ブロンプトンで行く稚内・利尻(3日目-その5)
サイクリングロードは一旦終わって、道道108号線で利尻島の南半分をぐるっと回ることにします。
野塚から鬼脇までの間は、どこにでもある漁村って感じで、離島のリゾート感はまったくなかったですね。
やっとこの辺りで、やたらギアが軽い自転車になじんできたような気がします。
まあ、時間はたっぷりあるので、ゆっくり行きましょ。
石崎灯台。
自分で走っていた感覚ではここが島の南端だと思っていたのだが
家に帰ってから地図を見るとここが東の端だったんですね。
さすが迷子特性を持っている私だけあって、方向感覚がまるでなっていないのであった。
島の周りをぐるっと一周するだけだから、どう考えても道に迷うはずがないのだが
「今、島のどの辺を走っているのかなぁ」というのを知る意味では
こういう道こそGPSが必要なんじゃないかなあと思った。
自分が島のどの辺にいるかさっぱりわからないというのは、あまり面白くないものだ。
利尻富士はまだ雲がかかっていて、上の方はさっぱり見えない。
鬼脇の集落。
家の前でこんぶを干している家庭なんかがあって、やっぱ利尻だなあとしみじみ思った。
こういう観光地の中にある日常感は、観光バスでぐるっと回るだけでは味わえない。
北海道を代表するコンビニ、セイコーマート。利尻島にも健在だぜ!
セイコーマートは北海道の自転車乗りの味方です。
飲み物やお菓子を補給して、更に進みます。
展望台入り口と書かれた看板がある。ここはちょっと寄り道することにしよう。
展望台に行くということは、当然上り坂のわけだ。うげぇ。
それでも姫沼に行くときの上りに比べたら、斜度・距離ともに大したことはなかった。
ちんたら上って、展望台到達。
利尻富士もちょっと雲が晴れて、上の方が見えるようになりました。
展望台は海岸の崖の上にあった。
火曜サスペンス劇場で、犯人が最後に追い詰められるところのような感じだった。
写真では崖の雰囲気があまりよくわからなくイマイチ。
刑事に問い詰められ、自分の悪事をあらいざらい吐いたところで、先に進むことにします。
(脳内BGM 「聖母たちのララバイ」 岩崎宏美)
なんかいい感じの沼があったので、近づいてみた。
オタトマリ沼という沼だった。姫沼なんかよりもこっちの方がよっぽどいい。
うみねこニャーニャー。
湖畔にレンタサイクルと思われる自転車を停めて、昼寝している若い女性の二人組みがいたが
特に彼女たちと交流することはなく、先に進む。
彼女たちもやはり利尻一周に挑戦していたのだろうか、もしそうだとしたらなかなかのツワモノだ。
利尻町突入。
利尻島は周囲60kmぐらいの小さな島にも関わらず、利尻富士町と利尻町の2つの自治体がある。
どうせならひとつになればいいのにと思うのだが、仲悪いのか?
立ち入り禁止。
最初、「昆布の工場です。入るな」と読んでしまい、工場なんてどこにもないじゃん
ひょっとして、一見灯台に見えるものが実は工場なのかと思ったが
よーく見ると「干場」だった。納得。
仙法志の岩ゴツゴツ海岸。仙法志は「せんほうし」と読みます。
自分が走っていた感覚では、この辺が島の最西端と思っていたのだが、実際は仙法志が一番南。
やはり方向感覚が狂っている。
海岸に鳥居。ヒットエンドラ~ン、ヒットエンドラ~ン、いっちるい、に~るい、桜樹ルイ。
人面岩。岩の形よりも、うみねこのふんだらけになっていることが気になった。
沓形の集落に入り、利尻高校。鬼のような遠足をやっているな。
んで、利尻高校のちょっと手前にある運動公園のところから、再びサイクリングロードは始まります。
ちょっとわかりにくいところにあるが、案内看板も過剰にあるので、迷うことはないのではないかと思う。
次回、利尻サイクリングロードの謎に迫る。
(つづく)
by gossy54200 | 2010-07-22 22:42 | ブロンプトン