秘境ドライブ
まずは、美唄に行って、以前のサイクリングで引き返した我路よりも更にもっと奥に進む。
今回は3人だし、車だしということで、恐怖心はゼロ。
薄暗い道を奥へとずんずん進みます。
道は狭いし、鹿は出てくるしで、とても一人で自転車で行く道ではないな、これは。
美唄ダム到達。
びばい湖です。
30後半の男3人で、10分ぐらい黙々と写真を撮っていた。
我々は一体どういう集団なんだ。
二人には「なんで、こんな変なところに連れてきたんだ!」的なリアクションを期待していたのだが、
思ったよりもこの美唄の奥地を、ゆげ氏、Yまだ氏共に気に入ってくれたようで、なによりだ。
ゆげ氏、Yまだ氏を更に喜ばせるべく、今度は第二の秘境へと進んだ。
国道275号線を月形の郊外から、街灯の全くない田舎道に入る。
すでに外は真っ暗である。
それまでは、私の車の中で、
Yまだ氏とゆげ氏が熱く語り合っていて、私の入り込む余地はなかったのだが、
ここで、Yまだ氏が
「おい、ケータイ圏外になったよ!」
と叫び、大いに不安になったようであった。
それに対して、私は
「いや、大丈夫です」
と、心ない返事をして、更に奥へと進む。
そして、今度は舗装のない獣道に入り
この先に何があるのかと、ゆげ氏、Yまだ氏が不安の絶頂になったところで
豊ヶ岡駅は現れた。豊ヶ岡駅は私が2ヶ月前に自転車で行った地である。
Yまだ氏は、唐突に出現した駅を見て
「なんで、こんなとこに駅があるねん」と言わんばかりに、気が狂うほど笑っていた。
まさか、爆笑という形で駅が現れた喜びを表現させるとは思わなかった。
駅内部。ほとんど誰も利用しないのに、きちんと灯りがついているんだな。
偶然にも、数時間に一本しか来ない列車がやってきた。
こんな時間に、こんな奥地で、男3人で撮り鉄をしているのはどうかと思うのであるが
運転手は「ああ、またマニアがここに来ているよ」的な冷ややかな視線を送っていたのに対して、
たったの一人しかいない乗客のおばちゃんは、
この秘境の地に我々3人がいたことに、めちゃくちゃびっくりしているような視線を送っていた。
驚かせてスマンよ、おばちゃん。
たまには自転車でなくて、ドライブもいいなと思いつつ、今回の日記を終わる。
by gossy54200 | 2010-10-10 22:50 | 日記