自転車は「自己完結」できる遊びでなければならない

今年は初雪の便りが例年に比べ遅い北海道でありましたが、ようやく空から白いものが降ってくる季節となり、私の2012年自転車シーズンも「完全オフ」となりました。

「おや、今年はMTBにスパイクタイヤで冬チャリはしないのか?」という意見もあろうと思いますが、冬チャリに関する記述はそのうち書くことにして、今回は「どうも、最近自転車に乗る気にあまりならんなあ」ということに対する考察です。
(私は理屈っぽいところがかなりあり、感覚的に行動したことでも、後で理由づけて自分の中で納得しないと気がすまない、めんどくさい人間なのです)

私は俗に言う「スポーツ自転車」に乗るようになってから、今年で11年目となります。
とは言え、ブログで自転車生活について書いたり、サイクルイベントに出たりと、精力的に活動しているのはここ2~3年の話で、それまではテキトーにひとりで自転車を走らせている程度のものでした。

喜ばしいことに、最近は自転車関係の知り合いも増え、我が自転車生活順風満帆!向かうところ敵なし!
これからもっともっと自転車を楽しんでやるぜえ!
……と、言いたいところですが、どうもここ2年ぐらい「何か違うんじゃないか?」と違和感を感じているのであります。

その違和感の正体が何なのか、イマイチわからないまま、「まあ、11年も乗っていれば飽きてくるよなあ」と強引に自分を納得させようとしたところで、先日コソさんが「これだ!」という記事を書いてくださいました。

その記事がコチラです。

そうか!自転車生活を楽しむということは「自己完結」できるということか!

目からウロコがこぼれまくりで、ようやく違和感の正体がわかりました。
最近は「自己完結」できないサイクリングが多くなっているのではないかと。

思えば私の自転車生活はずーっと「自己完結」スタイルでした。
平日の夕方ふらっと30kmぐらい走ったり、休日100kmぐらい走ったりして、「なんだか今日は楽しかったなあ」と特に理由のない自己満足を感じる、言葉にはうまく表せないですが、そんな「自己完結」な自転車スタイル。
あのころは「理由はないけど、とにかく自転車に乗ること自体が楽しい」と思い、「自転車に乗る意味」とかそんなことは考えずに本能のままに目的地も決めずにふらふらと乗っていました。

でも、最近何かが違うのです。
「イベントに向けて走れるようにならなきゃ」とか「もっと速く手稲山を上れるようにならなきゃ」とか「機材はこれじゃなきゃなあ」とか「乗り方はこうじゃなきゃなあ」とか、そんなことを考えて、自転車に乗ることがすごく窮屈になってきました。
数字とかそういうものに振り回されて、義務感で自転車に乗っているような気がして、「これってちょっと違くね?」と。

要するに欲が増えてしまい、「これでは満足できない!更なる満足を」と記録やら他の人との比較とかそういうものに振り回されてしまい、本来持っていた「自己完結」の世界が崩壊しだしたのが、ここ2年じゃないかなあと思っているわけです。

2013年は、再び「自己完結」スタイルの自転車乗りを目指していきたいものです。
(誤解のないように言っておきますと、イベントや集団走行を否定しているわけではなく、こういった場でも「自己完結」の満足を目指していくという意味です。何だか伝わりにくい文章でアレですが)

「少欲知足」

これが私の目指す自転車スタイルなのかもしれません。

機材や走力が今より劣っていたが、今よりも楽しめたころをもう一度思い出していきたいものです。

気軽に楽しめる安クロスが一台欲しいなあと(←この時点ですでに「少欲」ではないような気がするが)
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by gossy54200 | 2012-11-21 23:10 | 自転車 | Comments(6)  

Commented by waltz_t at 2012-11-22 00:10
最後の一行に大爆笑!
矛盾も自転車の楽しみのひとつだと思われますが、これは自己完結しそうにないなぁ・・・・
Commented by gossy54200 at 2012-11-22 20:10
ブロンにしてもロードにしても「よそ行き」の自転車なのですよね。
ホテルで正装して食事をしなければならないような窮屈さを感じるのです。

何かそうじゃなくって、ジャージ姿で牛丼屋でメシを食うような、そんな自転車が一台あるとホッとするのですよね。
Commented by waltz_t at 2012-11-22 21:53
とてもよくわかります!非常に同感です!
実は今年もっとも楽しかったポタは、es2でのそれだったんですね。
日曜の朝方、1.2時間程度開いた時間があって、でもその程度の時間じゃあロードもブロンも出すのが面倒で、駐輪場にそのまま置いてあったes2で仕方なく(仕方なくです)、ふら~っと走り出したんです。
しかし結果的にそれがとても楽しくて、今でも忘れられないんですよね。
普段自転車で出かけるときは必ずカメラを持つのですが、この時は持ちませんでした。時間が短いし、そもそも自宅近辺のes2とのポタに何か期待するなんてありえませんでしたので。
だからブログ記事にもしてないんですが、あの時のポタには自転車の本質があったなぁと思ってます。
そして数週間後に、「こないだは面白かった!、ブロンならもっと面白いだろう」と同じような感じで走りましたが、es2と感じた楽しさ感覚は味わえませんでした・・・

長文失礼でした。
Commented by gossy54200 at 2012-11-22 23:32
私も感覚的にその手の楽しさは理解できるのですが、それをうまく伝えられないのがもどかしいような気がします。
思うに「期待値が低い」サイクリングって、「意外な面白さ」を発見できるような気がするのですよね。
うまく言えませんが、有名店で行列を作って食べた料理が90点の味だったときよりも、ついふらっとまったく期待しないで入った店の料理が70点の味だった方が「おいしい」と思えるような感覚なのでしょうか。

ちなみに私が今、漠然と欲しいなあと思っている自転車はあさひの「プレスポ」だったりします。
Commented by タッチ at 2012-11-25 03:45 x
「自己完結」、深いお言葉ですねぇ。
まだ自転車に乗る様になってから3年しか経っていませんが、もっと遠くへ!もっと速く!っていうのはどうも違うのかなぁ、とやはり違和感が出て来ていたところでした。
速くなくていいので、遠くまで行きたいという気持ちはあるのですが(早くも矛盾)。今まで見落としていた色んな景色に会いたい気持ちはあるんですよね。
ロードは多人数で走るのが楽しいというお言葉もありましたが、単独走がどちらかというと好きな私には当てはまらないかなー。あ、でも、そうしたらランドナー/シクロクロスでいいのか。
なんか、モヤモヤしますなぁ〜。
この話題で一晩語り尽くせそうなきがしますw。
Commented by gossy54200 at 2012-11-25 10:40
>今まで見落としていた色んな景色に会いたい気持ちはあるんですよね

これはわかりますね。
時速30kmのロードだと見落としていたものが、時速15kmのブロンプトンではわかったりとか、そういうことはありますね。

トレーニングとして走るのか。
通勤とかの実用目的で走るのか。
純粋にチャリ旅を楽しみたいのか。

目的によって必要とされる自転車が異なるわけで、いやー、これはいくらお金があっても足りないと(笑)。
なのである程度のところで割り切って「自己完結」させる必要があるという結論に達しつつあるあるわけですが。
いや~、自転車って本当に奥が深いものですね。

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