だらだらと布伏内

阿寒町に布伏内(ふぶしない)という集落がある。

北海道にありがちな、炭鉱で栄えていた集落が一気に寂れてしまったパターンの場所であり、なかなか秘境度が高い。
去年、私の同業者の方とロードバイクでツーリングしたときに、布伏内に連れて行ってもらったのであるが、これがいい感じの秘境具合で大いに気に入った。
何もないところを延々と走った後に、「えっ、何でこんなところに集落が?」と蜃気楼のように現れた布伏内市街を見て、いたく感動した私なのであった。

そんなわけで、今日も風は強いが天気はいいんで、昨日に引き続きロードバイクでれっつらゴーと、布伏内へと向かいました。

あまりの向かい風に、出て5分ぐらいでロードバイクを出したことを後悔したのでありましたが、ロードバイク遊びができる期間が限られるこの極寒の地にあっては、乗れるときに乗っとかないともったいない。
時速20kmペースで淡々と阿寒方面へと向かいます。

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阿寒市街から道道222号線を北へと向かいます。

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見事なまでに何もないところを進みます。
何もないってことはだねえ、遮るものが何もないわけだから、向かい風をモロに受けてモーレツに辛いのですわ。

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あー辛い辛いと思いながら、布伏内まであと4km。

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ホントにこんなところに集落なんてあるのかと思ったところで。

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どーんと意表をつくように布伏内の集落が現れたのであった。
この「いないいないばあ」みたいな意外性が、布伏内の魅力のひとつなのである。

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昔の炭鉱住宅らしき廃墟。

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廃校になった中学校。
炭鉱が閉山されたのは1970年代なのに、2000年までこの学校が存在していたことに驚いた。
炭鉱が閉山した後もこの地に住み続けている人は、どうやって生計を立てているのだろうか。
ちなみに平成22年の国勢調査の段階では、この地区の人口は198人となっています。

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観光マップ。
いや、観光というほど大層な観光資源など何もないのであるが。
「なーんもないから ぼーっと哲学」というフレーズが、妙に心に突き刺さった。
哲学と言うのは、無の環境の中から生まれるものなのであろうか。
この理屈で言えば、大学の哲学科は人里離れた山奥に作った方がいいのかもしれない。

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布伏内コミュニティセンターなるところで休憩。
施設には人っ子ひとりいなく、一体何のコミュニティなんだと思った。

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閉山した雄別炭鉱の資料館になっているようだが、日曜は開いていないのであった。
こんな日曜すら人の来ないところに、平日開けておく意味はあるのだろうか。

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パークゴルフのクラブを持っている謎のおっさん。

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交通安全の旗が絶好調にバタバタとなびいています。
風強いけど、ここにいても何もないんで先行くか。

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こっから先、更に雄別方面に進むと、かなりディープな世界が待っていますが、薄気味悪いんで右に曲がって国道274号線を走ります。
ちなみに今は閉店した「秘境ラーメン」で有名だった「真澄」という店は、ここを更に真っ直ぐ行ったとこにありました。
真澄は一回行ってみたかったんだけどね。
閉まっちゃったものはしょうがない。

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国道274号線に入ると、いきなり3kmぐらいのヒルクライムが待ち受けています。
4~5%ぐらいの勾配がだらだら続く感じで、緩くもなくキツくもなく。
まあ、向かい風地獄に比べたらこっちの方が4000倍マシですね。

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赤コーラタイムと羊羹タイムを経て、無事に帰宅いたしました。
風は北東に吹いていたので、北西方面に向かう行きは北からの向かい風を浴び、南東方面に向かう帰りは東からの向かい風を浴び、どっちに転んでも地獄であった本日のサイクリングなのでありました。
冷静に考えたら、行きは東からの追い風があり、帰りは北からの追い風があるはずなのですが、どうして追い風を全く感じないのでしょうか?
風というのは、絶えず自分の都合の悪いように吹くと感じるものであり、人生と同じようなものなのでしょう。

このルートは交通量が多くて路面状況の悪い国道240号線を回避でき、国道274号線は適度なアップダウンがあっていいですね。
定番のサイクリングルートになりそうです。

走行ログ。

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RIDEは速度自体はGIOS号とあまり変わりませんが、距離乗ってもそんなに疲れない自転車ですね。
10割の力を入れても、そんなにビュンと進む感じはしませんが、5割ぐらいの力でも、速くはないけどそれなりに前に進んでくれる感じです。
来週は100km越えライドしようかな。

ごきげんよう。

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by gossy54200 | 2018-04-22 22:54 | ロード | Comments(0)  

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