴は歩行レーン以外使うなということか?
スイマーを見ていると、低速レーンでも25m30秒ぐらいで泳いでいて、規格外に遅い私が入る隙間はないのであった。
せっかく高い金を払ったにも関わらず、居場所のない私は、わずか30分で撤退した。
全く、こんなプールはタリラリランなのである。


冬の間もプール通いは続けたいが、鳥取プールはもう行きたくない。
ああ、どうしよう、どうしようと、テキトーに検索をかけていたら、素晴らしいプールが見つかったのであった。

白糠町温水プール サンアリーナ白糠

釧路から白糠までは約30kmと、車で1時間もかからない。
使用料は白糠町民は320円だが、町外の人だと480円とよそ者には厳しい値段設定になっているが、この際贅沢は言ってられん。
営業時間は22時までと長いので、仕事が終わった後でも何とか行けるであろう。
白糠町の人口は9000人ぐらいなので、きっと、夜にプールを使う奴なんかそんなにいないだろう。
1人1レーンを思う存分使えるのではないだろうか。
しかも、このプールはジムも併設されている。
プール+ジムで480円なら、ガソリン代を考えても十分安いのではないか。

そうと決めたら、すぐ行動だ。
仕事終了後、白糠町のプールまで、私はダッシュしたのであった。

ちょっと道に迷いながらも、グーグルマップの力を借りて、なんとか到着。

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ちょっと長くなりそうなので、ここで一旦ごきげんよう。

つづく
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by gossy54200 | 2015-11-28 16:30 | 水泳 | Comments(4)  

教えたがる人

聞いてもいないのに、色々教えたがる人っていませんか?
麻雀打ってると、後ろからあーでもないこーでもない言ってきたり、競馬場で初心者に対していろいろとうんちくたれたりするような、そんな人。

私はそういう教えたがる人は、基本的にうざったく思う。
お前は本当に俺のことを思ってアドバイスしてるのか?
ただ、自分が上に見られたいだけなのではないか?


いつものように下手くそなクロールを25m泳いで、端っこでゼーゼーハーハーしているとき、隣のコースにいた老紳士にいきなり話しかけられた。
推定年齢68歳、職業は元小学校教師(推測)、見るからに人のよさそうな感じの方で、最終的には校長として教師生活を終えた雰囲気を漂わせていた(いや、最初の元小学校教師という前提から間違っているのではないか?)。
めんどくさいので、以下彼のことを「元校長」としておく。

あまりの私の下手くそな泳ぎに見かねたのだろう。
元校長は、私に的確なアドバイスをしてくれた。
脚が下がっていて、頭が浮いている。水面ではフラットな姿勢でないと、抵抗を受ける。脚を浮かせるためには、きちんと頭を水没させるといいよ」と。

私は、上にも書いたように、そういうアドバイスを一方的にする奴は、基本的に好きではないのだが、迷える水泳の子羊である私にとって、元校長のアドバイスは、一本の蜘蛛の糸のようにすがりつきたくなるものだった。
早速、頭を沈めて25m泳ぐことにする。

やはり、ハーハーゼーゼー言いながら、なんとか向こう岸に着いたわけだが、隣のコースを見ると、元校長が満足げに私を見つめていた。
「楽になったでしょ。後は入水のときに、手首が入ったら、そのまま真っ直ぐ腕を伸ばす。掻くときはうまく水をかかえるようにして
と、更なるアドバイスを私に提供してくれた。

んなわけで、今度は入水からの伸び、プルで水をかかえるように注意しながら25m泳いだ。
お、スムーズだ。
苦しくない、苦しくないぞ。

25m泳ぎ終え、隣のコースを見ると、すでに元校長はいなかった。
お礼を言いたかったような気もしたが、いい感触を残したまま終わりたかったので、この日はここで退散することにした。
(今思えば、感覚を忘れないように、もっと泳ぎこむべきだった)


そして、本日。
元校長のアドバイスを胸に泳いだ。
ん、感覚がなんかこの前と違う。
あれ、苦しいぞ。全力で苦しい。

なんかうまくいかんなあというところで、神様のように元校長が現れた。
なんてうまいタイミングでやってきたんだ。
あんた神だよ。神。
元校長から後光が差しているようだった。

頭を沈めると呼吸が苦しいということを言ったら
「息継ぎは2~3ストロークで1回でOK。苦しい思いをしてまで4ストロークにこだわる必要はない。腕を掻くタイミングでしっかり息を吐いてブレスを入れると、吸おうと思わなくても勝手に空気が入ってくるよ。それから、腕の掻きを見ていると、最後まで掻ききっていない。腰の辺りで肘が曲がった状態でリカバリーしている。掻き手はももまでしっかり伸ばさないと、1ストロークあたりの距離は伸びないよ。もちろん腕を掻いている間も、反対側の伸びている方の腕は伸びたままキープだよ。

そんなわけで、息継ぎは2ストロークに1回、腕はしっかり掻き切るとことを意識して泳いでみた。
うむ、ブレスを増やしても、思ったよりもスピードは落ちていない。
1ストローク辺りの距離は延びているわけだからな。
そんでもって、息をする回数が2倍になったわけだから、当然呼吸も楽だ。

いい感じで25m泳ぎ切り、元校長にお礼を言おうと思ったら、彼はすでにいなかった。
どこまでも神出鬼没な方なのであった。


そんなわけで、基本、私は人に教えを請うことを潔しとしない男なのだが、きっとそれは真剣に学ぶ気持ちではなかったのだろう。
「真剣にうまくなりたい」という気持ちが強いと、人のアドバイスは素直に聞けるものなのである。
人のアドバイスをうざく思うときは、「俺、本気で取り組んでるのか?」と自分の胸に手を当てて考えてみよう。
問題は教え魔なのではなく、教えを拒絶している自分にあるのだと。

月2万払ってもいいから、元校長、専属コーチになってくれんかな。
いつ現れるかわからない元校長との出会いを求め、私は釧路町プールに通い続けるのであった。

ごきげんよう。
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by gossy54200 | 2015-11-26 21:58 | 水泳 | Comments(2)  

2015ロード乗り納め

本当はもっと暖かいうちに店じまいしたかったのですが、グズグズしているうちに、朝の最低気温が0度を下回る季節となってしまいました。

本日は朝の最低気温がマイナス4度で、9時になってようやくプラスの気温になるという状態でしたが、せっかく準備したんで、天気もいいことだし、行ってみようかと。

冬枯れのサイクリングロード。

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原野もすっかり枯れております。

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気温自体はガマンできないほどの寒さじゃないんですが、向かい風が激しかったですね。
あんまり風に逆らわないように心がけながら、メーターの速度も見ず、淡々とペダルを回します。

昼近くにも関わらず、日はすっかり低くなりましたね。

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いつもの阿寒道の駅で休憩。

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日に当るGIOSブルーの車体を見ると、我ながら惚れ直しますね。
次ロード買うことがあれば、AnchorのRNC7かなあと漠然と思っていたのだが、やはりこの青はGIOSでないと出せないのだ。
次のロードもGIOSに一票ですな。
コンパクトプロかスチールマスターを、死ぬまで乗り続けたいものです。

ラーメン屋なのか寿司屋なのか、はっきりしてほしい店。

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阿寒の市街地を過ぎてからは、風向きが変わり、追い風爆走モード。
追い風の中、無我の境地に達し、気持ちよく35km/hペースでペダルを回すのも、また楽し。
自転車は速度帯によって、15km/hなら15km/hなりの、35km/hなら35km/hなりの楽しさが味わえるのがいいですな。
ゆったり走るときの広がった景色から、スピードを上げると視界が狭まり、一点に視点が集中されるような感覚が結構好きだったりします。

釧路は北海道の中でも雪が少ない地域ですので、無理すれば、もう1~2回は乗れそうですが、おとなしく店じまいして来シーズンに備えることにします。
この相棒とも次で7年目を迎えるのだなあ。
7年目になるからと言って、特に何を変えるってわけでもないんだがな。

来シーズンも、道東の地を駆け回るFELLEO号にご期待ください。

ごきげんよう。
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by gossy54200 | 2015-11-22 21:24 | ロード | Comments(0)  

「引き寄せの法則」に心を奪われた時期

2009年。

斎藤一人さんの著書にはまりかけた私が、次に心を奪われたのは「ザ・シークレット」に代表される「引き寄せの法則」なのであった。

ザ・シークレット

ロンダ・バーン / 角川書店



「引き寄せの法則」とは、平たく言うと「強く願うことは実現される」という宇宙の法則なのである。
ただし、「健康になりたい」とポジティブな願いならば、「健康」というポジティブな要素を引き寄せるが、これが逆に「病気になりたくない」というネガティブな願いであれば、「病気」というネガティブな要素を引き寄せるという、諸刃の剣の法則なのである。
以下の動画が「引き寄せの法則」について簡潔にまとめられていると思いますので、興味のある方はご参照ください。



「こんな法則、インチキ臭いなあ」とは思っていたのですが、斎藤一人さんの本にも、「テレビのチャンネルを6チャンネルに合わせると6チャンネルの電波を受け取るのと同じように、ツイてると思えばツキがぐわーっと飛んでくる」なんてことが書かれていた。
とりあえず、信じるだけならタダなので、まあ信じてみようではないか。

そんなわけで、欲望のおもむくままに「金、女、ベイスターズ優勝」と強く願った。
強く願った結果、一体どうなったのか?

東京電力の株で大損するし、彼女はちっともできないし、ベイスターズはひたすら最下位を突っ走っていた。
「なんだよ、思っただけではどうにもならんじゃんか。こんな法則はインチキだ」と、引き寄せ関連の本は全て処分した。

月日は流れ、引き寄せの法則のことなどすっかり忘れていた2013年。
どういうわけかさっぱりわからんが、私の元に「金と女」が引き寄せられる出来事があったのである。

具体的な詳しいことはここでは書きませんが、とにかく「これは千載一遇のチャンス!このチャンスを逃してはいけない!絶対に逃したくはない!」と強く願ったのであった。

さて、ここで引き寄せの法則について復習していこう。

「~したくない」というネガティブな思いは、ネガティブを引き寄せる。

ポジティブな引き寄せはものすごく時間がかかったが、ネガティブな引き寄せはあっという間だった。
結局、女には去られ、メンクリ通いを強いられ、会社はクビになり収入の糧も失われると、散々な目にあった。
「もう金や女なんてどうでもいい、とにかく心の平安が何よりも大事」と、強く願うようになったのは、この時期辺りからである。

そんで、2015年現在。
環境は色々と変化しましたが、心の安定という意味では、それなりに願いが叶えられているのではないでしょうか(メンクリ通いは1年前に終了した)。
何だかんだで、人間、思ったとおりになっていくのだなあ。
いや、逆に言うと、思ったとおりにしかならないのだなあと、思い知らされたのであります。

以上は私個人の経験であって、これが宇宙の法則に当てはまるかどうかはさっぱりわかりませんが、なんだかんだで「引き寄せの法則」ってのは存在するんじゃないかというのが、現段階での私の結論です。

「引き寄せの法則」関係の本は、「ザ・シークレット」よりも、以下の本がよろしいのではないでしょうか。
2ch界隈でも評判がよろしいようです。
私は一回処分しましたが、最近kindle版を買い直しました。

引き寄せの法則 エイブラハムとの対話

エスター・ヒックス / ソフトバンククリエイティブ



ご清聴ありがとうございました。

ごきげんよう。
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by gossy54200 | 2015-11-21 22:28 | 精神修行 | Comments(0)  

孤独のスイミング

北海道ではマラソン・自転車シーズンは終焉を迎え、やることがなくなったので、最近水泳にハマり出していている。
プールに行くたびに、ちっとも泳げなくて、「やっぱ俺に水泳は向かないなあ。もうやめよう」とプールから出たときは思うのであるが、家に帰ってから、「ひょっとしたら、ここを直せばうまくいくんじゃないか?」と考え直し、「よし、これでうまく泳げるだろう」と、またプールに行く。
しかし、やっぱりちっとも泳げず、「えーい、やめだ。やめ。今度こそ水泳完全引退」と不退転の決意で帰宅するのであるが、教本やDVDを見ると、「やっぱり、泳げるようになるんじゃないか」と無駄な抵抗を試み、またプールに行って撃沈する日々が続いているのだが、どういうわけかやめられない。
週2回も行けば十分だろうと、通い始めのころは思っていたのに、気がつけば今週は3日連続でプールに行っている。
これは一体どういうことなんだ?

まあ、自分で言うのも何ですが、私のクロールはひどいレベルなんてものじゃあございません。
25mで1分かかるという恐ろしく遅いレベルで、とても人様のいるレーンで泳ごうなどとは決して思いません。
そういう意味では、安くてすいている釧路町プールの存在は、非常にありがたいのであった。

ちなみに、今年の4月、泳げるようになりたいと、某ジムの水泳教室に顔を出したのであるが、バタ足が全く進まず(むしろ後ろに進むレベル)、他の受講生と比べても際立って悲惨な状態であり、運動神経ゼロで体育の時間が死ぬほど苦痛だった小学校時代のトラウマがよみがえってきて、わずか1ヶ月で水泳教室からは撤退した。
「足首をムチのようにやわらかくしならせて」とコーチは言うが、こっちはそれができないから困っているわけで、そんなアドバイスは鋼の足首の持ち主の私にはちっとも役に立たないのであった。

クロールの推進力は腕8:脚2の割合ですよ。
バタ足なんかマスターしなくたって、別にいいじゃないですか。
えーい、見てろ!ワシはバタ足なんかマスターしなくても、クロールを泳げるようになってやるぞ!

などと思って、10月からプール通いを開始したわけであるが、ちっとも進歩しない。
行くたびに1kmぐらい泳いでいるのだが、いくら量をこなしたところで、根本的なことを見直さないとちっとも進歩しないだろうということで、家に大量にある水泳教本やDVDやネット情報を見ながら、色々と研究をした。

研究をした結果、以下の2つを基本軸にしてやっていくのがいいんじゃないかと思った。
それ以外の教材はゴミであると判断したのであった。

もっとカンタン・クロール



うつくしいクロール

酒井 均 / 株式会社ローヤル企画



「もっとカンタンクロール」のDVDは10回ぐらい見たような気がする。
ただ、DVDを通して見るのは時間がかかるので、ちょちょっと要点だけ確認したいときは、補完的に「うつくしいクロール」を参照したりしている。

教材を参考にした結果、どうなったか?
ちっとも上手に泳げるようにならないのである。
ふざけてはいけない。
一体、何のための教材なのか?

しかし、ここで胸に手を当てて考えてみよう。
本当に私は教材の通りに取り組んでいるのか?
こんなのはバカらしいと、「ドリル」の部分は無視をしていないか?

そうなのだ、TIスイムで一番大事なのは「ドリル練習」なのである。

心を入れかえ、「伏し浮き」とかの地味でつまらないドリルを30分ぐらい練習した。
その結果、色々なことがわかってきた。

1.脱力が足りない。

体が緊張して縮こまっていると、沈みやすく、進みにくい。
「水と戦うぞ」と身構えることなく、「お水さん、どうか私と仲良くしてください」と謙虚な気持ちで水に身を任せることが肝要なのだろう。
しかし、「脱力しなきゃ」と思うと、それはそれでまた力を抜くための力が入ってしまうので、一瞬思いっきり緊張させてから、ふっとゆるめるといいのかもしれない。

2.ローリングで軸がぶれまくる。

クロールは体をひねらせる「ローリング」によって推進力が生まれるということだが、どうも体をひねる度に、左に曲がり、右に曲がりで、ちっとも真っ直ぐに進んでくれない。
結局のところ頭の位置が固定していないから、ぶれるのだろう。
自転車のダンシングでも、上手な人は車体は左右に大きく揺らしながらも、頭は1mmも動かずに、真っ直ぐ自転車を走らせているのである。
(グランフォンド摩周で見た、堂城さんの頭が動かないダンシングは本当に感動した。あれは動画に撮っておきたかった)
でもって、頭が左右だけではなく、上下にもぶれるものだから、必要以上に頭が沈みすぎ、息継ぎがやりにくいなんてものじゃない。
これだけ上下左右にぶれまくりだと、ストリームラインどころではなく、前への推進力など得られないのである。

3.入水位置が外過ぎの手前過ぎ。

DVD「もっとカンタンクロール」によると、入水する手の形は次のようにするのがいいらしい。
1) 前腕と中指を直線にして、進行方向と平行にする。
2) 前腕と上腕の挟む角度を直角にする。
3) 前腕と水面のはさむ角度を45度にする。

そんなわけで、私は下図ような形で入水していた。

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すると一体どうなるか?
腕を真っ直ぐ伸ばしているつもりでも、実は斜めに腕を伸ばす形になっていたのである。

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真っ直ぐ進むためには、以下のように腕を伸ばす必要があったのだった。

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そうすると、より遠く、前へと腕を伸ばすことができ、真っ直ぐ進むようになったのである。

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これだと、入水前の段階で、体の前の方に腕が伸びているので、より「前のめり感」が増し、脚も沈みにくくなり、一石二鳥どころが、四鳥ぐらいの効果があったのである。


そんなわけで、ドリル練習での「気づき」に基づき、25m泳いでみた。

おお、普段よりもスイスイ進むではないか!
相変わらず、頭が動いたり、力が入ったりで不安定なところがあるが、それでもかなりマシになったと言うものよ。

で、気になるタイムは…。

60秒から45秒になりました。

そんなわけで、地道なドリル練習の成果により、私のクロールはほんのちょっと進歩した。
とんでもなく恐ろしいぐらいに遅いから、超遅いぐらいには進歩したような気がします。

とりあえず、25mを30秒で泳げるようになるまでは、ドリル中心で、地道な努力を続けていくことにします。
ごくまれに感じる「ひとかきでギュイーンと進む」感覚が楽しくて、下手ながらもプールに通っているのかもしれません。

ごきげんよう。
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by gossy54200 | 2015-11-19 22:14 | 水泳 | Comments(4)  

瞑想その後

瞑想を始めて、2週間ぐらいが過ぎました。
なんとなく感じたことを、なんとなく書いていきます。

以前にも書きましたが、私の瞑想の方法は、15分間、深呼吸をしながら、吸気時に「オーンナーム」と頭の中で唱え、呼気時に「スバハー」と頭の中でひたすら唱える方法です。

《雑念がマントラで埋まる》
「オーンナーム」や「スバハー」のことをマントラと言うようですが、マントラを唱えることにより、頭の中の考え事がふっと消えて、マントラで埋められるような感じがします。
図示すると、下のような感じ。

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《集中すると意識が脳の深くに入り込む(ような気がする)》
でもって、雑念がマントラによって追い出されて、集中力が高まっているときは意識が脳の表面から、脳の深い部分に入り込んだような気がします。
これを言葉で説明するのは難しいのですが、図示すると下のような感じ。

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んでもって、呼吸が深くなりますね。
意識して呼吸をしているのではなく、何か見えないものの力によって、勝手に深呼吸をさせられているような不思議な感じです。

《意識が脳の深いところに入るとどうなるか?》
どうにもなりません。
以上。

…ってのもなんですので、こっからは自分流の解釈です。
この経験をすることによって、今までずっと考えてきたことは、脳の表層3mmぐらいしか使ってなかったんだなあと、しみじみ思いましたね。
この脳の深いところにいる状態が、「ニュートラルな自分」なのではないだろうかと。
今までは、多くの外的な刺激に素早く反応するために、脳の表層で手っ取り早く処理することにしてごまかしてきたが、本当の自分の内面は違うところに実はあったのではないかと。

では、本当の自分の内面は何なのか?

それは「空(くう)」なのである。

良いも悪いも、正しいも間違ってもいない、ニュートラルな状態。
車でギアをニュートラルに入れて、惰性で走らせているような状態。
かっこいい言葉で言えば、「物事にとらわれていない」とも言えるのでしょうが、それとも違うような気もします。
もはや「とらわれていない」をも超えた状態と言えば、我ながらインチキ臭いなあ。
こういう感覚を言葉で説明するのは、本当に難しいです。

《ニュートラルに戻ったらどうなるか?》
その日1日の出来事は、頭の表層3mmで作り出していた「幻想」だったのだなあ。
良いことも悪いことも、脳みその表面で自分で勝手に作り出しているのだなあ。
ゲームをやっている最中に、リセットボタンを押して、「ああ、これはゲームだったんだ」と気づいたような、うまくは言えないがそんな感じ。
だから何だと言えばそれまでですが、イマイチだった一日でも、寝床まで引きずることなく、スカッと眠れるようになったのが何よりもいいことです。


我ながら、ものすごく怪しいことを書いているが、「尚、これはあくまでも私自身の感想であり、瞑想の効果には個人差がありますので、ご了承ください」と、インチキ臭い健康食品の宣伝文句のように締めくくらせていただきます。
最近「ニューアース」のような悟り系の本に影響されてますので、そこは差し引いて考えていただくと幸いです。

ごきげんよう。
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by gossy54200 | 2015-11-16 21:21 | 精神修行 | Comments(0)  

第205回TOEICテスト受験記

んなわけで、貴重な日曜をつぶして受けてしまいました。
TOEICテスト。

《試験に向けてやったこと》
・公式問題集のリスニングスクリプトを10回音読。
・公式問題集のリーディングについては、Part5、Part6は2~3回解き直したが、Part7は1回やったきり放置状態。
・金フレの730点レベルまでの単語は力ずくで暗記。
・文法特急は全く手つかず。
・TOEIC対策とは関係なく、アメリカドラマ「フレンズ」のDVDをなんとなく見る(99%聞き取ることはできず)。

フレンズ I 〈ファースト・シーズン〉 セット1 [DVD]

ワーナー・ホーム・ビデオ



勉強時間は、気が向いたときに1日20~30分ぐらいと、お前TOEICなめとんのかレベルの時間である。
言い訳としては、あえて今回はほとんど対策しないで受けてみて、そっから本格的な対策を考えていけばいいのではないかと。
実際に受けてみないと、何をどう対策していいか見えてこないところもあるしね。
って、完全に言い訳ですが。


雨の中、試験会場である武修館高校へと向かいました。
クルマから降りると、野球部の人が元気に「こんにちは」と挨拶して出迎えてくれます。
武修館高校の野球部員は、私が市営球場周辺をランニングしていたときも、帽子をとって丁寧に挨拶してくれて、非常に礼儀正しく好感が持てますな。
さすが、去年甲子園に出場しただけのことはある。
武修館高校野球部に幸あれ。


試験会場に到着した後は、金フレの復習したり、解答用紙に必要事項をマークしたり。
12:30に試験官がやってきて、どうでもいい注意事項聞いたり、リスニングテストの音声チェックしたりで、退屈な時間が過ぎていきます。

13:00、試験スタート。
どうでもいいdescriptionの間は、Part3、Part4の問題の先読みに専念します。

で、いよいよ、Part1の問題が読み上げられます。
そんなに難しくなかったですね。
10問中、8~9問は取れたんじゃないでしょうか。

Part2。
ここから、集中力が必要とされる。
とにかく、最初の疑問詞聞き逃したら、手も足も出ませんからな。
逆に言えば、最初さえきちんと聞き取れれば、意外となんとかなるところです。
30問中20問ぐらいはできたかなあ?

Part3。
3年前に受けたときは、ここで完全にキレて、リーディング問題に手をつける暴挙に出たが、今回は問題用紙の禁止事項に、「リスニング中、リーディングの問題をやるべからず」と思いっきり書かれていたので、聞き取れないながらも、なんとか部分的に聞こえる単語を手がかりに勝手にストーリーを作りますよ。
1つのスクリプトについて、3つの問題があるが、3つとも答えようとは思わずに、1問は捨てる方向で。
具体的に言えば、最初の方で背景をつかみ、最後の方で、今後この人は何をするかというのをつかみ、真ん中は、私の中でストーリーを作って適当にって感じで、どうにか30問中15問は取れたんじゃないだろうかと、希望的観測。

Part4。
作戦はPart3と同じ、部分的に聞き取れる単語や、選択肢の内容からストーリーをでっち上げる。
マシンガンのように流れてくる英語に対し、「Wait, please.」とか「I beg your pardon?」とか言いたくなる気持ちをグッとこらえ、直感的に「これだ!」と選び、マークシートを塗りつぶす。
30問中13~15問取れれば御の字。

Part5、Part6。
リスニングが終わり、こっからは筆記。
まずは文法問題。
ほぼ無対策のため、3年前必死こいて覚えたパターンをきれいさっぱり忘れる。
「このパートでは考えたら負け、Part7に対して時間を残すべし」ということはわかってるんだが、時間かかっちゃうんだよねえ。
52問中35~40問ぐらいの正答率でしょうか。

Part7。
長文問題。
この時点で残り45分ぐらい。
それに対して、問題数は48問あるわけで、1問1分以内で問題を解くのはちょっとできない相談で。
最後の20問は塗り絵状態でしたわよ。
48問中20~25問ぐらいの出来でしょうかね?
最後の20問で、Bが答えになっているのが多いことを祈るのみです。

《感想》
3年前に受けたときのような絶望感はなかったですね。
確かにできなかったと言えば、できなかったのですが、「こっからかなり勉強すればもうちょっとできるんじゃないか」という根拠のない自信というかなんと言うか、そんなものを感じました。
単語は金フレで覚えたものが、かなり出ていたので助かりました。
助かったのですが、リスニングでは聞き取れない単語が多いために、せっかく覚えても意味ないじゃん状態で、まずはリスニングの強化なのでしょうね。
この試験が英語力の強化にどれだけ役立つかは疑問ですが、ゲームとしてはなかなか面白いので、年に3回ぐらいは受けてもいいかなあという気がします。
まずは「公式」「金フレ」「文法特急」の3点セットを、気が狂うまでやりこむことですな。
それで結果が出なければ、また次の手を考えます。

ごきげんよう。
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by gossy54200 | 2015-11-15 20:27 | TOEIC | Comments(0)  

斎藤一人さんとの出会い

2009年。

私は得体の知れない壁に突き当たっていた。
何かを変えたいと思っていた。

多分、勝間和代さんとかの自己啓発本を読みまくって、頭がおかしくなっていたのだろう。
冷静に考えたら、さほど経済的に困っていたわけでもなかったが(この年にブロンプトンを購入するぐらいの無駄金はあった)、年収を上げなければならん、もっともっとワシは頑張らなきゃあかんと、「頑張れ教」に洗脳されていたのだろう。

無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法

勝間 和代 / ディスカヴァー・トゥエンティワン



そんなとき、「とある分野の勉強をしなくてはいけない!」と発作的に思い込み、スクールに30万ぐらい払って、「これは自己投資だ」と自分をだまし、週2~3回、仕事終了後、家から10kmぐらい離れたところにあるスクールにギコギコと自転車で通っていたのであった。

そこで、スクールの先生より、ものすごくいい話を聞いた。
具体的にどんな話かは、今となってはきれいさっぱり忘れてしまったので、きっとどうでもいい話だったような気もするが、とにかく当時の私にとっては、滝に打たれ悟りを開いたような刺激があったのだった。

あまりに感動した私は、「いやあ、すごいいい話でした」と目からウロコをボロボロこぼし、その先生より、「この本を読むといいよ」と3冊の本を紹介してもらった。

変な人の書いた成功法則

斎藤 一人 / 総合法令出版



変な人の書いたツイてる話

斎藤 一人 / 総合法令出版



変な人の書いたツイてる話〈PART2〉

斎藤 一人 / 総合法令出版



早速、斎藤一人さんの本をAmazonで注文した。
ちょっとクセのある内容ではあったが、私の汚れていた心が浄化されていくような気がした。

そして、以下のことを努力目標としていくことに決めたのである。

・自分は「ツイてる」と思う。
・他人の悪口は言わない。

これはあくまでも努力目標で、人間のできていない私は、なかなか悪口を言わないという目標はハードルが高く、ついつい愚痴をこぼしてしまうこともある。
しかし、それまでは、他人の悪口モードになると、いくらでもその人の批判を口にすることができた私であったが、ちょこっとだけ躊躇することを覚えた。
悪口は「天につばを吐く」行為で、それは必ず自分に返ってくると思うようにし、精神が崩壊しない程度にぐっと飲み込むことにしていった。

すると、どうなったか?
年収は10倍ぐらいに上がったのか?
かわいい彼女を作ることができたのか?
仕事で出世することができたのか?

結論を言うと、何も変わらなかった。
でも、変わらなかったが、変わらないでいいではないかという、自己肯定感がついてきたような気もする。
そのままの自分でいいんじゃないかと、最終的に本は処分した。

何も変わらなかったけど、上に書いた2つのことは今でも努力目標にしている(守られている守られていないは別にして)。
結局、スクールで居眠りばかりしていた私は、その分野について何一つ得ることはできなかった。
でも、斎藤一人さんの本との出会えたという事実だけで、30万円払った価値はあったと思う。

ああ、俺は「ツイてる、ツイてる」

……なんて、おめでたいことを思えるぐらい、私は人間ができていなかった。
30万もあれば、あんな店やこんな店にお金を使えばよかったと、苦い思い出の残った6年前の出来事なのであった。

30万も払わなくても、一人さんの本はブックオフで100円で買えます。
どーせ人生変えるなら、30万円より100円にしましょう。

ごきげんよう。
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by gossy54200 | 2015-11-12 23:57 | 精神修行 | Comments(0)  

「今」感じている「リアル(現実)」こそ最高

思えば、私が自転車に乗り始めたとき。

「これさえあれば、どこへも行ける。ここではないどこかへと旅立てるのだ!」

と、自転車を現実世界からの逃避の道具として使っていたような気がします。

普段とは違う逃避の世界。
それこそ、最初のうちは近所のサイクリングロードすらが逃避の世界となり、思う存分楽しむことができた。

いつからだろうか?
日常のポタリングが逃避の手段とならなくなったのは。
どこか未知のところに行かないと、それは逃避でないと思うようになったのは。

逃避だと思ったものが、実は現実だったと気づいてくる。
確か、石田ゆうすけさんの本に、「日常から逃げ出すための自転車旅行が、毎日自転車を漕いでいるうちに、だんだん旅行が日常になってきて、ときめくものがなくなってきた」みたいなことが書かれていたような気がする。
まあ、私は石田さんみたいに世界一周の自転車旅に出ているわけではないのだが、それでも、自転車に乗り始めたころは、自転車に乗ること自体が「逃避」だったのであるが、徐々に見慣れた風景を走ることが「現実」としてのしかかっていく。
逃避のために乗っていた自転車に、なぜ現実を感じなくてはいけないのかと。


「逃避」を楽しむことに限界を感じつつある今日この頃、目を覚ましてくれたのは、先日、このブログでも紹介した「じこまん」である。

じこまん 2

玉井雪雄 / 日本文芸社



2巻の中にある名言。

「結局、「今」感じてる「リアル(現実)」こそが最高なんだぁぁぁぁッ!!」

そうなのだ。
ここではないどこかではない。
「今」「リアル」を楽しんでこその自転車なのである。

現実として感じる「空気」「風」「景色」「におい」。
今日感じている「リアル」は、今日しか楽しめないものなのである。

2015年6月17日18:19に湿原の夢ロードで味わえる喜びは、2015年6月17日18:19に湿原の夢ロードでしか味わえないのである。

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「過去を追うことなかれ、未来を思うことなかれ」

自転車と共に、今を楽しもうではないか。

自転車は逃避の道具ではない。
今を楽しむ道具なのだ。

ごきげんよう。
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by gossy54200 | 2015-11-10 22:29 | 自転車 | Comments(0)