うどんを食べて環状通を一周した話
平日なんかよりも圧倒的に早く起きる。
なぜなら早く起きないと自転車遊びの時間がなくなってしまうからである。
しかし今日はどういうわけか、早く目は覚めたのだが二度寝してしまい、
気がついたときは10時を回っていた。
こういうときは大抵の場合、すべてがめんどくさくなって、家でウダウダすることが多いのだが、
2010年の俺は違う。
過ぎたことは仕方がないことで、
これからできることをできる範囲で楽しもうと気持ちを切り替えた。
今日という日は二度と来ないわけで、今できることを大事にしていこう。
なんか偉そうに語ってみたが、要するに昼ごろから自転車であちこち遊びまわったという話だ。
「今日はうどんが食べたいなあ。そんでもってついでだから環状通を一周してみよう。」
そんな計画とは言えない計画を立てながら、
MTBのチェーンに注油し、タイヤに空気を入れ、外に出た。
天気は素晴らしくよい。
気温が低くて、風が強いのが難点だが、すべてがベストコンディションなんてことはないのだ。
天気がよいことに感謝しつつ、ペダルをくるくる回す。
いつものツーリングだったら限界になるまで、メシは食わないのだが、
今回は10km程度であっけなく目的のうどん屋「かがわ軒」についた。
讃岐うどんの本場「香川県」とかけているのだろう。
場所はここです。
大して苦労もしていないのに、あっけなくメシにありつけることに物足りなさを感じながら店に入る。
店に入った瞬間、店のおばはんに
「何にします?」
と聞かれ、右も左もわからない私は一瞬固まった。
そりゃあうどん屋だからうどんに決まっとるだろう。
そんなフリーズした私を見て、おばはんは親切に
「熱いの?冷たいの?」
と聞いてきた。なんだそういうことか。そうならそうと最初から言わんかい。
そんなわけで、熱いかけうどんを注文し、出てくるのをしばし待つ。
んで、かけうどんが出てきたら、
あとは適当に天ぷらなどのトッピングを自分で選び、会計をするというスタイルだ。
セルフうどんと呼ばれるスタイルである。
かけうどんに、舞茸の天ぷらと半熟卵の天ぷらのトッピングで535円。
ゆで卵はサービス。
「しまった。半熟卵の天ぷらとゆで卵で、卵がダブってしまった。」
と孤独のグルメの主人公のようなことを考えながら、いただきます。
あ、ちゅるちゅると
うむ、いたって普通だ。
しかし、食が進むにつれて「お、これうまいじゃん」と変わってくる。
時間が経つにつれて味わいが出てくる大人の味なのであった。
よくラーメンとかで一口目はすばらしくうまいが、後半飽きてくるということがあるが、
ここではこんなことはない。
毎日でも食べたくなるようなあっさりとしていながら歯ごたえのあるうどんであった。
ごちそうさま。
今度はもう少し腹をすかせた状態で行くことにします。
さて、メインイベントであるメシが終わって、サイクリングのモチベーションが急激に薄れてきた。
最初にドカンとメシを食ってから自転車を漕ぐというパターンは初めてのような気がする。
とりあえず当初の計画通りに環状線を白石方面へ進む。
白石サイクリングロードの環状夢の橋。
結構、ランナーやチャリダーがいた。
更に中の島の方に進んで、南19条大橋から豊平川を眺める。
うむ、豊平川のサイクリングロードはまだ水没しているところがあって走れなさそうだ。
全面開通まであと二週間ぐらいはかかるかもしれない。
途中で尿意をもよおしてローソンに入った。
トイレだけ借りて出て行くのも悪いと思って羊羹を買った。
こういうところが私の小心なところだ。
特に空腹ではなかったので、羊羹は普通にうまかった。
やはりへとへとになるまでガマンしないと羊羹の真のパワーは発揮されないようだ。
環状線を一周したが物足りなかったので、いろいろなところに本能のまま自転車を進める。
ただ、小別沢トンネルはちょっと行き過ぎたなあと反省している。
久しぶりに激坂をこいで、太ももがプルプルきた。
MTBだとギアが前3枚あるので楽だが、
ダンシングするとサスがぴょこぴょこ動いて、動力がうまく前に伝わらないのが難点だ。
走行距離75km。
まあ、そこそこ走ったんじゃないかなあということで、今回の日記を終わる。
by gossy54200 | 2010-04-11 20:50 | MTB