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2018釧路湿原マラソン参加記(その1)

淡々と今年の湿原マラソンを振り返ります。

《会場入りまで》

前日10:00にはベッドに入るも、なかなか寝付けず。
「眠れるかどうかは問題じゃない!横になって体を休めることが大事なのだ!」
と気持ちを切り替えてはみたが、悶々とするような時間がいたずらに過ぎていき、浅い眠りでうつらうつら半分夢を見ながら、すっきりしない感じで5:30起床。

空模様はこの時期の釧路らしい、どんよりとした曇り空。
気温は20度ぐらいですが、湿度は100%と、気温の割にはもあっとした感じ。
この湿度がくせ者でした。
気温は最高で23度予想と高くないので、さほど走りには影響がないと楽観的に構えていたのですがね。

バナナとシリアルを食べ、経口補水液を飲み、シャワーを浴びて、身支度を整え、7:00出発。
途中のセブンイレブンで、朝飯2として、サンドイッチとオレンジジュースとカステラと、水分補給はしっかりせねばとミネラルウォーターも買う。

7:15には会場の陸上競技場に到着。
早い時間帯だったので、駐車場も余裕があり、ストレスなく会場入り。

《スタートまで》

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競技場前のテントで受付を済ませます。
ゼッケン、チップ、参加者名簿、参加賞などを受け取ります。
参加賞のとろろ昆布は、さすがに4年連続になると「またこれかよ!」と飽きてくる。
あと、2年前のときはゴール時にもらえた30kmゴールのフィニッシャーズタオルが、受付の段階ですでに渡されていたのだな。
リタイア組から「ゴールした人だけタオルもらえるのは不公平だ」という苦情でもあったんだろうか。

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ゴールが全天候舗装のデラックスな陸上競技場だと、なぜかテンションが上がりますね。
なんかテレビのマラソン中継を見ているような感じになります。

もらうものもらったら、車に戻り、朝飯2をもぐもぐして、ゼッケンやチップをつけます。
で、駐車場近くに陸上競技場のサブトラックがあるので、そこで片足ケンケン、1kmぐらいのジョグ、200mぐらいの流しとウォーミングアップをします。

動きはさほど重たい感じではなく、可もなく不可もなくと言ったところ。

どうも前日から「ウォーターローディング」として水を飲みすぎたのか、それともレースの緊張感のためなのか、トイレが近い。
スタート前に2回トイレに駆け込んだのだが、それでも残尿感がある。

脚攣り防止の「2RUN」とアミノ酸系ゼリー飲料を摂取し、スタート集合場所へと。
特にタイムによるブロック分けはなく、早い者勝ちって感じなのだが、一応1000人以上参加者いる大会だし、ちょっとは分けた方がよかったんじゃないだろうか。
まあ、私は前列の方をゲットできたので、この「早い者勝ち方式」の恩恵を受けたわけであるが。

スタートが近づくにつれ、尿意はどんどん増していくが、どーせ走れば汗になるから大丈夫だろうと。
本当か?
膀胱に溜まった尿が汗になるなんてことがあるのか?
後方スタートになってでも、トイレに行ってスッキリした方がいいんじゃないか?
でも、せっかく早くから並んでいたし、もったいないなあと、そのまま時が過ぎるのを待ちます。

スタート10分前に、集合場所からスタートラインに誘導されます。
既に心拍数は100を超えて、どーも嫌な感じ。
一週間前辺りから、どうも練習中の心拍数が高めになる傾向があり、疲労抜きがうまく行ってないのかなあ。
単なる緊張感で心拍が上がっているだけだったらいいのだが。

あと、朝飯2が腹の中に残っている感じ。
もっと早く食べるべきだったか。
さすがにスタート2時間前だと消化しきれないか。
というか、朝飯食いすぎたんじゃないか。
いや、それにしても小便がしたい。

などなど、私の脳の中があまりおだやかじゃありません。
落ち着け!落ち着くんだ、私の脳。
走ればそんなことは全て忘れるはずだ。
まずは、スタートまで集中しよう。
調子は悪くないはずなのだから。

9:30、期待と不安が半々の状態で、スピードのピストルが鳴りました。
スタート地点までのロスタイムは10秒。
まずは今回のレースの目標である「キロ4:30ペース」に早く持って行こうではないか。

若干入れ込み気味にスタートラインをまたぎます。

9:30時点でのアメダスの釧路の気象データ。
気温20.6度、湿度96%、風速 南3.6m/s

(つづく)

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by gossy54200 | 2018-07-31 22:20 | ランニング | Comments(0)  

2018釧路湿原マラソン大反省会

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一言で言えば「撃沈」です。
3km地点で、すでに目標ペースである「キロ4:30」よりスピードが上がらず、今日はダメかなあと。
前年のつくばマラソン(フル)の30km通過タイムにも劣る体たらくでありました。

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折り返し地点でトイレに駆け込んだり、最後の方はキロ5分を超えるようになったりで、コンディション調整、スピード、スタミナ共にかなり課題を残す内容となりました。
湿度が100%近かったとは言え、曇り空で気温22度では言い訳のしようがないですね。

しかし、こういうときこそ、冷静に今回の失速の原因を考えて、秋のフルにつなげていかなければいけませんね。
練習内容が悪かったのか、直前の調整が悪かったのか、当日のペース配分が悪かったのか、フォームに狂いがあったのか。
しっかり検討して、次回レースの糧にしていきます。

今日はこれから山岡家でやけラーメンですね。

ごきげんよう。

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by gossy54200 | 2018-07-29 16:37 | ランニング | Comments(2)  

2018釧路湿原マラソン前日

いよいよ湿原マラソンまで残すところ1日となりました。

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会場となる運動公園は、のぼりも立って、いよいよだなあとテンションが上がります。

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ゴール地点となる陸上競技場。
果たして明日、どのような表情で入ってくることになることやら。

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スケートリンクの氷でアイシングってのが釧路らしいですな。
そして、「食べれません」と「ら抜き言葉」になっているところが北海道っぽい。


マラソン大会前日の過ごし方は、「非常識マラソンメソッド」の岩本氏信者だったころは完全オフにしていましたが、みやすのんき先生信者となった現在、短い距離で速い動きを取り入れることにいたしました。

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100m×6本ダッシュ+つなぎジョグで最後の仕上げです。
一旦、トップスピードに上げて、そっから力を抜いて惰性で走る感触はつかんだような気がします。
ここ数日、心拍数がかなり上がっているのが気になりますが、ここまで来たら、どーにかだましだましやっていくしかないですね。

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明日は釧路らしい曇り空の一日になる予報です。
湿度は高いのでちょっと暑く感じるでしょうが、それでも太陽が出るよりは余程マシですね。
この時期、この気象条件で文句を言ってはいけません。
ただ、南風が若干強く、20km過ぎの釧路川河川敷復路が辛そうですなあ。
どうにかこの区間はペースメーカーとなる人を見つけて、食らいついて行きたいところです。

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前年の湿原マラソン同様、昼食は吉野家でうな重の二枚盛。

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でもって、晩飯は前年サブ3.5を達成した別海町パイロットマラソンの前日に倣って、インデアンでハンバーグカレー。
4月に値上げしてからインデアンカレーはしばらく遠ざかっていたが、やはり、インデアンカレーは道東民のソウルフードである。
果たしてこんなところで釧路のCoCo壱番屋は経営が成り立っているのだろうか?


今更ジタバタしたところでしょーがないですが、明日のポイントとして

・脱力。
・クランクの長い自転車のペダルを漕ぐように、大きく脚を股関節から回す(振り子型に脚を動かさない)。

この2点に注意しながら、願わくば2時間15分切り(キロ4:30ペース)、少なくとも前年のつくばマラソンの30km通過タイムである「2時間19分」を超える失態のないように、鞭打って走り切りたいものです。

ごきげんよう。

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by gossy54200 | 2018-07-28 20:37 | ランニング | Comments(0)  

2018釧路湿原マラソン4日前追い切り

湿原マラソンまで、残り4日となりました。
本日はレース前の最終追い切りとして、5kmTTにチャレンジです。
キロ4:20→4:10にビルドアップできればいいんだがねえ。

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タイムだけは帳尻的に、そこそこ合わせましたが、速く走ろうと力だけが入り、無駄に心拍がグァーッと上がり、脚は余裕あるはずなのに妙に空回りしている感じでした。

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3km過ぎた辺りから、心肺が苦しくなり、心底「今日はもういいや」って気分になりました。
汗もかなりかいているし、気温が高いのかなとも思いましたが、ここ北海道の東の果ての地では「18度」と、暑さなどまったく言い訳にできない気温です。
(それでも、釧路の気候に慣れると、この気温でも暑く感じるのだがな)

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ペースも最初上がらないのはいいとして、3km過ぎた辺りからがた落ちですね。
最後は強引にフォームのことなど考えずに、力の限り帳尻でペースを上げた感じです。

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平均心拍、ピッチ、ストライドは日曜同様ですね。
しかし、どうも日曜に比べると余裕のない走りで、正直30kmで通用するような走り方ではない。


などと思いながら、ストップウォッチを止めて、ダウンジョグに入ると、妙に力が抜けて、ポーンポーンとストライドが伸びてくるような感覚がある。
膝下の力が抜けて、後脚が勝手に跳ね上がるような感じでしたね。
(能動的に「跳ね上げる」のではなく、あくまで受動的に「跳ね上がる」のである)
このダウンジョグの感覚を、本番までしっかり覚えておきたいものです。
今日の収穫は、むしろダウンジョグにあったと言ってもいいであろう。

タイムを意識すると、変に力が入るので、あんまり気にしないのがいいのかなあ。
(今思えば、つくばは時計がなかったのが、かえってよかったのかもしれない)
一応、目標タイムは2時間15分としておきますが、あまり結果には気をとらわれずに、10月の別海に向けての課題をあぶりだすような感じで気楽に臨みたいと思います。

残りの3日はジョグでつないで、日曜の本番に向けて、しっかり疲労を抜いて、万全の体制で行きたいものです。

ごきげんよう。

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by gossy54200 | 2018-07-25 21:40 | ランニング | Comments(0)  

2018釧路湿原マラソン1週間前追い切り

ここ数ヶ月、すっかりブログの記事上では完全にロードバイクに心を奪われているように思えますが、ランニングも日々ちょぼちょぼとやっております。
どーしても、自転車に比べるとランニングはブログネタにしづらいものでねえ。

気がつけば、来週の日曜に「釧路湿原マラソン(30km)」があるということで、本日は1週間前の追い切り。
運動公園で10kmを全力で走ります。
つくば以来のスカイセンサーグライドで気合が入るぜ。

結果ドン。

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スピード練習は一切してなかったので、かなりスピード面に不安がある状態だったのですが、前年のつくばマラソンの1週間前追い切りよりも、いいペースで走れてホッとしております。
冬の間から取り組んできたことは、とりあえず無駄ではなかったのかなと。
そういうことは、来週の本番が終ってから言えという話もありますが。

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4km~8kmまでは若干ペース的にはたれておりますが、フォーム的には力が抜けて悪くない感触でした。
逆に言えば、30km持たないような力を入れた走り方と、リラックスした走り方で、ペースはキロ10秒ぐらいしか変わんないんだなあと。
本番は気象条件にもよりますが、キロ4:20~4:30のペースをどこまで保てるかというところですね。

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脚はそんなにしんどくありませんでしたが、気温が高く、心肺はかなりキツイ状態でした。
気温が高いと言っても、22度くもり湿度80%という条件でしたから、この程度で暑いと言っていては、灼熱地獄の本州の方に殴られそうですがね。
願わくば、来週の本番も太陽が出なくて、このくらいの気温にとどまってほしいところです。
釧路の夏に太陽など似合わないぜ。

ピッチは普段のジョグでは195ぐらいですが、本気モードになると200になるのは昨年通り。
課題であったストライドには進歩が見られますね。

一時期、ストライドを伸ばしたいあまりに、脚の動きを「振り子型」にして、どうも着地位置が前過ぎてイマイチの状態になっていたのですが、みやすのんき先生「誰も教えてくれなかったマラソン フォームの基本」より

POINT11 足は振り子運動ではなく上から回す

POINT22 着地動作の振り戻し動作が大切

の2点に着目し、ストライドを意識した「振り子型」をやめ「回転型」にしたところで、ビックリするぐらいスムーズに脚が動き、「ああ、これこれ、この感触だな」と。
そう言えば、みやす先生の「ひぃこらサブスリー」でも、「ママチャリのペダリングのように脚を動かせ」というような記述があったっけ(私的には、これがマラソンの脚の動かし方についてはドンピシャの表現なのだが、どういうわけか、みやす先生の後発の書籍には出ていない)。
ストライドを意識しないようにした結果、どういうわけかストライドが伸びているというような感じになっています。
いかに脚を広げるかというよりも、いかにシザースの脚の挟み込み動作のキレを磨くかということが、ストライドを上げるカギなのでしょうね。

日々、どうすればもっと効率よく、もっと速く走れるかということを自分なりに追求しながら、まずは来週の湿原マラソンでキロ4:30ペースの2時間15分をクリアして、別海の目標である3時間一桁につなげていければと思います。

ごきげんよう。

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by gossy54200 | 2018-07-22 16:32 | ランニング | Comments(2)  

2018 BRM707北海道200km北見走行記(その2)

その1

《ブルベ当日~会場入りまで》

3:00 起床
4:00 釧路発

美幌峠経由で北見まで。
国道39号線に入って端野からは、ブルベ終盤のコース確認のため、コースルートに沿って進みます。
私は初見の道には弱く、迷子になるのが常なのであるが、ストリートビューで曲がるところのポイントとなる景色は頭に入っていたので、初めて通るところとは思えんぐらいに、スムーズに進んで行きます。
ストリートビューは偉大なり。
正直、eTrexなんかよりもよっぽど役に立った。

6:30 北見のとあるコンビニで、パンとか買って朝飯

そのままスタート地点である「自然休養村センター」に行こうとしたが、突然腹の調子が悪くなる。

7:00 コンビニ休憩その2

なかなかトイレが空かなくイライラしたが、どうにか人間の尊厳は守られホッとした。
というか、ブルベ走行中に腹の調子が悪くならなきゃいいんだが。

7:15 会場着

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天候はどんより曇り。
本州の方は7月に入ってから酷暑が続いているようであるが、この試される北の大地は気温10度と、涼しいを通り越してむしろ寒いぐらいである。

参加者は大体20名ぐらい。
今回は200km300kmと同時開催のためか、参加者が分散されていて、例年より少ないですね。
小径車やファットバイクの参加はなく、変わった自転車はせいぜいフルサスMTBぐらいでした。

6年前、私と共に「長万部400」を走ったタッチさんにご挨拶。
タッチさんはしばらくお会いしないうちに、人間的肉体的共に一回り大きくなり、包容力の大きさを感じました。
一方、私はタッチさんから「痩せた」と指摘され、そういや前回タッチさんにお会いしてから5kgぐらい体重落ちてんじゃないかということに気づいたのでありました。
ここ2年ぐらい、重いギアが全く踏めんと感じるのは、体重減少の影響もあるんだろうなあ。
すっかりフルマラソン記録更新に心を奪われて、ダイエットに夢中になりすぎた私なのでありました。
自転車は登り以外では、体重減らすメリットってあんまりないような気がしますね。

7:30 ブリーフィング

これと言った注意事項はなくあっさりと。
釧路方面同様、オホーツクの地もアスファルトの舗装状態は悪いんで気いつけてねって感じ。
本州の方は「北海道=広くてきれいな道」という印象があるかもしれませんが、道東の道は路肩がガタガタで、結構ロードで走るにはストレスになりますよ。
そういう意味では、振動吸収性のいいエンデュランスロードは道東向きなのかもしれません。

7:50 車検、スタート

車検ではヘルメット、ベル、ライト、反射ベストを確認して、ゆるゆるとスタート。
準備ができたらあとは勝手に走ってくれって感じで、ブルベのスタートは、マラソン大会のような緊張感は一切ないですね。
ダラダラと200kmの行程を楽しんでいきましょう。


《スタート~PC1》

自然休養村センターの敷地を出て、道道217号線を女満別(めまんべつ)方面へと進みます。
まずは活汲(かっくみ)峠(標高170m)への軽い上り。
とは言え、スタート地点ですでに標高120mぐらいだったので、大した上りではなく。
先行していたタッチさんに声をかけながらパスし、峠の頂上である美幌トンネルへ。
トンネルをくぐったら、下り基調で楽チンでした。
とは言え、先は長いのでここは飛ばさずに、30km/hぐらいの速度で軽いギアをシャカシャカ回します。
女満別市街に入るまでは、「This is 北海道」って感じの何もない道をひた進みます。

どーでもいいですが、「女満別」って「女を満足させて別れる」と、身勝手な男性を連想させるような地名ですね。
いや、そーいう意味ではなくて、「女のマン……を分け……」、うげっ、ゲホッ、何でもありません。

9:11 PC1 セブンイレブン女満別店到着

ここまで約35km。平均速度は27km/hぐらい。
すでに何名かの参加者がちらほらいました。

休憩時間を極力削りたかったので、羊羹一個だけ買って、とっとと出発します。
ホントはトイレに行きたかったのだが、「清掃中+待ち人多し」のコンポを食らい我慢我慢。


《PC1~PC2》

女満別のセブンイレブンを出て、道道246号線に入ります。
本当はコースをちょっと外れて、国道沿いにある道の駅でトイレタイムを取りたかったのだが、なんか私の後ろを走っていた参加者に「コース間違えてますよ」と指摘されそうで、それがめんどくさくて、コース通りに進みます。
こういう「他人に指摘されるのが嫌」っていう私の性格、ホントにめんどくさいですね。
たかがトイレぐらい自由に行けばいいんでしょうが、それができない残念な私の性格。

道道246号線に入ってからはアップダウンの連続。
というか、それ以上に私は膀胱に全神経を集中させておりました。
「小清水まで行けばコンビニはあるだろう。そこまで我慢だ」と。

センチュリーラン紋別の後半のような坂の波状攻撃でしたが、激しい尿意という生理現象の前では、坂など些細な問題だったような気がします。
そういう意味では、坂の波状攻撃を紛らわせてくれた我が尿意に感謝してもいいぐらいだったであろう。

で、アップダウン地獄は終わり、小清水より国道334号線に入ります。
あら、この道コンビニないのかよ!
ここまで来たらコンビニがあると思っただけに、失望感は大きい。
とは言え、コースアウトしてまでコンビニ寄るのもめんどくさいので、そのまま行っちゃえ行っちゃえ!
今思えば、コース上のガソリンスタンドにトイレがあったので、そこ使わせてもらえばよかったなあ。
なんかガソリンも入れないのに、トイレだけ借りるってのも倫理的にどうだろうって考えて、素通りしちゃったんだよな。

国道334号線に入ってからは、気が狂いそうになるぐらい真っ直ぐな道が続きます。
本州から来た方にとっては、「おお!さすが北海道だ!」と感動するような道なんだろうなあ。
約15kmほどの直線を、奇声を発しそうになりながら、膀胱が爆発しそうな状態で進みます。

斜里市街が近づいて、もうここまで来たらPC2まで小便は我慢だと、あきらめの境地に達しました。
PC1~PC2はひたすらトイレを我慢していたことしか覚えていません。

11:29 PC2 ローソン斜里青葉店到着

ここまで約85km。通算の平均速度は24.5km/hぐらい。

さわやかにトイレタイムを済ませ、ここでも休憩時間削減のため、プリン1個だけ買います。
このコンビニはイートインスペースがあるので、飲み物を飲むようにプリンをかっこみます。
後続の参加者の方が一人お見えになったので、軽く挨拶だけ済ませ、とっとと先に進みます。


《PC2~PC3》

こっからはひたすら平坦で、予報通りに追い風。
一気にガンガン進むことにします。
PC2~PC3の道は、今年に入ってからすでに自転車で走っているし、特に風景に新鮮味はなく。

網走市街に入ってから、地元の高校の学祭の仮装行列があったりして。
こういう思いがけないイベントに遭遇するのもブルベならではだよなあ。
普通のサイクルイベントでは、こういった外部のイベントにコースをぶつけることはないであろう。

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今回、走行中に唯一撮った写真。
ちょうど信号待ちだったことと、「ここが網走だ」というのを示すのには駅が手っ取り早いだろうということで、特に意味もなくパチリ。
こんなの撮るぐらいなら、小清水の原生花園とか、網走湖とか能取湖とか、他にもっと撮るべきものがあったような気がするのだが。

網走市街はそこそこ信号で足止めされたので、その間を利用して、補給食をもぐもぐします。
結局、ランチタイムなどという優雅なものは取らずに、ひたすら走っておりました。
わたしゃ、30km/hぐらいで走って長めの休憩入れるよりも、休憩なしで25km/hぐらいでダラダラ走る方が楽なんです。

この日は最高気温20度ぐらいの予報だったのだが、ふと道端にあった温度計の表示を見ると13度と、めっちゃ寒いじゃないか。
もう昼の1時だというのに、どうなってんだ、オホーツク。

寒いせいか、どうもトイレが近い。
再び猛烈に尿意を感じたので、網走市街にいるうちに、手ごろなローソンでトイレ休憩&水分補給。
3分ぐらいで、とっと復帰します。
休憩は必要最低限という方針を徹底的に守ります。

網走~常呂は、国道を走らずに、並行するサイクリングロードを走っていいということになっていたが、先日の大雨で路面が荒れてるんじゃないと思い、国道を選択。
結局、国道も路面がガタガタで、あまり走りやすくはなかったがな。
まあ、でも、このサイクリングロードは2週間前にも走ったばっかりだったので、違う道を走ってみたかったというのもある。

14:35 PC3 セブンイレブン常呂南町店到着

ここまで約155km、通算の平均速度は25.5km/hぐらい。
ちょっとスピードアップしております。

ここではリアルゴールドゼリーとか、レッドブルとか、すぐにエネルギーになりそうなものをぶっこみます。
でもって、こっから頑張れば9時間以内にゴールという「サブ9」が見えてきたので、どうせなら狙ってみようかなと、すっかりマラソン脳になっておりますね。


《PC3~ゴール》

残りは約50km。
アップダウンはそうでもないですが、PC3までちょっと頑張ったので、あまり脚が残っておりませんね。
リアの常用ギアを20Tから22Tに落として、くるくるしのぐことにします。

マラソンのときもそうなのですが、あんまり考え事をすると、脳みそが糖分を使ってしまい疲れるので、ボーっと景色を見るでもなく、ひたすら脳神経と脚の動きを切り離して、くるくるペダルを回す機械になったつもりで進んで行きます。

途中、「日吉」という集落があって、「そういや、昔、日吉亜衣ってAV女優いたなあ。結構好きだったんだよなあ」とエッチな妄想をしながら、ニタニタ進んで行きます。
すいませんねえ、女性読者もいるこのブログに下品なことばっかり書いて。
こういう(男にとって)楽しいことでも頭に思い浮かべないとやってられんのですよ。

15:30ぐらいよりポツポツと雨を感じ、16:00ごろから本降りに。
おかしい、天気予報では18:00ぐらいから雨のはずだったのに、どうしてこんなに早く降り出すんだ。

雨装備は一切準備してなかったんで、これはキツかったですね。
気温が13度ぐらいと低いもんで、どんどん体温が奪われ、もうちょい雨中走行が続くと低体温症になるかと思いましたよ。
ブルベは例え雨予報じゃなくても、せめてレインウェアは装備しておいた方がいいですね。

一応、サブ9目指してたことと、一刻も早く雨から逃れたいの一心で、シャカシャカとゴールの自然休養村センターへと向かいます。
コースレイアウトでは、ラスト結構な上りかなあと思いましたが、思ったほどの斜度ではなく。

16:53 自然休養村センター到着

どーにか17時以内に到着して「サブ9」を達成しました。平均速度は24.6km/h。
実際のところ、スタートで10分ぐらいフライングしてるんで、実経過時間は9時間以上かかっているわけですが、一応、「8:53」が公式の認定タイムとなっているので、そこは素直に喜びましょう。

ゴールして、ずぶ濡れの自転車は施設の物置に入れてOKとのことでしたので、ご好意に甘えて入れさせていただきました。
ゴール受付を済ませ、オニオンスープをいただきます。
北見は玉ねぎの生産で有名なのですよね。
以前、沖縄の久米島に行ったとき、スーパーに「北見たまねぎ」と書かれたダンボールを見て、ぶったまげた記憶があります。

雨で冷えた身体にオニオンスープの温かさが染みました。
しかも、施設のお風呂まで使わせていただけるということで、遠慮せず使わせていただきました。
もう、感謝の言葉もありません。
ブルベは、サイクルイベントやマラソン大会に比べると規模は小さいですが、色々な方のご好意で成り立っているんだなあと痛感いたしました。
アットホームな手作り感がいいですね。

お風呂の中で、私と同じく釧路から来た参加者の方とちょろっとお話して、サクッと帰宅いたしました。
また、どこかのブルベでお会いできればと思います。

主催者の方から、「ツイッターで『膝が痛い』とつぶやいている参加者がいたけど、大丈夫なんだろうか?」って声がありましたが、実はそのツイートの主がタッチさんだったという罠。
それでもタッチさんは、膝痛を乗り越え、気力で完走されたのはさすがです。
お忙しい中、自転車に乗る時間も満足に取れない状態で、200km走りきるんですからねえ。
今回はほとんど絡む機会がありませんでしたが、また、どこかでお会いすることがあれば、よろしくお願いいたします。
久々にタッチさんにお会いでき、とてもうれしかったです。
次回お会いするときは、びっくりするぐらいスマートになられていることを期待しております。


《反省会》

・本文中にも書いたが、雨準備はきちんとしよう。できればフルフェンダーにしたいところだな。
・ついでにディスクブレーキなんてものがあればありがたいが、雨天走行なんて年1~2回ぐらいしかしないだろうから、まあ、そこはいい。
・RIDE3000はいいですね。道東の荒れた路面でも振動拾わんし、ブルベマシンとしては最高だと思います。後半、前傾が辛くなったときに特に真価を発揮したと思います。疲れたときは空力を生かせる前傾姿勢よりもリラックスポジションの方が大事ですよ。
・久々のブルベは楽しかったですね。計画を立てない自由なソロ走行もいいですが、「認定」というエサがあるとゲーム性が高まって、これはこれでいいですね。思うように休みに遠出できないもので、SR取るぐらいブルベに出ることはできませんが、来年以降も道東開催の200、300のブルベは年1~2回出てみたいものです。
・ストリートビューは昼間通る道にとっては死ぬほど役に立ったが、これが夜間になるとどうなのかなあと。
・eTrexの使い方を覚えよう。せめて走行ログは取れるようにしよう。ついでにeTrexのホルダーがあまりにクソ過ぎるんで、これもなんとかしたいところ。
・「走行強度を落として休憩削り戦法」が私にとっては楽かなあ。所要時間8時間53分に対して、走行時間が8時間13分と、ほとんどの時間を自転車の上で過ごしていることがわかります。Avg.25km/h行かない貧脚でも9時間以内で200km走れるんだなあと。
・今回は「一人我慢大会」みたいな感じで、ずっと単独で走ってましたが、できれば次回以降、もうちょっと人と話してブルベ友達を作りたいと思います。
・AJ北海道並びに自然休養村センターの皆様にはお世話になりました。来年も北見ブルベが開かれるのであれば、前泊後泊も含めて300の方に参加してみようかなあ。300の方が阿寒湖、開陽台、裏摩周とコースはタフだが見所は多そうなので。
・そんなわけで、ブルベセカンドビギナーのワタクシでありますが、ブルベ関係者の皆様、今後ともよろしくお願いいたします。

(このシリーズ終わり)

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by gossy54200 | 2018-07-21 20:09 | ロード | Comments(6)  

2018 BRM707北海道200km北見走行記(その1)

《6年ぶりブルベ復活のいきさつ》

6年ぶりにブルベに出ることにいたしました。

6年前に初めて出たブルベは、何を勘違いしたのか200km300kmをふっとばし、いきなり400kmにチャレンジするという無謀ぶりでありまして、まあ、なんとか周りの方々のサポートのおかげで完走することはできました。
しかし、身体へのダメージは非常に大きく、1週間ぐらいはロクにモノも食えず、廃人状態で過ごしておりました。
「ああ、これなら4時間ぐらいで決着の着くフルマラソンの方がよほど楽だわ!」と、プチトラウマになり、ブルベの世界からすっかり遠ざかっていたのですが、以下の理由で電撃的に復活することにいたしました。

・ニューロードMERIDA RIDE300はロングライドで真価を発揮する

去年こてんぱんに打ちのめされた美幌デュアスロンのバイクパートで速く走るために、カーボンロードを買ったつもりであるが、うっかり値引きにつられて、速さよりも快適さに機能を振った「エンデュランスモデル」のロードを買ってしまい、「ムキー!カーボンでもちっとも速くならん!」状態だったのだが、「振動吸収性のよさと疲れないポジションは長い距離で力を発揮するのでは」と、ブルベ界でこの自転車の力を試したくなった。

・いきなり400から始めたから嫌になったのであって、物事には順序がある

200km300kmのブルベをふっとばして、400kmに参加したことは、例えるならば、フルマラソンも走ったことがないのに、いきなり100kmマラソンを走るようなものであり、まー、そりゃー嫌になりますわな。
やはり謙虚に、ブルベ初心者向けのフラットコースとして定評がある「北見200」から再スタートを切るのがいいのではないかと。
多分200kmぐらいだったら「あー、楽しかったなあ。また走ろうかなあ」と思うのではないだろうか。

・ロングディスタンスのトライアスロン対策

200mも満足に泳ぐことができないのに、何を血迷ったことを言っているのかと思うかもしれないが、私は「佐渡トライアスロンロングコース(スイム4km:バイク190km:ラン42.2km)」完走の夢をあきらめたわけではないのである。
自転車でも余力を持って200kmぐらいは走れるようにならんとな。
その「余力」が「フルマラソン完走」というのは、とてつもないデカいハードルであるわけだが。

いやいやいや、自転車なんてやってないで、まずは泳げるようになれよという声もあるかもしれないが、まずは「得意なものを伸ばすこと」が大事なのである。
これで自信がつけば、「よーし泳げるようになるぞ!」とモチベーションも上がるのではないだろうか。
(早い話が、ちっとも上達しない水泳に、今は完全に嫌気がさしている状態)


《コースの予習をしよう》

今回参加したブルベのコースはこんな感じです。

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以前参加したブルベ「長万部400」は、土地勘があったためにキューシートなくても完全に道がわかる状態でしたが、今回はアウェーのオホーツク地方ということで、道がわかんないんだよなあと、迷子防止アイテムをゲット。

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ブルベ定番のGARMINのGPS「eTrex20x」。
日本語対応モデルもあるのだが、高いので英語版を購入。
英語版購入しても、グーグル先生に聞けば、ただで日本語化することはできます。
でも、私はめんどくさかったのと、全体ルートと現在地さえわかればそれでいいというスタンスだったので、英語のままにしております。

とりあえず、公開されているルートラボよりeTrexにルートをインストールすることができた時点で満足してしまい、肝心のeTrexの使い方はさっぱりわからん状態でありました。


《ストリートビューを使おう》

完全にeTrexで機械任せにするのもいいのでしょうが、上記のようにeTrexの使い方についてかなり不安があったため、念のためにキューシートとgoogleストリートビューを使ってコースの予習をしました。

ブルベのコースに沿って、ストリートビューを眺め、曲がるポイントのところの画像はすべて保存し、予習はバッチリだったのであるが、「これって、未知のところを走る喜びの半分は失われるんじゃないか?」などと思ったりして。
うまく言えませんが、英文解釈の予習を教科書ガイド見ながら訳を写しているだけというか、攻略本見ながらRPGゲームをしているというか、そんなズルをしているような気分になってしまいましたね。
ブルベと言うゲームを攻略するにはストリートビューを使うのはベターな方法なのでしょうが、サイクリングの楽しみがスポイルされてしまった感は否めません。

ちなみにストリートビューを使った結果、単純な道東の道ではeTrexなぞわざわざ使うまでもないという結論に達したのですが、せっかく買ったんで、一応eTrexと二段構えで走ることにいたします。


《装備とかいろいろ》

・ロードバイクMERIDA RIDE3000
・ビンディングペダルにビンディングシューズ(私はロードバイク乗りの分際でフラットペダル大好き人間なのだが、ブルベの前週に試しにビンディング使ってみたら、びっくりするぐらい楽だったので採用。やっぱロードの世界では、歩いたり輪行とか絡めない限りはビンディングの方が正義ですね)
・朝の気温は10度ぐらいで、最高気温も20度ぐらいの予報だったので、dHbの半袖ジャージに、dHbの長袖インナーに、dHbのロングレーパン(Wiggle万歳)
・トライアルで買ったゼリー飲料1個と、カロリーメイトの類似品8本。ボトルの中身は水。ナトリウム補給は塩タブで。足りないものは随時コンビニで補給。


《持って行かなかったもの》

・これまたdHbのアームカバー(つくばマラソンのとき片方なくして、そのままの状態だった。それで長袖インナーを着たわけであるが、結果的にはこれで正解だった)
・輪行袋(どーせDNFしたところで、輪行できるスポットなんてほとんどないし、いざとなったらコース上にあるモンベル小清水店で輪行袋調達することができるから)
・レインウェア(天気予報では18時から雨ということになっていたが、18時以内にゴールする気マンマンであったので、いらねーいらねーと)


《完走計画》

・テーマは「孤独のブルベ」。単独走でマイペースで行きましょう。
・上に書いたように「ロングのトライアスロン対策」ってのも、ほんの1%ぐらいあったんで、グルメを楽しむとか余計な休憩は一切カットして、ひたすら走ることに専念します。鈴木裕和さんの本「ブルベのすべて」でも、休憩カット戦法を推奨していたことですし。

ブルベのすべて

鈴木裕和/スモール出版

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・コースは最初のPC1までは下り基調で飛ばしたくなるが、ここは抑える。PC1からPC2はそこそこアップダウンがあり、風も向かい風予報なので無理せず。
・PC2からPC3はほぼ平坦で、しかも追い風予報。ここでガシガシ走る。PC3からゴールまでは向かい風予報だが、残り50km程度だし、そこは惰性と最後の気力でなんとかしよう。
・ゴールして「よーし、こっからフルマラソンだ!」ぐらいに余裕がある状態が理想(もちろん、そんなことは無理である)。8:00スタートなんで、10時間かけて18:00ぐらいにゴールできれば、久々のブルベとしては上等でしょう。Avg.25km/h行かないぐらいの貧しい脚の持ち主としては。


んなわけで、前振りの部分だけでかなり長くなってしまいましたので、肝心の走行記は次回。

ごきげんよう。

(つづく)

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by gossy54200 | 2018-07-17 22:36 | ロード | Comments(0)  

俺チャレ2018~ああ歌登(その6)

その0 その1 その2 その3 その4 その5

6/23(土)夜

当初オール自走で宗谷岬を目指していた身としては、不完全燃焼と言えば不完全燃焼でありましたが、ロードバイク+輪行で稚内の地に到達いたしました。
ホテルは駅から徒歩一分のところにあったもんで、自転車組み立てるのもめんどいし、輪行袋担いだままホテルにチェックインし、そのまま部屋まで持ち込みます。
このときは、「翌日天気がよければロードバイクで宗谷岬へ!」などと思っていたのですがね。

もうすっかりヘロヘロなので、晩飯は外食しようという気にもならず、ホテルそばのセイコーマートで弁当やおやつを買い込み、部屋でむしゃむしゃ食べてました。

そんでもって飯を食ったらそのまま力尽き、気づいたら布団の中に潜んでおりました。
泥のように眠ると言うのは、正にこういうことを言うんだろうというぐらいの熟睡ぶりでした。
こんだけ夢も見ないぐらいぐっすり眠れるのは久しぶりだなあ。

6/24(日)

ついつい、日ごろの習慣で5:00には目覚めてしまいますねえ。
外を見ると、ちょっと霧雨、路面はややウェットって感じでしたので、前日ちらっと思った宗谷岬計画はやめにして、「旅ラン」として「ノシャップ岬」を目指すことにします。
ちょうど稚内の中心部から5kmぐらいのとこにノシャップ岬はあるので、ランニングにはちょうどいいのです。

わざわざビンディングシューズ使わんで、ランニングシューズ履いてきたことですしね。
有効に使わなきゃね。

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さて、それでは行きましょうか。
朝の稚内は10度ぐらいと寒かったです。
もう6月も下旬なんですがね。

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5:40、ノシャップ岬到着。
若干霧がかかっていて、サハリンなど見えやしねえ。
さすがにこの時間だと、観光客もいませんでしたよ。

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さようならノシャップ岬。

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さすがに緯度が高いと、日の入りの時間が遅いねえ。
そういやサロベツに住んでいたころは、夏至の辺りになると8時ちょっと過ぎても空がほんのり明るかったもんなあ。
昼の時間が長いのはいいことだ。
その分、冬になると夜の時間が長くなり、鬱々した時間を過ごすことになるのだが。

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そのままホテルに帰るのもあれなので、ちょっと寄り道して「防波堤ドーム」に寄ります。
テント張った自転車旅行者がちらほらいましたわね。
自由な自転車キャンプツーリングもいいかなあと思うのだが、私は致命的にアウトドア適正がないからなあ。
テントを張って畳むだけで「もういいや」ってなって、自転車どころではなくなるだろう。
(そもそもテントが張れない)
コーヒー苦手なもので、野営してお湯沸かしてコーヒーってのにも、全く憧れないのですよ。

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どことなく古代ギリシャっぽい感じがする防波堤内部。

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謎の車輪。

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フェリーのある街っていいですよね。
私は利尻は行ったことが礼文は行ったことがないので、生きているうちに一回は行ってみたいものだ。

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走るのに適した一周500mぐらいの道があったので、テケテケ走ってみたが、二周ぐらいで飽きた。

うむ、旅ランはもういいか。
さようなら、防波堤ドーム。
朝のさわやかな13kmジョグであった。

ホテルに戻り、バイキングの朝飯を食べて、二度寝します。

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この「人をダメにするクッション」が死ぬほど快適だった。
これ家にもひとつ欲しいなあ。

雨はすっかり本降りになり、外に出る気もしないので、何をするわけでもなく、チェックアウトの11:00まで、ホテルでダラダラ過ごしておりました。

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で、駅でも列車の発車時間である13:00ごろまで、ウダウダ過ごしておりました。
稚内はサロベツに住んでいたころ毎週のように行ってたもんで、観光などする気ゼロ。

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「ぐんぐんグルト」を作っているカルピス社から訴えられるんじゃないかと思わせる、セイコーマートのオリジナル乳酸菌飲料。

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特急列車に乗って、まずは旭川まで行きます。

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輪行に適した最後尾の席をゲット。

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4時間ぐらい列車に揺られ、旭川到着。

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こっから網走への特急に乗り換えます。
今や札幌から網走への直通列車はがっつり減って、旭川で乗り換えパターンが多いのですね。
この特急「大雪」も旭川発の列車です。

自転車を後部座席の後ろに置こうとしたところ、車掌さんがやってきて
「この列車は遠軽で進行方向変わるから、そんなことしても無駄だ」みたいなこと言われ、自転車をグリーン車の荷物置き場に置かせてくれました。
ありがとう車掌さん。
ありがたかったが、指定席の人間よりもグリーン車の自転車の方が待遇がいいことに、ちょっと自転車に対してジェラシーを感じた。

稚内から8時間ひたすら列車に揺られるのも苦痛ですわね。
最後の方が腰が痛くなってきて、ある意味自転車乗ってるときより辛かったかもしれん。
とは言え、稚内から網走まで公共交通機関で行くには、これしか選択肢がないからしょーがないね。
料金的には新千歳からLCCで東京行くよりも高くついたわけであるが。
北海道内の移動って、地味に高くつくよね。

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21:00ごろ、無事に網走に到着しました。

あとは、駅から1kmちょっと離れた道の駅に行って、車に自転車積んで釧路までドライブしておしまい。
ただ移動するだけで、観光も何もしなかったわけであるが、どういうわけか満足感マックスの週末でありました。


長距離自転車走ったからと言って、誰にも認められない「じこまん」的行為である「俺チャレ」。
大事なのは目的地ではない。
大事なのはそこに行くまでの過程であり、そのときそのとき「今、ここで感じたこと」の積み重ねなのである。
他人に決められたルートで、観光バスに乗って観光地をめぐる旅行も、効率的に見所を回れて、それはそれでいいのであるが、それで残るのは目的地という「点」の部分だけである。
それに対し、単独自転車旅というものは、出発地から目的地までの「線」、すなわち最初から最後までをフルに愉しめるものなのではないだろうか?
できればあまり下調べをしない方が、より「線」を感じることができるというのが、今回の歌登~音威子府で思ったこと。
はっきり言って、二度と通りたいとは思わない道であるが、この「今まで走ったことのない道」に「過去」でも「未来」でもない「今」をキョーレツに感じることができ、生き生きとした思い出となるのである。

五感を働かせながら、「今、ここで感じたこと」を積み重ねて行った結果、気がつけば遠いところまで行っていた。
この喜びを知る限り、自由な自転車旅はやめられないのである。

と、最後ぐらいしっかりまとめなきゃなあと、意味不明の語りを入れてしまいました。

ごきげんよう。

(このシリーズ終わり)

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by gossy54200 | 2018-07-11 22:18 | ランニング | Comments(6)  

俺チャレ2018~ああ歌登(その5)

その0 その1 その2 その3 その4

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音威子府まであと30km。
正直、残りは楽勝だと思っていましたよ。

しかし、ここから真の歌登の恐ろしさが発揮されるとは、このときは予想だにしなかった。

まあ、とにかく風がすごいんですわ。
正真正銘の向かい風。
内陸に入ったから、海沿いほど風は強くないだろうなんて思っていたがとんでもない。
平地でも15km/hぐらいしか出ないし、突風が吹いて押し戻されると10km/h以下になるし、下りでもペダル漕がんと進まんぐらい。
あー、もうやんなっちゃうわ。

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赤く囲んだ部分が、歌登のセイコーマートから、歌登を脱出するまでの風速です。
もう許してください、歌登。
私は歌登に対して、何か悪いことでもしたのでしょうか?

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「森の中の理想郷」うたのぼり。
いやいやいや、ちっとも理想郷なんかじゃねえよ。
「まずはこの風を何とかしろ、歌登」と、声を大にして言いたい。

歌登市街から国道275号線にぶつかるまでの道道12号線は、強風以外の印象は一切ありません。
ただただひたすら辛かったです。
しかし、今思えば快調に飛ばしていた紋別の辺りは味気ないと思い、めっちゃ辛いこの道の方がとてつもなくインパクトに残って、ひょっとしたら楽しかったんじゃないだろうかと錯覚してしまうのが不思議なところである。

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グッバイ歌登。
フォーエバー道道12号線。
私は二度とこの道を通ることはないだろう。

左に曲がって音威子府に向かいます。

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何もないところに場違いのような歴史のある建造物がある。
調べてみると、この「丹波屋」というのは、この地域に古くからあった旅館で、ここに鉄道が通っていて、林業が栄えていたころは材木商たちで賑わっていたようですな。
鉄道が廃止され、過疎化が止まらない現在は営業されていないが、地元の有志の方々で、この歴史のある建物の保存活動がなされているようです。
丹波屋よ、永遠なれ。

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こっから天北峠に入ります。
標高は190mぐらいと大したことない峠なんですが、ここまで200km以上自転車を漕いで来た身にとっては、かなり辛いものがありました。
全然関係ないですが、天北峠はここの他に、国道239号線の下川~西興部間にも同名の峠があるのですね。

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勾配は4%ぐらいなのですが、壁のように感じますわ。
写真では壁感が全く伝わりませんがな。

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14:49、天北峠の頂上で、音威子府村到達です。
人口1000人以下の、北海道一のミニ村です。

さて、私は雨を避けるために、あえて宗谷岬と言うメジャーなところから、音威子府と言うマイナーなとこに目的地を設定したのであったが、こともあろうに峠の下りから雨が降り始めてきたのであった。
なんてこった、雨を避けようと言う当初の目論見がパーではないか。

しかし、雨が降ると、雨の方に気を取られてしまい、今までの「疲れた」とか「足が痛い」とか、そういうものが全て吹き飛び、「さっさと目的地に着きたい」と、ペダルを回す脚が軽やかになる不思議。
まあ、これは気分的な問題というよりは、「下り坂」という万有引力の法則によるものなのであるが。

雨は結構な勢いになっていて、「音威子府市街地まで5km」という表示にゲンナリ来るものがあるのだが、とにかく前に進むしかないわけです。
ただ、この雨は通り雨だったのか、音威子府の市街地に着くころにはやんでいて、雨の被害は最小限に食い止められたのであった。

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15:25、一路食堂到着。
やはり、音威子府と言えば「黒いそば」を食べなくてはいかんでしょう。
本当は音威子府駅の中にある駅そば「常盤軒」で、そばを食べたかったのだが、確か15:00閉店だったと思ったので、この店を選ばざるをえなかったのである。

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あまりに腹が減っていたのか、「天ぷら+カツそば」と「ミニ豚丼」という普段なら絶対選ばないようなものをチョイス。
果たして、長距離サイクリングで疲れた胃に、こんなものが入るのか?

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そばはこの地独特の黒くて太い田舎そば。
もともとバカ舌の上に、疲労で細かい味覚なんてまるでわからないのであるが、ただひとつ言えるのは

空腹は最高の調味料

ということである。
いやー、うまかったうまかった。
どううまかったのかは全く説明できないのがアレであるが。

ごちそうさまでした。

駅そばがやっていない時間は、ここで音威子府そばを堪能いたしましょう。

食うもの食ったら、あとは駅に行って輪行準備するだけです。

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16:02、音威子府駅到達。
ここまで242km。
途中までは楽勝だと思ったが、歌登~音威子府の60kmは本当にキツかった。
しかし、それだけにゴールの喜びもひとしおであると言えよう。
本当は宗谷岬まで行きたかったが、未知の場所「歌登」という場所が、今回の旅にピリリとスパイスを入れてくれたのであった。
サイクリングは目的地よりも、そこにたどり着くまでの過程が大事なのである。

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駅そばは営業時間外。
しかし、よーく営業時間を見てみると。

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あー、15:00までと思っていた営業時間が、実は15:30までじゃないかよ!
しまった、営業時間に間に合っていたじゃないか。
「今度こそは常盤軒でそばを」と思うのだが、この今度は一体いつになったらやってくるのだろうか。
うーむ、これは今回の旅の中でも1,2を争う失敗だった。
しかし、こういう失敗こそが旅の醍醐味なのであると、ちょっと強がってみせる。

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あとはデカい輪行袋持ち込んで、一両編成のローカル列車に乗り込み。

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昭和時代の国鉄じゃないかと思わせるような、車内据付の扇風機の風を浴びて。

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4年ぶりのサロベツの地を通過して。

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19:49、日本最北端の稚内駅に到着したのでありました。

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こんばんは、稚内。
これから一晩お世話になります。

尚、雨予報のはずだった稚内は結局雨が降っておらず、私は「降る降る詐欺」にすっかり騙されたのでありました。
「あー、これなら宗谷岬行っとけばよかった」という気がしなくもないが、「降る降る詐欺」のおかげでディープな歌登の世界を堪能できたと思うと、それはそれでありなんじゃないかな思う今回の俺チャレでありました。

つづく

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by gossy54200 | 2018-07-09 21:42 | ロード | Comments(2)  

俺チャレ2018~ああ歌登(その4)

その0 その1 その2 その3

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さて、稚内と歌登への分かれ道。
最初の計画では、そのまま国道238号線を真っ直ぐ行って、宗谷岬へ行っちゃえ!行っちゃえ!という計画だった。
しかし、宗谷岬のある稚内の天気予報は雨ということで、出発3時間前に、歌登→音威子府というルートを突発的に思いついた。
歌登→音威子府は車でも通ったことのない道で、どんな道なのかはさっぱりわからない。
一方、枝幸→浜頓別と続くオホーツクラインは、車で通ったことがあり、大体どんな道か見当がついている。
峠らしい峠もなく、風向きさえ悪くなければ、さほどサイクリングの難易度は高くない。
とは言え、稚内はこっからまだ120km以上先にあるわけで、すげー遠い。
その点音威子府ならこっから約60kmと、3時間ぐらいで行ける距離だ。

そんなわけで、遠くて雨が降りそうで知っているルートと、近くて雨の心配がなく知らないルートを天秤にかけた結果、圧倒的に「知らない道を行け」という好奇心の方が勝り、ここは思い切って左に曲がることにしたのであった。
決して、疲れているから近くて楽な道を選んだわけではない。
知らない道を進みたいという好奇心の結果だと言うことを理解して欲しい。
体力的には宗谷岬なんて余裕も余裕なんだが、雨には勝てないからね。
いやー残念だ残念だ。

などと、頭の中で思いっ切り言い訳したところで、英気を養うべく、コンビニで休憩タイムを取りましょう。

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ちょうど北海道のサイクリストの味方「セイコーマート」があったので、ここで燃料補給をしておこう。
ところが、このセイコーマートにはすでに自転車旅行の先客がいるではないか!
(わかりにくいかもしれませんが、写真の右の方にリアバッグのあるロードバイクが存在しております)

ここで私は迷った。
こんな田舎のコンビニで自転車乗りが二人かぶるのはよくないんじゃないだろうか。
私はひとりになりたくて自転車に乗っているわけであって、別にサイクリストとの交流とかそういうめんどくさいものは全く求めていない。
変に先客のサイクリストに話しかけられたら、どう答えればいいんだろうか。
なんか「いやー、宗谷岬行きたかったんだけど、雨予報なんで、歌登通って音威子府行くんだよね」なんて、自分に負けたような言い訳がましい会話をするのがたまらなく嫌だったのである。

いやー、自分で言うのもなんですが、コミュ障で自意識過剰の人間ってめんどくさいですね。
ふつーに、何事もないようにコンビニ入ればいいのにね。
どーせ、99%の割合で話しかけられることなんてないだろうから。
何でたかがコンビニ休憩で迷わなければならんのかと。


ここで手持ちの補給食をチェックした。
どら焼き一個に、ボトル半分の水、ナトリウム補給のための塩あめ10個ぐらい。

でもって、近くの看板をチェックすると

歌登グリーンパークホテルまで18km

という表示があった。

うむ、18kmでまた歌登の街の中か。
このくらいの距離なら、どら焼きのエネルギーで十分持つだろう。
事前に「ツーリングマップル」で予習したところ、確か歌登にはセイコーマートがあるので、ここで補給はできる。
と、他人を避けたい余りに、目の前のコンビニをスルーして、どら焼きをむしゃむしゃ食べて、歌登の道へと進んだわけであった。

さようなら、枝幸町乙忠部のセイコーマートにいたサイクリスト。
私は決してあなたのことが嫌いなわけではなかったのですが、のっぴきならない事情で避けざるを得なかったことを理解していただきたかったです。


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さて、国道238号線に別れを告げて、道道1023号線へと進み、西へと進路を取ります。
ここでとんでもない事態になってしまいました。

今までの強い横風が、全て向かい風となってぶつかってまいりました。

ぐぐ、これはしんどい、しんどすぎるぞ。
しかも道は山の中を通るルートであり、緩やかだがずっと上りが続いている。
時速15kmが精一杯です。
この道は失敗だ。
大失敗だった。

これなら国道238号線で横風を受けていた方が1000倍マシであった。
40kmぐらい離れた浜頓別まで行けば、稚内までのバスが出ているので、運転手さんに頼み込んでバス輪行するという作戦も考えられたのに。
どーせ、バスはガラガラだろうから、問題なく輪行できたはずだ。

いやー、失敗した失敗したと思いながら山道を進みます。

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殺風景な山道を、自分の気持ちを押し殺しながら進みます。
大丈夫だ。
1時間ぐらい走れば、歌登の街が待っている。
セイコーマートで思いっきり赤コーラを飲んで、英気を養おうではないか。

結局6kmほど標高150mぐらいの山道を上り、そこから一気に下ります。
とは言え、向かい風なもんで、下りでも30km/h出ないわけですが。

下りが終わったところで、T字路にぶつかり、右折して歌登方面へと向かいます。
ひたすら苦しかった道道1023号線とは別れを告げ、道道120号線に入ります。
あと8kmぐらいで歌登の街の中だ!と思ったところで、不可解な標識を発見します。





歌登まで17km





!!!!!!!!!!

おかしい、国道の看板には「歌登グリーンパークホテルまで18km」となっていたのに、どうして10kmぐらい進んだにも関わらず、歌登への距離はちっとも縮んでいないのか?

そうなのである。
ここで私は重大な思い違いをしていたのであった。

歌登グリーンパークホテルは、歌登市街から離れたところにあるのだった。

おいおい頼むよ。
普通、田舎のホテルって市街地にあるものじゃないのか。
なんで、こんな観光地でもなんでもないところで、人里離れたところにホテル作らなくちゃならんのか?
そりゃあ、ホテルに観光客が来なくて、タイから客呼ばなきゃならないわけだ。
(なぜかこのホテルには、タイから年間2000人ぐらいの観光客が来ています。この辺のくだりについては、テキトーに「歌登 タイ」などの検索ワードで調べてみてください)


まあ、絶望しましたね。
相変わらず向かい風は激しいし、17kmも持つのでしょうか。
いや、持たせなければならないのです。

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予備知識ゼロで、私はこの道に突入したわけだが、ここも熊出没地帯なのね。
私は歌登に着くまでに、熊に食べられてしまうのかしらん。
北海道の田舎道をサイクリングするときは、熊出没情報を事前にチェックするようにしましょう。

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倒壊した家屋があっちこっちにありましたね。
歌登も以前は「歌登町」という立派な自治体なのであったが、まあ、これだけ寂れると、枝幸町と合併しちゃうわけですな。

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ようやく民家がちらほら見えてきました。

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この辺は酪農地帯で、人の姿はほとんどありませんでしたが、牛だけはたくさんいましたね。

ひょっとしたら自動販売機とか、この集落でたったひとつのパンやお菓子を売ってる個人商店があるんじゃないかと期待しておりましたが、そんなものは存在せず、歌登市街をひたすら目指すしかないわけです。

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そういや、国道を外れてから、こういう意味不明な標識を頻繁に見かけたのであるが、一体何を意味しているのだろうか?
ロシアに向けての謎の暗号なのだろうか?
まだまだ私の知らない北海道はあるものだ。

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歌登まで11km……。

この辺りで歌登に対する怒りがふつふつと込み上げてきた。



歌登、遠すぎるんじゃボケェ!!!!!

こっちはふらふらになりながら来てやってんだから、市街地の方からこっちに来るのが礼儀というものではないか。



我ながら勝手なことを思って、全くもって歌登にとってはいい迷惑なのである。
大体ふらふらになっているのは、きちんとコンビニで補給しなかったからであろう。

そんな自分のミスは棚に上げて、死にそうになりながらペダルを漕ぐ。
それでも徒歩やランニングと比べると、自転車はバテたところで15~20km/hぐらいはスピードが出るんだから便利な乗り物だよ。

途中、歌登グリーンパークホテルへの入り口が近づいてきた。
冷静に考えると、ホテルの中に自動販売機ぐらいあるだろうから、ホテルに寄るという選択肢もあったのだろうが、疲れていると物事を柔軟に考えられなくなり、市街地のセイコーマートまでは何も補給できないものだと思い込んでしまう。

国道の分岐点から約1時間半。
ようやく歌登の市街地が近づいてきた。
私の頭の中は赤コーラでいっぱいだ。

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ずーっと何もない田舎道を走ってきたので、この素朴な市街地がものすごい大都会に感じた。
もう、すすきののど真ん中に来たんじゃないかという気すらした。
いや、それはさすがに言いすぎだ。

とにもかくにも、ここまで来たら私は無敵だ。
セイコーマートさえあれば、どんなものでも手に入る。
田舎のセイコーマートは万能なのである。

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13:15、セイコーマート歌登店到着。
今までの人生で、これほどセイコーマートがありがたいと思ったことはなかった。

市街地には、ほとんど人っ子ひとりいなかったにも関わらず、セイコーマートにはそこそこたくさん人がいた。
田舎のセイコーマートは、その町の中で一番人の集まるところなのである。
そう、セイコーマートは買い物をするだけではなく、街の社交場の役割も果たすのである。

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私はこのコーラの味を一生忘れることはないだろう。
500mlを一気に飲み干して、ゲップがしたくなった。

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ここまで来たらもう大丈夫だ。
本日の目的地、音威子府まであと30km。
ただ、セイコーマートに寄っただけなのに、苦労してやってきただけあって、歌登というところが私にとっては非常に印象の残るところとなったのであった。

ああ、歌登。

ここまでの走行距離 約210km。
ここまでの所要時間 約10時間30分。

つづく

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by gossy54200 | 2018-07-02 22:59 | ロード | Comments(4)