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はじめてのブルベ~長万部400走行記(その5)

あー、すっかりブログ更新をサボってしまいましたね。

まんべ400はどこまで行ったんでしたっけ?
あ、そうそう、まだPC2の北檜山で止まっていたんでしたね。

いやー、PC2までは気持ちのいい走りだったなあ。
ここまで130.7kmで、平均時速26.9km/hは追い風参考記録とは言え、私にとっては驚異的スピード。
恐るべしは集団走行の力ですね。

さて、PC2の休憩地点で、今回のキーパーソンとなるMr.X氏にこっそりと連絡を取ります。
このMr.X氏が今回のブルベ後半戦の重要人物となるわけですが、しばらくは出番がないので、一旦Mr.X氏にはお引取り願うことにして、話を続けていきましょう。
登場するまでしばしお待ちください、Mr.X氏。

20~30分ぐらい休憩を取って、50kmぐらい離れたPC3のローソン八雲町立岩店へと向かいます。
14時前には出発して、目標到達時刻17:00ですから、こっからは余裕が出てきますね。
つくづくPC1~PC2までの神のような追い風に感謝、感謝なのであった。

PC2をスタートします。
一旦、さようなら、北檜山。
また、次の日の明け方に戻ってきます(予定)。

PC2を出てから、10kmぐらい国道229号線を南下します。
ここは私がせたな在住時に、ロードバイクでよく走っていた道で、懐かしい気分にひたりながら自転車を走らせます。
この辺りから、メンバーとはすこーし遅れ気味の走行になりますが、時間に余裕があるので、そんなに気にはしていませんでした。
平地の走行能力は、明らかにメンバーの中で一番下だということはわかっていたので。

道道42号線との分岐点を左に曲がります。
八雲方面の雲行きが怪しいので、雨に備え、メンバーの皆さんはシューズカバーを装着しますが、そんなものを持っていない私は、靴下の上にコンビニビニール袋をかぶせる戦法でしのぐことにします。

そっか、やっぱ、シューズカバーは必須なのだなあ。
もし、来年ブルベに出るようなことがあったら、そのときまでには買うことにしよう。
(雨対策はものすごくずさんだった。というか他のメンバーの皆さんに比べ、すべてにおいて装備の準備は舐めていたと思われる)

ま、結局、雨は降らんかったので、結果オーライなんだけどね。

さて、雨対策を終えて、日進峠へと向かいましょう。
せたな在住時、こんな峠道を自転車で走るなどという発想は全くなかったので、この道を自転車で通るのは初めて。
車では何回も通ったことがあるのだけどね。

しばらく、平坦な道が続きます。
お約束のように、メンバーの皆さんにぶっちぎられます。
ま、最初の月越峠同様、上りで勝負かければいいやぐらいに思ってましたね。

で、本格的な峠に入る手前のパーキングエリア。
ここでちょっとした異変が起こります。

easyさんの様子がちょっとおかしい。

「寝不足で体調が万全でない」とのことで、パーキングエリアで少し仮眠を取られるようです。
そうか、そうか。少しでも異変を感じたら、きっちり休憩を取ることが大事なのね。
さすが、ブルベ経験の豊富な人は違うなあと感心しながら、先に進みます。

峠道に入ります。

峠自体は、自転車経験値が上がった今となっては、そんなにキツイ峠ではなかったですね。
どうしてこんなにいい道を、あのときは車でしか走らなかったんだろうと思ったぐらい。
平均3~4%の上りで、Max6%ぐらいという感じだったでしょうか。

しかし、キツイ峠ではなかったのだが、私の足取りは重い。
明らかに最初の月越峠のときの勢いはない。
10km/hちょっとのスピードでえっちらおっちら上ります。
まあ、ゆっくり休みながら上ることにしましょう
「どうしましょう班」の皆さんにはさっぱり追いつく気配がありません。
ちょっと前半のハイペースの反動が来たのかなあ。

えっちらおっちら上っているうちに、片側交互通行トラップに引っかかります。
ここで3分ぐらい待ったでしょうか。
待っている途中で

easyさん復活!

おお、全然タイムロスをものともしないではありませんか。
easyさん曰く「5分ぐらい寝ていた」ということですが、こうした細かい休憩をしっかり入れることによって、走りは復活していくんだなあと。
ゆっくり休みながら走ることを選択した私としては、もっときっちり休んだ方がよかったのかなあと反省。

片側交互通行の規制が解けて、再び坂を上り始めます。
くー、やっぱ全然上れんのう。
月越峠では使わなかった23T、25Tをここでついに発動させます。
なんだか踏めないんだよなあ。

easyさんと共に、ゆっくりと、どこまで行けば峠の頂上なんだと思いながら、最後の力を振り絞り、頂上到達です。
月越峠に比べると、斜度、距離、共に短いはずなのに、明らかに日進峠の方がしんどく感じましたね。
さすが、ここまで無鉄砲に150km以上走ってきただけのことはある。

さて、こっから下り。
峠のふもとでちょっとやられ気味だったeasyさんが、みるみる復活していきます。
休養効果は大のようでしたね。

しかし、ただでさえ下りと平地の走りに難がある私は、こっから全くついて行けません。
mugen夫妻に途中で少し待っていただきながら、何とか前に進んでいくのが精一杯。
(mugen夫妻、このときは本当にありがとうございました)

かなり心が折られる日進峠下りの走行でした。


あー、全然ついて行けなくて、俺、すげー迷惑かけてるんじゃないか。

前半でかなり脚使っちゃったから、もう残りはこんなハイペースでは走れないな。

あー、無理!俺、絶対、無理!

気分はすっかりネガティブ。
何で俺、こんなハイペースの人たちと一緒に走ろうと思ったんだろう。

元々子供時代、運動神経ゼロで、体育系における根性というものがまるでなかったので、一度、ダメかなあと思ったら、もう踏ん張りがききません。
小学生のとき、運動会の徒競走で、6年間ぶっちぎりでビリだった思い出がフラッシュバックしてきましたね。
ああ、やっぱり俺は子供のころから、24時間年中無休でへたれだよと。

このころの私は、メンバーの皆さんに離されながら、次のような考えに頭が支配されていましたね。


もう、メンバーについて行くのは無理だ。PC3からは「どうしましょう班」から離れて、マイペースでひとりで走ろう

(つづく)

by gossy54200 | 2012-09-29 00:03 | ロード  

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