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カテゴリ:ランニング( 284 )

 

2019北オホーツク100kmマラソンまであと5日

いよいよ北オホーツク100kmマラソンまで、残りたったの5日となってしまいました。
ようやくサロマで痛めた右ハムストリングスが回復したと思ったら、今度は左膝を痛めてしまい、全くもって自分の身体というものは思うようにならないものです。
痛めてしまったものは仕方がないので、本番までに回復することを願いながら、どうにかやっていくしかないですね。

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今月は第一週がサロマのダメージでボロボロのポンコツ状態で、まるで使い物になりませんでしたが、どうにか帳尻的に走行距離は200kmを超え、そこそこ復活したのではないかなあと思います。
30km以上のロングはできませんでしたが、第三週は週間走行距離100kmと、最低限の調整はできたでしょう。

まあ、手応え的にはサロマ前の状態を10とすると、6ぐらいの感覚ですかね。
逆に状態がよろしくないので、サロマみたいに序盤でガーッと暴走しないで抑えられるんじゃないかと、プラスにとらえていきましょう。
コンディションの不調は、サロマの経験を武器にして、カバーしていきたいものです。

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10日前の天気予報では「最高気温15度」という夢のような予報でしたが、やはりそんなうまい話などなく、道北にしてはそこそこ気温が上がりそうです。
気温だけならいいんですが、湿度も高いのがちょっと嫌ですね。
でも、8月の北海道マラソンの予行練習としては、こんくらいの暑さがちょうどいいでしょう。
世の中には、もっと過酷なウルトラマラソンもあるのですから、こんくらいでグダグダ言ってるようではいけません。

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世の中には、ものすごく厳しい修行というものがありまして、その中のひとつに「千日回峰行」というものがあります。
平たく言えば、約40000kmもの距離を歩くことを約7年かけて行うというものですが、最後の7年目には、1日約84kmを100日間歩くという気の遠くなるような修行というか、半分拷問に近いものが待っているわけであります。
「千日回峰行」に比べたら、年に数回100km走るなど、はっきり言って修行のうちには入りませんね。

ということで、「千日回峰行」をなんと2回もやられた酒井雄哉さんの本がブックオフに売っていたので、ついつい買ってみたわけですが、「長い道のりも一歩一歩の積み重ね」「足が疲れたなら、肩で歩けばいい」など、ウルトラマラソンに通じるような心構えが書かれていて、必ずやこの教えは北オホーツクでも役に立つことでしょう。
さすが、本の帯の推薦文で、あのリオオリンピックの銅メダリストの三宅宏実さんが絶賛していただけのことはあります。
「あの三宅さん」と書いておきながら、私は三宅さんのことは全く知りませんけれども。

「一日一生」ならず「100km一生」のつもりで、日曜日は臨みたいものです。
そう、平均的な人生で50〜60歳ぐらいで身体にガタが来始めるように、ウルトラマラソンでも、50〜60kmでガタが来始めるものと思います。
あとはガタが来た身体を受け入れながら、無理せず、急がず、力まずに、穏やかな気持ちを持って、人生を全うするつもりで、ゴールまで食らいつくしかないわけで。
「命ある限り、自分の人生を生き抜く」覚悟で、「脚が動く限り、100kmの道のりを走り抜く」ようにしていきたいものです。

ご清聴ありがとうございました。

by gossy54200 | 2019-07-23 21:15 | ランニング | Comments(0)  

2019北オホーツク100kmマラソンまであと10日

さて、サロマから半月以上過ぎたにも関わらず、今だに「サロマサブ10、ウェ〜イ」と浮かれている私でありますが、なんと10日後にもう1度100km走らなければならないという驚愕の事実に気がついたわけであります。

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サロマに比べると、こじんまりした規模ではありますが、7/28(日)に道北の浜頓別町で「第9回北オホーツク100kmマラソン」が行われるのであります。
ウルトラマラソンデビュー年に、2ヶ月連続で100kmを入れるなんて、私もいい度胸をしているものだ。

サロマで右のハムストリングスを激しく痛めてしまい、私の脚はすっかりポンコツとなり、サロマ後一週間はキロ7〜9分で痛みをこらえ、足を引きずりながら走ることしかできず、これなら走らない方がマシだと、久しぶりにロードバイクでポタポタしながら脚の回復を待っていました(走れないが、自転車に乗るには影響がなかった)。

ようやく、今週に入ってから痛みが取れ、キロ5:30ぐらいのペースで走れるようになり、どうにか北オホーツクに間に合うかなあという目処が立ったところです。
できれば、7月中に1回は50km走を入れておきたかったが、さすがにこっからロング走を入れると、疲労抜きができなさそうなので、ロングができない分、今週になってから毎日15〜20kmを走るという、定期テスト3日前の学生のような「一夜漬け走り」をしております。
効果は多分ないと思うが、これは一種の精神安定剤のようなものですね。

さて、日本気象協会より、浜頓別町の10日間天気予報が発表されました。

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なんと、7月の末にも関わらず最高気温15度と、夢のような予報です。
そんなうまい話があるわけがありません。
だいたいサロマのときだって、一週間前までは15度ぐらいの予報だったのに、蓋を開けてみたら25度近くまで気温が上がってしまいました。
いくら道北の果てとは言え、こんな天気予報に騙されてはいけません。
過去34度を記録したこともある北オホーツク100kmマラソン、多分、寒さ対策はそんな考えなくていいと思いますが、北海道マラソンレベルに万全の暑さ対策をしたいものです!
(と書いておけば、天気の神様は18度曇り〜小雨という、マラソンに適した条件を作ってくれるでしょう。多分)

2ヶ月連続の100kmは正直、気が重いですが、世の中には今年のサロマ100kmで優勝して、更にその翌週の函館マラソン(フル)でも優勝して、そっから今回ゲストランナーとして100km走られる藤澤舞さんのような方もいらっしゃいますので、函館マラソンを走らなかった私は甘ったれたことは言えません。
多分、私もできるんじゃないかなと、今のうちは「連続サブ10」と強気の目標を掲げておくことにします。

ごきげんよう。

by gossy54200 | 2019-07-18 20:50 | ランニング | Comments(0)  

2019年サロマ湖100kmウルトラマラソン反省会

ゴール後。

完走メダル、スポーツドリンク、タオル、食券(1000円分、競技場に設置された屋台で使える。オホーツクサイクリングと同じ方式)をもらい、体育館で荷物を受け取り、着替えます。
脚は完全にバキバキで、攣らないポイントを探すのが難しいぐらいの状態で、たっぷり30分ぐらい時間をかけて着替えをしました。
このときの着替えのための膝の曲げ伸ばしが、本当に走ること以上に苦行でした。
んでもって、着替えた後、ランニングシューズを履くのも苦痛でしたね。
サンダルをもってくればよかったです。

スマホの応援ナビで、ラン仲間の途中経過をチェックしながら、ゴール地点へと向かいます。
ウルトラのゴールは、フル以上にランナーの皆さんに「やりきった」という表情が出ていて、清々しい気持ちになりました。
陳腐な言葉ではありますが、ウルトラマラソンはゴールしたランナー、いや、例え途中棄権したとしても、100%の力を出し切ったランナー、そして、ランナーを支えてくださったエイドの皆様、沿道の応援の皆様、大会に関わった全員が主役なのです。

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仲間のゴールを見届けて、レース中にやられていた胃も回復したので、ほたてカレーを食べます。
今月末の「北オホーツク100kmマラソン」でも、ゴール後にシーフードカレーが振る舞われるので、それの予行練習です。
多分、普通の状態で食えばうまいんだろうが、疲労でやられているのか、うまいのかまずいのかもわからないぐらい味覚がぶっ壊れております。
ごちそうさまでした。

でもって、シャトルバスに揺られてスタート地点に戻り、そっから北見のホテルに向かい、一泊して、おみやげに「赤いサイロ」を買い、阿寒湖経由で無事故無違反で釧路に帰って、長い長い初めてのサロマ湖100kmウルトラマラソンが終わったわけでした。

めでたしめでたし。


さて、こっからは今回のサロマの反省会です。

《ペース配分》

前半50km 4時間26分10秒
後半50km 5時間23分8秒

20kmまでキロ5ペースで突っ走っていた時点で予想はできましたが、後半はかなり落ち込みました。
ただ、思ったよりは「早く」落ち込んだが、思ったよりも「大きく」落ち込まなかったなあと。
最悪でも、ほぼ歩くことなく「キロ7分」ペースで行けたことから、無理して前半で「貯金」を作らずに、もう少し上手にペース配分できていたら「サブ9.5」も行けたのではないかなあと思います。
そこは次回以降の課題ですね。

序盤突っ込んだ原因としては

・スタートロス+渋滞+トイレロスを取り戻そうとした
・集団に引っ張られた
・NIKEズームフライフライニット(ZFFK)効果

というところでしょうか。

普段ぼっち走の私の場合、どうしても大会になると、周りに引っ張られて、普段以上のハイペースになる傾向があります。
とは言え、きっちり時間管理して、意識的にスローペースで入ると、かえって窮屈な走り方になり、後半消耗してしまうことも考えられるので、「時計よりも、いかにラクなフォームで走れているか」というところが、序盤のチェックポイントになると思います。

ただ、渋滞でも「フルと違ってウルトラは先は長い」と焦らないようにしなくてはいけませんね。
まあ、とどのつまりは「もっと早くスタート地点に並べ」ってことなのでしょうが。

《ウルトラマラソンとZFFK》

市民ランナーに旋風を巻き起こしている「NIKE厚底シューズ」。
果たしてウルトラでもNIKE厚底は有効なのか?

私の感想としては

序盤は反発力に助けられ、終盤はクッション性に助けられた

というところです。

足裏にマメや水ぶくれができるというトラブルは一切なく、正直、ASICSのスカイセンサーグライドでフルを走っていたときの方が、足はキツかったです。
この辺りは、シューズだけでなく、接地の意識をフルとウルトラで変えたことにもあると思いますが。

ただ、結果的に序盤ハイペースになってしまい、思ったよりも早くタイムの落ち込みが来たというところについては

シューズの性能に脚がついていかなく、ペースダウンを余儀なくされた

という考察をすることもでき、フルと違ってあえて「序盤でスピードが出しにくいシューズ」を選択するというのもありかなあと。
具体的には、ASICSのゲルカヤノとかMIZUNOのウエーブライダーとかのクッション性を重視した重いシューズが、案外「キロ6」ペースでよい「サブ10」レベルでは有効なのかもしれないと思ったりしています。
「ウルトラも薄底シューズでよい」という指導者もいるようですが、後半、足裏が痛くなっていくときに、シューズのクッションで痛みが軽減できるなら、クッションはあるにこしたことはないというのが、実際に100km走った私の感想です。

ZFFKもよいのですが、私のかかとの形状と合わないことと、耐久性に難があるので(あと、お高いし)、来シーズン以降のウルトラではもう使わないかあ。
HOKAのクリフトン辺りもいいなあと思っていますが、とりあえずZFFKの寿命が来たら、その辺は考えることにします。

《ウルトラマラソンと脳の戦い》

実際に100km走る前は、「ウルトラは走力7メンタル3」の力で走るものだと思っていましたが、今となっては「走力3戦略2メンタル3運2」ぐらいの割合なのかなあと思います。
でもって、運を呼び込むために必要なのは「戦略とメンタル」なのかなあと。
そういう意味では、ウルトラは「走力3それ以外のもの7」であるとまとめてもいいのかなあと思います。

ウルトラは一旦諦めると、走力のある方でも、それまでのキロ6以内のペースが、簡単にキロ9〜10に落ち込んでしまう怖さがあります。
フルだと、ある程度の走力のある方なら、壁が来てもせいぜい30kmぐらいからですので、「残りあと10kmちょっと」と思えば、まだごまかしが効くと思いますが、ウルトラで50kmぐらいで壁が来ると、「まだフル1本分以上かよ!」と、絶望的な気持ちになり「大ブレーキ」となってしまうのではないでしょうか。

もちろん諦めるのはメンタルだけの問題ではありません。
突発的な故障、ウルトラならではの内臓系の不調などなど、予期せぬアクシデントは出てきます。
今回どうしようもないアクシデントに見舞われなかったことは、初ウルトラで戦略のしっかりしていなかった私にとっては、運がよかったとしか言いようがないでしょう。

ここからは哲学的な話になりますが、ウルトラマラソンの最大の敵は「自分の脳」であり「自分の思考」であると思います。
テレビで24時間走世界チャンピオンの石川佳彦さんが出ていたとき
(世の中には某チャリティ番組以外でも24時間走という恐ろしい競技があるのです)

脳は僕じゃない

というフレーズが心に残りました。

脳が「疲れている」という「思考」をするから、身体が脳に乗っ取られるわけであって、思考に飲み込まれないことが、ウルトラでは特に重要になってくると思います。

《「諦める」のではなく「明らめる」こと》

ウルトラマラソンというものは、後半は特に体が思うようになりません。
そんなとき、思うがままにならないことを、「根性」や「ポジティブシンキング」で思うがままにしたくなるものですが、多分、そんなものは無駄です。
うんこに生クリームを塗っても、ケーキにならないように、ポンコツな体に「お前はポンコツではない。まだ頑張れる!」と脳に無理に思わせたところで、「脳は僕じゃない」のですから、うんこはうんこであって、ポンコツな体はポンコツな体のままなのです。

大事なのはダメになりそうなとき「うんこでポンコツな自分」を認めることであり、「あー、俺はうんこでポンコツなんだ」とあきらめることなのです。

ただし、この場合の「あきらめる」は「諦める(ギブ・アップ)」ではありません。
物事を「あきらかにする」という意味の「明らめる」です。

例えば、伝説のウルトラランナーであるスコット・ジュレクが、レース中に靭帯を断絶したときのことを、著書「EAT & RUN」からまとめると

・第一のステップ 痛みをそのまま感じる(ここで「痛みは幻」だと思うことは、うんこに生クリームを塗ってケーキだと思うのと同じ)
・第二のステップ 状況を把握する(骨は折れてないか?足に体重はかけられるか?)
・第三のステップ 今の状況を改善するには何ができるか考える(ジュレクは、このまま走って、くるぶしが腫れ上がれば「自然のギプス」になって足が安定するという恐ろしいことを考えたが、多分、私を含め普通の人にはそれは無理。ただ、状況改善のために「今、何をすべきか」ということは冷静な目で考えるべし)
・第四のステップ 焦りや苦しいという感情を頭の中から取り除く。今、やることは速いピッチで足を動かし、着地を軽くすること。

ジュレクは突発的なアクシデントとは戦わずに、それを受け入れ「明らめて」、「今、ここで」できることに集中したわけです。
ポンコツならポンコツなりに、どうやって行けるか、「諦めずに」最善手を考えて、「明らめる」ことがウルトラではフル以上に重要になってくると思います。

私の場合は、ジュレクに比べれば、大きなトラブルもなくどうってこともなかったわけですが、それでも「キロ6で走れなくても、今ならキロ6:30では行ける。それを続けよう」とか、「今ここで、無理したら足が攣る。200mだけ歩いて、そっからキロ7でもいいから走り出そう」と、うまく行かない中でも、「今」できることを「明らかにして」、どうにか対処できたんじゃないかなあと自画自賛しており、思いっきり調子に乗っております。

ウルトラが体力的に優れている若年層よりも、我々のようなおっさん世代がタイムがいいのは、この辺の脳の使い方の差なのかなあと思います。

《最後にどうでもいいこと》

ゼッケンベルトは便利なのですが、風でゼッケンがめくれた関係で、ネットで公開している写真をゼッケン番号で検索しても数枚しかヒットせずに、「100km走ってこれだけか」と悲しいものがありました。
ゴール前でもゼッケンめくれていて、「何番の人でしょうか?」と実況の人に名前呼んでもらえんかったし(なんとかゴールラインでゼッケン整えて、写真ではゴールシーン残してくれてた)。
あと、ゼッケンベルトについてもう一つ。
ベルトのゴムはジェルを挟むのにはいいのだが、スポーツようかんだと細くてずり落ちてしまうようで、気がつけば1本減っていました。
多分、30〜40km地点ぐらいでようかんを落としたと思いますので、もし、拾われた方がいたら、今更と思うかもしれませんが、着払いで私のところに送ってください。よろしくお願いします。

ごきげんよう。

(このシリーズ終わり)

by gossy54200 | 2019-07-15 00:42 | ランニング | Comments(4)  

2019サロマ湖100kmウルトラマラソン参加記(その5)

その1 その2 その3 その4

サロマ湖100kmウルトラマラソンも、いよいよ残り20kmを残すのみとなりました。
あとはハーフマラソン1本以下だ。
サブ10までのマージンは約25分。
大失速さえしなければ行けるはずだ。

《80〜90km》 グロス8:39:31 ラップ1:04:29(キロ6:27)

ワッカへ向かう森の中の坂道をひた進む。
すると、突然視界が開け、思わず私は「あっ」と声を出しそうになった。

これが、ワッカか。
ワッカなのか!

臨死体験で「お花畑」が見えてきたという体験談を語る人がいるが、まさしくこの世のものとは思えないぐらいの見事な「お花畑」であった。
ワッカに入った瞬間、私は「すうっと抜けた
村上春樹のエッセイ「走ることについて語るときに僕の語ること」に書かれていたように、何かが「すうっと抜けた」
うまくこの感覚を言語化することはできないが、こっちの世界からあっちの世界に行ってしまったような不思議な感覚。

「すうっと抜けた」からと言って、特にペースが上がったわけではない。
80kmまでと同様、キロ6:30ペースは変わらない。
変わらないのだが、苦しみとかそういうものがふうっと抜けて、自分がワッカの風景の一部に取り込まれてしまったかのようだった。
自分が自分ではなく、空から全体を俯瞰しているような感覚。

マラソンコースを川に例えると、自分が川の流れの一部になっているようで、自分で走っているというよりは、水が上流から下流に流れるように、自然とゴールに向かって流れている感覚。

こうやって書いてみると、あまりの疲労で頭がぶっ壊れたんじゃないかと思うかもしれないが、それで疲労を感じないのなら壊れたままでいい。
ふらふらと流れに従って進んでいこう。

85km地点通過。
5kmのラップは32:00。
悪いペースではない。
まずは、ワッカの折り返しまではこのペースを保とう。

天気はここ数年のワッカと打って変わって晴れわたり、エイドのかぶり水が気持ちよかった。
エイドで提供された北海道限定の炭酸飲料「リボンナポリン」はこんなにうまいものなのかと感動した 

うねうねと細かいアップダウンを繰り返すワッカであったが、不思議と坂はそんなに気にならなかった。
折り返し前にある橋の急坂も、歩くことなく突き進んだ。
折り返し地点を過ぎ、再び橋を上ることになるが、この橋の上から見た景色は極上の風景だった。
きっと私はこの日、この風景を堪能するために、100kmを走ったのだろう。
記録とかそういうのはどうでもよくなった。

恐らく、この風景を写真に撮って後で見返したところで、そのときの感動の1%も思い起こさないことであろう。
ここまで90km近く走ってきたというシチュエーションがスパイスとなって、この風景に花を添えているのである。
「今、このとき」の感動は「今、このとき」しか味わえないのであり、きっと来年ワッカを走っても、同じような感動は得られないであろう。

90km地点通過。
5kmのラップは32:29。
サブ10の「貯金」は切り崩す展開となったが、思ったほど切り崩さなくてホッとした。

《90〜100km》 グロス9:48:18 ラップ1:09:47(キロ6:59)

ワッカに入った途端「すうっと抜けて」、謎の多幸感に包まれていた90kmまでの区間であったが、90kmでタイムチェックをした瞬間に現実に引き戻された。
サブ10までの「貯金」は約20分。
キロ8分でもサブ10は死守できる。
今までのペースを考えると、もう歩いてもいいんじゃねと、ふと気が抜けてしまった。

この瞬間、私の視点は「今、ここ」から「ゴールへの時間」へと移ってしまった。
「すうっと抜けた」状態から、我に戻ってしまった。

「もう本気出して走らなくても大丈夫」っていう安堵感からか、ここから更なる失速が始まった、
もちろん、安堵感以外にも失速の理由はある。
80km過ぎたあたりから、小指がしびれる感じがずっとあった。
ふくらはぎや、ハムストリングスがピクピクするときがあり、攣る一歩手前の状態であった。
20km以降、トイレには一度も行っていないことから、水分補給が足りなく、軽い脱水症状になっていたのかもしれない。

肉体的にはこの区間が一番キツかったが、ゴールは見えている、しかもサブ10でのゴールが見えているので、精神的には70〜80kmのときよりは余裕があった。
とにかく貯金をフルに使ってでも、9時間59分59秒以内でゴールできればいいと。

もう歩きを交えても大丈夫な展開であったが、不思議と歩く気にはならなかった。
この時間帯のランナーになると、さすがに歩いている人はほとんどいない。
なんかここまで来て歩いてしまうのは自分に負けるような気がした。

またまた、村上春樹の「走ることについて語るときに僕の語ること」からの引用になるが

僕はなにも歩くためにこのレースに参加したんじゃない。走るために参加したのだ。(中略)どんなに走るスピードが落ちたとしても、歩くわけにはいかない。それがルールだ

そう、せっかくならサブ10だけではなく、歩くことのない「完走」で締めくくりたい。
所詮、「歩かなかった」など単なる自己満足に過ぎないのだが、100kmを歩くことなく走り通したという自分史の1ページを刻みたい。
どうせ死ぬのなら、死ぬ間際に「俺はあのとき歩かなかったんだ」と誇りを持って死んでいきたいではないか。

途中、チームかっぱちゃんの仮装ランナー「スパイディ氏(スパイダーマンの格好をしている)」とすれ違った。
私はスパイディ氏とは面識がなく、普段ならスライド区間で、見知らぬ人に声をかけることはしないのだが、ここでスパイディ氏から元気を分けてもらいたかった。
かなりの大声で「スパイディ!ファイト!」と声をかけると、スパイディ氏は、無言ではあったがオーバーアクションで、私の呼びかけに応じてくれた。
さすが、正義の味方だ。
正義の味方は苦しんでいるランナーに、愛と勇気を分け与えるのである。

95km地点通過。
5kmのラップは34:17。
キロ7ペースまでは落ち込んでいないようだ。
90km過ぎてからは、どんどんランナーに抜かれている展開だが、どうにかこのペースでゴールまで耐えるのだ。

残り4kmの辺りで、イカの仮装をしている有名ブロガー「チャーリーさん」とすれ違った(この方もチームかっぱちゃん)。
チャーリーさんとも全く面識がないが、「イカさん、ファイト!いつもブログ読んでますよ」と、かなりの大声で呼びかけた。
「ありがとう」と返事が返ってきて、ここでもパワーをもらった。
こっからは上り坂であるが、このまま行ける行けるぞ!と思ったところでアクシデントが発生した。

左のふくらはぎが、ビキビキビキーと崩壊寸前になってしまったのだ。

このまま走ったら、確実に脚が攣ってしまう。
どうする?どうする俺?

冷静に考えるのだ。

ここで完全に脚が攣ってしまうと、多分、残り4kmはほぼ歩きになる。
そうすると、サブ10は赤信号だ。
なんとしても、ここは最小限の被害で食い止めなくてはいけない。

ということで、村上春樹には申し訳ないが(というか、なぜ村上春樹に謝るのかは意味不明だが)、4km延々と歩くぐらいなら、200mだけ上り坂を歩いて、また、坂が終わったら走り出せばいい。
ここで歩くのはダメになったからではない、あくまで戦略なのだと、自分を納得させて、力の限りスタスタと歩くことにした。
非常に心残りの歩き区間であったが、きっとここは来年以降の宿題なんだろう。
サロマは1回だけでは卒業させてくれないのだ。

勇気を出して200mほど歩き、そっからはまた走りを復活させた。
うん、大丈夫だ。
攣りそうだった脚は、どうにか持ちこたえそうだ。
多分、結果的に、あそこで思い切って歩いたのは、サブ10達成という目的からすると正解だったと思う。

ワッカの復路を終えて、いよいよ残りは2km。
キョーレツな向かい風が最後の試練となるが、もうここまで来たらどうにでもなれだ。

残り1km。
タイムは9時間42分台。
サブ10は確実なのだが、90km過ぎてからここまで、多くのランナーに抜かされているし、最後の1kmぐらいはダラダラと走るのではなく、力強い走りをしたかった。
脚は相変わらず攣りそうであったが、ゴールではなく「今、ここ」に集中して、足取りを取り戻すのだ。

ゴールまで500mというところで、ふっとまた「すうっと抜けた」感覚があった。
ゴールゲートが見えてきた。
時計は「9時間48分台」を示している。
せっかくだから「9時間50分以内」のゴールを目指そうじゃないかと、ラストスパートをかけた。

長かった。
辛かった。
苦しかった。
いつ大失速するか不安だった。
でも、それ以上に楽しかった。

喜びを噛みしめるように、ゴールラインに飛び込んだ。

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私の2019年のサロマは終わった。
去年のつくばで置いてきたものを、きっちりサロマで取り返した。

ゴール到達。
5kmラップタイム、35:31。

(次回、反省会へ続く)

by gossy54200 | 2019-07-09 21:42 | ランニング | Comments(2)  

2019サロマ湖100kmウルトラマラソン参加記(その4)

その1 その2 その3

サロマ湖100kmウルトラマラソンのコース高低図はこんな感じになっております。

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基本、ウルトラマラソンの中では平坦コースであるサロマですが、50kmから60kmで、標高差30mぐらいのアップダウンが2箇所あります。
レース前、大エイドも含めたこの区間をいかに攻略するかがカギだと思っていました。

《50〜60km》 グロス 5:30:17 ラップ1:04:07(キロ6:25)

50km地点を過ぎてから上り坂区間に入ります。
ここで一気にペースダウン。
これはキロ6オーバーのペースだなあとは感じつつも、時計見ると弱気になるので、ストライドを狭めつつ、ピッチを落とさないようにして淡々と上っていきます。
あまり坂に苦手意識はなかったのですが、結構上り区間で抜かされた記憶があります。
それでも、あまり気にしないで自分のペースを守りましょう。

でもって、また30mぐらい一気に下って、もう一度ちょっと上りかけたところで、54.5km地点の大エイド「グランディアサロマ湖」に到達します。
サブ10目指す身としては、ここでのタイムロスは最小限にしたいところ。

なんだけど、事前にここでやることをきっちり決めとかんかったので、あれやろう、これやろう、これはどうする?えーと、受け取った赤い袋はどこに出せばいいんだ?などと、結構テンパってしまい、かなりのロスタイムとなってしまいました。

大エイドでやったことをまとめると

・ジェル、スポーツようかん、塩タブをウェアのポケットへ
・レッドブル250ml缶を一気飲み
・サロメチールスプレーを脚全体にプシューッとかけまくる
・麦茶を飲み、おにぎりを食べる
・おにぎりを食べた感触として、こっから固形物を摂るのはキツそうに感じたので、胃薬を飲む

箇条書きでまとめると、2〜3分もあればできるようなことなのかもしれませんが、55km地点の5kmラップタイムが36:12となっていたことから、5〜6分ぐらいは滞在していたのではないでしょうか。
もう少し、事前の段取りをしっかりと決めておくべきでした。
日焼け止めは、スタート前にかなり厚めに塗っていたし、塗り直すのが面倒なので、結局大エイドでは塗りませんでした。

尚、鎮痛消炎スプレーはオフィシャルエイドにはありませんので(一部の私設エイドではある)、中間エイドで用意しておいた方がいいと思います。

にしても、この大エイドは滞在時間が長くなれば長くなるほど、再出発しようという気持ちが失せてくるので、危険です。
他のランナーがくつろいでいる姿を見て、「もうちょい休みたいなあ」と後ろ髪を引かれる思いがありましたが、心を鬼にして、すっかり晴れて気温が高くなったコースへと戻ります。
また、エイド過ぎてから上りが延々と続くのも、このコースのいやらしいところ。
精神力が試されるところです。

ただ、レースを再開するまでは、そこそこの精神力を要しましたが、また走り出すと、心を無にして「こんなものだ」と割り切れたかと思います。
淡々と、キロ5分台のペースに戻します。

60km地点到達。
5kmのラップは27:52とちょっと戻しました。
どうにか80km地点までは、キロ6を超えないペースで走りたいところ。
大きな坂は超えたので、あとはほぼ平坦コース!
ここで、このレースの最大の山場は超えた!
と、愚かにも60kmを通過したときには思っていました。

《60〜70km》 グロス6:29:56 ラップ59:39(キロ5:58)

事前の計画では「60kmまでは寝ていよう。60km過ぎてからが勝負だ!」と思っていましたが、実際、60〜80kmの記憶は序盤戦の記憶以上にあいまいです。
どこで何を食べたとか、ここにはこんなものがあったとか、そういったものはほとんど記憶にありません。
きっと無意識のうちに「記憶に脳みそを使う余裕があったら、手足を動かすことに専念せいや!」と、脳みそが命令を出していたのかもしれません。

有名な「魔女の森」に入るまでは、日差しが強かったですが、身体で感じる日差しを脳でシャットアウトするようにしてました。
こう書くと、わけがわからないですが、詳しく説明すると

・皮膚が日差しを感じる
・皮膚から脳みそに「日差しを感じる。暑いぞ!」と信号を送る
・脳みそが「暑い?だから何?」と、皮膚から送られた信号を突き返す。そこで「辛い」とか「苦しい」というジャッジをしない

ってとこでしょうか。
余計わけがわからなくなったという話もありますが。

とにかく「暑くて苦しい」と考えることに、貴重な身体のエネルギーを奪われてはいけません。
そんなことにエネルギーを使う余裕があったら、それを手足を動かすことに回すべきなのです。
思考をなくして、身体を感じるのです。

と、なんだか宗教的な精神論になりつつありますが、日差しが気にならなくなると、あの有名な「魔女の森」も、「ああそんなものがあったな」ぐらいにしか感じず、ついでに魔女のコスプレをした応援の人たちも見逃し、なんかよくわかんないけど、気がつけば森を過ぎてしまい、68km地点のサロマ名物私設エイド「斎藤商店」に着いていたという感じです。

有名な「斎藤商店」ではありましたが、「エイド5秒」の精神でしたので、オフィシャルエイド同様、麦茶を飲んで、プチトマトを食べて、可及的速やかに通過します。
冷凍ブルーベリーが有名なエイドだったようですが、そんなもん探している余裕などなし。
とりあえず目についたプチトマトをパクリして、そのまま去っていきました。
あ、そうだ。最初に冷たいおしぼりがあったのが、他のオフィシャルエイドにはないありがたいところでした。
ここまで触れてきませんでしたが、公設私設問わず、我々をサポートしてくださったエイドの皆様には、本当に頭の下がる思いです。
エイドがないと、とても100kmなどという長い距離を、二本の脚だけで進むことなどできません。

5kmのラップタイムは
65km地点で、29:46。
70km地点で、29:51と、限りなくキロ6ペースです。

多分、これ以上ペースが上がることはないでしょう。
ここまで作ってきたサブ10の「貯金30分」をどう使っていくのかが、こっから30kmの重要な戦略になります。

《70〜80km》 グロス7:35:02 ラップ1:05:06(キロ6:31)

この10kmが精神的に一番キツい区間でした。
明らかにスピードがガクンと落ちたことがわかります。
ここでも時計を見たら弱気になると思い、時間は気にせず、今できるペースで一所懸命手足を動かすのみでした。
伝説のウルトラランナーであるスコット・ジュレクの自伝「EAT & RUN」で、「過去も未来もなく、今この瞬間に集中する」と書かれていました。
ハイペースで突っ込んだ過去を悔いても仕方がありません。
まだまだ遠い未来のゴールのことを考えてもゲンナリするだけです。

「今、ここ」にあることに集中して、脳みそを介さずに、呼吸と一歩一歩の足取りに意識を集中させました。
「EAT & RUN」に出てくる、ジュレクの父親のセリフ「とにかくやるんだ」が、苦しさを感じたとき、ひたすら頭の中をめぐっていました。
Let's try anyway.
ここまで来たらごちゃごちゃ理屈考えてないで、やるしかないでしょ!

74kmの有名な私設エイド「鶴雅リゾート」に到達しました。
70km過ぎてからは、さすがに「エイド5秒」とは行かず、「エイドでは立ち止まってよい」というルールを作ることにしました。
鶴雅エイドでは有名な「おしるこ」とう「そうめん」がありますが、もう固形物は胃が受け付けないようです。
(スポーツようかんもダメで、後半の補給はもっぱらジェルに頼ってました)
吐き気はないので、走るのにはなんとか支障はありません。
食いたきゃゴールしてから腹いっぱい食えばいい。
ここでも必要最低限の補給でパスしたと言いたいところですが、ここのエイドから「かぶり水」を解禁しました。
効果は抜群です!
めちゃくちゃ頭がシャキッとします。
ついでにエイドスタッフの方に、帽子の中に氷を入れてもらいましたが、そんな帽子の体積の1/3も氷入れんでええわ!
こんなに入れたら帽子被れんじゃろ。

…いや、せっかくの親切に対してこんなことを言ってはいけない。
過分なる氷、いや余分なる氷をありがとう!

エイドを出て、「かぶり水+帽子の氷」効果で、気温が3度ぐらい下がったかのように快適なのではありましたが、帽子の1/3ぐらいを占めている氷がウニョウニョ頭の上で動いて邪魔くさかったし、氷が溶けたら溶けたで、サングラスにポタポタ水滴が落ちてきて、落ち着かないことこの上ないのだが、この「帽子の氷が邪魔くさい効果」によって、苦しさとかそういうものはどっか行ってしまったような気がしないこともない。
うん、「帽子1/3に氷戦法」オススメです。
(と言いながら、それ以降のエイドでは、スタッフに頼らず、自分で2〜3個の氷を帽子に入れることにしたわけだが)

75km地点を通過しました。
5kmのラップタイムは32:20。
なんとかキロ6:30を超えない程度でとどまっているようです。

ここまで来ると、次のエイドだけが生きがいでしたね。
「エイド、エイドよ、エイドよまだかー」と頭の中で叫びながら、ヨタヨタ走っておりました。

しんどさは相変わらずであるが、村上春樹のエッセイ「走るときについて語るときに僕の語ること」の中で、「55キロ休憩地点から75キロまでは、とんでもなく苦しかった」と書かれていて、その後「75キロのあたりで何かがすうっと抜けた」と書かれている。

私は、この「すうっと抜けた」という感覚がどういうものか体験してみたかった。
よく、ウルトラ参加者のブログの中で「ウルトラには復活がある」と書かれているが、その「復活」が「すうっと抜ける」ことなのだろうか?
とにかく「すうっと抜ける」ためには、こんなところで諦めてはいけない。
限界の向こう側を体験するために、お前はウルトラを走っているんだろ。
こんなところで、へこたれてどうする。
「すうっと抜ける」までは絶対に休むな。

しかし、私は村上春樹とは違って、75kmを過ぎても「すうっと抜ける」感覚はなかった。
村上春樹はウソをついているんじゃないかと、罵りたい気分にもなった。

でも、村上春樹に悪態をついたところで苦しさは変わらない。
今、ここ」に意識を集中させるのだ。
理由はいらない。
とにかくやるんだ!

ワッカ前の79.3kmのエイドを通過して、いよいよサロマ湖100kmウルトラマラソンへのハイライトである「ワッカ原生花園」へと向かいます。
ここの坂は、事前にYouTubeで見たよりもかなりキツく感じましたね。
ただ、距離はそんなに長くないので、「日頃練習している春採湖の坂よりはマシ」と、歩くことなくヨタヨタと走ります。

80km地点通過。
5kmのラップは32:45。
キロ6:30をついに超えてしまいました。

ここでサブ10までの「貯金」は約25分。
できれば、ここまでで30分のマージンを作って、あとは「歩いても大丈夫」っていう安心感が欲しかったところだが仕方がない。
この先、どこまで失速が進むかわからないが、こっからキロ7分ペースでもサブ10は行ける!

とにかく、先を考えずに、ワッカに入ってからも「今、ここ」に意識を置いて、できるだけのことはやっていこう。

(つづく)

by gossy54200 | 2019-07-08 21:05 | ランニング | Comments(0)  

2019サロマ湖100kmウルトラマラソン参加記(その3)

その1 その2

さてさて、5時ちょうどにピストルが鳴り、100kmのとてつもなく長い道のりが始まりました。

《スタートラインまで》 1:53

ウルトラマラソンは都市型の大規模なフルマラソンに比べると参加者は少ないと言えども、サロマクラスの人気大会になると、それなりの混雑になるわけで、なかなかピストルが鳴ってからも思うように前に進めません。
フルの2倍以上の競技時間となる100kmウルトラマラソンで、たかだか2〜3分のスタートロスなど、どうってことないのですが、渋滞を抜けるまでペースがつかめないのは結構ストレスになるもので。
自己申告でいいんで、「10時間以内」「11時間以内」「12時間以内」「13時間以内」などと目標タイム別にスタートブロック分けてくれると、もうちょっとマシになるような気もするのですがね。

《0〜10km》 グロス55:17 ラップ53:24(キロ5:20)

んなわけで、ロスタイム自体はそうでもありませんでしたが、最初の5kmぐらいまでは様々な走力のランナーがごちゃ混ぜになっていたので、思うように進めずに、少しイライラしていたかもしれません。
最初突っ込んではいけないと思いつつも、遅すぎるペースだと、足首やふくらはぎを使った走りになって、かえって身体にダメージを受けてしまうので、早いとこキロ5:30ペースでストレスなく走れればいいかなあと。

スタート前にトイレは済ませていたのだが、緊張から来る頻尿感か、2kmぐらいで尿意を感じ、3km地点ぐらいにあったトイレにピットイン。
一人待ち程度の待ち時間だったので、ロスタイムは1分ぐらいかな。
気持ちに余裕がなく、5kmごとに手動でラップを取る予定でしたが、5km地点の看板を見逃す。
5km過ぎからようやく自分のペースで走れると思うようになってきたが、私の走りを後ろから見ていたラン仲間のtoneさん曰く「キロ5ペースぐらいで突っ走っていた」とのこと。

10km通過地点で、時間を確認し「よし、55分。ちょうどキロ5:30ペースだ!」と自分では思っていたのですが、スタートロス+渋滞+トイレタイムを考慮すると、もうこの時点で、toneさんのご指摘通り、キロ5ペースで突っ込んでしまったようです。

《10〜20km》 グロス1:46:07 ラップ50:50(キロ5:05)

最初から突っ込んでいるということにも気づかず、ここで最速ラップを叩き出してしまいます。
給水は私の場合胃がやられるので、スポーツドリンクじゃなくて水を取るつもりだったのだが、ついつい最初の方の給水テーブルにあったので、ポカリの方を取ってしまった。
まあ、取ってしまったものはしょーがないので、ポカリをごくりと飲んで、ジェルを1つ摂りましょう。
序盤のエイドは、フル同様に立ち止まることなく、コップを取って、走りながら飲み食いする感じで行きました。
エイド5秒の精神です。

この辺りは朝のひんやりした空気で、非常に走りやすかったですね。
「60キロまでは寝ています」の精神で、とにかく序盤は何も考えないようにして走っていました。
目を半開きにして、サングラス越しに、景色を見つめるのではなく、ボーっと眺める感じでしょうか。
2ヶ月ぐらい前に読んだ漫画「マラソンマン(井上正治)」で、主人公のランナーが、精神を統一するために目をつぶって走る場面があったので、ちょっと真似してみました。
視覚から入る景色も、脳を刺激して疲れさせるかなあと思ったもので、外部からの刺激はシャットアウトするようにして、自分の世界の中で走っていました。
長丁場のウルトラで、いちいち色んなことに感激していては、脳のスタミナが持たないなあと思ったもんで。

15km地点通過。
5kmのラップタイムは25:21。

この時点でようやくハイペースであることに気づいたが、もうどうにかしようとしても手遅れなわけで、行くとこまで行くしかないだろうと。

私の中の疲れないフォームのポイントである。

・脱力
・膝、ふくらはぎ、足首を使わない
・股関節から下は振り子運動ではなくて、ピストン運動にする(と、重心真下に着地できるような気がします)

ってことに注意しながら、淡々と進んでいきます。

15kmの給水では、最初のテーブルではポカリということを学習したので、真ん中のテーブルでコップを取ったら、それはオレンジジュースだったという罠。
走りながらオレンジジュースを飲み、豪快に飲み損ねて、サングラスにジュースのしぶきがかかってしまったが、気にしないで進むのだ。
ここで塩タブを補給。

特に事前に決めていたわけではないが、10km、20km、30km、40km、50kmでジェルorスポーツようかんを補給して、15、25、35、45km地点で塩タブを補給するという流れになっていました。
もっとも後半は、どこで何を摂ったか覚えていないぐらいにグダグダな補給になりましたが。

三里浜の折り返しを通過して、20km地点到達。
5kmのラップタイムは25:27

この区間はスライド区間であるが、折り返しのランナーなど見る余裕もなく、視野3mぐらいで完全に自分の世界に入っていました。

《20〜30km》 グロス2:38:19 ラップ52:12(キロ5:13)

20km過ぎた辺りで尿意を感じ、ちょうど公衆トイレがあったのでピットイン。
誰も並んでいなく、ロスタイムは1分弱ってところでしょうか。
出すもの出して、とっととレースに戻ります。

まあ、40kmぐらいまでの区間はとにかく頭の中が空っぽでしたね。
自分の意志で走っているというよりは、何か見えざるものの手によって、勝手に手足が動いていたかのような不思議な感覚でした。

と、記憶がないことの言い訳はこんくらいにして、25kmまでの5kmのラップタイムは25:31、30kmまでの5kmは26:41。
緩やかに自然な感じでペースが落ちているようです。
それでもまだ想定していた「キロ5:30」よりは速いですが。

物理的な時間はフルマラソンの30km通過時間よりかなりかかっているのですが、精神的な時間というか、自分の感覚の中で、30kmがこれだけあっという間に感じたのは初めてのことです。
100km走るという覚悟を本気で持つと、30km程度までなら何も感じなくなるものなのでしょうか。

《30〜40km》 グロス3:30:55 ラップ52:36(キロ5:16)

この辺りもほとんど記憶になく。
国道に入ってからは、交通規制がされていないので、路肩を走ることになり、なかなかストレスになりますが、こういうのもフルにはないウルトラならではの特色ですね。
後ろから来る車に気をつけながら、前のランナーをパスしていきます。

ひたすら何もないところを走っている中で、芭露の集落での応援がありがたく感じましたね。

35kmまでの5kmラップタイムは26:06。
40kmまでの5kmが26:28と、ほぼイーブンペースでこの10kmを過ぎました。

《40〜50km》 グロス4:26:10 ラップ55:15(キロ5:32)

40km過ぎてから、コースは再び国道を外れ、狭い路側帯を気にせずに走れるようになりました。
この辺りから、若干気温が上がったかなあと気になりますが、気にしたところで気温が下がるわけでもないので、淡々と進みましょう。

42.195km地点通過。
3:42:36って、3年前のフルのベストタイムに近いペースで走ってるじゃないか?絶対これ最後まで持たんな。
なんて、ネガティブ思考が入ってきて、その思考を反映してか、ここから緩やかにペースダウンが始まります。
「60kmまでは寝ています」の精神で行こうと思っていましたが、残念ながらフル通過地点で早くも目覚めてしまったようです。

にしても、朝の9時前にすでにフルマラソン1本走り終えてるってどーゆーことやねん。
北海道マラソンなら、まだスタートの時間でもないぞ。
本当に100kmウルトラマラソンは、どこか狂っているし、それを走る私はもっと狂っている。
と言うか、もっと突き詰めて言えば、参加者全員狂っているし、狂わないとこんなことやってらんねーよね。

気持ちに余裕が無いのか、有名な42.195kmを示すモニュメントを見逃し、ちょっと苦しいと思いながらも、できるだけ淡々と進んでいきます。
身体が疲れるのはしょーがないとして、脳を疲れさせるのだけはやめようと。
とどのつまり、身体が疲れるのは「脳が『身体が疲れている』と感じているから」だと思うのよね。
後にも書きますが、ウルトラはフル以上に「脳」との戦いであると、私は思いました。

45kmまでの5kmラップタイムは27:02。
50kmまでのラップは28:14。

ここまで、サブ10までの「貯金」は約34分。
うまく行けば9時間台前半で走れるなあと3%ぐらい思っていましたが、そうは問屋がおろさない。

ここから緩やかな失速が始まります。

(つづく)

by gossy54200 | 2019-07-06 20:41 | ランニング | Comments(0)  

2019サロマ湖100kmウルトラマラソン参加記(その2)

その1

この時期の北海道の朝は早い。
3時半にはすでに空は明るくなっている。
車の中で着替えたり、荷物の整理をしているうちに4時になっていて、おお、もうスタートまで1時間なのか!

車から出ると雨はやんでいて、青と赤の袋(それぞれゴール地点と、54.5km地点のエイドに送る荷物)を持ちながら、スタート地点へと向かうのであった。
その前にトイレで小さい方を。

忘れ物とかはないだろうか、大丈夫なんだろうかと思いながら、荷物を預けます。
テントではアミノバイタルの無料配布なんてやってましたね。
「ちっ、ここでもらえるなら、事前に買わんくてもよかった」と、スタート30分前に持参の赤いアミノバイタルゼリーをちゅるちゅると。

フルマラソンだと、空いているスペースでアップランをしている人を結構見かけるが、ウルトラだとアップランなんかしている人はほとんどいなかったですね。
これからフルの倍以上も走るのに、アップでわざわざ疲れる必要はないということか。
ワシも股関節と肩関節のストレッチを軽くしただけで、当然、アップランなどしなかったわけであったが。

サロマはウルトラマラソンの中でも規模が大きく、早めにスタートラインに並ばないと、最初渋滞に巻き込まれるなあと思いつつ、初参加の私は、某人気マラソンブログではありませんが「スタートラインはどこですか?」状態で、かなり出遅れてしまった。
スタート20分前に並んだときは、すでに前に1000人以上は並んでいた模様。


ここで今回の装備を紹介することにしましょう。

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・帽子:雑誌Cycle Sports6月号付録のサイクルキャップ(ランニングキャップは私の場合、風で飛ばされるので、ゴムでしっかり固定されるサイクルキャップをマラソンでも採用する)
・サングラス:Zoffの安いやつ(ソツケンでは自転車用の度付きサングラスを使ったが、耳が痛くなったので、いつものフルのように「コンタクト+ランニング用度なしサングラス」にした)
・インナー:アンダーアーマーヒートギア
・トップス:ハワイで買ったサイクルジャージ(後ろポケットは正義)
・ウインドブレーカー:モンベルウルトラライトEX(畳んだ状態で、サイクルジャージのポケットに入れておいた)
・ランパン:NORTHFACEのポケットたくさんついてて便利なやつ
・カフガード:COMPRESSPORT
・ソックス:TIGORAの安い5本指ソックス(色々試したが、アーチサポートのついてる高いものは締めつけ感が強く、かえって足裏が痛くなったので、安いので十分だと)
・ニューハレXテープ:1枚だけ使用。足首を固める意図などさらさらなく、単なる靴ずれ対策
・シューズ:ズームフライフライニット(ZFFK)
・ウォッチ:セイコースーパーランナーズ(ガーミンは電池切れが怖いので使わんことにした。どうせ5kmごとにしかタイムチェックしないので、GPSはなくてもいい)
ゼッケンはウェアにはつけず、ゼッケンベルトを使用。

そんでもって補給関係など

・ジェル:パワージェルとマグオンとメダリストのものを1個ずつ(カフェインなし)
・井村屋スポーツようかん3本
これらはゼッケンベルトに装着して、スムーズに取り出せるようにした

・アミノバイタルの青いゼリー2個
・塩タブ5個
・胃薬
・痛み止め
・絆創膏
これらはランパンやサイクルジャージのポケットに入れた

ついでなんで、中間エイドに持っていった荷物

・レッドブル250ml缶
・サロメチールスプレー
・日焼け止め
・後半で使うジェル(カフェイン入り)とスポーツようかんと塩タブ

とまあ、こんなところです。
こうやって改めてリストアップすると、ウルトラってフルと比べると装備めんどくさいね。
これがトレランになるともっとめんどくさいことになりそうなので、やはり私はロードのウルトラぐらいでやめとくのがちょうどいいんじゃないかって気がする。


装備について長々と書いてしまいましたが、場面はスタートラインでしたね。

他の参加者の皆さんのシューズをチェックしていくと、アシックスが多いですね。
細かいモデルまではわかりませんが、ゲルカヤノとかGT2000とかがウルトラでは主流なのかなあ。
フルでは目立つようになってきたNIKE厚底は、ウルトラだと少数派のようです。
あと、フルではほとんど見られないHOKAのシューズがちらほらあったのが、さすがウルトラだなあと。
(HOKAは今回の大会の協賛メーカーでもありました)

スタート地点で、近くに並んでいたおねーさん3人組に「ポケットがあって、便利なウェアですね」などと、話しかけられて、「ええ、自転車用なんですけど、これは便利ですよ」なんて話しているうちに、スタート時間が近づいてまいりました。

特に派手なセレモニーもなにもなく、突然、ピストルの音がパーンと聞こえて、第34回100kmサロマウルトラマラソンの幕が切って落とされたのでありました。

5時の湧別は気温14度曇りと、マラソンには絶好の気象条件で、100kmもの長〜〜〜い旅が始まります。

(つづく)

by gossy54200 | 2019-07-04 21:42 | ランニング | Comments(5)  

2019サロマ湖100kmウルトラマラソン参加記(その1)

※ 例のごとく、前日の移動の様子から書いていきますので、今回の記事は走ることに関する記述は一切ありません。純粋にレースレポだけを読みたい方は、明日以降またこのサイトをご覧いただければと思います。


さてさて、サロマの地へ向かいましょう。
今回のサロマ申込みにあたって、私は2つのミスを犯しました。

1.前日受付をパスできるのに、なぜか700円をケチって前日受付有にしてしまった。
2.前泊のホテルを取らなかった(が、後泊のホテルは取っていた)。

《なぜ前日受付有にしてしまったか》

サロマウルトラを知る人ならご存知のことと思うが、サロマ申し込みは戦場なのである。
申し込み開始から10分以上経過するも、全くネットにつながる気配はない。
「どーせしばらくつながんないんだろうなあ」と、20分ぐらい経過したところで、幸運にもスパッと申込画面が現れてしまった。
つながるかつながらないかということだけ考えていた私は、申込みのところまではっきり言って頭が回っていなかったのであった。

「へー、サロマって前日受付なしでゼッケン送付してもらえるのか。でも700円取られるんだなあ」

ここでちょっと考えれば、時間や手間を考えたら、地元民や宿泊先がスタート地点の湧別周辺でない限り、700円払ってでも事前にゼッケンを送付してもらうべきなのであったが、根が貧乏性であることと、早く申し込まないと締め切られる!ってことで、深く考えずに「事前受付有」をポチッとしてしまったのでありました。


《なぜ前泊のホテルを取らなかったのか》

この手のクリック合戦が激しい人気大会では、「申し込み前にホテルを取っておく」ということが常套手段なのであるが、のんきな私はそんなことをしているわけもなく。
で、大会の申込みが終わってから、宿泊サイトで色々調べたのであったが、部屋の空きは少なく、しかも足元を見られているかのようにめちゃくちゃ高いのであった。

サロマのスタートは朝5時と早い。
レース4時間前には起きておきたいところだし、スタート地点は北見や網走などの都市部から離れているので、移動に時間がかかり、1時半〜2時にはチェックアウトしておきたいところだ。

となると、私の貧乏人根性が丸出しになってしまうのだよな。

「なんで朝2時に出るような滞在時間の短いホテルに、1万以上の金を出さんきゃならんのか」

と。

どーせ、滞在時間が短いんなら24時間営業のネットカフェで十分なんじゃないかと、ふと思ってしまい、ホテルの予約という作業を放棄した私なのであった。
(北見市内に24時間営業のネカフェがある)


んなわけで、本来なら北見か網走にホテルを取って、前日は昼ぐらいに釧路を出発して、ホテルでぬくぬくしていればよかったのであったが、あえて朝早く出て、一度湧別まで行って、受付を済ませてからまた北見に戻るというめんどくさいことをしなければならなかったのだ。

ということで、9時頃に釧路を出て、美幌峠を通りオホーツクへと向かいます。
途中、佐呂間町の「街の駅わかさ」ってとこで昼飯を食っていたら、北海道マラソンのTシャツを着た人たちが入ってきて、これ絶対明日サロマに出る人だろうと。
まあ、ワシも、腕時計に「セイコースーパランナーズ」をつけていたから、彼らにランナーと見られていたかもしれないが。

しかし、人見知りの私は特に彼らと交流をすることもなく、ついでに会話を盗み聞きすることもなく、天ぷらそば豚丼セットをたいらげて、湧別へと向かったのでありました。

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13時過ぎに湧別到着。
どんよりとして、気温も高くなく、明日もこんな気象条件だったらいいんだがな。

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体育館の中で受付をして、誰とも知り合いと会うこともなく、ただゼッケンとチップを貰うために無駄な時間を過ごしてしまったのであった。
こっから北見までのガソリン代考えても、絶対に700円払っとけばよかったよな。

まあ、でも、会場の雰囲気がわかっただけでもよかったということにしよう。
会場はテント泊や車中泊の人も結構いたようだが、デリケートな私はそういう環境では眠れないので、きちんとした建物のあるところに行こう。

で、ドラッグストアで、日焼け止めとか塩タブとか足りないものを調達して、本日の宿へ。

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JOYCAFE北見西富店。
ソフトクリームが食い放題なのだが、あんまり食うと腹壊すので、今日はほどほどにしておこう。

フラットブースの部屋を確保して、寝袋、アイマスク、耳栓、睡眠導入剤と寝るための準備はバッチリである。
ここまでの長距離ドライブで疲れているのだが、とりあえず、54.5kmの大エイドに送る荷物と、ゴール地点に送る荷物を仕分けして、これ絶対レトルトだろっていうハンバーグカレーを食べて、17時半には横になりました。

まあ、でもやっぱりデリケートな私はこんな環境では眠れませんね。
睡眠導入剤も、家でテストしたときはバッチリ効いていたのに、ここでは全く意識がまどろむ気配がない。
もうしょーがないですね。
とりあえず、目をつぶって横になって、ひたすら疲労を抜くことに専念しましょう。
まあ、オホーツクサイクリングのいびきだらけの体育館雑魚寝よりは100倍マシだ。

半分うつらうつらしていて、眠っているのか眠っていないかよくわからん状態で、0時半起床。
コンタクト入れたり、荷物まとめたりして、1時にネカフェを出て、またまた湧別へと向かいましょう。

外に出たら雨が降っていて、「えー、雨!聞いてないよ!」とちょっと狼狽したが、天気予報チェックすると、スタート前にはやむようで、まずは一安心。
途中、セブンイレブンで、サンドイッチ、カステラ、オレンジジュースを買い、もぐもぐと。
よし、朝飯も食ったし、とっととスタート地点へと向かうのだ。

で、2時半頃、湧別到着。
駐車場が混んでいるか心配でしたが、全然ガラガラでしたね。
ゴール地点の常呂に車を停めて、シャトルバスで湧別に向かう人の方が多数派のようで、常呂の方の駐車場はかなり混雑していたという話です。
100km走ってへろへろになったゴール後、すぐに帰りたい気持ちもわかりますが、私はスタート前に余裕を持って行動できる「湧別に車を置く」方をオススメします。

とりあえず、明るくなるまで車の中でうたた寝して、スタートの時を待ちましょう。

おやすみなさいませ。

(つづく)

by gossy54200 | 2019-07-03 21:12 | ランニング | Comments(0)  

2019サロマ湖100kmウルトラマラソン結果

そんなわけで、生まれて初めて100kmというとてつもない距離を一気に走ってみました。

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去年のつくばでサブスリーを達成できなかった悔しさを、ありったけサロマにぶつけ、無事サブ10を達成しました。

ぶっちゃけ、フルのサブスリーよりウルトラ(特にサロマ)のサブ10の方が余程簡単だという話もありますが、市民ランナーのはしくれとして、「グランドスラム」の一つであるサブ10を達成することができ、感無量であります。

小学生のころの800m走で、ブービーと周回遅れ(一周200m)になりそうな勢いで、ぶっちぎりで学年でビリだった私も、工夫しながらコツコツやっていけば、なんとかできるものなのです。

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今日はサロマの余韻に浸ることにして、また明日から北オホーツクについて考えよう。

それにしても、ワッカは本当に美しかったです。
80km走って、「ああ、報われた」と心の底から思えるぐらい、晴れた日のワッカは美しいです。

詳細は明日以降に。

ごきげんよう。

by gossy54200 | 2019-06-30 22:03 | ランニング | Comments(6)  

2019サロマ湖100kmウルトラマラソンまであと2日

ついにサロマまであと2日となってしまいました。

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当日の佐呂間町の天気予報はこんな感じ。
いつの間にか傘マークが消えて、そこそこ気温が上がりそうな予報になっている。
とは言え、心配された雨やピーカンの暑さはなく、ここ数年のサロマでは、今回がベストコンディションになるのではないだろうか。
これで撃沈しても、一切天候を言い訳にすることはできないのである。


さて、サロマ前になって悪あがきをしようと、現状特に痛いところもないわけであるが、木曜日、整体で身体を整えるということをやってみました。
30分2000円なら、試してみる価値はあるだろうと。

最初、ふくらはぎを揉まれたとき「ウギャー」と声を上げそうになったが、整体というものは思ったよりも痛いものではなかった。
ここの整体は足裏マッサージもやっていて、「足がずいぶんコチコチに固まってますね。次来たときは足裏マッサージの方をオススメします」と言われてしまった。
足裏マッサージって、テレビでたまに見るけど、めっちゃ痛いやつでしょ。
そこまで痛い思いしてやる価値あるのかしらん。
まあ、今回サロマで結果を出すことができたら、やってやってもいいかなって気もするが。


本日は整体効果を試すために、サロマ前最後のランニング。

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本番で使うNIKEズームフライフライニットの感触の最終確認です。
こんなお高いシューズは、2週間に1回ぐらいしか使わんもんでな。
(ほとんどの練習はNIKEのフリーランか、ライバルフライを使う)

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さあ、夕日に向かって走るのだ!

整体効果かズームフライフライニット効果かはわからんが、いつもよりもスピードが出ているというか、キロ5分10秒は私にとってスピード違反である。
こんなペースで最後まで持つわけがないので、今日の感触の8割ぐらいの力でサロマではダラダラ行くことにしよう。

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釧路市民にはおなじみの泉屋でカーボローディング。
スパカツは胃もたれしそうなので、今回は「泉家風」で。
釧路市民以外に「泉家風」と言われてもピンと来ないと思うが、この味は「泉家風」以外の言葉では形容できないから非常に困るのである。
ま、平たく言えば「塩スパゲティ」ってところでしょうか。
(道東のセブンイレブンでは、泉家風を意識していると思われる「塩スパ」なるものが売っている)

あとは明日、サロマに向けて旅立つのみです。
忘れ物がないか不安ですが、まあ、いざとなれば明日は北見泊なので、北見で調達すればなんとかなるだろう。


最後は、伝説のアメリカのウルトラランナー、スコット・ジュレク氏の「EAT & RUN」からの引用で締めくくらせていただきます。

「自分の望んだものが得られたかどうかであなたの価値が決まるわけじゃない。自分の目標にどう向かっていったのかで決まる。」

サロマに申し込んでから5ヶ月間、自分なりにやるべきことはしっかりやったと思います。
結果も大事ですが、それよりも、そのプロセスを日曜日は精一杯楽しむことにします。

私はできる。絶対にできる!

by gossy54200 | 2019-06-28 23:04 | ランニング | Comments(2)