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携帯ポンプについて考える

とある土曜日。

朝、ロードで阿寒方面をふらふらしていたら、いきなり後輪にずびずびずびーと引きずる感じがあったので、どーなっとるんだと後輪を見たら、見事にぺちゃんこにパンクしていた。

おお、何たることよ!
私にはパンクの神様がついていて、ロードでは絶対に出先でパンクしない自信があったのに、よりによって阿寒の何もないところでパンクするなんて、全くパンクの神様も意地悪なことよ。

でもって、後輪を外して、チューブを取り出すと、見事に後輪とチューブがかんでいる状態で、こいつがパンクの原因なのであった。

そうなのだ。
グランフォンドきよさとで、振れ振れだった後輪を直してもらおうと、ショップに持ち込んだ際に、「タイヤ外さないと正確な振れ取りはできないよ」ということで、タイヤを脱着したのであった。
もちろん、タイヤを脱着したのは私である。
すなわち、タイヤをつけ直した際に、チューブとかませるようにつけてしまったのは私であり、今回のパンクの全責任は私にあり、パンクの神様は全く関係がないのであった。

あー、私のバカバカバカ。
と、自分の頭を20回ぐらい殴りたい気がしたが、そんなことよりも、この状況では可及的速やかにパンクを直す必要がある。

ロードで出先でパンクしたのは8年ぶりぐらいだ。
確か8年前は、きちんとチューブ交換することができ、その後、普通に走ることができたので、今回もなんとかなるだろう。
8年前にできて、今できないことはない。

んなわけで、サクッとチューブを交換し、今度はタイヤとチューブがかまないように、慎重にタイヤをはめた。
もう大丈夫だ。
我ながら完璧なチューブ交換っぷりだ。
これであとは空気を入れれば完成だ。

さて、空気を入れよう。
携帯ポンプでシュコンシュコンと。

ん?

んん?

チューブのバルブとポンプの口金が合わない!

なんだこれ、全然固定されないじゃないか。
空気入れた先から、シューシュー抜けていって、ちっとも空気入らんぞ。

おかしい、6年前利尻島でブロンプトンパンクしたときは、このポンプできちんと空気入ったのに。
このときは空気を入れることはできたが、ブロンプトンの後輪をはめることができず、結局、レンタサイクルを使った)
というか、6年間このポンプは全く使われていなかったわけで、その間、雨ざらしにしたこともあったし、色々劣化していたのだろう。

それにしても困った。
とりあえず、最低限の空気を入れることはできたが、手で触ってもぷにぷにする感じで、これで走るのはためらわれる感じだ。

そうだ!
こんなこともあろうかと、私はCO2ボンベをサドルバッグに忍ばせていたのだ。
しかし、使ったことは一度もない。
果たしてきちんと使うことができるのか?

とりあえずやってみよう。
むむ、これもポンプの口金とチューブのバルブが合わない。
おかしい、ポンプの口金はきちんと仏式に合わせているはずなのに。

まあ、いいや。
とりあえず、入れてみよう。

プシュー。

ああ、タイヤに空気が全く入らず、全部漏れていく……。

万策尽きてしまった。
私はこれからどうすればいいのか?

阿寒から40kmぐらい自転車を押して帰るのも現実的ではないので、時速20km行くか行かないか程度で、恐る恐る進みます。
もう行くしかないだろう!
頻繁に後輪チェックしながら。

なんとか、再びパンクすることなく、家にたどり着くことができ、めでたしめでたしであったのだが、家で空気圧チェックすると、たったの0.5気圧しか入ってなかった。



そんなわけで、この日以来、私の最重要課題は「携帯ポンプをどうするか」ということであって、携帯ポンプに比べたらポケモンGOなどゴミのような存在である。

色々とGoogle先生に尋ねた結果、私がポンプに求める条件は以下の3点あるという結論に達した。

1.延長ホースがついている。
2.口金がねじ込み式になっていて、きちんとバルブと固定されること。
3.安いこと。


んなわけで、私がまず目に付けたのは、Amazonでもランキング1位になっているこれである。

パナレーサー 空気入れ ミニフロアポンプ 米式/英式/仏式バルブ対応 [フットステップ装備] BFP-AMAS1

Panaracer(パナレーサー)



Amazonで1800円ぐらいと安く、ホースもついていて、仏式バルブ対応のねじ込み式の口金もついている。
フットステップ付きなので、フロアポンプのように空気も入れやすい。
完璧だ!これは完璧なポンプだ。

しかし、弱点。

でかい。

そうなのだ。
でかすぎるのである。
一応、フレームにつけるためのアタッチメントはついてるが、ものすごくネジを回しにくく、つけにくい構造になっていて、なんとかトップチューブにつけたはいいが、ブレーキワイヤーと干渉してあずましくない(北海道弁)。

ブロンプトンやMTBで出かけるときに、リュックに忍ばせるにはいいが、ロードでこれは使えないなあと。

ということで、第二の選択。

air bone(エアボーン) スーパーミニポンプ ブラック

air bone(エアボーン)


TRISPORTS(トライスポーツ) お助けチューブ(米式アダプタ→仏式バルブ延長チューブ) 2701031

TRISPORTS(トライスポーツ)



ホース付きのポンプを買うのではなくて、ホースとポンプを別に買えばいいのではないかと。
で、ホースについて調べてみたら「お助けチューブ」がでてきて、「お助けチューブ」をAmazonでチェックすると、「これと一緒に購入したもの」でエアボーンのミニポンプがでてきたので、ついでだからえーい一緒に買っちゃえとポチリ。
これもポンプとチューブセットで2500円ぐらいと、そんなに高くない。

で、届いた物を見ると、すげーちっこい。
サドルバッグに余裕で入るぐらいちっこい。
ホントにこんなので空気入るのかと。

そんなわけで、実験してみます。

まずはお助けチューブの口金をバルブに合わせます。
これもねじ込み式なので、漏れることなく安心。

で、チューブをミニポンプにつないで、シュコンシュコンと。
やってるうちにポンプ本体が熱を持ってきて、これホントに大丈夫かと思ったが、ゆっくりながら確実に空気は入っていく。
やはり、口金がきちんと固定されているのは心強い。
500回ぐらいポンピングして、5気圧ぐらいだったが、緊急時の応急処置としては5気圧も入れば十分であろう。


んなわけで、とりあえず

ブロンプトンやMTB → パナレーサーポンプ
ロード → エアボーンミニポンプ+お助けチューブ

ということで、携帯ポンプ問題は解決したことにしたが、やはりCO2ボンベはあった方がいいのか?
(これだけ豪快に失敗すると、トラウマになり使う気をなくす)
いや、レザインの高いポンプだったら7気圧ぐらいは余裕って記事をどっかで見たので、5000円以上払ってでもレザインポンプにすべきなのか。
普段、だらだら乗ってる分にはいいんだけど、肝心の美幌でパンクしたときのことを考えるとエアボーンは心もとない。

まだ、もう少し携帯ポンプ問題は続く。

ごきげんよう。

by gossy54200 | 2016-07-24 22:36 | 自転車  

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