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プライベートレッスンを受ける

どうも、こんばんは。
今、釧路館内で泳げるようになりたいと最も切に願っている男です。

さて、先週発見した隣町白糠のプール。
安い、すいている、年中やってると三拍子そろった完璧なプールなのであった。
今はやりの言葉で言うと、トリプルスリーですね(いや、それは違う)。

さらにこのプールの素晴らしいところは、入館料だけでレッスンまで受けることができるということで、今回は大胆不敵にもレッスンを受けることにしたのであった。


私が4月に受講した某ジムの水泳レッスン。
一応、初級者向けにはなっていたが、どういうわけかフリップターンができる人まで紛れ込んでいた。
10人ぐらいの受講者の中で、私は桁違いにバタ足ができなく、すでに他の受講者が皆25mたどり着いているにも関わらず、私はプールの真ん中でハーハーゼーゼー息を切らしており、「何だこいつおせーなー」という視線が痛く(被害妄想)、私はレッスンの邪魔者なのではないかと自己嫌悪に陥ったのであった。

そうなのだ、私が小学校のころ体育がずば抜けて嫌いなのには、こういう理由があったのだ。
みんなの前で、逆上がりや跳び箱ができない姿をさらし者にされ、しかも教師はどうしたらできるようになるのかさっぱり教えてくれない。
当時は体育自体が大嫌いであったが、実は体を動かすこと自体は嫌いではなく、みんなの前でできない姿をさらしものにされるのが嫌いだったんだと気づいたのは、大人になって勝手気ままな運動を始めてからのことである。
あのトラウマを植えつけるような教育スタイルは何とかならないものなのかね。
後、球技とかで、へまをしたら上手い奴に怒鳴られるのも苦痛だった。
ジャイアンズののび太くん状態ですね。


話はずれたが、そんなわけで、プールの邪魔者になっていた私は、速攻でジムを退会し、しばらくは自転車やランにあけくれていたのであるが、10月より電撃的に水泳界に復帰し、釧路町プールで我流スイムをバチャバチャとしていたのであった。
しかし、我流だと、どこがどう悪いのかわからなかったり、悪いところに気づいても、どう直していいのかわからなかったりで、限界を感じるのですよね。
水泳やスキーのような「コツ」がものを言う特殊なスポーツは、「慣れるより習え」だと思うのですよね。

白糠のプールは、本日も絶好調にすいていて、レッスンが始まるまで人の気配がまるでなかった。
そして、恐れていた通り、というか予想通り、時間になっても受講者は私一人で、マンツーマンのレッスンが始まったのであった。

マンツーマンだったら、他の受講者の視線を気にすることなく、のびのびとレッスンを受けられる。
たった300円ぐらいの入館料で、50分のプライベートレッスンが受けられるんだから、このプールは日本一すばらしい。

「じゃあ、まずキックから始めますか」と、ビート板を渡される。
バシャバシャバシャ。
相変わらず、秒速1cmぐらいしか進まない。
4月に通ってたところは、「足をムチのように動かして」と言うだけで、そこからほぼ完全放置プレイであったが、さすがに一対一だと、私のようなバタ足赤点の人間に対しても、どうにかしてあげようと、色々な角度から教えてくれる。

破滅的に足首の固い硬派の私は、足の甲で水面を打つということができない。
足の甲で水を感じるという感覚がさっぱりわからない。

そんなわけで、「水の中で立って、サッカーのように水中で足を蹴る動作をしてみるといい」というアドバイスを受けた。
コーチが実演したところ、蹴った足の先から、水面にフワーッと水のゼリーのようなものができている。
しかし、私がやっても水面はビタ1mmも動かない。何故だ?

どうも足首の使い方が悪いようで、足首を曲げずに、私のできる限り足首を伸ばした状態でフィニッシュするように蹴りを入れてみた。
5回ぐらいやってみたところで、ようやく水面が1mmぐらい動いた。
なるほど、これが足首の使い方なのかと、ほんのちょっと納得した。

引き続き、呼吸の練習。
ビート板を持って顔は水にもぐらせた状態でキックをして、呼吸をするときに顔を上げて呼吸する練習を行おうとしたが、顔を上げると脚が沈み呼吸どころではないという状況に陥り、「この練習はキックがもう少しうまくなったらやりましょう」と、中止になったのであった。
全くもって、それは的確な判断である。

最後に、キャッチアップクロールの練習。
息継ぎなしで、片腕ずつ回し、両手が前に揃ったところで、反対側の腕を回すという練習だ。

最初はTIっぽい感じの腕の動きで、ハイエルボーから、手前にギュイーンと入水とやっていたが、それは全力で否定された。
腕は伸ばして、もっと遠くに入水しろと。
そうなると、もうどうやって腕を動かせばいいかわからない。
それでもわからないなりに、どうにか腕の力だけで、ちょぼちょぼと進んでいく。
少なくともバタ足練習よりは100万倍楽しい。

どうやら私は左の掻きに問題があるようで、肘でなでる形になっているという指摘を受けた。
あと指先に力が入りすぎ、指が開きすぎと。


プライベートレッスンはじっくり見てもらえていいのだが、集団レッスンのように他の人がやっている間は休んでいるということができず、ずーっと泳いでいなくてはならず、体力的にしんどい。
水中ではひたすら息を止めてくださいという指導なので(息を吐いたら肺の浮き袋がなくなって沈みやすくなるとのこと)、完全無酸素運動で、7~8m泳いでは立ち上がり、ハーハーゼーゼー状態なのであった。
ただ、肋骨を上げるような胸式呼吸をしろというアドバイスは死ぬほど役に立ち、体が沈みにくくなった。

50分のレッスンが終わり、採暖室でコーチと談笑した。
コーチには、「久しぶりの受講生だ、なんとしても逃がさないぞ」という、固い決意のようなものを感じた。
ガンガンレッスンを受けて、ビシバシ練習しないと申し訳ないような気分になった。


レッスン自体は、完全に落ちこぼれモードの私であったが、悪い気はしなかった。
「欠点が多いということは、その分伸び代も多い」と堂城さんも言っていたではないか。
時間はものすごくかかりそうだが、この人口密度の低いプールとこのコーチについていけば、バタ足ができるようになるのではないかと、根拠のない自信を持ったのであった。
いつまでも苦手なことから逃げてはいけない。
やはり、きちんと人に習って、もう一度土台の部分から作り直そう。

ただ、マンツーマンはやっぱり体力的にキツイので、できれば私と同レベルの人と、私よりちょっとうまい人がもう2人ぐらいいるといいんじゃないかな。

月額2260円で、週2回、ほぼプライベートでレッスンを受けられる水泳教室なんて、日本全国探してもそんなにないと思いまっせ。
釧路、白糠方面の水泳初心者は白糠プールへGOだ。

ごきげんよう。

by gossy54200 | 2015-12-05 00:41 | 水泳  

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