佐渡島に行ってきました。
佐渡島の詳しいことについては、詳しいことを書く機会に譲ることにして、今回は佐渡島での「旅ラン」のことについて書いていくことにします。
前日の新潟ランで思わずひとりハーフマラソンをやらかしてしまったので、この日は10kmぐらいで軽く片付けることにしよう。
ランニングが終ったら、ブロンプトンで遊ばなければいけないわけだし、体力温存しておかなきゃな。
ということで、色々検討した結果、「
佐渡トキマラソン」という大会の10kmコースをチョイスすることにした。
フェリー乗り場のある両津港から、県道65号線をひたすら道なりに進んで、道の駅からそのまま折り返すだけと言うことで、これなら方向音痴の私でも迷子になることがないだろう。
そうと決まれば、さっさと走り出すのだ。
走り出したら、どういうわけか警備員とかいて、物々しい雰囲気だなあと思ったら、この県道65号線は、この日行われた「佐渡国際トライアスロン」のBタイプのコースに入っていたんだな。
反対方向からロードバイクやTTバイクがびゅんびゅんやってまいります。
沿道のトライアスロンの応援の人に意味もなく「頑張って」と言われたり、「あんた、どこ行くんだい?」と突っ込まれたり、なかなかバツの悪い思いをしながらずんどこ走っていきます。
反対方向から自転車がどばどば走ってくるので、どうも落ち着かんなあと思ったところで、謎のサイクリングウォーキングコースが現れた。
ここはサイクリングウォーキングコースに逃げて、レースの雑踏から逃れることにしよう。
この加茂湖サイクリングウォーキングコースは大当たりの道であった。
旅先で、こういう観光ガイドにも載らないような思わぬいいスポットを発見するとうれしくなってくる。
加茂湖を見ながらテケテケと走ります。
ああ、いいねえ、いい景色を見ながら誰もいない道を走るというのは。
名前は知らないけどいい山だなあ。
わざわざ佐渡にやってきてよかったというものだよ。
北海道民にとっては歴史のある瓦屋根の家が並ぶと、それだけで「ああ、ここは北海道でないんだなあ」としみじみ感動してしまう。
北海道に瓦屋根の家など存在しないのである。
加茂湖は牡蠣の養殖が行われているようだが、正直、本場厚岸の牡蠣を知る私にとっては、牡蠣は別にいいかと思った。
牡蠣よりも瓦屋根の方が重要なのであった。
ちょうど5km進んだところで道の駅。
あとは来た道を戻るだけです。
帰り道はトライアスロンの自転車もすべて通過したようで、平和な田舎道をひた走ります。
途中、土砂降りのにわか雨に降られたのには参りましたが。
前日の新潟島迷子ランに比べると、平和すぎて、それはそれでブログのネタとしてはつまらないものがありますね。
8年前、佐渡に行ったときは、ひたすらブロンプトンで島一周しただけであったので、内陸の方にも私の知らない佐渡はあったんだなあと、佐渡を再発見した旅ランでありました。
金と暇があれば「佐渡トキマラソン」にも一度出てみたいものだがな。
ごきげんよう。