三弦橋まで(その1)

夕張に行った。

だいたいこの時期は伊達などの雪の少ないところにワープして、ブロンプトンの走りぞめをするところなのであるが、この日は何としても夕張に行きたかった。
いや、行かなければならなかった。
とにかく、今日夕張に行かないと命の危険に関わるぐらい大変なことになるのであった。
私が今日夕張に行くのは、納税・勤労・教育に並ぶ、国民的義務だったのである。

夕張はまだ雪深いので、もちろんブロンプトンは持参せず。
でもって、車運転するのも面倒だったので、一日散歩きっぷ(2200円)を使って、普通列車でチンタラ行く作戦をとった。

千歳駅で新夕張行きに乗り換え。
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千歳駅では「ドラえもんスタンプ」なるものがあって、ちょっと心動かされそうになったが、冷静に考えるとスタンプを押した後、どのように活用すればいいのかわからなかったので、とっとと列車に乗り込むことにした。
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ガラガラだと思った新夕張行きの普通列車は、思ったより混んでいた。
混んでいたと言っても、余裕で座れるぐらいなのであるが、まあ、恐らく皆私と同じ目的で夕張に向かうのであろう。

十三里(とみさと)駅にて。
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「夕張わ」ってゆー部分は、ギャル言葉を意識しているのか、それとも素で間違えているのか、何とも判断がつかない微妙な看板であった。

新夕張で夕張行きに乗り換え、千歳からの客はほとんどみんな乗り換えていた。

でもって、地元民らしきギャル二人が新夕張から乗り込んできて
「うわぁ、何で今日はこんなに混んでるの?」とビックリしていた。
そうかそうか、地元のギャルは今日夕張で何があるのか知らないのか。

まあ、混んでいたと言っても20人程度しかいなかったわけだが、普段は5人ぐらいしか乗っていないんだろうなあ。

発車します。
ガタンゴトン。

1両編成のディーゼルワンマン列車が、雪深い夕張の山合をゆっくり走ります。
ギャル2人組は、夕張における雇用と子育てについて語っていた。
財政破綻した夕張では、働くこと、子供を育てることにも、都会では想像もつかないぐらいの大変さがあるのだろうと思うわけだが、意外とあっけらかんとした感じで話していた。
というか、あっけらかんとノーテンキにやっていかないと、こういうマチでは暮らしていけないのだろうなあとも思う。
「もう失うものなんてないさ。やったれ!やったれ!」っていうような勢いがこのマチには必要なのかもしれない。

途中、鹿の谷の辺りで列車は速度を落とした。
何だ何だと思ったが、ギャル2人組によると、「ああ、また鹿が出たんだね」とのことだ。
そーいえば、夜中の夕張駅前にのっそりと当たり前のように鹿がいるようなマチなんだよな。

ギャル2人組は鹿の谷で降りて、私は終着の夕張まで行った。
さようなら、夕張の未来を支えるギャル2人組。
夕張の若者がどのくらいの比率で自分のマチに残るのかは知らないが、今後の夕張を支えていく若者たちに幸あれ。

夕張駅。
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ホントは自転車持って行きたかったんだが、さすがにこの雪じゃあ無理だね。
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でもって、なぜ私は突発的に3時間も普通列車に揺られて夕張に来たかと言うと、コイツを見るためであったのだった。
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(つづく)
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by gossy54200 | 2012-03-26 00:32 | 日記 | Comments(4)  

Commented by waltz_t at 2012-03-26 07:53
おぉ、かつてのゴシさん節が戻ってきた雰囲気が。
続き、楽しみです。
Commented by gossy54200 at 2012-03-26 21:45
やはり私はプチ旅行記が最も書きやすいようですね。
これに自転車が加われば本領発揮なのですが。
Commented by siro_pug at 2012-03-27 00:45 x
待ってました!ごしさんの「さようなら」
夕張の春はまだ遠そうですね〜
Commented by gossy54200 at 2012-03-27 22:14
やはり空知管内の雪はすごいですね。
例年だったらレースイスキー場もクローズしているころですが、今年は4月半ばぐらいまで営業できるんじゃないでしょうか?
もっともスキー場はガラガラでしたが。

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