ブロンプトンで行く支笏湖
連休最終日、やっと自転車に乗れるような天気になったので
美瑛に行く前に一度やっておきたかった
「ブロンプトンで支笏湖」にチャレンジしてみました。
アップダウンの激しい美瑛に備えるためには、このぐらいの荒療治をやっておく必要があるかなあと。
ちなみにこの挑戦、去年も一度やっています(このときの様子はこちら)。
去年は恵庭分岐を過ぎたところの7%の坂で、心がボッキリ折れてしまい
4kmぐらい延々と自転車を押して歩くというていたらくでした。
今回の挑戦に当たって、ちょっと機材をパワーアップさせることにしました。
オホーツクサイクリングでご一緒させていただいたプラプラさとうさんが
「フロントのギアクランクを50Tから44Tにさせたところ、支笏湖も手稲山も行ける!」とのことで
速攻で44Tクランクを秀岳荘白石店でゲットし
己のエンジンの鍛錬よりも、安易に道具に頼る方向に行かせていただきました。
(自転車のことをよくわからない人のために解説しておくと、50とか44というのは前の方のチェーンにからむ歯車の数のことね。この数字が小さくなるとギア比が小さくなるわけで、スピードは出なくなるけど、走りは軽くなるわけさ)
44Tにパワーアップ(ダウン?)したフロントギアクランク。
誰か暇な人は歯車の数を数えてみてください(どうやって?)。
ついでにペダルも純正のプラスチックペダルが、ついに割れてしまいましたので
昔、ロードにつけていたフラットペダルを移植しました。
今回はせっかくブロンプトンを使うことだし、ラクできるとこはラクしようと
いきなり真駒内まで地下鉄輪行というワザを使います。
常盤まで行くのに疲れはててしまったら、元も子もないし。
黄色のサドル、よさげな感じで目立つな。
常盤のセイコマで補給。
ホットシェフのデカイおにぎりとカロリーメイトと500mlのスポーツドリンクと水。
滝野と支笏湖への分岐を右に行きましょう。
さあ、ここまで来たら、もう引き返せない戦いが始まるのだ。
まずは最初のゴルフ場までの坂。
おお、明らかに50T時代よりも軽く進んでいく。
うん、恐らく10km/h以下でしか進んでいないけど、これは結構楽だぞ。
坂のてっぺん辺りに、小学生のMTBの2人組がいたので
「おはよーっす、頑張れよ~」とエールを送って先に進みます。
彼らは無事に支笏湖に着くことができたのかな?
ちょっと下って、二つ目の坂。
去年はこの段階で早くも自転車を降りて、押しを入れていたのだが
今年はここも難なくクリア!
問題は恵庭との分岐点の後の、最初の激坂。
去年は「7%」の表示を見て、「もうダメだ~」と自転車を降りてしまったが・・・
今年は足をつくことなくクリアしました!!
うわ~、ギアの歯車の数が6個違うだけで、こんなに違うのか。
スピードは全然出ないけど、楽だわ、こりゃあ楽だ。
今回、フォームの修正点としては
基本「やまめポジション」+「立ち漕ぎ」で、ガシガシ踏んでいき
キツくなって背中が丸まってきたなあと思ったら
無理せずに、背中を丸めたままフワフワとなでるようにペダルを回す。
背中を丸めて「休み」を入れたのがよかったのか、息が上がることもなく
ゆっくりながら、スムーズに進んでいく。
あれ、支笏湖ってこんなに楽だったけ?と思いながら
「ようこそ支笏湖へ」の、最高地点(標高約600m)の看板に到達!
ここまで来たら、後はひたすらギュイーンと下るだけです。
ポロピナイ到着。
正確な時間は測ってないけど
多分、常盤の分岐のところから、ポロピナイまで2時間ぐらいで行けたんじゃないかな。
去年は確か2時間半はかかっていた記憶があるから、これは大いなる進歩である。
今回の偉業を称え、店員Aさんを見習って「ドデカミン」で乾杯。
帰りは千歳周りで帰るという、貧脚さん御用達コース。
しかも、千歳からはJR輪行でワープしてるし・・・。
まあ、16インチのブロンで、押しを入れないで支笏湖の坂を登りきったのだから
このくらいのズルは認めてあげようじゃないか。
せっかくのブロンプトンなんだから、輪行できるところはやっておかなきゃね。
土日は坂だらけの美瑛を走るわけだけど、これでちょっとは自信ついたかな。
「3段変速のブロンプトンでは坂は登れん!」と思っている方
44T、マジでオススメです。
さすがに10%を超えるような坂はキツイと思いますが
これさえあれば、ブロンプトンでも
道内ツーリングのほとんどはカバーできるんじゃないかなと思ってしまいます。
次は手稲山に登ろうと思いつつ、今回の日記を終わる。
(走行距離 75kmぐらい)
▲ これさえあればブロンでもヒルクライマーになれる「44Tフロントギアクランク」
by gossy54200 | 2011-09-19 17:44 | ブロンプトン