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俺チャレ2018~ああ歌登(その2)

その0 その1

道の駅「流氷街道網走」を出発して、2018年の「俺チャレ」の幕が開かれました。
網走以北のオホーツク海側は鉄道が通っていないので、いざとなったらJR輪行で逃げると言う手は使えません。
信じるものはロードバイクと己の脚だけです。

まずは網走番外地市街地を走ります。
温度計を見ると、午前3時にも関わらず17度と、この時期のオホーツクにしては高い気温が表示されています。
この日の天気予報では、紋別地方で最高気温が30度とかなり暑くなりそうなので、涼しいうちに北上して、気温の低い北の地に逃げ込む作戦で行きます。

国道238号線に入ります。
今回の行程は、こっから180kmぐらい離れている枝幸町乙忠部(おっちゅうべ)までは、ひたすら238号線を走るだけと、迷子とは無縁のルートです。
安心して北へ北へと進んで行きましょう。

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最初は闇に包まれていた空も、30分もしないうちに明るくなってきました。
左手に網走湖を見ながら、ゆるゆると進みます。

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空もすっかり明るくなったところで、国道と並行して存在しているサイクリングロード「網走常呂自転車道線」へと入ります。
このサイクリングロードは、6年前にオホーツクサイクリングでも走った道で、ちょっと懐かしさを感じますね。
あのときとは反対方向に、そしてひとりで黙々と、6年前のビデオを逆再生しているような感じで進んで行きます。

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このサイクリングロードは、1987年に廃止された国鉄湧網線(ゆうもうせん)の跡地を活用したものであり、当時の卯原内(うばらない)駅跡は交通公園という形で、鉄道記念館とSLが残されています。

それにしても早朝の誰もいないサイクリングロードは快適でよい。
「この道はひょっとして、私ひとりのために作られたのではないか」と錯覚するぐらいに、木々の間を抜ける一本道を思いっきり堪能します。

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サイクリングロードの右手には能取湖が見えます。

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能取湖からの日の出キター!!

はっきり言おう、この日の出はハワイのダイヤモンドヘッドから見た朝日よりも、何十倍も感激した。
有名な観光地で人混みに紛れながら見る日の出よりも、思いがけないところで「おー、こんなところで日の出が見られるのかー」と、ひとりかみしめながら見る朝日の方が好きだ。
例え寂しい奴と言われようが好きだ。
多分私は、人がいっぱいいる富士山でご来光を見ても何も感じないのだろうなあ。

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朝日につつまれながら、サイクリングロードを走ります。
オホーツクサイクリングで走ったときは何も感じなかったが、この道は晴れた日の朝に走るとこんなにいいものなのか!
とは言え、この感動をもう一度味わおうと、別の日の晴れた早朝に走ったところで同じ感激は味わえないことはわかっている。
旅で味わう感動というのは「今、そのとき」しか味わえないものなのである。

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常呂市街に入る手前で、サイクリングロードはおしまい。
約30kmの自転車天国を堪能いたしました。
オホーツクサイクリングのコースとして使われているだけあって、路面状況もそんなに悪くなく、ロードバイクでもそんなにストレスを感じずに走ることができると思います。

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「たべものや」という食堂と「からおけや」というカラオケボックス。
非常にわかりやすいと言うか、ひねりも何もないと言うか、ここまでシンプルだとかえってインパクトがあるというネーミングの一例。

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この日は「サロマ湖100kmウルトラマラソン」の前日でありました。
この道もマラソンコースの一部になっておりまして、反対方向には「75km地点」とか「90km地点」とか、フルマラソンを走る私でも「ありえない」と思う表示が並び、大会に出るわけでもないのにガクガクブルブルしておりました。
今、こうして自転車でスイスイ走っている道を、フルマラソンの距離を超えた状況で走るとどうなるんだろうと想像するだけならいいのであるが、今やすっかり「自転車人」としてよりも「走る人」としての活動に軸足を移している私は

ひょっとしたら走ってみたいかも?

などと、狂ったことを考えてしまい、すっかり頭がおかしくなってしまったのであった。
オホーツクサイクリング1日目のゴールで常呂のスポーツセンターに着いたときは「あー、疲れたなあ。面白かったなあ」ぐらいの感想であったが、これが100km走っだ後だったらどうなってしまうのか?
一度やってみなきゃわからんのだろうな。

私にとって未知の世界のウルトラマラソンに思いを馳せながら、ずんどこと北上して行きます。

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稚内まで300kmを切りました。
まずはウルトラマラソンのスタート地点である湧別を目指しましょう。
ウルトラマラソンで100km走ることを考えると、湧別まで51km自転車で走ることが、なんだかズルをしているように思えてきた。

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途中、サロマ湖を右手に見ながらダラダラと走ります。
あれですね、こう言った海とか湖のそばを走るときは、左手に水を感じるものが欲しいものですね。
島サイクリングでは、左手に海が見える時計回りが鉄則です。
そう考えると、ネット上の宗谷岬サイクリング記で、反時計回りになるオホーツクからのものが皆無に等しいのがなんとなくわかるような気がする。

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6:06、道の駅「愛ランド湧別」到着。
この道の駅は遊園地も併設されているのだが、いつ行っても人がいないのは気のせいなのだろうか。
この遊園地がなくなってしまう前に、写真の観覧車に乗るのがささやかな夢である。
営業時間外にここに到達したのが残念でならない。

今回は「暑くなる前に北へ抜ける」という作戦のため、原則、休憩やもぐもぐタイムは自転車に乗りながら取ることにします。
乗りながら休憩と言っても、ギアを軽くするとか、その程度のものなのであるが。
果たして自転車から降りないことが、後半、どのように影響するのか?

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「丁寧」という名前の、斜めに雑に立っているバス停。

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6:58、紋別市到達。
予想最高気温が30度の紋別であるが、さすがにこの時間だと涼しい。
ここは私の作戦勝ちである。

紋別市街をパスして、バイパスを進みます。
このバイパスが意外と曲者で、地味にアップダウンが激しいんだよな。
そういや、センチュリーラン紋別で、最後この坂に苦しめられたような記憶がある。
これも6年前のことか。
あのころに比べると、全然自転車乗らんくなったなあ。

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センチュリーラン紋別の会場である「大山スキー場」。
今回の紋別の風景写真はこれだけ。
せっかく紋別に来たんなら、カントリーサインにある「ガリンコ号」とか「カニの爪」とか、もうちょっと紋別らしい写真を撮った方がよかったんじゃないか。
さすがにこれは後で見返しても、紋別らしさを感じずに、「えーと、これどこだっけ?」と思ってしまう。

走行距離が100kmを超えてきた。
そろそろコンビニ補給をした方がいいなと思いつつ、いつの間にか紋別の郊外となってしまい、コンビニ空白地帯となってしまった。
紋別ぐらいの都会なら、あっちこっちにコンビニがあるだろうと思ったのが甘かった。
北海道旅行では、コンビニを見つけたときが入りどきなのである。
次のコンビニというものは、近くに存在しないと思え。

しかし、紋別市街からちょっと離れた「渚滑(しょこつ)」というところに、オアシスのようにセブンイレブンが君臨しており、「ああ、これで飢え死にしなくてすむ」と、ほっと胸をなで下ろしたのであった。

で、向かいのコンビニに渡ろうと信号待ちをしているときに、知らないおっさんに話しかけられた。

「これからどこへ行くんですか?」

私はちょっとためらった。

今までの自転車旅で「どこから来た?」はよく聞かれるのであるが、いきなり「どこへ行く?」と聞かれたのは初めてだ。
確かに朝の8時という時間を考えると、「どこから来た」よりは「どこに行く」の方が適切な質問だと思う。
まさか、私が網走から5時間かけてここまでやってきたとは、そのおっさんも予想だにしないだろうからな。

でもって、そのときの私は、予期せぬ質問にちょっと狼狽していたのだろう。
素直に「音威子府」と言っておけばいいものを

「いやー、宗谷岬まで行きたいんですけど、なんか雨予報なので、途中内陸に逃げて、音威子府あたりから自転車ばらしてJRで稚内まで行こうと思います」

などと、見ず知らずのおっさんに言い訳満載の目的地を語る人間の小さい私。
多分、おっさんはそんな言い訳は全く聞きたくないと思うのだが、私の心をしっかり読んでくれて

「北の方は大粒の雨が降りそうですものね。気をつけて」

と、今思えば「なぜ大粒だとわかるのか?」と問いかけたくなるような返しであったが、まあそこは大人の対応で「はい、ありがとうございます」と、今回の行程で唯一の会話を無難に成立させたのであった。

音威子府が宗谷岬より格下だとか、そういうことはないのであるが、やっぱり人に説明するとなると、目的地は誰でもわかるメジャーなところがいいなと思わせるエピソードなのでありました。

ここまで約114km。

つづく

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by gossy54200 | 2018-06-30 21:39 | ロード | Comments(6)  

俺チャレ2018~ああ歌登(その1)

その0

さて、こっからが本編です。
まずは今回の装備から紹介いたしましょう。

・ロードバイク MERIDA RIDE3000(2017年モデル)

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まずは今回の主役となる自転車である。
2017年10月購入。
エンデュランスロードと言われるモデルで、ヘッドチューブ長めで、ハンドル位置が高く、アップライトな姿勢が取れる。
上半身が起きた姿勢になるため、向かい風に対しては弱いが、200kmを超える今回のライドでは、リラックスした疲れにくいポジションを取れるこのバイクが大いに真価を発揮するはずだ。
デザイン的にはリア三角が小さくなっているところが好み。

・ペダル 三ヶ島 ALLWAYS

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私はロードバイク乗りの分際でビンディングペダルが嫌いである。
輪行絡めるときは、とにかく歩きやすさを最優先。
踏み面の広い、どっしりとしたペダルが好みなのである。

・リュック SHIMANO U-10

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「長距離ツーリングでは荷物は自転車に積んで、身には何もつけるべからず」とよく言われるが、私は暑いときでない限り、背中に荷物を背負うことをそんなに気にしないので、荷物が多いときはリュック派です。
輪行袋とか最低限の着替えとか、一泊に必要な荷物を10リットルのバッグにギュッと詰め込みます。
なお、本当はドイターのリュックが欲しかったのだが、あえてSHIMANOにしたのは安かったからである。
近くのスポーツDEPOで半額で売ってたものでな。
私はスーパーの半額惣菜が大好きな、悲しき独身男なのである。

・SCGEHA 反射ベスト

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当初の予定では数時間の夜間走行を絡める予定だったので、反射ベストを買っちゃいました。
ブルベに出るときも使えるしな。 
ただ、実際問題として、今回の走行でライトが必要な夜間走行は一時間もなかったので、いらんと言えばいらんかったかもしれない。
この反射ベストはAmazonの評価はイマイチであるが、リュックの上から着ても窮屈さを感じることがなくてよかったです。

その他、思いついたままに書いていくと
・フロントライト CATEYE HL-EL540RC(6年前ブルベで使ったもの。当時はこれがベストのライトだった)
・リアライト CATEYE OMNI5 TL-LD155-R(定番中の定番。本格的に夜走るなら、これでは全く物足りないが)
・Wiggleで買った、安い長袖サイクルジャージ
・MAVICのウインドブレーカー(早朝も暖かかったので、結局30分ぐらいしか着なかった)
・モンベルの薄いパッドのついたサイクルパンツ(JR乗るのにレーパンは嫌なので、旅用にはこれを使う)
・レッグウォーマー
・ジョギングシューズ ASICS ゲルフェザーグライド4(翌日の旅ランシューズを兼ねて)
・替えのチューブとか携帯ポンプとか輪行袋とか、その他もろもろ
・いつも走行ログを取っているガーミン235Jは電池が9時間ぐらいしか持たず、腕につけながらモバイルバッテリーで充電ってわけにもいかんので、今回は使わず。


装備の紹介はこんなところにして、実際の走行に入りましょう。

まずは網走に行くために、車にロードバイク積んで、グォーッと走らせます。
出発は6/22(金)の23:00ごろ。
それまでにちょこっと仮眠取ろうと思ったが、ほとんど眠れず。
まあ、これは想定の範囲内だ。
運転中に眠くなったら、適当なパーキングエリアで仮眠取ろうかなあと思いつつ、交通量の少ない田舎道をドライブします。

結局、網走まで眠気を感じることなく、翌日6/23(土)2:00ごろ「道の駅 流氷街道網走」到着。
その間、コンビニでサンドイッチやカステラなどの軽食や、カロリーメイトやウィダーインゼリーなどの行動食、眠気覚ましのコーヒーを買います。

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ブレブレの写真ですね。

さあ、張り切って出発しよう!と思ったところで、どういうわけか雨が降ってきて、思いっきり出鼻をくじかれた。
おかしい、天気予報では雨が降るなどとは一言も言っていなかったはずなのだが。

しょーがないので、車の中でサンドイッチとカステラを食べ、コーヒーを飲み、ついでに眠くなってきたのでちょっと仮眠します。
今思えば、ここでちょこっとでも寝ておいたのがよかったと思います。

結局雨は通り雨ですぐにやんだので、気を取り直し、車からロードバイクを出して組み立てます。

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2:52、2018年の俺チャレが幕を開けたのであった。
この時期の北海道だと、このぐらいの時間には、ほんのり空が明るくなってきますね。
ここから私の北への逃避行が始まるのであった。

つづく

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by gossy54200 | 2018-06-27 23:06 | ロード | Comments(0)  

俺チャレ2018~ああ歌登(その0)

全国でたった3人の俺チャレファンの皆様、おまっとさんでした。

誰にも頼まれてもいないのに、ひとりで勝手に遠くまで自転車でどこまでも突き進む遊びである「俺チャレ」。
昨年2017年は、あまりの自転車に対するモチベーション低下のために中断しておりましたが、おニューのロードをゲットして自転車熱が高まった今年、2年ぶりに復活することにいたしました。

でもって、今回の目的地は自転車乗りなら誰もがあこがれる土地

宗谷岬

にすることにいたしました。

我ながらベタな目的地だなあと思うのですが、目的地としてわかりやすいことが重要です。
例えば、目的地が白神岬だとしましょう。
多分、白神岬と言って「おお、ここだ!ここだ!」とピンと来る人は、日本国民に10000人にひとり、北海道民でも100人にひとりもいないのではないでしょうか。

ちなみに白神岬は、北海道の松前町に存在する岬で、北海道最南端の地であります。
それに比べると、宗谷岬はメジャーもメジャー、大谷やイチローぐらいに知名度がある日本最北端の地である。
(厳密に言えば、日本最北端の地は択捉島にあるカモイワッカ岬であるのだが、そんなところは普通の日本人は自転車で行けないので無視するものとする)

私も自転車に乗り始めたころは「宗谷岬 自転車」の検索ワードで、最北端を目指した熱い自転車旅行記を目を輝かせながら読んだものよ。
でもって、クロスバイクを買った2003年に岩見沢から2泊3日で宗谷岬に行ったのだが、実際に行ってみると「ああ、こんなもんか」ぐらいの感想しかなく(それまでに車で何回か行ってるしね)、しかも当時は輪行に慣れてなく、と言うか後輪を外すのがものすごく苦手だったため、前輪だけ外すタイプのデカい輪行袋に入れて、列車の荷物置き場にデーンと置いたところ、車掌に「こんなとこにこんなもん置くな」と怒られ、指定席を取っていたにも関わらず、泣く泣くデカい輪行袋を持ちながら(前輪だけ外すタイプの輪行袋は自立しない)、デッキに数時間立たされる刑を受けていたのであった。

あれから月日は流れ、今となってはすっかり後輪の外し方もバッチリとなり、私も輪行マスターとなった。
もう一度、宗谷岬まで自転車で行って、今度は誰にも怒られずに悠々と輪行で帰ろうではないか。


さて、目的地も決まったことで、ルートを設定しましょう。
どーんと私の住む釧路から稚内に行くのもいいのであるが、400km以上あり、さすがに今の私の脚力では厳しい。
先月、釧路から網走まで自転車で行ったことだし、その続きと言うことで、今回は網走を出発地点にしよう。
これなら300kmちょっとぐらいなので、どーにか一日で行けるだろう。
道も国道238号線一本と、めちゃくちゃわかりやすく、迷子になることもない。
宗谷岬まで自転車で行ったブログは数多くあるが、ほとんど全てと言っていいぐらいに札幌から日本海側の「オロロンライン」を経由して行ったものであり、オホーツク海側からアプローチしたものは皆無に等しい。
ここは私が先駆者となって、日本海側からではなくて、オホーツク海側から宗谷岬を目指すことの素晴らしさをアピールする必要があるだろう。


網走~稚内間は峠もなく、300km以上の距離の割には獲得標高が1000mちょっとと難易度が高くない。
しかもこの時期のオホーツク海側は南風が吹くことが多く、追い風に乗って快調に進めるというものよ。
さあ、オホーツクの風となって、宗谷岬までロードバイクで突き進もうではないか!


俺チャレ前日。
稚内の天気予報をチェックしていたら、不可解な表示がスマホの画面に現れた。

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えー、雨、聞いてないよ!

そうなのだ。
数日前からずっと俺チャレ決行日の天気予報を調べていて、ずっと雨は降らないことになっていたのに、出発3時間前になってこの仕打ちである。
この時点でかなり宗谷岬に対するモチベーションが下がってしまったのであった。

とは言え、オホーツク海側はJRが通っていないので、輪行で稚内に逃げることはできない。
JRを利用するなら、宗谷本線の通っている内陸側に逃げなければならないのである。
とりあえず稚内にホテルを取ってあったので、どうしてもこの日に稚内入りする必要があったのだ。

半分テンパりながら、宗谷本線の時刻表を調べる。
17:07に音威子府(おといねっぷ)から稚内行きの普通列車があるので、もうこれに乗り込もう。

でもって、今度は網走から音威子府への最短ルートを調べる。
教えてグーグル先生!

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うーむ、238kmとちょっと距離は短くなってしまうがやむを得ない。
雨に降られないことが大切だ。
言うまでもないと思うが、4時間7分と言うのは車での所要時間であって、自転車のそれではない。
私の脚力なら時速20km弱として、12~13時間は見積もっておいた方がいいだろう。

音威子府周辺を拡大した地図。

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さて、ここで注目すべきは、音威子府に向かう途中にある「歌登(うたのぼり)」というところである。
北海道マスターとして、ほぼ北海道中津々浦々行っている私であるが、この歌登というところは車でも通ったことがない未知のところである。
ここで自転車乗りの性として、「知らない道を走ってみたい」という欲求がむくむくと沸いてきた。
私の好きな自転車エッセイストである長谷川哲さんが、書籍でこんなことを書いていた。

誰も行けるところで、誰でもできることをしている

でも、誰もが行かないようなところに行く

北海道 16の自転車の旅

長谷川哲/北海道新聞社

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正に、歌登から音威子府は、そんな長谷川哲ワールドが広がっているのではないだろうか。
最初に書いた「目的地はわかりやすいことが大事」だという趣旨からはかなり外れるが、そんなことはどーでもいいじゃないか。
ワシはブログ書きのために自転車に乗ってるんじゃねえ。
自由になるために自転車に乗ってるんだ。
どこを通ってどこへ行こうが俺の自由なのである。

…なんてことを、出発直前のテンパった頭で考えておりました。

そんなわけで、北海道以外の方にとっては、いや道北以外の北海道民の方にとっても「あ、それどこよ?」となるような目的地ではありますが、今回の行程を楽しんでいただければと思います。

ごきげんよう。

つづく

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by gossy54200 | 2018-06-25 21:59 | ロード | Comments(4)  

第230回TOEICの結果が返ってきた

ということで、いきなり点数ドン。

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リスニング370点、リーディング350点、合計720点と、前回(2015年11月:リスニング340点、リーディング360点、合計700点)に比べて微増といったところで、とりあえずSIMのスーパーエルマー買ったのに点数が下がるという悲劇はまぬがれました。

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リスニングに関しては、満遍なく平均よりちょっと上って感じで、5~6年前に手も足も出なかったころから比べるとかなり進歩しています。
TOEICはリスニングの方が点が伸びやすいというのはホントですね。

一方、リーディングは安定の350点で、最初に受けたときと比べるとほとんど進歩がありません。
受験英語が得意だった関係で、文法はほぼ完璧なのですが、とにかく長文を読む時間が足りません。
長文52問中、20問ぐらいが時間なくて塗り絵状態(テキトーに同じ記号を塗りつぶす)ですからな。
課題は発見しているのだが、それをいつまでも修正できない某日本ハム投手のようです。

次回受験(11月)までにやること。
・半分しか消化できなかったSIMスーパーエルマーを完璧にする。
・公式問題集のPart3、Part4のスクリプトを暗記するぐらい完璧にする。
・今回足元をすくわれたのはPart2でした。公式よりも明らかに難しかった。以下の書籍で対策しようかしらん。

TOEIC L&R TEST パート1・2特急 難化対策ドリル (TOEIC TEST 特急シリーズ)

森田鉄也/朝日新聞出版

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・Part7も特急シリーズで、読み込みをしっかりしたいところ。このシリーズは音声もついているところがよい。

1駅1題 TOEIC L&R TEST 読解特急 (TOEIC TEST 特急シリーズ)

神崎正哉,TEX加藤,Daniel Warriner/朝日新聞出版

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新TOEIC TEST 読解特急2 スピード強化編

神崎正哉,TEX加藤,ダニエル・ワーリナ/朝日新聞出版

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語学はまずは量をこなすことが大事なので、こんな駄文をダラダラ書いている暇があったら、少しでも多く英文を読んだり聴いたりする時間を増やしたいものです。

ごきげんよう。

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by gossy54200 | 2018-06-20 22:36 | TOEIC | Comments(0)  

さようならGIOS号

前回「GIOS号復活」というタイトルの記事を書いたにも関わらず、いきなり「さようなら」はどういうことなんだ?
これには深い理由があるのだ。

前回記事の最後で、「泥人形さん、GIOS号欲しくないですか?」と問いかけたところ、電光石火の早業で泥人形さんよりレスポンスが来て、ちょちょっとやり取りしたところ、電撃的に6/16にGIOS号引渡しの儀を行うに至ったのであった。
GIOS号の処遇については、ローラー台専用バイクにするなどの余生も考えられたが、住宅事情でローラー台が厳しい我が家にとって、ブルベで自転車を酷使しまくる泥人形さんに譲渡するのが、GIOS号にとって最も幸せな第二の人生になるであろう。

でもって、札幌在住の泥人形さんに引き渡すには、釧路から車にGIOS号を積んでビューンと札幌に出向くのが一番手っ取り早いのだが、それもちょっと味気ない。
どうせなら、最後のGIOS号とのサイクリングを徹底的に楽しんでから引き渡そうではないかと、私は以下の計画を立てたのだった。

・JR輪行で釧路から新夕張まで行く。
・新夕張から丁未峠(万字峠)を通って、岩見沢→札幌と自走。
・店主Aさんのいる南風自転車店で引渡し。

GIOS号の最後を飾るには、私の好きな丁未峠と我がふるさと岩見沢がふさわしい。
GIOS号との有終の美を飾るには、これ以上最適のコースはないだろう。

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久々に走る道にワクワクしながら、釧路駅で土曜日の早朝を迎えます。

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輪行準備をして、新夕張までの切符を買います。

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札幌まで行くのに、いつもはケチって高速バスを使うのだが、今回はどーんとリッチに特急列車で行きましょう。
札幌までバスで行くよりも、距離が短い新夕張までJRで行く方が高いのはどういうことなんだ。

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輪行に最適な最後尾の座席をゲットします。

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JRの中で読書。
ロードを新調してから、改めてロングライドの世界に惹かれつつあり、ブルベに心を奪われそうになっている私なのであった。
とは言え、400km以降のサバイバルなブルベにはあんまり惹かれないがな。
何を勘違いしたのか、私が参加した最初で最後のブルベが400kmであって、そのときのしんどすぎる記憶が私の「ブルベ嫌い」につながっているのかもしれない。

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新夕張到着。
降車するとき、座席の後ろに入れた輪行袋が引っかかって抜けなくなり、隣に座っていた若い女性に手伝ってもらったのだが、そこから恋に発展するとかそういうことは全くなく、ひっそりと新夕張の地に降り立ったのであった。

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新夕張は、昔「紅葉山」という名前の駅でした。
秋には紅葉が綺麗なところなのであろうが、今は6月で紅葉とは全く関係のない季節なので、とっとと先に進むことにしましょう。

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夕張市街へと続く、石勝線夕張支線沿いの道をうねうねと進みます。
この路線も来年の3月で廃止になるのね。
もう鉄路で石炭を運ぶ時代でもないし、沿線の過疎化はハンパないし、しょーがないですわね。
なんとなく、この街には「諦め」を通り越して、不便を受け入れる「明らめ」の空気が漂っているような。
うまく言えんが「後ろ向きに前向き」な雰囲気がなきにしもあらず。

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ここに住んでいる人は、衰退が止まらない夕張に対して、どんな夢を見ているのだろうか。
いや、夢なんてものは最初から存在しないのであって、かつての栄光を忘れ、今を静かに受け入れながら暮らしているのではないだろうかと、勝手に想像してみるのであった。

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夕張駅。
後ろの建物は、こじんまりとした駅舎に対して、場違いのような立派なホテル。
スキー場がオフシーズンのとき、このホテルがどのくらい利用されているのかは知らない。

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新夕張からずっと緩やかに上りが続いていましたが、石炭の歴史村を過ぎた辺りから、本格的な峠道になってきますよ。
この峠はとば口が一番キツく、一気にインナーローにギアを落としますが、乙女ギアにすっかり慣れた私としては、最終ギアが25Tはキツいっす。

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私は本当にこんなところをサイクリングしたかったのであろうか?
札幌行くなら、こんな峠通らんで、道道3号線でショートカットしてひたすら下った方が近くて楽だったのではないだろうか?
しかし、自転車乗りというのは、最短距離とか効率とか、そういったものを無視する非効率で不条理な生き物なのである。

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うげー苦しいと思いながら、石炭の歴史村から30分ぐらいで頂上らしきところに到達。
この峠は頂上だからと言って、特に見晴らしのよい景色があるとかそういうことは全くなく、一体何が楽しくてこんなところに自転車で上るんだという意見もあろうと思うが、(一部の)自転車乗りというのは無駄に位置エネルギーを貯めることに喜びを感ずるものなのである。

で、一気に、位置エネルギーを運動エネルギーに転換させて、ドヒャーッと下ります。
万字を過ぎ、美流渡に入ったところで、この集落にあった唯一のコンビニ「ハマナスクラブ」が閉店していることに衝撃を受けた。
多分、丁未峠を攻める自転車乗りにとっては、石勝線夕張支線よりも、ハマナスクラブの方が需要があると思うのだが、夕張支線よりも先に消滅したことが残念でならない。

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私のブログは、他の自転車系のブログとは異なり、コンビニ飯ばっかりで、グルメ情報が皆無に等しいのであるが、岩見沢市上志文にある「はぁーも」のアップルパイは本当にうまいので、珍しくコンビニ以外のスポットで補給する。

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ひとりアップルパイを食べる。
ウェットティッシュは、店員のおばちゃんのサービス。
あまり甘さを感じなかったのだが、疲れていたのかなあ。

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ひとりスキー場を眺めながらたたずむ。
いい年したおっさんが、土曜の昼間から、こんなところで、どうしてひとりアップルパイを食ってるんだと思うと、何だか虚無的な気分になってきた。

さようなら、はぁーも。
美流渡のハマナスクラブ亡き今となっては、はぁーもが岩見沢側から丁未峠を攻めるときの最後の補給スポットになるのですね。

こっから先、札幌まではひたすら平らで面白くない道なので、写真も撮らずにグォーッと進みます。
なんせ、こっちから時間指定した分際で、泥人形さんとの待ち合わせ時刻に遅刻するという失態を演じているものでね。
自分の脚力を過信しすぎたぜ。

で、予定時間より30分ぐらい遅刻して、南風自転車店に到着。
無事GIOS号は泥人形さんの元へと、引き渡されたのでありました。

最後にGIOS号といいサイクリングができたよ。
そして、GIOS号の第二の人生のパートナーが2016年ランドヌール札幌のMVRである泥人形さんで、本当によかったよ。
大事に酷使してあげてください。

そして、店主A様、3年ぶりの来店にも関わらず、このような私用で長時間店先を占領して申し訳ありませんでしたm(__)m。

せっかく札幌に来たんだから、一泊ぐらいすればよかったのだが、どういうわけか常宿のニコーリフレのカプセルが空いていなかったので、えーいもういいやと、そのまま高速バスで釧路まで帰りましたとさ。
めでたし、めでたし。

釧路~札幌の日帰りは、激しく疲れるのであまりおススメしません。
翌日は廃人同様で、13時過ぎまで起きられませんでした。

走行ログ。

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やはり本格的な峠入ると、心臓がバクバクになりますね。
釧路近辺は峠らしい峠がないんで、すっかり長い峠上れんくなったなあと、自らの脚力の衰えにむせび泣いております。

そして、GIOS(ジオス)号は「ゴシオス号」として、これからも末永く活躍されることを祈念いたします。
ゴシオス号は永遠に不滅です。

ごきげんよう。

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by gossy54200 | 2018-06-18 22:38 | ロード | Comments(4)  

GIOS号復活

うっかり去年新しいロードバイクを買ってしまったために、今までの主力であったGIOS号はすっかり床の間バイクとなってしまったのであった。
そんなわけで、たまにはカーボンロードとの比較のために乗ってやってもいいのではないかと。

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あまり私は見た目は気にしない人間なのだが、やはり細身のクロモリは写真映えするなあと、うっとりするのであった。
こいつを床の間バイクにするのはもったいない。

新しいカーボンロードの違いとしては、ハンドル位置にありますね。

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写真を見ればおわかりのように、左のGIOS号はレーサースタイルのジオメトリで、ヘッドチューブが短く、ハンドルが低くなっております。
ついでに言えば、一時期「やまめ教」にはまっていた影響で、ステムの長さもGIOS号は120mmに伸ばしており、90mmのMERIDA号と30mmも異なります。

しかし、実際に乗ってみると、そんなにGIOS号のハンドルが遠いとは感じませんでしたね。
むしろ、頭を低く保てるので、向かい風のときに空気の壁と格闘する感じは、MERIDA号よりは薄れたような気がします。
ヘッドチューブが長いと、確かに前傾浅めで乗車姿勢は楽なんですが、向かい風のときの戦闘力は最弱になるので、結局脚は疲れるのではないかと。
うーむ、ちょっと高くてもコンフォートタイプのRIDEでなくてレーサータイプのSCLTURA買っときゃよかったかなあ。

RIDEに最初乗ったときは、「うぉー、すげえ!さすがカーボン!振動吸収性が段違いだよ!」と喜んでおりましたが、今日改めて、クロモリGIOS号に乗ってみると、「ジオメトリ以外で違いはほとんどないんじゃないか」と。
路面の悪いところでの衝撃もMERIDA号とあんまり変わらなかった気がします。

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話は変わりますが、いつもの休憩場所の「布伏内コミュニティセンター」にパークゴルフ場が作られておりました。
やたらコースが短いですがね。
カップまで10mぐらいしかないんじゃないか?

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PAR2ってのも斬新ですね。

果たして、パークゴルフ場があっちこっちにある道東で、このような僻地の箱庭のようなパークゴルフ場の需要があるかどうかはわからないが、ゲーム代はタダのようですので、変わったパークゴルフ場を求めている方は、一回ぐらい遊んでもいいのではないでしょうか?


ということで、今回のまとめ

・MERIDA号もGIOS号も平均速度はほぼ変わらず。
・登坂性能もMERIDA号に乙女ギアがついているかどうかの違いだけで、別にクロモリだからすげー重いって感じはない。
・もっとも5%程度の坂だとそう思うわけであって、10%強の激坂だと、また評価が変わるかもしれません。
・立ち漕ぎは慣れの問題もあるが、車体の重いGIOS号の方がバイクを振っても安定していて漕ぎやすい。
・ホイールはMERIDA号の附属鉄ゲタより、GIOS号のMAVIC AKSIUMの方がほんのちょっとマシというレベル。ペダルを止めたときAKSIUMの方が惰性で進んでいくような気がする。
・かと言って、MERIDA号にAKSIUMをつけかえる手間をかけてまでAKSIUMにする価値はない。どーせならもっといいホイールにする。
・100km程度の距離なら、ちょっとキツいポジションでも、空気抵抗の少ないGIOS号の方が楽なような気がするが、それを超えてブルベクラスの長距離になるとどうなんでしょうね。ある程度ロードバイクに乗っている人が、あえてエンデュランスタイプのロードを選ぶ価値はあんまりないような気がする。
・よっぽどすごい飛び道具級のホイールでも装着しない限り、この2つのバイクの差はそんなにないような気がします。まあ、どっちも定価レベルではほぼ同じ値段なので、こんなもんでしょう。
・2台似たようなバイクを所有するのもあれだなあ。そんなわけで、泥人形さん、GIOS号いりませんか?もし興味があれば、TwitterのDMで知らせてください。

最後が思いっきり私信になったところで、ごきげんよう。

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by gossy54200 | 2018-06-03 21:08 | ロード | Comments(0)