通勤は冒険だ
普段自転車で通勤するときは、18%の上り坂があるとか、とんでもないダート道を進むとか
道が階段になっているとか、風速25m/sの向かい風が吹いているとか
怖い犬に追いかけられるとか、お墓からオバケが出るとか、志村、後ろ、後ろ!とか
そういうドラマチックな展開はなく
いつもの平らな道をいつものように進んで、5分ぐらいであっけなく職場に到着し
まったくもってつまらない通勤なのである。
しかし、今日の通勤は違うぜ、ベイベー。
見てくれ、このボコボコでツルツルの道を。
ふふふ、これぐらいの障害があってこそ、自転車通勤のしがいがあると言うものよ。
ちょっと雪が降るだけで、いつもの通勤路は、オフロードに変わり
スカイダイビングやジェットコースターのようなワクワク感を感じるのであった。
そう、冬の自転車通勤は、冒険であり遊園地なのである。
このボコボコツルツル道を自由自在に進むためのパートナーはコイツしかいない。
昨日のブログにも出てきた「シュワルベ アイススパイカー」様だ。
今日の路面はアイスバーンで、車はノロノロ運転を強いられていたが
スパイクタイヤにとっては、このアイスバーンこそ、望むところなのである!
(空気圧は2.5気圧にしています。スパイクMTBの空気圧については、店員Aさんのこちらの記事をご参照いただければと思います→http://shugakuso3.exblog.jp/12667179/)
冬の自転車通勤は指がもげそうになるほど凍えてしまう。
自転車用の防寒グローブも存在するようだが、高いので、作業服店「プロノ」の手袋を使う。
(確か1000円しなかったはずだ)
ここは見てくれよりも機能重視で行くことにする。
それでもマイナス5度を下回るとキツそうなので、極寒期は手袋2枚重ね戦法が必要だと思う。
ペダルを漕ぐ。
シャリシャリシャリシャリシャリ・・・
ああ、わかる。
スパイクがめちゃくちゃ仕事をしているのが。
このシャリシャリを聞いていると、血が騒ぎ、脳天は沸騰し
ペダルを漕ぐ足に普段の84%増しで(当社比)力がみなぎってくるのであった。
アイスバーンの中、スイスイと自転車を進ませるのは何という快感なのか。
楽しいよ、楽しいぞ!通勤。
通勤が楽しいと、会社までもが楽しくなってくるような気がする。
(あくまでも気がするだけだが)
帰り道。
芸術は爆発であり、通勤は冒険である。
いろいろ寄り道しながら、10kmぐらいの雪上サイクリングは終わった。
お疲れさま、AnchorFR900号よ。
楽しい雪道MTBであるが
雪道での車道走行は無理があるので(除雪の関係で車道に自転車が通る幅はほとんどない)
どうしても歩道走行が中心となってくる。
狭い歩道で歩行者を威嚇せずに、マナーを守って楽しみたいものだ。
夏と同じ感覚では走れないということを肝に銘じて、不自由な部分も含め楽しんでいきたい。
スパイクMTBがピストバイクのような社会的問題にならないことを願いつつ、今回の日記を終わる。
by gossy54200 | 2011-11-22 23:16 | MTB