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俺チャレ2018~ああ歌登(その0)

全国でたった3人の俺チャレファンの皆様、おまっとさんでした。

誰にも頼まれてもいないのに、ひとりで勝手に遠くまで自転車でどこまでも突き進む遊びである「俺チャレ」。
昨年2017年は、あまりの自転車に対するモチベーション低下のために中断しておりましたが、おニューのロードをゲットして自転車熱が高まった今年、2年ぶりに復活することにいたしました。

でもって、今回の目的地は自転車乗りなら誰もがあこがれる土地

宗谷岬

にすることにいたしました。

我ながらベタな目的地だなあと思うのですが、目的地としてわかりやすいことが重要です。
例えば、目的地が白神岬だとしましょう。
多分、白神岬と言って「おお、ここだ!ここだ!」とピンと来る人は、日本国民に10000人にひとり、北海道民でも100人にひとりもいないのではないでしょうか。

ちなみに白神岬は、北海道の松前町に存在する岬で、北海道最南端の地であります。
それに比べると、宗谷岬はメジャーもメジャー、大谷やイチローぐらいに知名度がある日本最北端の地である。
(厳密に言えば、日本最北端の地は択捉島にあるカモイワッカ岬であるのだが、そんなところは普通の日本人は自転車で行けないので無視するものとする)

私も自転車に乗り始めたころは「宗谷岬 自転車」の検索ワードで、最北端を目指した熱い自転車旅行記を目を輝かせながら読んだものよ。
でもって、クロスバイクを買った2003年に岩見沢から2泊3日で宗谷岬に行ったのだが、実際に行ってみると「ああ、こんなもんか」ぐらいの感想しかなく(それまでに車で何回か行ってるしね)、しかも当時は輪行に慣れてなく、と言うか後輪を外すのがものすごく苦手だったため、前輪だけ外すタイプのデカい輪行袋に入れて、列車の荷物置き場にデーンと置いたところ、車掌に「こんなとこにこんなもん置くな」と怒られ、指定席を取っていたにも関わらず、泣く泣くデカい輪行袋を持ちながら(前輪だけ外すタイプの輪行袋は自立しない)、デッキに数時間立たされる刑を受けていたのであった。

あれから月日は流れ、今となってはすっかり後輪の外し方もバッチリとなり、私も輪行マスターとなった。
もう一度、宗谷岬まで自転車で行って、今度は誰にも怒られずに悠々と輪行で帰ろうではないか。


さて、目的地も決まったことで、ルートを設定しましょう。
どーんと私の住む釧路から稚内に行くのもいいのであるが、400km以上あり、さすがに今の私の脚力では厳しい。
先月、釧路から網走まで自転車で行ったことだし、その続きと言うことで、今回は網走を出発地点にしよう。
これなら300kmちょっとぐらいなので、どーにか一日で行けるだろう。
道も国道238号線一本と、めちゃくちゃわかりやすく、迷子になることもない。
宗谷岬まで自転車で行ったブログは数多くあるが、ほとんど全てと言っていいぐらいに札幌から日本海側の「オロロンライン」を経由して行ったものであり、オホーツク海側からアプローチしたものは皆無に等しい。
ここは私が先駆者となって、日本海側からではなくて、オホーツク海側から宗谷岬を目指すことの素晴らしさをアピールする必要があるだろう。


網走~稚内間は峠もなく、300km以上の距離の割には獲得標高が1000mちょっとと難易度が高くない。
しかもこの時期のオホーツク海側は南風が吹くことが多く、追い風に乗って快調に進めるというものよ。
さあ、オホーツクの風となって、宗谷岬までロードバイクで突き進もうではないか!


俺チャレ前日。
稚内の天気予報をチェックしていたら、不可解な表示がスマホの画面に現れた。

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えー、雨、聞いてないよ!

そうなのだ。
数日前からずっと俺チャレ決行日の天気予報を調べていて、ずっと雨は降らないことになっていたのに、出発3時間前になってこの仕打ちである。
この時点でかなり宗谷岬に対するモチベーションが下がってしまったのであった。

とは言え、オホーツク海側はJRが通っていないので、輪行で稚内に逃げることはできない。
JRを利用するなら、宗谷本線の通っている内陸側に逃げなければならないのである。
とりあえず稚内にホテルを取ってあったので、どうしてもこの日に稚内入りする必要があったのだ。

半分テンパりながら、宗谷本線の時刻表を調べる。
17:07に音威子府(おといねっぷ)から稚内行きの普通列車があるので、もうこれに乗り込もう。

でもって、今度は網走から音威子府への最短ルートを調べる。
教えてグーグル先生!

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うーむ、238kmとちょっと距離は短くなってしまうがやむを得ない。
雨に降られないことが大切だ。
言うまでもないと思うが、4時間7分と言うのは車での所要時間であって、自転車のそれではない。
私の脚力なら時速20km弱として、12~13時間は見積もっておいた方がいいだろう。

音威子府周辺を拡大した地図。

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さて、ここで注目すべきは、音威子府に向かう途中にある「歌登(うたのぼり)」というところである。
北海道マスターとして、ほぼ北海道中津々浦々行っている私であるが、この歌登というところは車でも通ったことがない未知のところである。
ここで自転車乗りの性として、「知らない道を走ってみたい」という欲求がむくむくと沸いてきた。
私の好きな自転車エッセイストである長谷川哲さんが、書籍でこんなことを書いていた。

誰も行けるところで、誰でもできることをしている

でも、誰もが行かないようなところに行く

北海道 16の自転車の旅

長谷川哲/北海道新聞社

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正に、歌登から音威子府は、そんな長谷川哲ワールドが広がっているのではないだろうか。
最初に書いた「目的地はわかりやすいことが大事」だという趣旨からはかなり外れるが、そんなことはどーでもいいじゃないか。
ワシはブログ書きのために自転車に乗ってるんじゃねえ。
自由になるために自転車に乗ってるんだ。
どこを通ってどこへ行こうが俺の自由なのである。

…なんてことを、出発直前のテンパった頭で考えておりました。

そんなわけで、北海道以外の方にとっては、いや道北以外の北海道民の方にとっても「あ、それどこよ?」となるような目的地ではありますが、今回の行程を楽しんでいただければと思います。

ごきげんよう。

(つづく)

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by gossy54200 | 2018-06-25 21:59 | ロード | Comments(0)  

さようならGIOS号

前回「GIOS号復活」というタイトルの記事を書いたにも関わらず、いきなり「さようなら」はどういうことなんだ?
これには深い理由があるのだ。

前回記事の最後で、「泥人形さん、GIOS号欲しくないですか?」と問いかけたところ、電光石火の早業で泥人形さんよりレスポンスが来て、ちょちょっとやり取りしたところ、電撃的に6/16にGIOS号引渡しの儀を行うに至ったのであった。
GIOS号の処遇については、ローラー台専用バイクにするなどの余生も考えられたが、住宅事情でローラー台が厳しい我が家にとって、ブルベで自転車を酷使しまくる泥人形さんに譲渡するのが、GIOS号にとって最も幸せな第二の人生になるであろう。

でもって、札幌在住の泥人形さんに引き渡すには、釧路から車にGIOS号を積んでビューンと札幌に出向くのが一番手っ取り早いのだが、それもちょっと味気ない。
どうせなら、最後のGIOS号とのサイクリングを徹底的に楽しんでから引き渡そうではないかと、私は以下の計画を立てたのだった。

・JR輪行で釧路から新夕張まで行く。
・新夕張から丁未峠(万字峠)を通って、岩見沢→札幌と自走。
・店主Aさんのいる南風自転車店で引渡し。

GIOS号の最後を飾るには、私の好きな丁未峠と我がふるさと岩見沢がふさわしい。
GIOS号との有終の美を飾るには、これ以上最適のコースはないだろう。

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久々に走る道にワクワクしながら、釧路駅で土曜日の早朝を迎えます。

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輪行準備をして、新夕張までの切符を買います。

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札幌まで行くのに、いつもはケチって高速バスを使うのだが、今回はどーんとリッチに特急列車で行きましょう。
札幌までバスで行くよりも、距離が短い新夕張までJRで行く方が高いのはどういうことなんだ。

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輪行に最適な最後尾の座席をゲットします。

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JRの中で読書。
ロードを新調してから、改めてロングライドの世界に惹かれつつあり、ブルベに心を奪われそうになっている私なのであった。
とは言え、400km以降のサバイバルなブルベにはあんまり惹かれないがな。
何を勘違いしたのか、私が参加した最初で最後のブルベが400kmであって、そのときのしんどすぎる記憶が私の「ブルベ嫌い」につながっているのかもしれない。

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新夕張到着。
降車するとき、座席の後ろに入れた輪行袋が引っかかって抜けなくなり、隣に座っていた若い女性に手伝ってもらったのだが、そこから恋に発展するとかそういうことは全くなく、ひっそりと新夕張の地に降り立ったのであった。

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新夕張は、昔「紅葉山」という名前の駅でした。
秋には紅葉が綺麗なところなのであろうが、今は6月で紅葉とは全く関係のない季節なので、とっとと先に進むことにしましょう。

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夕張市街へと続く、石勝線夕張支線沿いの道をうねうねと進みます。
この路線も来年の3月で廃止になるのね。
もう鉄路で石炭を運ぶ時代でもないし、沿線の過疎化はハンパないし、しょーがないですわね。
なんとなく、この街には「諦め」を通り越して、不便を受け入れる「明らめ」の空気が漂っているような。
うまく言えんが「後ろ向きに前向き」な雰囲気がなきにしもあらず。

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ここに住んでいる人は、衰退が止まらない夕張に対して、どんな夢を見ているのだろうか。
いや、夢なんてものは最初から存在しないのであって、かつての栄光を忘れ、今を静かに受け入れながら暮らしているのではないだろうかと、勝手に想像してみるのであった。

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夕張駅。
後ろの建物は、こじんまりとした駅舎に対して、場違いのような立派なホテル。
スキー場がオフシーズンのとき、このホテルがどのくらい利用されているのかは知らない。

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新夕張からずっと緩やかに上りが続いていましたが、石炭の歴史村を過ぎた辺りから、本格的な峠道になってきますよ。
この峠はとば口が一番キツく、一気にインナーローにギアを落としますが、乙女ギアにすっかり慣れた私としては、最終ギアが25Tはキツいっす。

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私は本当にこんなところをサイクリングしたかったのであろうか?
札幌行くなら、こんな峠通らんで、道道3号線でショートカットしてひたすら下った方が近くて楽だったのではないだろうか?
しかし、自転車乗りというのは、最短距離とか効率とか、そういったものを無視する非効率で不条理な生き物なのである。

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うげー苦しいと思いながら、石炭の歴史村から30分ぐらいで頂上らしきところに到達。
この峠は頂上だからと言って、特に見晴らしのよい景色があるとかそういうことは全くなく、一体何が楽しくてこんなところに自転車で上るんだという意見もあろうと思うが、(一部の)自転車乗りというのは無駄に位置エネルギーを貯めることに喜びを感ずるものなのである。

で、一気に、位置エネルギーを運動エネルギーに転換させて、ドヒャーッと下ります。
万字を過ぎ、美流渡に入ったところで、この集落にあった唯一のコンビニ「ハマナスクラブ」が閉店していることに衝撃を受けた。
多分、丁未峠を攻める自転車乗りにとっては、石勝線夕張支線よりも、ハマナスクラブの方が需要があると思うのだが、夕張支線よりも先に消滅したことが残念でならない。

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私のブログは、他の自転車系のブログとは異なり、コンビニ飯ばっかりで、グルメ情報が皆無に等しいのであるが、岩見沢市上志文にある「はぁーも」のアップルパイは本当にうまいので、珍しくコンビニ以外のスポットで補給する。

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ひとりアップルパイを食べる。
ウェットティッシュは、店員のおばちゃんのサービス。
あまり甘さを感じなかったのだが、疲れていたのかなあ。

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ひとりスキー場を眺めながらたたずむ。
いい年したおっさんが、土曜の昼間から、こんなところで、どうしてひとりアップルパイを食ってるんだと思うと、何だか虚無的な気分になってきた。

さようなら、はぁーも。
美流渡のハマナスクラブ亡き今となっては、はぁーもが岩見沢側から丁未峠を攻めるときの最後の補給スポットになるのですね。

こっから先、札幌まではひたすら平らで面白くない道なので、写真も撮らずにグォーッと進みます。
なんせ、こっちから時間指定した分際で、泥人形さんとの待ち合わせ時刻に遅刻するという失態を演じているものでね。
自分の脚力を過信しすぎたぜ。

で、予定時間より30分ぐらい遅刻して、南風自転車店に到着。
無事GIOS号は泥人形さんの元へと、引き渡されたのでありました。

最後にGIOS号といいサイクリングができたよ。
そして、GIOS号の第二の人生のパートナーが2016年ランドヌール札幌のMVRである泥人形さんで、本当によかったよ。
大事に酷使してあげてください。

そして、店主A様、3年ぶりの来店にも関わらず、このような私用で長時間店先を占領して申し訳ありませんでしたm(__)m。

せっかく札幌に来たんだから、一泊ぐらいすればよかったのだが、どういうわけか常宿のニコーリフレのカプセルが空いていなかったので、えーいもういいやと、そのまま高速バスで釧路まで帰りましたとさ。
めでたし、めでたし。

釧路~札幌の日帰りは、激しく疲れるのであまりおススメしません。
翌日は廃人同様で、13時過ぎまで起きられませんでした。

走行ログ。

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やはり本格的な峠入ると、心臓がバクバクになりますね。
釧路近辺は峠らしい峠がないんで、すっかり長い峠上れんくなったなあと、自らの脚力の衰えにむせび泣いております。

そして、GIOS(ジオス)号は「ゴシオス号」として、これからも末永く活躍されることを祈念いたします。
ゴシオス号は永遠に不滅です。

ごきげんよう。

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by gossy54200 | 2018-06-18 22:38 | ロード | Comments(3)  

GIOS号復活

うっかり去年新しいロードバイクを買ってしまったために、今までの主力であったGIOS号はすっかり床の間バイクとなってしまったのであった。
そんなわけで、たまにはカーボンロードとの比較のために乗ってやってもいいのではないかと。

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あまり私は見た目は気にしない人間なのだが、やはり細身のクロモリは写真映えするなあと、うっとりするのであった。
こいつを床の間バイクにするのはもったいない。

新しいカーボンロードの違いとしては、ハンドル位置にありますね。

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写真を見ればおわかりのように、左のGIOS号はレーサースタイルのジオメトリで、ヘッドチューブが短く、ハンドルが低くなっております。
ついでに言えば、一時期「やまめ教」にはまっていた影響で、ステムの長さもGIOS号は120mmに伸ばしており、90mmのMERIDA号と30mmも異なります。

しかし、実際に乗ってみると、そんなにGIOS号のハンドルが遠いとは感じませんでしたね。
むしろ、頭を低く保てるので、向かい風のときに空気の壁と格闘する感じは、MERIDA号よりは薄れたような気がします。
ヘッドチューブが長いと、確かに前傾浅めで乗車姿勢は楽なんですが、向かい風のときの戦闘力は最弱になるので、結局脚は疲れるのではないかと。
うーむ、ちょっと高くてもコンフォートタイプのRIDEでなくてレーサータイプのSCLTURA買っときゃよかったかなあ。

RIDEに最初乗ったときは、「うぉー、すげえ!さすがカーボン!振動吸収性が段違いだよ!」と喜んでおりましたが、今日改めて、クロモリGIOS号に乗ってみると、「ジオメトリ以外で違いはほとんどないんじゃないか」と。
路面の悪いところでの衝撃もMERIDA号とあんまり変わらなかった気がします。

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話は変わりますが、いつもの休憩場所の「布伏内コミュニティセンター」にパークゴルフ場が作られておりました。
やたらコースが短いですがね。
カップまで10mぐらいしかないんじゃないか?

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PAR2ってのも斬新ですね。

果たして、パークゴルフ場があっちこっちにある道東で、このような僻地の箱庭のようなパークゴルフ場の需要があるかどうかはわからないが、ゲーム代はタダのようですので、変わったパークゴルフ場を求めている方は、一回ぐらい遊んでもいいのではないでしょうか?


ということで、今回のまとめ

・MERIDA号もGIOS号も平均速度はほぼ変わらず。
・登坂性能もMERIDA号に乙女ギアがついているかどうかの違いだけで、別にクロモリだからすげー重いって感じはない。
・もっとも5%程度の坂だとそう思うわけであって、10%強の激坂だと、また評価が変わるかもしれません。
・立ち漕ぎは慣れの問題もあるが、車体の重いGIOS号の方がバイクを振っても安定していて漕ぎやすい。
・ホイールはMERIDA号の附属鉄ゲタより、GIOS号のMAVIC AKSIUMの方がほんのちょっとマシというレベル。ペダルを止めたときAKSIUMの方が惰性で進んでいくような気がする。
・かと言って、MERIDA号にAKSIUMをつけかえる手間をかけてまでAKSIUMにする価値はない。どーせならもっといいホイールにする。
・100km程度の距離なら、ちょっとキツいポジションでも、空気抵抗の少ないGIOS号の方が楽なような気がするが、それを超えてブルベクラスの長距離になるとどうなんでしょうね。ある程度ロードバイクに乗っている人が、あえてエンデュランスタイプのロードを選ぶ価値はあんまりないような気がする。
・よっぽどすごい飛び道具級のホイールでも装着しない限り、この2つのバイクの差はそんなにないような気がします。まあ、どっちも定価レベルではほぼ同じ値段なので、こんなもんでしょう。
・2台似たようなバイクを所有するのもあれだなあ。そんなわけで、泥人形さん、GIOS号いりませんか?もし興味があれば、TwitterのDMで知らせてください。

最後が思いっきり私信になったところで、ごきげんよう。

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by gossy54200 | 2018-06-03 21:08 | ロード | Comments(0)  

ただラーメンライスを食べるだけのために自転車で網走に行った話(その2)

その1

さて、釧路からひたすら北を目指す自転車行も、清里町を抜けて斜里へと入っていきます。
で、JR知床斜里駅到達。
ここまで約135km。

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斜里はオホーツクサイクリングのゴール地点でしたね。
この駅を見ると、オホーツクサイクリングの思い出がよみがえってくるものよ。
最後に参加したのが、もう6年も前になるのだな。
月日が経つのは早いものよ。

駅の近くにあるセイコーマートで100円パスタをかっこみ、網走へと向かいましょう。
ようやくこっから追い風になりましたね。

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国道244号線をひた走ります。
ど平坦で真っ直ぐな道が続き、飽きてきたなあ。

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浜小清水の道の駅到達。
ここはオホーツクサイクリングのエイド地点でしたね。
じゃがいも2個食って腹いっぱいになったことを思い出す。
オホーツクサイクリングは200km以上自転車を漕いだにも関わらず、それ以上にエサがよかったので、太って帰ってくる羽目になったのだよな。

で、今回のサイクリングでびっくりしたのはコイツの存在。

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今年の4月に小清水町にモンベルショップができたってことは知ってたけど、小清水の市街地ではなくて、道の駅の隣にあったのね。

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サイクルラックがあり、自転車に優しい。
果たして、これがどのくらい使われているのかは知らんが。

自転車を停めているときに、店員がやってきて、「どっから来たんですか?」とフレンドリーに話しかけてきた。
必ず聞かれるベタな質問ですね。
店員氏もどっから来たかってことについては、正直興味ないと思うのだが、話のきっかけをつかみたいのだろう。
「釧路からで、ここまで8時間かかって、網走まで行きます」
「気をつけて~」
なんて会話をして、さわやかに店員氏は去って行った。

ショップに入って、自転車コーナーを色々見ます。
レース志向じゃない私としては、ウェアはモンベルぐらいのシンプルなデザインがいいですね。
モンベルの品は高いけど、モノはいいですよね。
この前Amazonで安いレーパンを買って、たった3回の使用で穴が空いてガッカリしたので、やっぱりちょっと高くてもこういうとこでウェア買った方がよかったと後悔したのでありました。
ちなみに、この日私が履いていたのは、正にモンベルのサイクルパンツで、すでに10年ぐらい使っているのだよ。
いいものは長持ちするので、結局は安くつくのだよな。

雨イベントに備え、いつかはゴアテックスのレインウェアを買おうとは思うのだが、23000円の値札を見て躊躇する私なのであった。
さようなら、モンベルショップ。
また、行けたら行く(きっと行かない)。
もうちょい近くにモンベルショップがあればうれしいのだがね。

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オホーツクサイクリングのときは、反対方向を走っていたので、車道をはさんで右手に原生花園を見る形になっていたのだが、やはり左手に直に見られる方がいいですな。
サイクルイベントで走るときって、人の尻や自転車ばっかり見て、景色を見るのがおろそかになってしまうのだが、ソロだとこういう「景色アンテナ」に敏感になるのである。

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ああ、楽しいなあ。
向かい風に苦しんだ弟子屈辺りまでは、今日は自転車遊びはやめとけばよかったと思ったが、やっぱりここまで来てよかったよ。

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濤沸湖(とうふつこ)でパチリ。

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散策路もあるのだが、とても歩く気分ではなかったので、見るだけにしとこう。
そのうち、サイクリングとトレッキングを混ぜ合わせたこともやってみたいなあ。
(そして、そのうちというのは永遠にやって来ない)

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さようなら、原生花園。
釧路湿原もよいが、ここもいいところだったよ。
やっぱ北海道の風景は地平線が見えてナンボでしょう。

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網走市到達。
ここまで約160km。

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冬の間は「流氷に一番近い駅」として賑わいを見せる北浜駅であったが、この時期でもこんなに人がいてビックリした。
なぜこんな無人駅にこんなに人が集まるんだ。

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オホーツクの海が見えてきました。

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つぶれたドライブインにあった巨大ニポポ人形。
ドライブインの建物は壊してもいいんで、これだけは残して欲しいものだ。


さて、網走市街に到達した。
この日の私は、岩見沢や札幌にあるラーメン屋「だるまや」の網走店で猛烈にラーメンが食いたい気分だったのだ。
「どろラーメン」という非常にこってりしたジャンクなラーメンが売りの店で、久々に無性に食べたくなり、ここまで9時間ぐらいかけて自転車でやってきたのだった。

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ああ、久しぶりのだるまやだなあ。
もう5年ぐらいは行ってないんじゃないだろうか。
さあ、どろラーメンを食うぞ!食うぞ!食うぞ!

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無常にも準備中であった。
さすがにこっから2時間以上も待ってラーメンを食うほどの情熱はない。
JRの時間の関係もあるし。

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やっぱり昭和の岩見沢市民であった私としては、味軒の網走店をチョイスするしかないわけで。
網走は「だるまや」と「味軒」があっていいよなあ。
正直、釧路のラーメンが口に合わない私としては、ラーメンのために網走に移住したいぐらいである。

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カレー味噌ラーメンとライスを注文。
(ライスは後から来たんで、写真なし)

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相変わらず、もやしがてんこ盛りですね。

いただきます。

うむ、もやしだけで十分腹いっぱいだ。
と言うか、斜里で100円パスタなんか食わなければよかった。
麺と麺が思いっきりかぶっているではないか。
ついでに言えば、私の頭の中はずっとどろラーメンに支配されていたので、「ああ、残念だなあ、どろラーメンチクショー」ぐらいに思い、せっかくのカレー味噌ラーメンをおいしく味わえなかった。
これはだるまやが閉まっていたことが諸悪の根源であり、味軒には罪はひとつもない。

ごちそうさまでした。

昼間からビール飲んでる水商売風の女性の存在がナイスでした。
これぞ、わびさびのきいた地方都市のあるべき姿である。
水商売風の女性に幸あれ。


ラーメンを食ったはいいが、JRの時間が近づいてきてるんで、ウリャーとたぷたぷの腹で自転車を漕ぎますよ。
駅の近くに新しいサイクルショップがあったんで、どんなものか中を覗いてみたかったのであるが、時間がないので素通り。
KHS扱ってるショップで、色々見てみたかったんだが、またの機会にしよう(そんな機会はない)。

駅前で一心不乱に自転車をパッキングします。
さすがに先月もやっただけあって、10分ぐらいでパッキングが完了したでござる。
不器用な私なら30分ぐらいはかかると思っていたのだが、やればできるではないか。

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さようなら網走。

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私は鈍行列車で釧路まで帰ります。

列車は最初からガラガラで、2両もいらねんじゃないかというレベルでしたが、斜里で後ろの1両を切り離してからは、もっとガラガラになり、私を含め2人しか客がいない区間もありました。
花咲線と違って、乗り鉄マニアは存在しませんでしたね。
まあ、日曜の夕方で乗り鉄マニアが行動するような時間でなかったこともあるかもしれませんが、この状況を実際に体験すると「釧網本線いらねえんじゃね?」と思っちゃいますよね。
JRの廃止に反対する自治体のお偉いさんは、一度、このガラガラ具合を体験すべきだと思いますね。
本当に住民がJR存続を望んでいるのか、肌で感じて欲しいものです。

摩周駅で輪行袋を持ったサイクリストが乗り込みます。
グランフォンド摩周に参加された方だったのでしょうか?
その方はガラガラの列車にも関わらず、ずっとデッキにおられたので、話しかける機会もなく、そっと様子を見るだけに終ったのですが。
結局、今回のサイクリングでの会話は、浜小清水でのモンベルの店員のやり取りだけだったな。
こういうのも私らしくてよい。

そして、20時ごろ列車は無事に釧路駅に到着し、駅前で再び自転車を組み立て、さりげなく帰路に着いたのでありました。

走行ログ。
ガーミン235Jは電池が切れる寸前でありました。
やっぱ、きちんとした自転車用のedge520が欲しくなりますね。
買わないけど。

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来月は「俺チャレ」として、網走から稚内まで行ってみようかしら。

ごきげんよう。

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by gossy54200 | 2018-05-30 21:08 | ロード | Comments(2)  

ただラーメンライスを食べるだけのために自転車で網走に行った話(その1)

先月、ラーメンライスを食べるだけのために自転車で根室に行ったのがなかなか面白かったので、二番煎じで今度は網走に行ってみようとたくらんでみた。





根室に行ったときは、ほとんどが追い風で楽チン楽チンなのであったが、今回は天気予報を調べると、ほぼ全区間で向かい風である北風予報となかなか苦しい展開になりそうであった。
まあ、それでもペダルさえ漕いでいれば、いつかは網走に着く。
なんとかなるだろうと、日曜日の5時半に、ごろごろロードバイクを転がし北へと向かったのであった。

国道391号線を北へと向かいます。
ゆるい向かい風で、達古武から塘路までは地味にアップダウンを繰り返しながらも、順調に進みます。

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シラルトロ湖で一枚。
デジカメ、サイクルジャージのポケットに入れてたもんで、汗でレンズが曇ってしまったでござるよ。
こっから先は、トップチューブバッグにデジカメをねじ込んでいきます。

だいたい45km地点ぐらいの標茶のセブンイレブンで休憩。
ここまで約2時間と、まあ、私にしては悪くないペース。

しかし、ここからがひたすら苦痛であった。
遮るもののない田舎道の中、5m/sぐらいの向かい風がビュービューと吹きつけ、平らなはずの道なのに20km/hも出なかったでござるよ。
もっとも、後から走行ログ調べると、標茶から弟子屈まで地味にゆるやかな上りが続いていたようで。

約75kmで弟子屈到達。
こっから残り区間もひたすら向かい風かと思うと、絶望感しかなかった。
いっそのこと、こっから折り返して釧路に戻ろうかと思ったが、天気予報では釧路は南風になっていて、戻ったところでまた向かい風なのね。
じゃあ、そのまま網走まで行ってやろうじゃないかと。

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セイコーマートで休憩。
ここのセイコーマートは、椅子とテーブルがあり、自転車乗りにとってはありがたい。
3回ぐらい頭の中でお礼を言いながら、何を買ったか忘れましたが、もぐもぐします。

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この日、弟子屈町では「グランフォンド摩周」なるサイクルイベントが開かれていたのですね。
写真の会場では、ロードバイクの集団がウロウロしていました。
今年は風は強いですが、天気に恵まれてよかったですね。
参加者の皆様のご健闘を祈りつつ、私は北へ進みます。

弟子屈市街抜けた辺りから、ちょっと風が弱くなってきましたね。
相変わらず25km/hも出ませんが、長丁場なのでバテないことを優先させて、ちんたらと進みます。

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川湯温泉の近くの公園ではチューリップが咲いておりました。
川湯温泉の足湯を堪能しようかしらんとも思ったが、国道から逸れて温泉街に進むのがめんどくさかったので、そのまま野上峠へと進むことにします。

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峠前のパーキングで休憩。
なんか東藻琴方面に進む車多いなあと思ったら、そういや芝桜の時期だったのね。
芝桜が見たかったような気もするが、人がたくさんいそうだったので、人口密度の高いところが嫌いな私は、そのまま峠へと自転車を走らせます。
私には「せっかく近くまで来たんだから、ついでにここも寄ろうぜ」という発想がないのです。

野上峠は自転車では初めてであったが、つづら折りトラップで「くー、まだ頂上じゃないのか」と2,3回思った他は、さほど苦労することなく標高326mの頂上に到達。
ここでちょうど100km。

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4~5%ぐらいの斜度だったでしょうか。
標茶~弟子屈の向かい風地獄に比べたら楽チンでした。

そのまま真っ直ぐ国道通って網走に行けばいいものなのに、峠の下りで気が大きくなって、ついつい回り道をしてやろうなどと思ってしまったのでありました。

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清里町に寄りましょう。
2年前のサイクルイベント「グランフォンドきよさと」以来ですね。

こっからは風も弱くなり、快調に進みます。
100km過ぎて、ようやく楽しくなってきたぜ。

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道の駅パパスランドさっつる。
こっから見える斜里岳が美しいのであるが。

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あいにくの天気で、山の姿などカケラも見ることができず。

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「グランフォンドきよさと」のメイン会場である「きよーる」。
情報交流施設という名前の、補助金でできた箱物と思われる。

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サイクルラックがあり、自転車にやさしい。
道東の中でも、清里町と弟子屈は特に自転車天国だと思いますね。
ドデカミンストロングで、エネルギーを補給します。

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グランフォンドきよさとの参加者は6/15まで募集しております。
2年前私も参加しましたが、裏摩周に開陽台と、雄大な道東を堪能できるいいコースでしたよ。


さようなら、きよーる。
今年は多分出ないと思うけど、その気になったら、またグランフォンドきよさとに出ようと思います。

清里市街を自転車で走っていると

「清里町唯一の娯楽施設!」

と、自虐的な電飾広告があったパチンコ屋が存在していた。

パチンコなんかしなくても、この街は自転車に乗ってるだけで十分面白いと思うがねえ。

清里町と斜里との町境辺りで、バニアバッグを搭載した旅自転車集団と遭遇する。
大学のサークルなのかしらね。
30代のころは、ああゆうキャンピング旅自転車もあこがれたものだが、40を過ぎてどっぷりとサラリーマン週末サイクリストとなってしまった今となっては、限られた時間をロードでシャーっと走る方が楽しくなってしまいましたね。
そう考えると、ブルベって、ちょっとした旅自転車気分を味わえる、時間に余裕のない年配社会人向けの遊びなのかなあと思ったりします。

つづく

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by gossy54200 | 2018-05-29 22:41 | ロード | Comments(0)  

ただラーメンライスを食べるだけのために自転車で根室に行った話(その3)

その1 その2

さて、釧路から約7時間半、160km程の道のりを経て、ようやく目的のラーメン屋に到着いたしました。

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根室にあるのに「札幌ラーメン」というのはどうなんだ?
根室に来たなら根室らしいものを食わんかという意見もあるかもしれないが、この店名にだまされてはいけない。

ちなみに話は変わるが、20年ほど前に出張で大分に行ったとき、駅前に「札幌ラーメンくるまや」という看板があって腰が抜けそうになったのを覚えている。
「くるまやラーメン」は、そもそも札幌ラーメンではないし、くるまやラーメンの分際で駐車場がないというのも、頭がイカれているのではないかと思った。


さて、根室駅前にある札幌ラーメンの店なのであるが、中に入ってみると、時間が14時過ぎと昼飯には中途半端な時間だったこともあり、あまり人がいなく、すいているところの好きな私にとっては満足であった。

ここまでヘロヘロになって自転車を漕いできた身としては、非常に腹が減っているわけであって、どどんと味噌ラーメン(650円)とライス(250円)を注文した。
え、ライス250円は、ちょっと高すぎるって?
確かに私もライスが来るまではそう思っていた。
しかし、ここのライスは、あまりに規格外であったのだ。

腰の曲がったおばあちゃんがライスを持ってきてくれた。

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ちょっと待て?
俺は焼き魚定食など頼んだつもりはない。
え、何ですか?このおかずを全て含んで「ライス」ですって。
これが根室の力なのか。
250円で食べられるライスが非常に安いものに思えた。
根室駅前札幌ラーメン、恐るべし。

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更におばあちゃんはタッパを持ってきて、「これも自由に食べてください」と。
タッパの中身は、イカの塩辛、たこわさび、岩海苔であった。
250円でいたれりつくせりのサービスに目頭が熱くなった。
根室の未来は明るい。

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味噌ラーメンがやってきた。
そして、どういうわけか「これも食べてください」と、つぶまでやってきたのであった。
普通、ラーメンライスと言えば、ラーメンがメインでライスは脇役的存在なのであるが、ここのラーメンライスにいたっては、ライスこそがメインで、ラーメンはライス附属の味噌汁程度の存在感なのであった。
これはラーメンライス界の革命である。

まずはのびるので、ラーメンを先にひたすら食べます。
うむ、昔ながらの札幌味噌ラーメンという感じでよい。
メインディッシュであるライスへのウォーミングアップとしては、むしろラーメンはこのぐらいに控えめな存在であるぐらいがちょうどよい。

でもって、ライスを攻略しましょう。
カレイは骨が多くて食いにくいが、家で食べることのない焼ガレイうめぇ。
イカの塩辛も、たこわさびも、岩海苔もうめえ。
つぶもうめえ。
正直、ライスが足りないぐらいの盛りだくさんのおかずであったが、すでにラーメンが胃袋の中を占領していたので、ライスのお代わりを頼む余裕はなかった。

ごちそうさまでした。

うむ、これは確かにサロベツのボスが言っていたように、一度行ってみるべきすばらしいラーメン屋だ。
根室に来たら、エスカロップやオランダせんべいなんてどうでもいいから、まずは黙って駅前札幌ラーメンに行けと、私は力をこめておススメしたい。

ふー、腹いっぱいだ。
全てが満たされた今回の自転車遊びとラーメンライスなのであった。
この店は是非ドラマ「孤独のグルメ」で取り上げてほしいですな。
最初におかずてんこもりのライスが来たとき、松重豊さんがどうリアクションするのか想像してみたくなります。

尚、このラーメン屋でライスのみを注文することはご法度のようです。
あくまで、ラーメンがあってのライスのようです。

さようなら、駅前札幌ラーメン。
今度はいつになるかわからないが、絶対にまた来る。
腰の曲がったおばあちゃん、いつまでもお元気でいてください。


ラーメンを食ったら、あとは自転車をパッキングして、列車で帰るのみです。

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しばらくロード輪行などやっていなかったので、きちんとパッキングできるか不安だったが、実際にやってみると何とかなるものだ。
はっきり言って、前後輪の脱着さえできれば、ロード輪行などどうにでもなる。
ちなみに久々のロード輪行にあたり、はるか昔の自分の過去ブログを参照いたしました。


自分で言うのもなんですが、このブログはなかなか面白く、輪行袋へのパッキング方法を調べるだけのつもりだったのに、気がつけば1時間ぐらい読みふけてしまっていた。
お暇があれば、つがる旅や深名線の旅の様子などご覧になってください。
個人の自転車ブログって、どーにかこーにか100km乗れるようになったレベルぐらいが一番面白く感じるね。

駅に入って、切符を買います。

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特急列車でもないのに、それなりの値段がしますね。
まあ、根室~釧路間は120kmぐらいあるので、こんくらい取られても仕方がない。
道東、道北のように街が点在しているところは、どうしても移動距離が長くなり、公共交通料金が高くなりますね。
結局のところ、地元の人間がほとんどJRを使わない原因は、こういうところにあるんだろうねえ。
なんだかんだで、移動距離の長い地域では車の方が安くつくし、便利だもの。

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列車は一日に6本しかなく、シンプルな時刻表。
改札口にぶらさがっている案内板が、昭和の国鉄っぽくていいですね。

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駅名標。

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一両編成のキハなんとか。
私は駅については詳しいが、鉄道車両のことについてはさっぱりだ。

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さようなら、根室。
これだけ苦労してやって来て、ラーメンライスだけ食ってさよならってのもどうかという気がするが、これが私の自転車遊びスタイルなのでしょうがない。
私は観光地で観光のできない男なのである。

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落石~別当賀(べっとが)間の、荒涼とした風景がよかったですね。
月並みな表現ですが、まるで日本でないような光景でした。
落石~別当賀間の車窓の風景は、落石岬のある海側の方が絶景なのですが、花咲線初心者の私は何も考えずに陸側の席を取ってしまったのであった。
まあ、でも、花咲線の風景は陸側でも全然飽きませんよ。
花咲線全区間乗車は今回で三回目になりますが、過去二回は夜だったので、車窓の風景を堪能したのは今回が初めてでありました。

それにしても、線路に飛び出す鹿の多かったことよ。
運転手さんも鹿に神経使いながら運転しなきゃならんので大変ですな。
特に上尾幌~別保間は、一分に一回ぐらいの割合で減速していたからな。
もっとも、道外から来たと思われる乗り鉄さんにとっては、線路に現れる鹿が新鮮にうつっているようでしたが。

約3時間かけて、列車は釧路に到着しました。
ロード輪行は、輪行袋自体はデカイが、ブロンプトンより車重は3kgぐらい軽いので、かえって担いで歩くのは苦にならない。
デリケートなカーボンフレームは輪行に向かないなんて言われるが、やっぱ、軽いのはいいですよ。
そんなあちこちぶつけながら歩くわけじゃないわけですから、荷物が軽いにこしたことはありません。

駅前で自転車を組み立て、ひゃらっと帰宅して、今回の久々のロード輪行遊びは幕を閉じたわけであった。
自転車遊びは輪行絡めると、旅情を感じていいですな。
今度は釧網本線で遊んでみようかしら。

走行ログは以下の通りです。

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峠と名前のつくところがなかった割には、獲得標高1000m越えと、なかなか上らされましたね。
高低図を見ればおわかりのように、50kmを過ぎた「北太平洋シーサイドライン」からはほとんど平らなところはありませんでした。
これで向かい風だったら発狂していたレベルですね。

最後に一言。

北太平洋シーサイドラインは熊が出るところですので、自転車での単独走はやめましょう(超重要)。

ごきげんよう。

(このシリーズ終わり)

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by gossy54200 | 2018-05-01 22:59 | ロード | Comments(2)  

ただラーメンライスを食べるだけのために自転車で根室に行った話(その2)

その1

さて、今まで走ってきた道道123号線とはお別れして、道道142号線へと進みます。
さようなら道道123号線。
こんにちは道道142号線。

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道道142号線は、スカッと晴れわたる空の中、青い海を見ながらの走行になります。
おお、ええ道やないか。
夏は霧が多くて見通しの悪いこの地域も、今の季節はさわやかな青空の下での走行を堪能できることが多い(はず)。

しかし、このような楽しい海沿いのサイクリングはあっという間に終ってしまい、厚岸~霧多布間と同様、ひたすら山の中のアップダウンの波状攻撃を受けるのでありました。
むむ、90km以上走ってきてこのアップダウンはなかなかこたえるぜよ。

ただ相変わらず強い追い風を背に受けていましたので、上りでも気持ち背中を押されるような感じで、すいすいまでは行かなくても、ちまちまと進んで行きます。
ひたすら何もない殺風景の中、心を無にして進みましょう。

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原野の中をひた走っていると、ふと線路が現れた。
そして、その線路の向こうには…。

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秘境駅マニアの中ではちょっと有名な初田牛駅がどーんと見えたのであった。
久々に見る人工の建造物に、なぜかホッとする私なのであった。
ちなみにこの辺り、見渡す限り民家など一軒もなく、Wikipediaによると一日の乗車人員は平均0.2人と、花咲線区間で最低人数をたたき出している。
どうしてこんなところに駅があるのかという疑問もあるが、秘境駅マニアにとっては、こういう必然性のない駅がたまらなくいとおしく感じるのである。

この初田牛駅を堪能しようと、中に入って色々見たかったわけなのだが、線路を渡る道をどうしても発見することができず、結局、中に入ることなく、ただ見るだけで終ってしまったのであった。
一体、この駅はどっから道が続いてるんですかね?

初田牛駅の辺りから、ようやくアップダウン地獄からは脱出し、平坦追い風ラブリーの世界が待っていた。
走行距離は120kmを過ぎているが、大して踏まんくても30km/hオーバーで走行でき、快適快適なのであった。

で、無人地帯を過ぎ、落石(おちいし)の集落で、ようやく人間が住む空間になりましたね。

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落石駅は、なかなか立派な建物でありました。
ずいぶん立派な電話ボックスがありますが、誰か使っている人がいるのでしょうか?

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中もかなり小奇麗でしたね。
地元の方によって、マメに管理されているのだろうか。

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落石岬からの夕日がすんごくキレイなようです。
岬は根室市街と反対方向になるので、今回は寄りませんでしたが。
にしても、せっかくのいい写真なのに、反射して写っているオレの影邪魔だな。

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花咲線は単線なのでありますが、ここ落石駅ではホームが2つあり、列車の行き違いが可能な構造になっています。

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駅名標。
次の停車駅は昆布盛です。

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昆布盛駅は、落石駅に比べるとやる気がなく、建物に「ここが昆布盛駅だよ」ということを示す看板がひとつもない。

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駅舎の中はこんな感じ。

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駅名標。
次の停車駅は西和田です。

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別に私は全く駅めぐりなどする気はなかったのであったが、ついつい道沿いに駅が見えると、ふらふらと吸い込まれてしまいます。
西和田駅は、ローカル線にありがちな貨車を利用した「ダルマ駅」です。
自転車があるということは、日常的にこの駅を使っている人がそこそこいるのでしょうかね。
駅周辺は、それなりに人家はあり開けています。

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最果て感ただよいますな。
俺も遠くに来たものだ。

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駅名標。
「ひがしねむろ」の部分は貼りかえられているわけだが。

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その理由は、花咲駅がなくなってしまったことにあります。
花咲駅よりも初田牛駅の方が優先度低いような気もしなくないが。

私が根室に来たのはラーメンライスを食べるためであって、駅めぐりなんてやってる場合じゃないのだが、ここまで来たら次は東根室駅に行かないわけにはいかないだろう。

東根室駅は、道道142号線とは離れたところにあり、私もまさか駅めぐりをすることになるとは思ってなかったので、下調べゼロで道がわからなかったのであるが、それなりに線路に近い道を走っていると、偶然にも東根室駅への案内板を発見した。

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右に曲がって、住宅街の中、自転車を進めていくと。

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日本最東端の駅、東根室はひっそりと存在していた。
こんな地味な日本一を私は今までに見たことがあるだろうか。
同じ日本一でも、富士山と比べて、存在感があまりに違いすぎるのであった。
いや、富士山と東根室駅を比べるのもどうかと思うけどね。

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東根室駅は日本一のくせに駅舎すら存在しておらず、階段を上ってホームまで行きます。

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ボロボロの駅名標。
いいのか?日本一がこんなのでいいのか?
あまりにも日本一の扱いが軽過ぎないか。

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線路は根室方面に向かって軽く西に曲がっていて、確かにここが日本一東の駅なんだということがわかる。

こんな感じで、自転車用ヘルメットをかぶったおっさんがひとりで駅で写真撮りながら遊んでいると、利用者らしき地元の女子高生がホームにひょこっと現れて、ちょっと恥ずかしい気持ちになった。
そうなのだ、ここは観光地ではなく、地元住民の日常の足として活躍している場なのである。
よそ者のおっさんは、こっから可及的速やかに退場すべきなのである。
さようなら、東根室駅。
この地味なたたずまいが、これからも続きますように。

そんなわけで、霧多布より東の「北太平洋シーサイドライン」を総括しますと、ちっともシーサイドではなくて山の中のアップダウンの道が大半なのでありますが、花咲線に沿って通っていますので、花咲線の駅めぐりにはなかなかいい道なのではないでしょうか。
まあ、ほとんどの人にとって、駅めぐりなんてどうでもいいことと思いますが。

さて、根室駅に向かいましょう。
目的のラーメン屋は根室駅の近くにあるのです。

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信号にロシア語の表示があると、根室に来たって感じがしますね。
根室は北方領土が目の前にある「国境の街」なのである。

ちなみに私は学生時代、第二外国語でロシア語を選択しておりました。
ロシア語はアルファベットは複雑でありますが、基本ローマ字読みですので、読むだけならそんなに難しくありません。
上の写真で言うと、「Ko」が「こう」で「e」の上に点々がくっついた奴が「よー」で、「数字の4みたいな文字」が「ち」になるので、「ち」と「よー」を組み合わせて「ちょー」になるわけですね。
ただ、ロシア語が紛らわしいところは「H」が「エヌ」で「C」が「エス」だったりと、英語の常識を覆すようなアルファベットが使われておりますので、例えば「Ha」は「は」ではなくて「な」と発音するとか、色々めちゃくちゃなところがあってあなどれません。
などとロシア語についてエラソーに語ってきましたが、私は追試を受けまくってかろうじて単位を取ったぐらいの知識しかないので、ボロが出ないうちにロシア語講座を終らせることにします。
ダスビダーニャ(さようなら)。

にしても、今日はいっぱい自転車を漕いだなあ。
アップダウンは激しかったが、基本追い風ばっかりで楽チンだった。
たまには、帰りのことは一切気にしなくてすむ輪行ツーリングもいいなあ。

などと思ったところで、根室駅前に到着し、目的のラーメン屋さんを発見したのであった。

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つづく

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by gossy54200 | 2018-04-29 21:40 | ロード | Comments(2)  

ただラーメンライスを食べるだけのために自転車で根室に行った話(その1)

時はさかのぼり、私がサロベツの地に幽閉されていたころ。
当時のボスとの世間話が、1日の仕事のうちの大半を占めていた平和な日常を過ごしていた。

そのボスとの会話の中で

「根室にすごいラーメン屋がある」

という話題になった。

何がどうすごいのかということについては、ネタバレになるので、詳しくは書かないが、とにかくここは一度は行ってみるべきというラーメン屋なのであった。
道東の地に移住し、根室に行くチャンスは何回かあったのに、どういうわけかそのラーメン屋をスルーという不覚を繰り返し、気がつけば道東生活も4年目を迎えていたのであった。

いい加減に当時のボスのためにも、あのラーメン屋を訪れようではないか。
そんでもってどうせ行くなら、腹をすかせて行った方がいいだろうと、自転車で行くことにした。
でもって、普通に国道44号線を通って最短距離で行くのも面白くないので、厚岸から「北太平洋シーサイドライン」を通って、霧多布経由で遠回りすることにしよう。
特に霧多布より先のシーサイドラインは、車でも通ったことがないので、どんな道なのか楽しみだ。
自転車乗りとしての原点である「走ったことのない道を走ってみたい」という欲望に赴くままに、だらだらと走って行こうじゃないかと、ゴールデンウィークの初日である本日、自転車遊びを決行することにしたのであった。

《計画》
1.自転車はおニューのロードバイク「MERIDA RIDE3000」を使う
2.厚岸までは、国道44号線を走っていく。
3.厚岸からは、道道123号線、道道142号線の「北太平洋シーサイドライン」を通って、根室まで向かう。
4.根室でラーメンライスを食べる。
5.自転車をバラして、JR輪行で釧路まで帰る。

と、まあ、やることは極めて単純だ。
さあ、行ってみようではないか。

朝の6時半、気温4度ぐらいの中、出発します。
服装は冬用サイクルジャージに、インナーはアンダーアーマーコールドギア(漫画「じこまん」で玉井雪雄先生のおススメのインナー)。
JR輪行をするので、競技用のレーパンは履かずに、普段着っぽいモンベルのパッドつき7分丈サイクルパンツにレッグウォーマー。
そんでもって、いつもながらのフラットペダル&スニーカー仕様でロードバイクに乗り込むのであった。

出だしは肌寒いが、風は追い風で絶好調。
ふふふ、今回は輪行を絡めるので、完全にワンウェイコースとなるわけだから、根室までずっと追い風基調が続くわけだ。
天気予報をしっかりチェックして、追い風のときを狙って、今回の根室行きを決めたのであった。
さすが私だ。
ぬかりはない。

今回のルートは峠という名前のつく坂道はないが、地味にアップダウンが激しいのです。
まあ、追い風なんだから、少しぐらいは苦労せんとな。
まずは、厚岸町との境あたりまで緩やかに上りが続きます。

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厚岸町到達。
いきなり、「ルークシュポール」と横文字の地名が出てきて、異国情緒が漂う。
北海道の地名はアイヌ語の当て字が多いのだが、このレベルになると、当て字を考えるのもめんどくさかったのだろうか。
実際の地名の由来はどうなのか知らんが。

にしても、国道44号線はサイクリングには不適な道ですな。
そこそこ交通量はあるのに、路肩はガタガタで、車道側を走らざるを得ない。
特に下りはおっかないですね。
とは言え、道道142号線で遠回りすると、アップダウンの連続でやってられんし、悩ましいところである。
釧路~厚岸で、安全に快適に走れるサイクリングルートはないものかね。

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40kmぐらい進んだところで、いい感じの無人駅があったので休憩。
「もんしず」の字体が、駅舎に合った感じで、メルヘンチックでよい。
ちなみに漢字で書くと「門静」です。

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人のいない駅って、なんか落ち着くねえ。
私はローカル線の無人駅をこよなく愛する男なのである。

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駅舎内は小奇麗な感じ。
駅ノートが置いてあり、この手の無人駅が、多くのマニアに愛されていることを物語る。

さようなら、門静駅。
国道沿いにあるので、秘境度は薄いが、いい感じのたたずまいで、大いに気に入ったのであった。

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望洋台で休憩その2。
門静駅にはなかったトイレがあったので、利用させてもらった。

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ここまでずっと内陸を走ってきたが、海が見えると、テンションが「あひゃお」と上がる。
海岸線のサイクリングはいいものだ。

厚岸から国道を外れ、いよいよ「北太平洋シーサイドライン」である道道123号線を進みます。

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厚岸大橋。
この橋を渡ると、三途の川の向こうに行ってしまい、戻れなくなってしまうのだろうかというような存在感がある。

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厚岸大橋から厚岸湖を望む。
うむ、日の光が水面に反射していい感じだ。

そして、厚岸大橋を渡り、ディープな「北太平洋シーサイドライン」がどーんと待ち受けるのであった。

シーサイドラインに入ってから、道は細かくアップダウンを繰り返します。
と言うか、むしろアップダウンしかありません。
1回のアップダウンはせいぜい50m程度の高さですが、これが積もりに積もるとボディーブローのように効いてきますね。

ただ、3年前にこの道を通ったときは3段変速16インチのブロンプトンだったこともあり、結構しんどかった記憶があったが、さすがにロードだと「あれ、こんなもんだったっけ?思ったより楽チンだな」なんて思ってしまいます。
まあ、終始追い風だったってのも大きいですがね。

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民家のほとんどない森の中を通る道なのですが、なんと最近熊が出没したとのこと!
ここまで来てしまってもう手遅れですが、この道は単独で自転車で走るべきではないですね。
ちなみに、熊の出没情報はもう一箇所ありました。

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琵琶瀬展望台でもぐもぐタイム。
カロリーメイトの類似品。

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展望台から見える霧多布湿原が壮大です。
写真で見るとあれですが、実際に見ると「おー、すげー」となるので、是非是非琵琶瀬展望台に足を運んで、霧多布湿原を堪能してくださいと、霧多布の中の人に代わって言っておきます。

展望台を下りてからは、平坦追い風爆速ラブリー。
帰りが輪行なので、「帰路は向かい風だ。やだなあ」と気にしなくてすむところがいいですね。
思う存分、追い風に乗った走行感を楽しみましょう。

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霧多布市街に入る前にコンビニがあったので補給休憩。
私の勘から、ここを逃すと根室市街まで50km以上はコンビニがないと判断して、停まったわけであるが、これが大正解で、ひたすらこっからコンビニ空白地帯が続くのであった。

霧多布市街をパスして、根室方面へと進みます。
相変わらず、平坦追い風ラブリー。
反対方向から来ているママチャリの女性が死ぬほど辛そうにしていました。

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さて、こっから初田牛(はったうし)方面へと直進しましょう。
こっから先は、完全なる未知の世界です。

ここまで約85km。

つづく

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by gossy54200 | 2018-04-28 23:05 | ロード | Comments(0)  

だらだらと布伏内

阿寒町に布伏内(ふぶしない)という集落がある。

北海道にありがちな、炭鉱で栄えていた集落が一気に寂れてしまったパターンの場所であり、なかなか秘境度が高い。
去年、私の同業者の方とロードバイクでツーリングしたときに、布伏内に連れて行ってもらったのであるが、これがいい感じの秘境具合で大いに気に入った。
何もないところを延々と走った後に、「えっ、何でこんなところに集落が?」と蜃気楼のように現れた布伏内市街を見て、いたく感動した私なのであった。

そんなわけで、今日も風は強いが天気はいいんで、昨日に引き続きロードバイクでれっつらゴーと、布伏内へと向かいました。

あまりの向かい風に、出て5分ぐらいでロードバイクを出したことを後悔したのでありましたが、ロードバイク遊びができる期間が限られるこの極寒の地にあっては、乗れるときに乗っとかないともったいない。
時速20kmペースで淡々と阿寒方面へと向かいます。

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阿寒市街から道道222号線を北へと向かいます。

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見事なまでに何もないところを進みます。
何もないってことはだねえ、遮るものが何もないわけだから、向かい風をモロに受けてモーレツに辛いのですわ。

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あー辛い辛いと思いながら、布伏内まであと4km。

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ホントにこんなところに集落なんてあるのかと思ったところで。

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どーんと意表をつくように布伏内の集落が現れたのであった。
この「いないいないばあ」みたいな意外性が、布伏内の魅力のひとつなのである。

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昔の炭鉱住宅らしき廃墟。

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廃校になった中学校。
炭鉱が閉山されたのは1970年代なのに、2000年までこの学校が存在していたことに驚いた。
炭鉱が閉山した後もこの地に住み続けている人は、どうやって生計を立てているのだろうか。
ちなみに平成22年の国勢調査の段階では、この地区の人口は198人となっています。

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観光マップ。
いや、観光というほど大層な観光資源など何もないのであるが。
「なーんもないから ぼーっと哲学」というフレーズが、妙に心に突き刺さった。
哲学と言うのは、無の環境の中から生まれるものなのであろうか。
この理屈で言えば、大学の哲学科は人里離れた山奥に作った方がいいのかもしれない。

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布伏内コミュニティセンターなるところで休憩。
施設には人っ子ひとりいなく、一体何のコミュニティなんだと思った。

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閉山した雄別炭鉱の資料館になっているようだが、日曜は開いていないのであった。
こんな日曜すら人の来ないところに、平日開けておく意味はあるのだろうか。

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パークゴルフのクラブを持っている謎のおっさん。

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交通安全の旗が絶好調にバタバタとなびいています。
風強いけど、ここにいても何もないんで先行くか。

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こっから先、更に雄別方面に進むと、かなりディープな世界が待っていますが、薄気味悪いんで右に曲がって国道274号線を走ります。
ちなみに今は閉店した「秘境ラーメン」で有名だった「真澄」という店は、ここを更に真っ直ぐ行ったとこにありました。
真澄は一回行ってみたかったんだけどね。
閉まっちゃったものはしょうがない。

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国道274号線に入ると、いきなり3kmぐらいのヒルクライムが待ち受けています。
4~5%ぐらいの勾配がだらだら続く感じで、緩くもなくキツくもなく。
まあ、向かい風地獄に比べたらこっちの方が4000倍マシですね。

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赤コーラタイムと羊羹タイムを経て、無事に帰宅いたしました。
風は北東に吹いていたので、北西方面に向かう行きは北からの向かい風を浴び、南東方面に向かう帰りは東からの向かい風を浴び、どっちに転んでも地獄であった本日のサイクリングなのでありました。
冷静に考えたら、行きは東からの追い風があり、帰りは北からの追い風があるはずなのですが、どうして追い風を全く感じないのでしょうか?
風というのは、絶えず自分の都合の悪いように吹くと感じるものであり、人生と同じようなものなのでしょう。

このルートは交通量が多くて路面状況の悪い国道240号線を回避でき、国道274号線は適度なアップダウンがあっていいですね。
定番のサイクリングルートになりそうです。

走行ログ。

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RIDEは速度自体はGIOS号とあまり変わりませんが、距離乗ってもそんなに疲れない自転車ですね。
10割の力を入れても、そんなにビュンと進む感じはしませんが、5割ぐらいの力でも、速くはないけどそれなりに前に進んでくれる感じです。
来週は100km越えライドしようかな。

ごきげんよう。

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by gossy54200 | 2018-04-22 22:54 | ロード | Comments(0)  

ふらふらと阿寒

去年はこの時期全くロードバイクに乗っていなかったのであったが、今年は4月のクソ寒い中にも関わらず、2週連続でロードバイクにまたがったのであった。
やはり新車というのはサイクリングへのモチベーションがググンとアップしますね。

本日は私のサイクリング定番コース。
サイクリングロードで山花まで行って、そっから道道666号線を北上し仁々志別へと向かい、そっから国道274号線を西へ進み、国道240号線とぶつかったところで阿寒市街へと南下、あとはテキトーに釧路市街へと戻るルートです。

途中、サイクリングロードに牛が立っているという、田舎のサイクリングロードならではのほほえましい光景があったが、そんなものに心を奪われることもなく、ずんどこずんどこ追い風に乗って進みます。

この日の阿寒方面はいい天気でした。
春の日の光が暖かく、阿寒方面は15度ぐらいはあったのではないでしょうか。
この前の日曜、雪が降っていたのがウソのような陽気でした。

ただ天気がいいのはよかったのだが、風が強くてだね。
国道240号線からは、強い南からの向かい風を受け、下りなのに全然進まないでござる。
強引に頭を低くして、ブラケットエアロスタイルでしのぎます。


下ハンを持つと、私の場合上体がぶれて軸が安定しなくなるので、ぐっと肘を引きつけて上半身を安定させるブラケットエアロの方が乗りやすいですね。
ただ、肘を引きつけるのに上腕三頭筋がかなり消耗いたしますが。

エンデュランスモデルのRIDEだと、どうしてもハンドルが高くて上体が起き気味になりますね。
向かい風のこと考えると、ハンドル位置の低いSCULTURAの方がよかったんじゃないかと思ったり思わなかったり。

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旧阿寒道の駅で休憩。
ああ、ドデカミンストロングうめー。

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大塚製薬の株主優待でもらったゼリー飲料は、びっくりするほどまずかったが、「良薬は口に苦し」で、先週より後半のタレ具合は改善されたような気がします。

休憩後、向かい風の中、田舎道を走ります。
向かい風でやってられなくなると、弱虫ペダルの小野田君のように奇声を発しながら走ります。
誰もいない田舎道だからこそ、できる技。

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鶴野のパーキングエリアで、もぐもぐタイム。
この羊羹があるから、向かい風でも頑張れるのであった。

走行ログは以下の通りです。

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先週よりはケイデンスも上がり、向かい風区間でも25km/h前後をキープして、ちょっとは進歩が見られているのではないでしょうか。
なんかこんくらい走れるんだったら、無理にホイール変えなくても、壊れるまで附属の鉄ゲタホイールでもいいんじゃないかなと思ったり思わなかったりしています。

さて、明日もふらふらとロードバイクで遊ぶことにしよう。

おやすみなさい。

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by gossy54200 | 2018-04-21 22:31 | ロード | Comments(0)