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2017走り納め

2017年も残すところ、あとわずかとなりました。
まあ、ぶっちゃけこの年になると、年が暮れたり明けたりすることに大して感慨などわかないのだが、雪が降ってからは室内トレッドミルでぬくぬくと堕落したランニング生活を送っていましたので、アメダス観測で積雪ゼロになったことだし、今年の最後ぐらいは外でシャキっと走ろうかなあなどと、余計なことを思ってしまったのでありました。

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気温はー2.5度。
道東はめっちゃ寒いイメージがありますが、夕方の釧路は気温自体はそんなに低くありません。
ただ風が強いときの体感気温は、-10度ぐらいに感じますがね。

夏場走りこんだ公園を、一年間の感謝の気持ちをこめて走ります。

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写真じゃわかりにくいですが、ここの公園は土の道で、アスファルトに比べると脚にやさしい環境だったと思います。
今年は大体月間300kmぐらい走っていましたが、走りこんだ割に、ほぼ故障一つしなかったのは、極力アスファルトの道路を避けて練習してきたというのもあるでしょう。

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しかし、「氷都」釧路では、雪は少ないのだが、日陰になるところは氷路面でスケートリンク状態なのですわ。
今日はちょっと気を抜いたところで、氷路面でツルっと行って、ビターンと豪快にこけて、胸をしこたま打ちつけたのであった。
雪のあるところだったら、転んでもそんなに痛くないのだが、カチカチの氷の上でコケルのは痛いものです。
肋骨が10本ぐらい折れたかと思いました。

私の履いている雪上用ランニングシューズも7シーズン目を迎え、すっかり効力が失われているようであり、本日を機に戦力外通告を下すことにしたのであった。
こんなスケートリンクのような路面だと、いっそのことスパイクシューズでも履いたほうがいいような気がするが、乾燥路面8割、氷路面2割という今の状況ではスパイクにするのももったいない。
もうちょっと雪があればいいんだけどね。
雪以上に氷路面が、釧路のランナーの敵なのであった。

当面は、外ランは休日の昼間のサイクリングロードだけにしようと思いつつ、今年のランニングは終ります。
つくばが終って2週間ぐらいは、身体のダメージが大きく、ほとんどまともに走れませんでしたが、ようやくまともに走れる体になったと思ったら、今度は路面状況が私の邪魔をする困った街なのであった。
ま、しばらくはトレッドミルと湿原の風アリーナのランニングコースメインの活動になりますね。

今年一年の総括とかまとめとか、そういうのはめんどくさいのでやりません。

ごきげんよう。
よいお年を。

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by gossy54200 | 2017-12-28 21:01 | ランニング | Comments(0)  

サブ3.5について語るときに僕の語ること(その2)

その1

ついつい先日は「サブ3.5について語るときについて僕の語ること」なんてエラソーに書いてしまいました。
しかも、頭の中で構想を練ることなしに勢いでドバーッと書いてしまったもので、最後の締めをどうすればいいかわからなくなってしまい、えーい面倒だと「つづく」でお茶をにごした形になってしまいました。

そんなわけで、前回から1週間も経っているわけだから、今回はしっかり頭の中で構想を練って、きちんとした文章を書くかというと、そんなことはなく、今回も勢いだけで支離滅裂な文章を書いていく次第でありますので、あしからず。

(余談ではありますが、私はブログの文章書くときは、下書きやメモは一切せずに勢いだけで書いてます。一時期、ブログのネタ帳代わりにEvernote使おうと思った時期もありましたが、そんなマメなことは私にはできませんね。ついでに言うと、私は手帳のたぐいを一切持っていません。スケジュール管理は全て頭の中で行います。と言うか、スケジュールなんてほとんどないんで手帳使うまでもないってのが正直なところですがね)


《マラソンと大学受験は似ている》

東大卒市民ランナーの松本翔さんの本に「マラソンと勉強は似ている」なんてことが書かれていました。

<東大式>マラソン最速メソッド 「考える力」を磨いてサブ4・サブ3達成! (SB新書)

松本 翔/SBクリエイティブ

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そう言われてみれば、そういうものなのかもしれません。
私が思うに大学受験とマラソンの共通点として挙げられることは

1.目標を定める(マラソンならサブ3とかサブ4とか、大学受験だったら志望校を決める)
2.戦略を立てる(自分の現在地を確認して、マラソンならどんな練習して走力を伸ばすか、大学受験なら赤本とか見て、どんな勉強をして学力を伸ばすか、大まかな計画を立てる)
3.ひたすら行動する(マラソンならひたすら走りこむ。大学受験ならひたすら勉強する)

というところでしょうか。

目標を定めるときは「思い込みを捨てて、『絶対できる』と信じてキョーレツな願望を持つことが大事」ってことは前回書きましたので、今回は「戦略」と「行動」について書いていきたいと思います。

話は飛びますが、私は高校時代、和田秀樹さんの本を読んで「よーし、俺東大目指しちゃうぞ」と思ってしまったおめでたい人間です。

難関大学も恐くない 受験は要領―たとえば、数学は解かずに解答を暗記せよ (PHP文庫)

和田 秀樹/PHP研究所

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でもって、あれから30年近くたって、みやすのんき先生の本を読んで、今度は「よーし、俺サブスリー目指しちゃうぞ」とおめでたいことを本気で思えるぐらい、私は進歩のない人間と言えるでしょう。
このように他人に影響されやすい私が、新興宗教にはまることなく、よくここまで生き延びてきたものだと思います。
(多分、私が新興宗教にはまらなかったのは、持って生まれた「集団行動が嫌い」という性質が大きいのでしょう。)


《これだ!という指針を確立しましょう》

大学受験に話が戻りますが、勉強法なんて星の数ほどありますし、参考書についても人によって合う合わないがかなりあると思います。
「英文解釈教室」を使おうが「基礎英文問題精講」を使おうが、最終的に入試の英文を読めるようになれればいいわけですし、記憶力に頼ろうが、思考力を鍛えようが、閃きを信じようが、時間内に合格点が取れる答案を書ければそれでいいわけです。

マラソンについても、やれ「フォアフット着地がいい」とか「ネガティブスプリットがいい」とか「月200km以上走ったら故障しやすくなる」とか、いろんなことがいろんな本に書かれていますが、そんなものを全部信じていたら、本によっては正反対のことが書いてますので、何もできなくなってしまいます。

じゃあ本なんて読まないで、適当に走ればいいのかというと、そんなことはなく、教本はあった方がいいと思います。
大学受験も高校の授業だけで乗り切るのはほぼ不可能で、何らかの参考書があった方がいいでしょ。
それと同じようなものです。

そこで問題になるのは、どの本がいいかということなのですが、そんなものは「人による」としか言いようがありません。
私はたまたま「みやすのんき先生」の本にピーンと来るものがありましたが、何が「ピーン」と来るかは、その人が今まで持っているバックグラウンドにかなり左右されると言えるでしょう。
(以前のブログにも書きましたが、私もみやす先生同様、小学校のときの運動会はいつもビリ、鬼ごっこも足が遅すぎて、捕まっても鬼にならない「おみそ」扱いでしたので、似たような境遇のこの人なら信じられるというのがありました)

どれがいい本かというのは、本屋に行ってたくさんの本を眺めて、「ひらめき」を感じるものを探すしかないとしか言いようがありませんね。
無責任なようですが、私にとってのベストが、全ての人にとってベストってわけじゃないですからね。

あと、私は集団行動が嫌いなので、ランニングクラブに入る気は一切ないのですが、人によっては、本なんかよりも、自分に合ったランニングクラブとの出会いで、グンと実力が伸びることがあるかもしれませんね。

とにかく、本なりクラブなりで「自分なりの指針」を確立し、ある程度の期間はその指針から「ぶれない」練習をした方がいいような気がします。
大学受験でも、あっちの参考書、こっちの参考書とつまみ食いして、中途半端にしか理解できていない人は結果が出ないですからね。


《なんとなく楽しんでいるやつが強い》

ある程度戦略が決まったら、あとはひたすら走りこめばいいわけですが、私の中で心がけていることは

1.練習結果に一喜一憂しない
2.趣味なんだから気楽にやろう

ということです。

私も以前は「練習でできないことが本番でできるはずがない!」と思い込んで、「こんな練習でサブ3.5なんてできるわけがない」と意味もなく落ち込んでいましたが、そういう思い込みが取れてから、「練習は練習。本番は本番。練習以上の力が出せるのが本番なのさ」と割り切れるようになりました。
実際、別海の3週間前の30km走では、キロ5:20ぐらいのペースで、サブ3.5ペースとはかけ離れていましたが、どういうわけか「いい練習ができた。これでサブ3.5は大丈夫だろう」と、心の底から信じ込んでいました。

色んなランナーさんのブログを拝見すると、私よりはるかに速いペースで、「うわ、この人すごいなあ」という練習をしているにも関わらず、どういうわけか「こんな練習じゃダメだ」と自己嫌悪に陥っており、本番前も妙に弱気で、結局、弱気の予想通り後半失速するってパターンの方が見られます。
これはいったいどういうことなんでしょうか?
マラソンで必要なのは、走力はもちろんですが、「自信」もかなりのウェイトを占めていると思います。
趣味でやっているんですから、練習は楽しむためのものであって、落ち込むためのものにはしたくないものです。


京大卒の元ニートであるphaさんという方が、最近「人生にゆとりを生み出す知の整理術」という本を出版されました。

人生にゆとりを生み出す 知の整理術

pha/大和書房

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私はこの本は買っていなくて、ネットで公開されている部分をチラッと見ただけなのですが、「あ、これいいかなあ」と思うことが書かれていたので、チラッと紹介します。

一生懸命、必死でがんばっているやつよりも、なんとなく楽しみながらやっているやつの方が強い

いやいや、何を血迷いごとを言っているんだ。
プロのスポーツ選手を見ろ。
彼らはへらへらしながらやってるか?歯を食いしばって必死でやってるじゃないか。

などと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、プロじゃなくて趣味でやってる程度の人だったら、楽しみながらやっている方が長続きし、長い目で見ると「強い」ランナーになれるんじゃないでしょうか。
この場合の強いは、ストロングではなく、タフというニュアンスですがね。
歯食いしばりながらやってると、短期間では結果は出るかもしれませんが、結局は燃え尽きるような気がします。
オリンピックに出るようなマラソンランナーで、引退後市民ランナーとして走り続ける人が皆無に等しいのは、そういうことなんでしょう。
斎藤一人さんの本にも書かれていましたが、「必死で頑張ると、必ず死ぬのです」。

んでもってこれまた、phaさんの本より引用

「僕が何かを勉強する際に大事だと考えている軸がある。それが次の3つだ」

その1.「習慣」の力でやる
その2.「ゲーム感覚」でやる
その3.「楽しいことだけ」やる

趣味のマラソンでも、このことは当てはまるのではないでしょうか。
「走ること」を毎日の歯磨きや洗顔と同じぐらいに、生活の一部に食い込ませましょう。
テレビゲームで高得点取るのと、マラソンで記録を伸ばすことには、本質的には差のないことだと思います。
プロゲーマーや、実業団ランナーでない限りは。
そして、趣味でやっているんなら楽しいことだけやった方がいいと思います。
苦しいことをやりまくってサブスリーを達成したところで燃え尽きて、そっから1mmも走らない人生もありかもしれませんが、「あー、今日も楽しかったなあ」と思いながら、練習後のサウナと水風呂を満喫し、「あー、体を動かした後の飯はうまい!」と日々感じることが、ささやかながら記録達成よりも、私にとって幸せなことだと思います。
そして、その幸せを崩さないままにサブスリーを達成できれば、それに勝る喜びはありません。

ご清聴ありがとうございました。

ごきげんよう。

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by gossy54200 | 2017-12-25 22:49 | ランニング | Comments(0)  

サブ3.5について語るときに僕の語ること(その1)

村上春樹が苦手なのです。

独特の回りくどくてキザったらしい文体が苦手なのです。
10年ぐらい前に「海辺のカフカ」をかなり我慢して読んだのですが、話の筋はよくわからんし、一体何が言いたいんだと大いに意味不明で、結局、海辺のカフカで覚えているのは、登場人物に「佐伯さん」という人が出てくることぐらいでした。
これはきっと、当時のベイスターズに同姓の選手がいたから覚えていただけであって、私がベイスターズファンでなかったら「佐伯さん」のことすら忘却のかなたに行っていただろう。
関係ないですが、同じ村上姓の村上龍も村上春樹とは違った意味で苦手です。

そんなわけで、村上春樹の作品はずっと避けてきたのですが、やっぱりランナーとして、この本は抑えておかなければならないだろうということで、ブックオフで安売りしていたときを狙って買いました。
「走ることについて語るときに僕の語ること」を。

走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)

村上 春樹/文藝春秋

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みやすのんき先生の本の中でも触れられていましたが、「なんてかっこいい考え方をする人なんだろう」と一気に読んでしまいました。
私が苦手としていた独特の文体までがかっこよく思えてしまい、どうしてこんなにいい本をもっと早く読まなかったのだろうかと後悔したのでありました。

そんなわけで、私も村上春樹氏に倣って、大上段に「サブ3.5について」僕の語ることを大いに語っていきたいと思います。


《目標達成のために一番大事なこと》

・真実に言う。誰でも、この山に向かって、「立ち上がって、海に移れ」と言い、心の中で疑わずに自分の言う通りになると信じるなら、その通りになる。
・そこで私は言う。祈り求めるものはすべて得たと信じなさい。その通りになる。
(マルコによる福音書第11章23節24節より)

別に私はキリスト教信者というわけではないのですが、目標達成のために最も重要なことは上に書いたことだと思います。
「できるかなあ。でも、無理だよな」と思いながら何かにとりくんでいると、「無理だ」ということが「祈り求めたもの」となってしまい、その通りに「無理だ」という結果になってしまうものです。
まずは、「心の中で疑わず」に信じることができるかどうかです。

みやすのんき先生の「大転子ランニング」のあとがきにも以下のことが書かれていました。
(私は少なくとも30回は読みました)

・私自身、サブ4、サブ3.5などの中間目標は掲げませんでした。最初からサブスリーを目指したのです。できると信じていました。できたらいいな、じゃなくて「できる」です。

所謂、「引き寄せ本」と呼ばれる本によく書いてあることですが、まずはキョーレツな願望を持ち、すでにそれができたつもりで行動することが、目標を達成するための大前提だと思います。

引き寄せの法則 エイブラハムとの対話

エスター・ヒックス,ジェリー・ヒックス/SBクリエイティブ

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《思い込みを捨てる》

私自身、4年前にフルマラソンで「サブ4」を達成したのですが、そっから先に行けるイメージがわきませんでした。
一応、2013年から毎年PBは達成していたのですが、1~2分の更新と、棒高跳びのセルゲイ・ブプカのごとく、みみっちい更新に終っていました。
多分、みみっちい更新に終っていた最大の原因は、「自分には無理」と脳みその中でキョーレツなブレーキをかけていたことだと思います。

「サブ3.5は難しい」と思い込んでいた原因としては、当時読んでいたラン仲間のブログの影響もあったかもしれません。
サブ3.5のために、毎週のようにレースペースで30km走を繰り返し、インターバルなどのキツイトレーニングもバリバリやって、月間300km以上走って、そんでもってレースレポ読んでも、サブ3.5を達成したのでありましたが、なんかすごく辛そうで、なまけものの私としては「そこまでしてサブ3.5目指さんくてもいいかな」と思ったのでありました。
所詮、サブ3.5など「すっぱい葡萄」と同じで、目指す価値がないものなのかなあと。
「すっぱい葡萄」の意味がわからない方は、イソップ物語を読んでください。

そんなわけで、「サブ3.5無理無理」という「思い込み」に縛られていた私ですが、その思い込みが吹き飛んだ影響は、みやすのんき先生とミズノランニングクラブの福澤潔さんの本です。

走れ!マンガ家ひぃこらサブスリー

みやす のんき/実業之日本社

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「3時間切り請負人」が教える! マラソン<目標タイム必達>の極意 (SB新書)

福澤 潔/SBクリエイティブ

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みやすのんき先生の本はAmazonのレビューで「いきなり速くなっている」という批判がありましたが、私の中では、「レース2週間前でキロ5分40秒ペースでしか走れなくても、サブ3.5に近いタイム出せるんだ。へぇ、サブ3.5って案外簡単じゃないか」と解釈しました。
物事は考えようです。
ちょっと走り方を工夫するだけで簡単に速くなるんだと、私はポジティブに解釈しました。
本を批判したところで、一秒でも速くなる訳じゃないのですから、使えそうなところを徹底的に取り込みましょう。

そして福澤潔さんの本は、「辛い練習はしない」をモットーに、毎日のようにコツコツ10~15kmの基本緩いペースのジョグとビルドアップ走でぐんと速くなるという内容でした。
インターバルや30km走はちょっとハードルが高いけど、これだったらできるんじゃないかと、今年の2月から毎日のように「コツコツランニング」を繰り返し、月間300kmを目安に走ってきましたが、負荷が緩いためか、特に疲れがたまるとか故障したりすることはなかったです。
うむ、私はハードな練習は苦手だが、コツコツタイプのやり方なら大丈夫そうだ。

そんなわけで「これなら行けるんじゃないか」と、いつの間にか「無理だ」という「思い込み」は消えて、「絶対できる」という根拠のない確信に変わりました。

今思えば、この「根拠のない確信」が、実際のレースの30km以降に生きてきたのではないかと思います。

つづく

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by gossy54200 | 2017-12-19 23:45 | ランニング | Comments(0)  

ロードバイク買ってしまいました

10万円以上の高いものを買うときに必要なものは、「ノリと勢い」である。

車でもパソコンでも何でもいいが、いざ、高いものを買おうと決めたとき、最初のうちは「高い買い物で失敗するわけにはいかない。カタログをしっかり見て、価格.comもチェックして、色んな角度から検討して、妥協せず自分の満足できる最高のものを買うのだ」とやる気まんまんでスタートする。
しかし、色んなディーラーで車を試乗したり、あちこちの電器屋でパソコンを見ているうちに、なんだかみんな同じように見えてしまい、最終的には、「営業の人柄がよさそうだったから」とか「電器屋の店員の気迫に負けた」とか、割合いい加減な理由で買ってきたような気がする。
まあ、それで致命的に失敗したなあと思ったことはなかったので、こんなもんでよかったのかもしれないが、今考えると、最初のうち色々と検討した時間が無駄だったなあと思わないでもない。
でも、そうやっていろいろ検討した時間が、実は買った商品を初めて目にしたときよりも幸せな時間だったのは知っている。
買い物とはそういうものだ。


さて、話は変わって、ロードバイクだ。
今年のビホロデュアスロンのバイクで惨敗した私は、実力不足を完全にバイクのせいにした。
そもそも、今のクロモリロードを買ったときは、レースに出るなどということは1%も頭になく、ひとりでのろのろとツーリングができればOKという感じで、「ロングライドで体に優しい」と言われているクロモリロードを選択したのである。

ただ、レースで使うには心もとない。
私もまだ若いことだし、クロモリのような趣味的な自転車は定年後の楽しみにとっておくことにして、もうちょっとレーシーでバリッと速く走れるバイクを持ってもいいのではないだろうか。

なんてことを色々考えて、次のバイクはアルミかカーボンだな。
予算は20万ぐらいもあればいいだろう。
それ以上のスペックのバイクを私が乗りこなせるとは思えない。

そんなこんなで、ネットで色々調べているうちにロードバイク熱はますます高まり、ちょうど別海でサブ3.5を達成したことだし、「これは自分にご褒美を与えてもいいんじゃないか」と気が大きくなっていた10月某日に、冷やかし半分で某ショップの門を叩いたのであった。

「予算20万ぐらいでアルミかカーボンの完成車」

と、店主に希望を伝えたところ

「20万ぐらいなら絶対カーボンです!」

と、即答されてしまったので、「やっぱカーボンか、うんカーボンだよな」と単純な私はすっかり洗脳されてしまったのだ。

で、店主と共にメリダのカタログ見ながら、あーだこーだと色々話をしているうちに別の客がやってきた。
その客は、今にでも欲しいという勢いで、「ロードバイクが欲しい!」と高らかに宣言した。
その方(面倒なので以下Aさんとしときます)は、クロスバイクで自転車の道に入って、「よーし、次はロードだ!」と、恐らく自転車が一番面白く感じる絶頂期を迎えている。
完全に勢いが、冷やかし半分の私と違う。

カタログを見ながら、Aさんは「スクルトゥーラ700がよい」と言ってきた。
スクルトゥーラ700は、20万ぐらいのアルミバイクで、バーレーンカラーがかっこよい。

※ バーレーンカラーはヨーロッパのロードチーム「バーレーンメリダ」が採用しているカラーで、こんなのです。

私も調子を合わせて、「バーレーンカラーがいいですよね」と言ったら、Aさんは、「いや、バーレーンカラーはあんまり好きじゃないんだ」と答えてきて、しまった、余計なことを言ってしまったと、狼狽した。
明らかにロードに対する熱が私と違うAさんに、余計なことは言わないようにしようと、私は貝になる決心をした。

そっからは、会話は店主とAさんに支配されてしまい、私が入る余地はなかった。
店主はAさんに、私に言ったときと同様に

「この価格帯でアルミを買うぐらいだったら、カーボンのスクルトゥーラ4000を勧めます」

と言ってきた。

「そして、今は2017年版の在庫を処分している時期ですから、新しい2018年版よりも、2017年版の方がお得ですよ。2017年版だったらこのくらいの価格で買うことができますよ」

と、完全にセールストークになった。

しかし、購買意欲がマックスに達しているAさんにとって、この提案は渡りに船だったのだろう。
即座に、「じゃあ、このくらいのサイズでメーカーに在庫があるか確認してください」と、100%買う気になっていたのであった。

そのとき、私は遅れをとってはならないと、どういうわけか、ダチョウ倶楽部のごとく。

「じゃあ、俺も俺も!」

と、なってしまったのであった。

つくづく、買い物とは「ノリと勢い」なのである。


しかし、幸か不幸か、私が注文したサイズでは在庫がなく、店主から電話がかかってきてセカンドオピニオンが提案されたのである。
(ちなみにAさんのサイズは在庫があったようで、そのままスクルトゥーラ4000購入となったようです)

「2017のスクルトゥーラ4000は在庫がないけど、ライド3000だったら在庫がある。今ならこのくらいの値段でいいですよ」

と。


ここで私が取るべき選択は、以下の3つのうちのどれかである

1.提案通りライド3000を買う
2.2018年版のスクルトゥーラ4000を買う
3.今回は縁がなかったということで買わない

ライド3000は、一応カーボンのロードバイクなのだが、レース用のスクルトゥーラとは違って、ロングライド向けのバイクで、ハンドルが高く、若干アップライトな姿勢になる。
ブルベとかに出るんなら、ライドって選択肢もありだが、今回の目的はビホロ用のマシンと言うことで、できればレース用がよい。
しかし、提案された価格は魅力的だし、あー、どーしよーどーしよーと3日ぐらい逡巡した。

逡巡しているうちに、宮澤崇史さんの本を読んでいると

「フレームは見た目で選ぶのよい。色やデザインで選べ」

と書かれていたのにビビッと来ました。

GIOSを愛する私は、青いフレームの自転車に乗るべきなのである!

バーレーンカラーも悪くないが、バーレーンもひょっとしたら、ランプレのようにメリダから見捨てられてしまうかもしれない。
もし、そうなってしまうと、バーレーンカラーはたちまち陳腐化してしまうのではないだろうか。
ということで、フレームの色が青のライド3000を選択することにしました。
この色なら、長い間乗っても飽きないんじゃないかなあ。

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買い物は、その場の「ノリと勢い」なのである。
今後のGIOS号の処遇をどうしようかと思いつつ、2018シーズンは新たにMERIDA号で、ちょろちょろと自転車遊びをすることにいたします。

ごきげんよう。

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by gossy54200 | 2017-12-09 21:42 | ロード | Comments(2)  

2017つくばマラソン参加記(その5)

その1 その2 その3 その4

どーにかこーにか、無事にゴールいたしました。
ゴール後の導線もストレスなく、記録証やうまい棒とかもらったりして、テントで着替えます。
(うまい棒でおなじみの「リスカ株式会社」の本社が茨城県にあるのですね。私はこのことを玉井雪雄氏のマンガ「じこまん」で知りました)

改めまして、記録証でございます。

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完全に足元がおぼつかなく、着替えにやたら時間がかかりましたね。
膝の曲げ伸ばしが非常に苦痛で、下は着替えたくない心境ですらあったが、さすがにランパンで極寒の北海道に戻るわけにも行かない。
5分以上かけながら、どーにかズボンを履きかえることができました。
飛行機の時間まで余裕もないので、さっさと撤収いたしましょう。

シャトルバスに乗り込もうとテクテク歩くが、バス乗り場が遠いですわ。
途中、歩道橋を渡るのだが、階段の上り下りがマラソンの30km以降よりも苦痛でした。
どうして、みんな42.195km走った後に、普通に階段をすたすた降りることができるんだ?

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さようなら、つくば。
来年はここで真剣にサブスリーを目指す。
例え鬼に笑われようが目指すったら、目指す。

シャトルバスに乗り込んだはいいが、座ることができず、しかもマラソンの交通規制のため渋滞していて、駅までやたら時間かかりましたね。
「家に帰るまでがフルマラソンです」と言わんばかりの試練でありました。

研究学園駅到着。
バス停の目の前にGIANTショップがあったが、とてもロードバイクなんか眺めている心境じゃなかったので、さっさと秋葉原までの切符買ってホームに向かいましょう。
さようなら、北海道にはないGIANTショップ。

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ホームで電車を待っている間、めちゃくちゃ腹が減ったので、ゴールでもらったうまい棒をむさぼり食った。
フルマラソン完走して、一番最初に食うのがうまい棒でいいのか?

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つくばエクスプレスに乗るのは生まれて初めてですね。
「エクスプレス」って横文字を使うぐらいだから、めっちゃ速い電車を想像していたが、私が乗ったのはただの鈍行列車でした。
つくばエクスプレスにも発車メロディーは存在していたが、JR東日本のようなテンションの上がるものではなく残念だった。

電車はランナーでいっぱいで、途中まで座れませんでした。
ただ、途中で快速列車に乗り換えられる駅があり、そこでどっと人が降りたために、席を確保して、秋葉原まで半分眠りながら電車に揺られました。
早く着かんでもいいから、とにかく一秒でも長く座っていたかったのです。

秋葉原からは、JRとモノレールを乗り継いで羽田空港へ。
空港でようやく、北海道組のみなさんの記録をチェックしました。
私のiPhone、キャリア契約切ってるんで、WiFiあるとこじゃないとネットつながらんのだわ。

yosiさん初サブ3おめでとうございます!
toneさん初サブ3.5おめでとうございます!
まるさん初サブ4おめでとうございます!
しぃさんサブ4返り咲きおめでとうございます!
皆さんの激走は、私の今後のモチベーションにつながります。
来年もつくばで皆さんと集結できればと思います。
打ち上げに参加して、後泊できればもっとうれしいのだがね。

んで、飛行機でビューンと釧路に戻ってまいりました。
空港は一面の雪景色で、「ああ、もう北海道のマラソンシーズンは終ったなあ」としみじみ思ったのでありました。


《反省会》
・例えフル充電していてもガーミンの充電器は持っていこう。寝る前にきちんと電池残量を確かめよう。
・不測の事態に備えて、ガーミンじゃないランニングウォッチも持っていこう。半年ぐらい使っていないセイコースーパーランナーズが泣いている。
・走りに関しては、時計がなかったので、逆に自分の体調に合わせて無理なく行けたのではないでしょうか。時計があったら、サブ3.15が見えて自滅していたかもしれません。
・別海に続き、ほぼ40kmまではイーブンペースで走れました。課題は絶対的なスピードを上げること、と言うか100cm程度しかないストライドをいかに伸ばせるかですね。ピッチは200ぐらいが限界のような気がします。
・ガーミンがなくて、時間が見れないことよりも、ピッチ、ストライド、心拍数のデータが取れなかったのが残念。
・つくばは、評判通りの「高速コース」で、ウェーブスタートなこともあり、ストレスフリーで快適に走らせていただきました。別海からのマイナス6分は、走力が上がったことよりも、涼しい気象条件、平坦コースの「つくばマジック」によるものだったのではないでしょうか。
・そんなわけで、来年の別海で「3時間一桁」が取れれば、つくばのサブ3も夢ではない。いや、むしろ現実にしてやると、強く思ったのでありました。
・思ったのでありましたが、つくば後は、左ハムと左膝の調子が悪く、キロ6:30~7:30ぐらいのジョグが精一杯なので、まずはじっくりと本調子に戻して、年明けから再び鍛えていければと思います。

ご清聴ありがとうございました。

ごきげんよう。

(このシリーズ終わり)

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by gossy54200 | 2017-12-06 20:45 | ランニング | Comments(4)  

2017つくばマラソン参加記(その4)

その1 その2 その3

さて、ハーフ地点を過ぎました。
目標の3時間20分切りができるかどうかギリギリのペースです。
とにかく、後半の落ち込みを防いで、ひたすら走るしかありません。
まだ、疲労はそんなに感じていないので、行けるところまでとにかくこのペースを保って行きましょう。

んなわけで、頭の中を空っぽにしているうちに、25km地点通過。

※ 25km通過タイム 1:56:28(ラップ23:09) 目標1:58:50に対し、マイナス2:22

目標タイムに対する貯金は順調に積み重ねていますが、時計のない私は、一体どのくらいのペースで走っているのかさっぱりわからず、周りの人たちのペースに合わせながら、川の流れを下るように淡々と進んで行きます。

コースの予習をしていた段階では、25km過ぎてからアップダウンがあるとか、道幅が極端に狭くなるところがあるとか、そういう情報を頭に入れていましたが、アップダウンは全く気になりませんでしたし、道幅が狭いところも、特に気にはなりませんでした。
と言うか、どこにアップダウンがあったのでしょうか?
さっぱり思い出すことができません。
それだけ、走りに集中していたということでしょうか。

26kmの給水で、カフェイン入りのパワージェルをぐいっと。
28~29kmのスライド区間で、toneさんにすれ違うかなあなどと思っていましたが、往路のランナーチェックするエネルギーがもったいないので、ひたすら前に進みます。
両足裏に違和感を覚え始め、「これは痛くなるんじゃないかなあ」と、念のために28.5km地点の給水で痛み止めの錠剤を飲みます。

30km地点を通過しました。
もう大時計のことなど、全く頭にありません。
念のために書いておくと、ここにも大時計はありませんでした。

※ 30km通過タイム 2:19:43(ラップ23:15) 目標2:22:10に対し、マイナス2:27

大腿四頭筋がじんじんしてきました。
こっからの12.195kmが本当のフルマラソン。
いかに我慢して、ペースを落とさないようにできるか、心身共に試されるところです。

30kmまでは「流れに沿って、無理しない程度に集団について行く」という方針でしたが、こっからは「流れには沿うが、ちょっと無理をしてでも集団について行く、いや、むしろ一人でも多く抜かす」に方針を変えました。

あんまり大腿四頭筋などの筋肉は言うことを聞いてくれませんが、まだ、股関節は自由に動きます。
股関節をテコにして、そっから下の筋肉は使わないようにして、足は置きに行くだけ。
「筋肉ではなくて、骨で走る」という感覚でしょうか。
ビホロの第二ランのように、力を抜きながら、ピッチを稼いで走る感覚を思い出した感じです。

ミニーマウスの仮装をした女性ランナーを抜かし、沿道からロッキーのテーマが流れてきました。
ふと、道の左端に目を移すと、「ロッキーになれ」というボードがありました。
「おお、これがあの有名なロッキーおじさんか!」とは思いましたが、私はおじさんを見ることはなく、ずんどこ前に進んで行きます。
それにしても、ロッキーのテーマを聞くだけで、ちょっと元気が出てくるのですから、音楽の力は偉大です。
あと、何キロ地点か忘れましたが、大黒摩季の「熱くなれ」が流れてきたところでも、気持ちペースアップできたような気がします。
つくばは都市型マラソンに比べると、応援の数は少ないですが、その分、密度の濃い熱い応援だったと思います。
ロッキーおじさん、熱くなれの人、ありがとうございました。

32km地点の給水で、アミノバイタルPROを摂取。
34km地点の給水で、最後のパワージェルと摂ろうとしましたが、水のテーブルを過ぎてしまい、茶色いコップが並んだテーブルが目に入ります。
ふと、視線を落とすと「おしるこ」という文字があり、「おお、これがつくば名物のおしるこか!」と思いましたが、甘ったるいジェルを口に入れて、更におしるこってのは、あまりにくどすぎるので、おしるこは無視して、パワージェルだけ摂って先に進みます。
うーん、ここは水を取りたかったが、仕方がない。
気を取り直して先に進もう。

35km地点を通過しました。
しつこいかもしれませんが、一応書いておくと、ここにも大時計はありませんでした。

※ 35km通過タイム 2:42:52(ラップ23:09) 目標2:45:50に対し、マイナス2:58

もう余計なことを考えずに行くしかありません。
足の裏の違和感は変わりませんが、ペースを落とすほどではありません。
腕もしっかり動いています。
別海で現れた股関節痛もありません。
今年に入ってから3000km以上は、この日のために走ってきました。
あと7kmちょっと。
できる範囲の全力を出すしかないのです。

筑波大学の構内に入ります。
ここまで来たらもうすぐだと思いつつも、距離稼ぎのために、大学構内に入ってもコースはうねうねと遠回りしていくように進んで行き、ゴールは見えてきません。
こういうのが精神的にはちょっとイヤですね。

スライド区間の折り返しを過ぎて、40km地点到達です。
もう、どうでもいいと思う方も多いと思いますが、一応書いておきます。
ここにも大時計はありませんでした。

※ 40km通過タイム 3:06:24(ラップ23:32) 目標3:09:30に対し、マイナス3:06

40kmを過ぎて通過タイムをチェックしようと、ポケットからスマホを取り出そうとするが、ここでもポロリ。
後ろにいる長髪の男性ランナーが拾ってくださいました。
ありがとうございました。
疲労困憊のところで、本当に人の親切が身にしみます。

さて、タイムをチェックすると

「3:06:xx」

という数字が。

ここでようやく、「ああ、3時間20分切りは確実だ」と安堵すると共に、「チッ、3時間15分切りは無理か」と、ちょっぴり残念な感情が混じりあいました。
ただ、別海では40kmから面白いように失速した残念な走りであったので、今回は、3時間15分切りは無理でも最後まで全力で行こうと、気持ちを切り替えて進みます。

41kmぐらいのところに、今回のコースで唯一と言ってもいいぐらいの上り坂に入ります。
とは言え、大阪マラソンの南港大橋に比べたら全然大したことはありません。
高低差にして5mもなかったのではないでしょうか。
失速することなく、淡々と歩を進めます。

でもって、坂を下って、さあラストスパートだ!ってところで、左脚のハムストリングスに「ビキッ」と来る感じがありました。
ああ、これ無理すると脚攣るパターンだと思い、最後の最後でペースを落とさざるを得ませんでした。
脚攣り防止の「2RUN」持っていたのに、何で使わなかったんだろうという気持ちもなきにしもあらずですが、過ぎたことをくよくよしてもしょうがありません。
一気に50人ぐらいのランナーに抜かれましたが、まあ、いいんじゃないでしょうか。
あとはゴールまでの道を、ゆっくりかみしめながら走りましょう。

ネットで公開されているコース動画では、ゴールの陸上競技場に入る前までで終っていましたが、いざ、競技場に入ってみると、トラックを一周することもなく、目の前にゴールがあって、「え、もうゴールなの?」と、ちょっと拍子抜けした感じです。

そして、いよいよ私がスタートからずーっと待ち望んだものが現れました!


時間を示す大時計です!


大時計のタイムは「3:21:xx」を示していましたが、ウェーブスタートのつくばでは、第一ウェーブのスタート時間からの表示になります。
第二ウェーブの私は、そっから5分を引けばいいわけですから、3時間16分台で競技場に入ってきたことになります。
最後はヨロヨロとゴール。

※ ゴールタイム グロス3:17:11(ラップ10:47) ネット3:16:28

ポケットから、スマホを取り出し、ストップウォッチを止めて、私の42.195kmの長い旅が終りました。

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つづく

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by gossy54200 | 2017-12-03 14:57 | ランニング | Comments(0)  

2017つくばマラソン参加記(その3)

その1 その2

8時45分ぐらいに、スタート地点のDブロックに整列します。
もっとたくさん人いるかなあと思いましたが、思ったよりも前の方に並べましたね。
「まあ、ウェーブスタートだから無理して早く並ばんくてもいいか」とでも皆さん思っていたのでしょうか。

肌が露出しているところに、今回の秘密兵器「タプソール8」をちょこっと塗りましょう。

【第3類医薬品】タプソール8 20g

雪の元本店

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おお、これは確かに熱を持つ!
塗ったところがかっかするような感じだ。

と言うか、むしろ熱いよりも痛い。

温シップを貼ったような感覚というのが、一番わかりやすい表現でしょうか。

9時になって7度まで気温が上がったことと、人混みに紛れていたために、そんなに寒さは感じませんでした。
むしろ慣れないスマホケースを左の二の腕につけて、「こんな重たいの腕につけて走るのか。42.195km持つのだろうか」という不安の方が大きかったような気がします。

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筑波大学構内は、いちょうが色づいていましたね。
北海道と1ヶ月ぐらい季節がずれている感じでした。
とは言え、スタート前の緊張感でいちょうに思いをはせている余裕などありませんでしたがね。

緊張感と言えば、さっきトイレに行ったばかりなのに、また小便がしたくなった。
走っているうちに残尿感は薄れてくるだろうと、気にしないようにしたが、人間というものは「気にしないでおこう」と思うと、余計気になるものである。

9時にABブロックの第一ウェーブの皆さんがスタートしました。
そっから、私のいるCDブロックの第二ウェーブの時間まで5分あったのですが、すぐに時間が過ぎたような気がします。
残尿感で気が紛れていたのがよかったのでしょうか。

9時5分、いよいよ、スタートの合図が切られました。
スマホのストップウォッチを起動させて、スマホケースに放り込みます。

スタートロスは43秒。
思ったよりもスムーズなスタートです。
スタートラインを過ぎてからも、前に進めないというレベルの渋滞ではありません。
これは行ける!行けるぞ!と、ずんずん前に出て行きます。
ウェーブスタート最高。

500mぐらい進んで、スマホケースに目をやると

画面は真っ黒で、何も映っていませんでした。

そうなのです。
スリープモードに入って、画面がロックされてしまったのでした。
「ああ、どうしてスリープモードを解除しなかったんだ」と、後悔すること0.2秒。
そんなことより走ることが大事なので、とにかく前に出ます。

時間が見れないことにちょっとあせりは感じましたが、ここは百戦錬磨のワタクシです。
すぐに気持ちを切り替えました。

大抵のマラソン大会では、計測マットのある地点に大時計があるから、そこでタイムをチェックできるはずだ!

まあ、5km毎にタイムチェックできればそれでいいでしょう。
とにかく、目標である「キロ4:40ペース」に上げていきましょう!

周りの流れに従って、かつ、自分にとってそんなに苦しくないペースで進みます。
果たしてこれが目標ペースなのかわかりませんが、自分を信じて突き進むしかないでしょう。

2km手前のところで、私と同じく北海道から参戦しているラン仲間toneさんの後姿が見えました。
声をかけて先に進みます。
4年ぶりぐらいの再会でしたが、私のことを覚えてくださっていてなによりです。

toneさんは、今回のつくばでサブ3.5を目指しています。
そんなわけで、「ああ、今、私はサブ3.5以上のペースでは走れているんだなあ」と大いに安心しました。
自分のペースは間違っていない!
toneさんに会っていなければ、不安な気持ちがずっと続いていたことでしょう。
このペースをひたすらキープという方針で進んで行きます。
toneさんに本当に感謝感謝です。
ちなみに、いきなりネタばれすると、toneさんは今回のつくばで初サブ3.5を達成いたしました!
おめでとうございます。

最初はアームカバーをつけて走っていましたが、3kmぐらいのところで戦力外通告を下します。
ウォーミングアップはおしまいです。
大学構内を出て、一般道に入ります。

4kmでちょろっと舐めるように給水。
気温が低く快適なので、夏マラソンのように全ての給水で補給しなくてもよさそうです。
「フルマラソン=北海道マラソン」のイメージがある私にとって、気温が低い中でのフルマラソンはなんて快適なんだろうと思いました。

そして、5km地点。
遠くに計測マットが見えてきます。
いやー、今まで時間がわからんくて不安だったけど、やっとタイムをチェックすることができるというものだ。
待ってろよ!計測マットの大時計。

計測マットを踏みます。
辺りをキョロキョロ見回します。

あれ、時計ないぞ。

まあ、落ち着け。
確か北海道マラソンでも5km地点に時計はなかったではないか。
10km、20km…と、10km毎に時計があったではないか。
そうさ、つくばも10km地点までは時計はおあずけパターンだ。
10kmまではこのペースで淡々と刻んで行こうではないか。

※ 5km通過タイム 24:12(ラップ23:29) 目標25:30に対し、マイナス1:18

と、これは完走後にもらった記録証を見ながら書いているわけで、当然、この時点で自分のタイムなどわかるわけもなく。
他の参加者のブログを拝見すると、「筑波山が見えてきれいだった」とか書かれていますが、わたしゃ山があったことすら気づかんかったわ。

前半の作戦は、「流れには乗るけど、無理はしない程度に」。
余裕を残して着いていけるなあという集団に、コバンザメのように張り付きます。
あんまり脳を消費しないように、周りの風景を見て脳に刺激を与えたり、考えごとをして脳を疲れさせないようにしていたために、この辺りの記憶はほとんどなし。
自分の手と足の動きに、それこそ「没頭」していた感じです。

さてさてさて、10km地点が近づいてまいりました。
計測マットが見えて、ついに念願の大時計とのご対面のときです。
いやー、今何分ぐらいかなあ。
47分ぐらいで走っているとうれしいなあ。

10km地点到達です。

大時計なんかねえぞ、バカ野郎。

どうなってんだ、つくばマラソン。
計測地点に大時計も設置することができないぐらい貧乏なのかよ。
つくばマラソンのキャッチフレーズは「マラソンを科学する」であるが、記録狙いの「意識高い系ランナー」の多いつくばでは、「まさか時計忘れるバカはいないだろう。大時計なんていらねーいらねー」と、大時計は科学されなかったんじゃないのだろうか。
何が「マラソンを科学する」だ。バーカバーカ。

などと、上品な私に似つかわず、罵詈雑言が頭の中を渦巻いたが、罵詈雑言が渦巻いたところで1秒も速くなるわけではないし、なにより脳みそが疲れるので、そういう考えはさっさと追い出して、ひたすら走りに専念することにした。

※ 10km通過タイム 47:11(ラップ22:59) 目標48:50に対し、マイナス1:39

そんなこんなで、あっという間に15km地点が近づいてきました。
何せ、記憶がほとんどないので、あっという間だったということにしておいてください。
そう言えば、いつの間にか尿意はぶっ飛んでいたようだな。
やはりスタート前の尿意は緊張から来る錯覚であったのだろう。
さすがにここまで来ると、大時計に対する期待はマイナス30%ぐらいになっていました。

※ 15km通過タイム 1:10:19(ラップ23:08) 目標1:12:10に対し、マイナス1:51

15kmの給水を利用して、パワージェルをぐいっと。
にしても、コースはど平坦で、風も弱く本当に走りやすい。
走りやすいのだが、そろそろ左腕についている邪魔者が気になってきた。
そう、何も役に立たないスマホケースのことである。

これ思ったより腕締め付けられるなあ。
こんなのつけてると、また別海のように35km過ぎてから腕振れなくなるんじゃないか。
などと、ネガティブな考えがぐるぐる頭を回ってきたので、発作的にスマホケースに戦力外通告を下すことにします。

スマホケースを外して、スマホ取り出して、ランパンのポケットに入れようかなあと。

ポロリ

思いっきり、私はスマホを落としてしまいました。
くーっ、時間もったいないけど、ここでスマホを見捨てるともっともったいないということで、取りに戻ります。
後続のランナーの皆様、ご迷惑をかけて申し訳ありませんでした。

10秒ぐらいのロスで復帰。
スマホケースは捨ててもいいのだが、2400円がもったいないので、ゴーインにランパンのポケットにねじ込みます。
オールスポーツで自分が走っている写真見ると、ランパンのポケットがパンパンでみっともなかったですね。

20km地点が近づきました。
もう私は悟りを開いているので、大時計のことなど1mmも考えていません。

※ 20km通過タイム 1:33:19(ラップ23:00) 目標1:35:30に対し、マイナス2:11

それでも、私には一縷の望みがあった。

せめてハーフ地点には大時計があるのではないだろうか

と。

うん、あるに決まっている。
今まで参加したフルの大会で、ハーフ地点に大時計のなかった大会はあっただろうか。
公認レースでない千歳ですら、大時計があったはずだ。
まさか公認レースのつくばで大時計がないなんてことはないだろう。

(余談ですが、私が初めてフルに参加した千歳で、ハーフ時点の大時計を見て、「ああ、俺、高橋尚子がフル走るよりも遅いタイムで、やっと半分か」と打ちひしがれたことを思い出します。あまりのショックに、それから8年間、私は走ることを放棄していました)

ハーフ地点通過!
さあ、時間は何分だ?


やはり、大時計はありませんでした。


もう、ゴールまで大時計はないものと完全に覚悟を決めて、走るしかないわけですね。
これで25km地点で不自然に大時計があったら、それはそれで「なんでやねん」と面白いけど(もちろんありませんでした)。

気を取り直して、給水所でアミノバイタルPROを摂ると共に、ポケットからスマホを取り出してタイムチェックします。
あー、指紋認証めんどくせー。

画面に現れた数字は

「1:39:xx」

を示していました。

目標の3時間20分切りに対して、若干の貯金があるようですが、そんなに余裕はありません。
残り半分もこのペースで行くしかないなと、腹をくくりました。

※ 実際のハーフ通過タイム 1:38:27(多分、給水とかのロスで、タイムチェックしたときに1分近く遅いタイムになっていたと思います)

つづく

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by gossy54200 | 2017-12-02 12:26 | ランニング | Comments(0)