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2011オホーツクサイクリング(その2)

結局、興部でバスを降りて、チャリの虫がうずうずして我慢できなくなった私は
スタート地点の雄武までチャリで自走することにしたのですね。
だって、交通費の610円がもったいないじゃありませんか。
(こういうところがつくづく貧乏症)
20kmぐらいだったら、バスなんか使わないで走ろうぜ。

天候は旭川を過ぎた辺りから、雨から無縁の世界になり
どんよりと曇ってはいるが、直射日光で暑さにやられることなく、チャリ的には望ましい天気である。
さあ、国道238号線を北に進んで、雄武へ一直線と向かうのだ!

と、思いきや、サイクリングロードを発見!
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このサイクリングロードがどこに続いているのかはわからないが
こういう道があったら、とりあえず、ずんずん進みたくなるのが自転車乗りの性というものだ。

おお、ちょっと進んだだけで、オホーツクの広大な原野が目の前にどどんと広がる。
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さすが興部、さすがオホーツクだ。
正直、豊平川サイクリングロードでも、同じような景色を見られるところがあるような気がするのだが
ここは、さすがオホーツクと褒め称えておくことにしよう。

サイクリングロードをずんどこ進んでいくと
パークゴルフ場があって、パークゴルフをしている人たちの注目を軽く浴びながら
もっと進んでいくと、公園が見えてくる。
この公園が、サイクリング本番での興部の休憩所「おこっぺジョイパーク」なのですね。
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テントの準備がされていて、自転車のコースはあっちだよなんて案内もあり
否が応にも明日へに向けてのテンションが上がってくる。
街全体で、我々を歓迎してくれているような空気が流れている。
あー、いいねー、嵐の前の静けさというか
祭りに向けて、静かに準備が進んでいるというか
息子が帰省するときに、お母さんが黙ってごちそうを作って準備しているんだろうなあという
うまく言えないが、そんなワクワク感を、誰もいない公園に感じたのであった。

明日に向けて、心の中ではテンションを上げつつ
静かにペダルを踏みながら、先へと進んでいく。

そう言えば、このサイクリングロードはどこにつながっているのだろう。
プチ鉄道マニアの私が考えるには
興部からはかつて雄武まで、「興浜南線(こうひんなんせん)」という鉄道路線があった。
そんでもって、こういったかつての鉄道はサイクリングロードとして整備され、再利用されることが多い。
(白石サイクリングロードも、旧千歳線を利用していますね)
そうだ!きっと、このサイクリングロードも
かつての鉄道路線を利用して、雄武までつながっているに違いない。

そんな都合のいいことを考えながら、サイクリングロードを進む。
オホーツクの広大な原野が、目の前にどどんと広がる。
更に、ずんどこ進んでいくと
パークゴルフ場があって、パークゴルフをしている人たちの注目を軽く浴びながら
もっと進んでいくと、公園が見えてくる・・・・・・。



・・・一周して、元に戻っているがな!!


そうなのだ、このサイクリングロードは確かに、旧興浜南線の一部は利用しているのであるが
途中でちょんぎれて、興部のマチの中をぐるぐる回るだけのサイクリングロードであり
この道をいくら進んでも、永遠に雄武に着くことはないのであった。

やれやれ┐(´ー`)┌、まったく無駄な時間を使ったぜと思ったが
こういうところも、また私らしくてよい。
道に迷いながら、のんびり進んでいくのが、自転車のよいところなのである。

おとなしく国道に戻って、5kmぐらい進んだところで、雄武町突入。
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雄武の読み方は「おうむ」。
某宗教団体が話題になりまくっていたころは
この町も、名前が「おうむ」というだけで、被害を受けていたに違いない。

雄武町に入ったはいいが、市街地まではまだ16kmもあるのね。
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興部~雄武までの間は、緩やかにアップダウンが続きますが
まあ、3段変速のプロンプトンでも特に問題はないでしょう。
さほど、風も強くなく、スイスイと雄武の市街地まで自転車を走らせます。

1時間ぐらいで、雄武の道の駅到着。
横断幕がテンションを上げてくれるぜ!
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さて、せっかく雄武の市街地に着いたのはいいが
事前に下調べをやっていない私は
受付の雄武町民センターの位置がさっぱりわからない(また、このパターンか)。

軽ーく迷子になりながら、自転車預り所と思われる、倉庫らしき建物があったので、とりあえず行ってみる。
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自転車を預けてもらおうと係の人に声をかけたら
「先に受付を済ませてね」とのこと。

え、何それ?受付どこ?そんなの聞いてねーよ。
と、ちょっと途方に暮れたところで、興部までバスで一緒だった正義の味方、BD-1のIさん登場!
ああ、知っている人がいてありがたい。

Iさんは親切にも、受付まで私を案内してくれて
その後も、「宿泊先はこっちですよ」とか
オホーツクサイクリング初心者の私に対して、親切にいろいろ教えてくださった。
Iさんに、5回ぐらいお礼を言いながら、受付を済ませ、自転車を預けた。

受付でもらった、巾着袋。
ここにゼッケンや、参加者名簿が書かれているプログラムなどが入っている。
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自転車を預けて、宿泊先のスポーツセンターまでテクテク歩いていきます。
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スポーツセンターに入って、荷物置き場と寝床を確保します。
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とりあえず、私はIさんの隣に陣取ることにした。
プログラムをペラペラめくって、参加者名簿を見てみると
昔の職場でお世話になった上司の名前を発見した。
おーおー、Kさんも参加しているのか、これは是非発見して挨拶しておかなければ。

オホーツクサイクリングは、参加者をいくつかのグループに分けて
グループ単位で走るということになっています。
どういう偶然か、私とIさんは同じグループ。
これも何かの縁なのね。
一緒に、小径車パワーで頑張りましょう!

そんでもってブログ上で交流のある、ブロンプトン仲間である
おかず汁粉さんやプラプラさとうさんの名前もチェックする。
おー、おー、私の前のグループか。
これなら簡単に見つけることができそうだな。
ネット上でしか交流のない人と、実際に会うというのは初めてなので、ちょっとワクワクするぜ。

ワクワクしながら横になっていると、Iさんの職場の大先輩Sさんがやってきた。
Sさんは、過去に娘さんと一緒に何度もオホーツクサイクリングに出たことがある、百戦錬磨のつわものだ。
Sさん曰く、オホーツクサイクリングは荒天時に行われることが多く
かつてはみぞれが降った中で走ったこともあるもあるそうだ。
いやー、今のところはそんなに天気が荒れそうではなく、よかったよかった。
Sさん、へんてこな自転車のわたくしではありますが、ひとつよろしくお願いいたします。

こうして、Iさん、Sさんとともに、夕方から行われる開会式会場へと足を向け
いよいよオホーツクサイクリングの真髄に迫るのであった。

(つづく)

by gossy54200 | 2011-07-12 22:20 | ブロンプトン  

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