最近読んだ本
いろいろと積ん読状態の本を読んだりして過ごしています。
以下、覚書的な感想。
「銀輪に花束を」 斎藤 純
自転車ものの短編小説です。
これはいい。
すごくいい。
とにかく描写がすごくいい。
自転車乗ってて、「あー、この瞬間がたまらなくいいんだけど、うまく言葉にでけへんなあ」というところを
見事に代弁してくれる。
背中のかゆいところに手が届く感じだ。
やっぱり自転車はひとりで、脳内でクラシックをBGMにしながら
のんびり優雅に乗りたいものだなあと。
クラシック音楽のことは全くわからん私であるが。
「やめることからはじめなさい」 千田 琢哉
本当はやりたくもないのに、やらんきゃならんことが多いなあと思っている人には
ちょっとしたヒントになるかもしれない。
この本に書かれていることを真に受けて、すべてのことをやめてしまったら
それはそれで大変なことになってしまうのだが(著者もそこは指摘している)
いかに世の中、キライなこと、自分にとって無駄なことをしなければ
自分の好きなことに時間が費やせるのかと、つくづく思うのである。
私の中でこれはやめたいなあと思っているのは
「言い訳」
「2次会に参加する」(自分の中でどうでもいい飲み会のとき)
「どうでもいい話」
「気を遣う」
「むやみに人に会う」
「ここ一番で考える」
雨宮処凛さんも指摘していたが
他人に合わせようと、どうでもいい話に相槌を打って愛想笑いをしているうちに
自分との仲が悪くなってしまう。
これが一番生きづらい状況だ。
ワガママに自分の中でどうでもいいことをきっぱりと「やめる」ことで
他人には嫌な奴と思われてしまうかもしれないが
大して仲良くもなりたくないような人に好かれようとする努力よりも
自分と仲良く過ごしていくことが一番大事なのではないかと。
「夢をかなえる勉強法」 伊藤 真
司法試験予備校のカリスマ講師の本です。
とは言え、別に私は司法試験などの法律の勉強をするわけではない。
この本では、法律に限らず「自分の夢」をかなえるための延長上に勉強があるんだぞという感じで
人生論的なことがメインになっていますね。
私には今現在、夢などという大層なものはないのであるが
漠然とした目標はあるので、まずはそいつを一歩一歩クリアしながら
夢というものを探していこうかなと、ちょっとポジティブな気持ちになれる一冊。
伊藤さんは「人生の意味を持て」みたいなことをおっしゃっているが
そんな現時点であるのかないのかわからんものに向かっていくのもつらくなるだけなので
まずは目の前のことをしっかりやっていきながら
その過程で「人生の意味」は作られるのではないかなあなどと思うわけである。
などと、とりとめのないことをマジメに語りつつ、今回の日記を終わる。
by gossy54200 | 2011-12-11 00:48 | 読書