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すっかりおっさんになったなあと思うとき

キム・ヨナとユン・ソナの区別がつかなくなったとき。

# by gossy54200 | 2010-02-26 23:55 | 日記  

きたひやま温泉ホテル

きたひやま温泉ホテル_a0156548_20112883.jpg

ここせたな町は2005年に、瀬棚町、北檜山町、大成町の三町が合併して作られたわけで、
その中の旧北檜山町に、今私はいるわけですね。

そんで、この立派なきたひやま温泉ホテルに私は宿泊しているのかというと、
そんなことはなく、単に日帰り入浴で来ているだけです。
入浴料金は500円也。

私は温泉マニアではないので、ここの温泉にどのような効能があるかはさっぱりわからんが、
そこそこキレイで、のんびりできて、いいところだと思う。
札幌から片道4時間かかり、日帰りで行きにくいのが難点であるが。

別に映画を見に行ったりとか、酒を飲んだりとか、そういう娯楽をしない私にとっては、
ここ北檜山地区は、温泉があって、図書館があって、コンビニがあって、自然があって、
必要最低限の暮らしをするには、さほど不自由ではないのではないか。
買い物するにはAmazonとか楽天とかあるし。

むしろ、物や人があふれすぎている都会の華やかさはまやかしであって、
こういうところでこそ、地に足の着いた、人間らしい生活が送れるのではないか。

そんなことを感じながら、出張2日目にして、なんとなく無の境地に達してきたと錯覚しつつ、今回の日記を終わる。

# by gossy54200 | 2010-02-25 20:40 | 日記  

またせたな

「待たせたな」
「ううん、全然待ってないよ。今来たところ」

・・・と、テレビドラマにありがちな男女の待ち合わせシーンをやっている場合ではない。
またせたな_a0156548_19273918.jpg

今回は
「また、せたな」
ということで、先週に引き続きせたな町に来ているわけである。

写真の情報センターは早い話が図書館で、
仕事が終わった後、ここでゆっくりと新聞を読んだり、本を読んだりするわけである。
札幌の図書館と違って、人がいなくてのんびりできるところがよい。
出張時の唯一の娯楽である。

ここではすべての時間が止まっているような気がする。
こういうところでこそ、雑念が振り払われ、無の境地に立って、悟りを開けるのではないだろうか?

そんなわけで悟りを開くべく、
現在宿舎で、この前のゴスペルの練習を録音したものを聞きながら
さっきローソンで買ったブッダの教えの本を読んでいるのであった。
もう宗教観めちゃくちゃだがな。


# by gossy54200 | 2010-02-24 20:16 | 日記  

体を鍛えた 2日目

一週間前の筋肉痛がやっと治ったので、久々に札幌市西健康づくりセンターに行った。

前回はランニングマシーンで1kmしか走れず、大いに運動不足を痛感したわけだが、
今回は最初は時速8kmとゆっくり目のスピードで入り、
徐々に速度を上げていきながら、30分間走り続けようという作戦に出た。
この作戦が功を奏し、見事に4kmを走りきった。
何事も継続は力なりである。
たった2回でエラそうなこと言うなと言われようが、とにかく継続は大事なのだ。
このペースで行くと、あと10回ぐらい行けばフルマラソンの完走ぐらいはちょろいのではないか。
サロマ湖100kmマラソン完走も夢ではないぞと、妄想を膨らませるのであった。

それにしても、私の隣にいたおばはん。
トレーナーのにーちゃんに
「どのくらいの速度で歩けばいいの?どのくらい歩いたら痩せるの?」
といろいろ質問しまくって、
「そうですね、ちょっと早歩きのペースで30分ですね」
と返答を受け、
「えー、つらーい」
などといろいろと、にーちゃんにからんだ結果、
にーちゃんがいなくなった瞬間に、ランニングマシーンからギンギラギンにさりげなく消えて行った。
多分5分も歩いてないのではないか?
恐るべしは、おばはんパワーであった。

さて、一方エアロバイクでは、ケイデンス90回転を維持しながら、快調に飛ばしていたが、
20分を過ぎた辺りで、ふくらはぎがつってリタイア。
ママチャリレースに向け不安が残る内容である。

千歳JAL国際マラソンまであと103日(出るのか?)
モエレ沼ママチャリレースまであと117日

# by gossy54200 | 2010-02-23 22:08 | 日記  

落日燃ゆ

城山三郎の小説です。
第二次世界大戦A級戦犯、元総理、外相広田弘毅の物語。

誰よりも平和的な解決を願いながら、
軍の横槍によって、自分の願いをかなえることができなかった。

結果的には南京事件の虐殺を止めなかったと不作為の責任を問われ、
皮肉にも、在任時代対立していた軍人達とと同じように、絞首刑に処せられた。
(文民で絞首刑になったのは広田一人のみ)

ものすごく理不尽な仕打ちである。
理不尽なのではあるが、その理不尽を受け止め、
自己弁護に走ることなく、ただ自分の運命を受け入れる。

広田の生き方を、小説では「自ら計らず」と一言で述べられている。

それは決して、自分を引っ込めて状況にすべてをまかせるということではない。
あくまで自分の考えを主張した上で、生じる結果についてはそれをそのまま受け止める。
(裁判では広田は黙秘を貫いたが、その黙秘こそが広田の主張である)

こういうことを小説の中ではさらりと書かれているが、これがものすごく難しい。
そして、男として美しいような気がする。

美しいような気がするが、私ならやはり、
「ボク知りません、ボクやってません。悪いのはみんな軍です。」
とわめきちらし、ひたすら自己弁護を計り、ずぶとく生き残っていきたい。
こういう死を美徳とする考えは、昭和の初期で終わりにしたいものだ。

男の生き様、死生観、いろいろ考えさせられたわけであるが、
私としては、結局のところ「かっこ悪くても、ずぶとく生きていく人間でありたい」と思うわけであった。


# by gossy54200 | 2010-02-22 23:12 | 読書