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山花温泉ランスパ

いい加減、ストイックにトレーニングモードでランニングするのに飽きてきたので、なんか趣味的なというか小旅行的なというか、うまく言えないが、まあ平たく言うと、走って温泉でプハーして、そのままバスで帰るっていうことを、たまらなくやってみたくなった。

こういうくだらないことは、よーく考えれば考えるほど、いざやる段階になると、「やっぱりやーめた」となりがちなので、よくわからないうちに、とにかくやってみることが大事なのである。

とりあえず、家から17kmぐらいのところに、山花温泉という、釧路市民しか知らないようなマイナーな温泉があるので、そこへ行ってみよう。
山花温泉まではサイクリングロード一本で行けるので、ランニングで行くにはちょうどよい。

朝8時に家を出る。
4年前にニセコのヒルクライムレースに出たときにもらったリュックを背負って走るのだ。
(リュックの中身は、タオル+下着の替え+財布+飲み物)

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容量にして8リットルぐらいのちっこいリュックなので、走っているときもそんなに重さや揺れは気になりません。

道路には昨日降った雪がちょっと残っていて、気温も1度ぐらいとすげー寒い。
しかし、道東の春なんて、所詮そんなものだと思えば、寒さもそんなに気にならない。
4月だから暖かくなければいけないなどという道理は全くなく、寒さは寒さで受け入れるのみなのである。

走り出せば、それなりに暖かくなりますね。
家から4kmぐらいのところから、サイクリングロードに入ります。

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雪はそこそこ残っていますが、アスファルトに関しては、ちょっと濡れている程度ですので、走るには支障はありません。
こういう天気なので、ロードバイクの人は全くいませんでしたね。
クロスやMTBやママチャリを、ほんの数台見たぐらいです。

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冬の間通行止めだった鶴野以降の道も、ゲートが開いて開通していました。
こっからは、犬の散歩の人とかもいなくなり、ほぼサイクリングロードひとり占め状態と、贅沢な時間を過ごします。

いくら半年ぶりとは言え、これまでも何十回も自転車で走った道なので、特にこれと言って思うこともなく、淡々と山花方面へ歩を進めていきます。
1.5kmに30秒ぐらいのウォークブレイク入れながら、気持ちゆっくり目に進みます。

17kmで目的地には着いたのですが、距離的に中途半端なので、更に先に進みましょう。

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500mごとに距離表示の看板があるので、「よーし、次の看板でちょっと歩こう」なんて思ったりすると、そんなに苦痛なく走れるものです。
一周240mの湿原のアリーナぐるぐる回っているときは、だんだん飽きて苦痛になってくるのですが、やはり目的地があると、それなりに張り合いが出てきますね。

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距離稼ぎが終わって、到着。
さあ、辛いことは終わった。
これから思う存分風呂を楽しもうではないか。
多分、こんなところまでランニングで来ている阿呆はワシひとりだ。

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いつできたのかは知りませんが、割合小奇麗な施設です。
何より休日にも関わらず、すいているのが素晴らしい。
私はすいているところ、人の少ないところが大好きなのである。

今回は「入浴+食事」がセットで1100円の期間限定チケットを使います。
メシ付きでこの値段ならリーズナブルと言えるでしょう。

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さあ、風呂だ風呂。
なんとこの温泉は源泉かけ流しのお湯が味わえるのである。

しかし、私はお湯に対しては全く無頓着の人間で、と言うかむしろ風呂よりもサウナと水風呂が大好きなので、「サウナ→水風呂→サウナ→水風呂→サウナ→水風呂」という黄金のローテーションを満喫していたのであった。
昔の阪神の「葛西→遠山→葛西」の継投みたいなもんだ。

ああ、いい風呂だった。
気がつけば2時間ぐらいずっと風呂場にいた。
サウナでひからびた体で体重を測ったら55.8kgと、ついに55kg台に突入していた。
まあ、こんなものちょっと水飲めばすぐ元に戻るのであるが、別海もこんくらいの体重で臨めるといいがな。

風呂が終わったらメシ。

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メシはうどんセットであった。
うどんはなか卯のうどんみたいでおいしかった。
私の中で、うまいうどんの基準がなか卯というのは、我ながら貧困なのであるが、実際問題なか卯が好きなのものはしょーがない。
釧路に来て、なか卯がないのが非常に物足りなくて残念だ。

うどんには、もちの天ぷらが入っていたのが斬新であった。
真ん中のあんかけの食べ物は、結局何のあんかけだったのかはわからないが、それなりにおいしかった。

ごちそうさまでした。
やはり、私にはグルメレポートは向いていないようだ。
どうやったらmugenさんのように、おいしそうに食レポを書くことができるんだろうね。

メシを食い終わったら、大広間でテレビ見ながら休憩。
こういうとき、昼間からビール飲みながらプハーってやっている人がうらやましく思える下戸の私なのであった。
私も昼間からビール飲んで、大広間でごろんと眠るダメ人間になりたい。

まあ、ビールなんかなくても、私にはソフトクリームがあれば十分だ。

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バスで帰ります。

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バスの本数はものすごく少ない。
北海道の地方都市は、車がないと生活がものすごく不便なのである。

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バスはすきすきのガラガラであった。
まあ、こんなショボい交通ダイヤのところに路線バスで来る物好きもいないだろう。
一応、釧路駅発の「往復バスチケット+日帰り入浴券」セットも売っているみたいだけどね。

私はガラガラの公共交通機関が大好きなので、例え20kmぐらいの距離で770円取られても高いとは思わない。
めったにバスに乗らない私としては、普段走りなれた道でも、バスの車窓から見ると、不思議と新鮮に感じるものだ。
まあ、3回ぐらいで飽きるとは思うが。

こうして、今年の第一回のランスパは終ったのであった。
何がどう面白かったかうまく説明することはできないが、なんとなく、昔、ひとりで自転車で当てもなくふらふら走り回っていたときのような面白さを感じたので、こういうくだらないことはどんどんやっていきたいと思う。
距離的には、スピード抑えてウォークブレイクをしっかり取れば40kmぐらいは行けそうな気がするので、適当な近場の温泉をランスパでだらだらと楽しんでいきたいと思います。

次はサイクリングロードを終点まで走って阿寒の温泉かな(阿寒湖温泉ではない)。

ごきげんよう。

by gossy54200 | 2017-04-23 20:47 | ランニング  

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