再び「やまめ」にチャレンジ

私のブログのアクセス状況を調べてみると、「やまめ」を検索ワードに訪問される方が結構多いようです。

その割には、「やまめ乗り」について役に立つ情報は何一つ書いておらず、しまいには「やまめなんてやーめた」と去年の10月ごろサジをいったん投げてしまい、「やまめ乗り」について知りたい人たちの心を踏みにじること約一年。
今年の夏ぐらいまでは、「やまめ?そう言えばそんなものもあったけな」ぐらいに自己流の乗り方を通し、せっかくタイヤやホイールを替えても、ちっとも速くならないこと亀の如しなのであった。


転機は9月の400kmブルベのときでした。

夜中の1時ごろ、熊石辺りを走っているときに、妙にペダルに力が入んなくても進むなあという感触がありました。
足の重みで自然とペダルがストーンストーンと落ちていくような感覚でしょうか。
文字で書いても、なかなか伝わらないようなアレでナニなんですが、このときの自分の走行中のシルエットを街灯越しに見ると、正に「背筋ピーン、お腹ボッコリ」の「やまめポジション」だったわけです。

おお、これが「やまめ」なのか?
私が求めていて、あきらめかけていた「やまめ」なのかと。
おー、「やまめ」待っていたぞ!
「これで俺は無敵だ!どこまでも走り続けることができる」
などと思っていたのですが、休憩を境に感覚をすっかり忘れてしまい、「やまめ」はそれっきり戻ってこなかった。
多分、300km以上自転車を漕いで、私は幻覚を見ていたのだろう。
そうだ、あれは幻であって、きっと夢を見ながら自転車を漕いでいたのだろう。
んだ、んだ、ちょっと乗り方を変えたぐらいで、いきなり速くなるわけなどないのだ。


なーんて思って、美瑛センチュリーライド。
先日のブログにも書きましたが、久々に堂城さんの「やまめの学校」を受講いたしました。
受講してみると、いかに去年適当に話を聞いていたかを思い知らされました。
目からウロコがボロボロこぼれまくり。

そうか、重心とはこういうことだったのか!

結局のところ、重心を理解しないで、ただ「背筋ピーン、お腹ボッコリ」だけを真似したところで、正しく駆動系に力を伝えられないと、ただ体幹だけに負担がかかってちっとも進まないつらい乗り方になってしまう。
体重のかけ方がカンどころなのだなあと。

で、体重のかけ方に意識して、ブロンプトンで美瑛の丘を走ってみました。

お、上りが楽!

3段変速のブロンプトン(44T)でも、ひとつギアを余して上れるではないか!
ハンドルを引いて、サドルの後方に座っちゃうと、後ろにと言うか下方に力がかかっていくわけだから、前に進むわけがないのですね。
それとは逆に、前に体を投げ出す感じで、ハンドルは引かずに押せばいいのね。


うーむ、これはもうちょい「やまめ」を研究した方がいいなと、美瑛が終わった後も、YouTubeで公開されている「やまめの座学」の動画を見ながら、いろいろポジションを考えました。

心がけたことは次の4つ。

・股関節からしっかり体を倒す。
・肘はしっかりグイッと曲げる(←ココに一番気をつけた。逆に言えば肘が曲がるぐらい体を倒します)。
・ハンドルは引かない、押す。
・ペダルをしっかり上から下に踏む(と言うか、2時方向からグイッと足の重みを利用して、ペダルを落とす感覚)。

で、いつもの80kmコースをシャカリキに漕いでみました。
その効果としては

・平均速度が、普段よりも3km/hほどアップ。
・5%ぐらいの1km程の坂も、インナーに落とさずに、アウターでガシガシ行ける。
・麻雀で役満を上がった。
・女にモテるようになった。
・北東に進むが吉。
・ラッキーカラーはピンク。

上りのスピードは、普段より5km/hぐらいは違ったような気がします。
風がなくてコンディションがよかったこともありますが、これは大きな進歩。
シーズンオフを前に、ようやく自転車が楽しくなってきたんじゃないかと思えるようになりました。


そんなわけで、ようやく自転車の乗り方の入口がちょっと見えてきたなあというところで、私にとって、今年最後のロードイベント「センチュリーラン紋別」で「やまめ」の威力を発揮してやろうと思ったわけなのであった。

(前置きが長くなりましたが、次からは紋別シリーズです)
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by gossy54200 | 2012-10-18 23:37 | 自転車 | Comments(10)  

Commented by タッチ at 2012-10-19 08:28 x
延々と長距離を走るという非効率の先に見える効率....なんだか、空手道部に居た時に2時間くらい延々と正拳突きをやる「1000本突き」というメニューの終盤で余分な力が抜けて凄くいい突きをしている自分に出会えるんだけれど、次の日には元通りというのを思い出しましたw
女性にモテる様になって良かった!w
紋別編、楽しみです。
Commented by pen at 2012-10-19 18:56 x
すごい効果! 笑いました。
 わたしもこの冬は効率のよいペダリングを目指してみます。
決まるとなんか気持ちいいんですよね~。自転車との一体感とでも言うのでしょうか。 でも続かないんだこれが^^;
 touchさん、そのまま正拳突きを続けるとネテロ会長に!(イミフ)
Commented by siro_pug at 2012-10-19 22:49 x
おぉ!恐るべきやまめ効果!!
まるで某大衆週刊誌の裏にある「奇跡のトルマリンブレスット」のようですね!!
私もやまめ乗りについては意識してはいるのですが、
なかなか身につきません。やまめというよりはウグイレベルです(;^ω^)
Commented by gossy54200 at 2012-10-19 22:54
>タッチさん

感覚的につかみかけたものを、美瑛で体系化して、もう一度実験してみたところ、方向性は間違っていないかなという現状です。
いやあ、自転車は面白いなあと、スポーツサイクルに乗り始めて10年ぐらいたって、やっと少し実感できたような気がします。
ま、あーは書きましたが、女性にはさっぱりモテないわけなんですがねww
Commented by gossy54200 at 2012-10-19 22:58
>penさん

なかなか私にはAve25km/hを超えるような会心の走りができることは少ないのですが、心がけたことを実践することによって、「おお、これかも!」と思う走りができるのはうれしいものです。
後はこの調子が紋別でも続くかどうかなのですが、それは続編をご参照いただければと思います。
Commented by gossy54200 at 2012-10-19 23:04
>siro_pugさん

私も「やまめ」が身についているなどとは口が裂けても言えないようなレベルです。
座る位置や肘の角度や体の倒し方をいろいろ変えて、「お、これじゃないか!」と思う瞬間がたまーにあるのですが、そのポジションが長続きしないのですよね。
オフは柔軟性を鍛えていきたいと思います。
恐らく股関節の使い方がキモなのかなというような気がします。
あくまで気がするだけですが。
Commented by 店主A at 2012-10-20 07:51 x
あくまで私見ですが、、ヤマメポジションというのはアンクリングを避ける究極の上体姿勢なのではないかと考えています。
私は腰があまり良くないので、ヤマメほど極端に前掲ができません。しかし、ヤマメが目指したであろうアンクリングを避ける脚の運び方を再現するように考えているところです。
ヤマメの難しさは、上体の傾きをいかにして長時間維持するのか、、ということなんでは、、と考えるところですね。
Commented by gossy54200 at 2012-10-20 22:21
>店主Aさん

確かにやまめでは、「かかとを下げない」ということを意識しなくても、かかとが下がらないようになってしまいますね。
私見ですが、腰に爆弾を抱えている高千穂遥さんも、やまめの信者になって腰痛が緩和されたとのことですので、腰の負担はむしろ少ない乗り方のような気がします。
本文に書いたように、「腰椎」ではなくて「股関節」で倒すという感じなのですよね。
私は股関節が硬いものですから、なかなかうまく股関節で体を倒すことができませんが、前傾が決まったときの足捌きのスムーズさはクセになりそうです。
ただ、店員Aさんのご指摘の通り、それを長時間維持するのは、私にとって今のところ難しいところですが。
(ハーフセンチュリーぐらいの距離ならなんとか行けますが、100kmを超えてくるとどうかというところでしょうね)
Commented by kwhiro at 2012-10-21 23:10
gossyさん、こんばんは。それがですね、ヤマメ乗りすると腰が痛くなるんですよ。どこが間違ってるんだろう?
Commented by gossy54200 at 2012-10-23 00:03
むむ、そうなのですか。
猫背の方が腰に圧力がかかるので負担になると、何かの本で読んだのですが、個人差があるのかもしれませんね。
いろいろネットで調べたところ、大腰筋のストレッチで大腰筋を伸ばすとよいとの記述があります。
フォームを維持するための土台作りであるストレッチと体幹トレーニングが重要になってくるのでしょうね。

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