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作マラ3週間前30km追い切り

ついこの前、夏の北海道マラソンが終わったばっかりと思っていたら、季節はすっかり秋めいて、11/3の「作.AC真駒内マラソン(以下めんどいので「作マラ」と略す)」まで残り3週間となってしまいました。

世に出回っているランニング本などでは、練習メニューとして「3週間前はレースペースでの30km走をする」ということが定番になっています。
私に当てはめると、作マラの目標タイムは「3時間10分」ということで、「キロ4分30秒ペース」となります。

しかし、絶対的スピードのない私にとっては「キロ4分30秒」はかなり気が重い。
ちなみに私の30kmレースのベストは「2時間21分30秒」と、キロ4分30秒とはかけ離れたタイムであり、レース以外では速く走れない私にとって、ひとりでキロ4分30秒を淡々と30km刻み続ける作業は到底ムリなのであります。

で、唐突に話題は変わるが、先日、以下の2冊の本を読んでみました。

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これらの本の中に、先日、非公認ながらもフルマラソン2時間切りという大記録を達成した「世界最速男」キプチョゲや、去年の東京マラソンで日本記録を出した設楽悠太の練習メニューが紹介されていた。
設楽は30km、キプチョゲは30〜40kmのロング走を毎週入れているが(設楽悠太はレース3日前でも30km走を行う)、気になるのはそのペースである。

設楽悠太は「キロ3分30秒ペース」で30km走を行い、キプチョゲも「キロ3分20秒ペース」で30〜40km走を行うという感じで、ガチのレースペースでロング走をすることはない。
彼らにとっては、割合ゆったり目のペースでロング走をしているのである。

日本記録や世界記録を出す人がレースペースで30km走をしないのだから、へっぽこランナーの私がそんなことをする必要はないだろう

ということで、レースペースで30km走を行うことは最初から放棄した。
この時期になって、ガチで30km走をして、レースペース以上で走れたら、それは自信になるのであろうが、それ以上に大事なレース前で無駄な消耗を避けることが大切だ。
第一、レースペースで走りきれなかったら、体力は消耗するわ精神的に落ち込むわで、いいことなど一つもないのである。
1km当たり、レースペースから20〜30秒ぐらい遅いペースで十分だろう。

練習計画を立てたときは「3週間前にレースペースで30km走るの嫌やなあ」と思っていたのだが、レースペースなくてもいいやと思って、かなり気が楽になった。
趣味でやってるんだから、最初から「嫌やなあ」と思いながら走るよりも、心身ともにリラックスして走ることが肝要なのである。
きっと。


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前置きが長くなりましたが、サイクリングロードの山花休憩所を起点にして、30km走ることにいたしました。
一応、キロ4分50秒〜5分ぐらいでやっていきましょう。
レースモードの9割ぐらいの力加減でいいのではないだろうか。

この日の北海道の朝は冷え込み、釧路の朝9時で8.8度と、あまり汗もかかずに快適に走れる季節となりました。
30kmなら、そんなに補給はいらないだろうと、スタート地点にペットボトルの水を置き、あとは前回のレースで使わなかったジェルをお守り代わりにポケットに忍ばせておく程度でした。

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コースは山花から阿寒方面に7.5km進み、そっから折り返して山花に戻り、んでもって今度は釧路方面に7.5km進み、そっから折り返して山花に戻って、ちょっきり30kmとすることにしました。
給水地点が15km中間の山花にしかないが、一応現金200円も持って走るので何とかなるだろう。
尚、山花以外のコース上にはコンビニどころか、自販機すらない模様。
何のための現金なんだ?

時計は基本見ないで、体感でこんなもんだろうと進みます。
日差しもなく、風も弱くて、走りやすかったですね。
「荒れた天気の作マラ」という評判もありますが、できれば本番もこんな感じの天気でお願いしたいところです。

結局、補給は15km地点で水を100ml程度飲んだだけで、ジェルの出番もなかったです。
10度ぐらいの気温になると、ロング走もぐっとラクに感じますね。
21km地点でタイムをチェックすると、1時間40分ぐらいでほぼ思惑通り。
余力があった&追い風区間だったので、25kmからはキロ4分40秒ペースに上げ、ラスト1kmは4分20秒で締めくくりました。

今回はズームフライ3を使いましたが、この前履いたときよりもしっくり来る感じがありましたね。
身体のダメージもそんなになく、これならフルも問題ないかなあと手応えを感じました。
NIKEの厚底、恐るべし。

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去年のつくば前の3週間前30km追い切りと比べて、ペース、余裕度ともに今年の方が上だったと思います。
ズームフライ3の力は大きい。

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レースモードでは心拍数ゾーンは、ほぼゾーン5で真っ赤となるので、心肺的には若干余裕がある感じ。
技術的な振り返りは後日行うが、ここ最近190ぐらいだったピッチも復活傾向で、ストライドも縮んでおらず、よい練習ができたのではないかと自画自賛しております。

私の課題は、完全に「スタミナよりもスピード」なので、あとはスピードをつける練習に専念したいところではありますが、キプチョゲ、設楽両選手を見習い、キロ5ぐらいのペースでもう1回ぐらい30km走を入れてもいいかなあとは思っています。

恐らく、現段階での私の走力は「3時間15〜20分」程度だと思います。
ここから「5〜10分」をいかに埋めていくかが、残り3週間の課題でしょう。
色々と、頭と身体を使いながら、悪あがきして、どうにか帳尻合わせで「3時間一桁」を達成できればと思います。
自分で限界を作らずに、もうちょい、挑戦していきましょう。

ごきげんよう。

# by gossy54200 | 2019-10-14 18:11 | ランニング  

2019別海町パイロットマラソン応援記

昨年は台風で中止になってしまった「別海町パイロットマラソン」。
今年は去年とうって変わってバッチグーな天気で開催されましたわよ。

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若干風は強かったですが、最高気温で15度と、絶好のマラソン日和でありましたね。
私がもし参加していたら、きっと自己ベスト間違いなしだったのですが、仕事の関係でこの時期のスケジュールが読めんかったため、今年の別海の参加は見送ったのでありました。
まあ、走れなかったことを悔やんでも仕方がないので、今日は応援に専念しようではありませんか。

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自分のレースのときのスタート前は、「なんでこれから42.195kmも走るのだろうか。私はひょっとしたら気が狂っているのではないか」と、不安な気持ちになることが多いが、自分が出ない大会のスタート前は気楽な感じで見ることができる。
「いやー、みんなこれから大変そうだなあ。よく42.195kmも走る気になるなあ」と、半分他人事のようにランナーたちを観察していたのであった。

有名仮装ランナーでありながらも、今回は貴重な人間バージョンのスパイディ氏、そして、いつも私のランニングツイートにいいねを下さるyosiさん、ほんでもって、私の同業者で今回初めてフルマラソンを走られるOさんにご挨拶。
今日はこの後、私は車の中で寝ていますが、頑張ってください。
更に私のブログにいつも書き込みを下さるsharkさんとも初めましてのご挨拶。
今後ともよろしくお願いいたします。
しぃさんは混雑の中、見つけることはできませんでしたが、まあ、レース中に探し出せるでしょう。
今年から別海もスマホアプリ「応援ナビ」で、ランナーの名前を検索すればゼッケン番号並びに途中経過がわかるようになったので、ありがたい。

派手なカウントダウンもなく、10:00ちょうどにいきなりピストルが鳴ってスタート。
陸上競技場を一周するランナーを見送って、私は4km地点の応援ポイントに移ります。

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白バイに先導されて、先頭ランナーがやってきます。
写真ではゴミ粒ぐらいの大きさでしか映っとらんがな。
私も生まれ変わったら、白バイに先導されるようなランナーになりたいものだ。
その後、しぃさんを含めた知り合いランナーの元気な姿を見送って、レース終盤まで私は車の中で寝ていたり、競技場に戻って5kmレースの部を見ていたりしていた。

今回はHBCラジオパーソナリティの田村美香さんがMCを務めていた。
普段のラジオのまんまのしゃべりがマラソン大会で聞けるのも、また不思議な感じであった。
実際に見る田村美香さんは、どこにでもいそうなおば……、いや、そういうことを言うのはよそう。
写真で見るよりも綺麗な方でしたよ。
また、是非是非来年以降もいらしてほしいものです。

ちなみに北の広大な大地である別海のコースはこんな感じです(別海に行く途中で撮影した)。

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見事なまでに何もないコースです。
最初と最後の市街地と、14kmと28km地点の中西別の集落を除けば、大体ずっとこんな感じで牧草地帯をひた走るコースです。

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沿道の応援は、北海道マラソンのような都市型マラソンに比べると、はるかに寂しいものがありますが、その代わりに「牧草ロール」が熱く応援してくれます。
令和の時代も、別海町パイロットマラソンの牧草ロール応援は健在です。

でもって、私はレース終盤まで暇なので、出店でテキトーにものを食います。

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道東名物「砂糖をまぶしたアメリカンドッグ」(300円)、いや、道東ではこれをアメリカンドッグではなく「フレンチドッグ」と呼ぶのである。
(出店にも「フレンチドッグ」と書かれています)
最初は「こんなもん食えるか!」と思いましたが、慣れると病みつきになりますよ。
ちなみに釧路のセブンイレブンで、アメリカンドッグを頼むと、砂糖をまぶして「フレンチドッグ」にすることもできます。

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ラーメン屋の屋台もあったのだが、あまりにも人がいなくてかわいそうだったので、ついつい食べてしまった(500円)。
釧路系の細麺あっさり醤油で、まあまあおいしかったのだが、この大会の完走者には無料で豚汁or石狩鍋が振る舞われるので、あえて汁物をかぶせてラーメンを食べるような人はいなかったのであろう。
これが焼きそばだったら、もうちょっと売れたのかもしれないね。


さてさて、「応援ナビ」を見ると、応援ランナーのゴールも近づいてきたので、再びコースに戻りましょう。
40kmぐらいのところで走っているランナーを見ると、「もうHPはほとんどゼロよ」って顔に書いているのだが、それでも一生懸命に脚を動かしている様子を見ると、私も頑張らねばって気分になってしまいますね。
のうのうとフレンチドッグやラーメンなど食っている場合ではなかったのであった。

あと、サブ3近辺のランナーを見ていると、テレビで見る実業団ランナーのように大きなストライドでポーンポーンと走っているのではなく、ピッチでリズムを刻み、意外とコンパクトにペタペタと走っている人が多いなという印象を受けましたね。
速いランナーの皆様の走りを参考にして、自分の走りをブラッシュアップしていきたいものです。
たまには、人の走りをじっくり観察するのもいいですね。

応援ランナーの皆様を見届けて撤収いたします。
皆様の頑張りを目に焼き付け、私の来月の作.AC真駒内マラソンでベストを尽くせるように精進していきたいと思います。

あと、別海で会いたい人には全て会ったつもりでありますが、もし、私とリアルで付き合いのある方で「俺のこと忘れてるだろ」という方がいらっしゃいましたら、こっそり教えてください。
次回以降は、多分忘れないようにします。

ごきげんよう。

# by gossy54200 | 2019-10-09 21:52 | ランニング  

NIKEズームフライ3を買ってしまった

作.AC真駒内マラソンに向けて、シューズを新調しようと、消費税増税前日の9月30日にスポーツショップに駆け込みました。

今年100kmマラソンと北海道マラソンで活躍したNIKEの厚底シューズ「ズームフライフライニット(以下ZFFKと略す)」が素晴らしくよかったので、やはりここはZFFKの後継シューズである「ズームフライ3(以下ZF3と略す)」以外の選択肢は考えられない。
一目散にZF3を売っているところに突撃したのであった。

ZF3は新色としてピンクが発売されており、MGC効果でなんとなくピンクが速く走れるんじゃないかというような気もしたが、仮にピンクを履いて撃沈すると、「あいつNIKEのピンクの厚底履いてるのに遅いぜ、プギャー」と後ろ指をさされそうなので、新色のピンクはやめて、旧色で20%引きで売られている青を試し履きすることにした。
というか、20%引きってとこだけがポイントだったような気もする。

ZFFK同様、27.0cmを試してみます。
うむ、ZFFKのように踵が高くて、立っているだけで勝手に身体が前傾するような感覚はない。
ZFFKで10mmだったドロップ(踵とつま先の部分の差)が、ZF3では8mmになったと書かれているサイトもあり、この2mmの差が思ったよりも大きいような気がする。
(※ ドロップが10mmのままと書かれているサイトもあり、この数字にはあまり信憑性はない。ただ感覚的にはドロップが低くなったと感じる)
あと、ZFFK特有の前足部のぷにぷに感が薄れて、ライバルフライに近いような固さを感じた。
んでもって、NIKEのシューズ全般に言えることだが、踵がちょっとガバガバだなあと。

ZFFKと違って、試し履きから「これだ!」という感じはなかった。
お片付け本の第一人者「こんまりさん」風に言えば、「ときめきを感じない」のであった。
「ときめきを感じないものは捨てろ」という「こんまり教」によればZF3は見送るべきなのか?

しかし、私は急いでいた。
今日という日を逃すと、消費税が10%になってしまい割高になってしまう。
買うなら今日だ!今日しかないのだ!と、あんまり考えずにさっさと買ってしまったのであった。
第一印象はよろしくないが、まあ、履いて走ってみれば何とかなるだろうと。
(そして、こういう価格を理由にしたせっかちな選択は後悔することが多い)

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踵のこんもり感と後ろへの出っ張りが、いかにも現在のハイテクシューズという感じがしてよい。
デザイン的には文句のつけようがなく、毎日でも履きたくなるシューズである。

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買ったからには走ってみないことには始まらないわけで。
いつもの運動公園周回コースを20km行ってみましょう。
この日は北からの風が10m/sぐらいで吹き荒れるという、ニューシューズ日和ではなかったのだが、そこは仕方がない。

《感想》

・前足部のクッション性が弱く、この部分に関してはライバルフライっぽい接地感。
・ZFFKよりシューズの重さが気になる(ZFFKと20gぐらい違う)。
・踵がガバガバ。ただ、靴ずれを起こすぐらい最初のうちは合わなかったZFFKも、なんだかんだで履いているうちに馴染んできたので、案外そのうち馴染んでくるものなのかもしれない。
・反発力はZFFKよりも感じない。シューズの重さも影響しているかもしれんが、「跳ねる」感覚に乏しい。
・と、ここまで「ZFFKと比べるとクソ!」と文句ばっかり言ってきたが、実際に感覚よりもキロ10〜15秒ぐらいは速いタイムで走れており、実はZFFKと遜色ないのかという気もして、正直よくわからない。
・ZFFK同様「シューズの力で走らされている」気がして、30km過ぎてからどうなるのかというところ。
・ただ、NIKEの公式サイトを見ると「カーボンファイバー製プレートのパワーにより、何キロでも走り続けられます」って書かれているので、実はウルトラ向きなのか?

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キロ5ペースでと思いながら、結果的にキロ4:50ペースで走れていたので、まあよかったのではないでしょうか。
しかし、新しいシューズを買うと「速く走らねば」という気分になることもあり、シューズで速くなったというよりも、単に本気出して走っただけだったという気がしてならない。
実際、心拍数もガチフルレース並みに跳ね上がり、ガーミン計測のVO2maxもガッツリ下がっていたし。

んなわけで、総括。

せっかく買ったんだから本番で使わにゃもったいないという気もするし、重いし、厚底のくせにクッション性は低いし前傾するような感覚はないしで、これだったら、去年までフルレース用に使っていたASICSのスカイセンサーグライド4でもいいかって気もするし、ちょっと迷うところである。
フルはスカイセンサーで勝負して、ZF3はサロマの勝負シューズにするって選択肢もありかなあ。

とか何とか言って、最終的にはZF3を作マラでは使うんだろうがね。
やはりシューズは「見た目」の要素も大きいのである。
「ときめき」を感じるものを履こうではないか。

尚、ZF3の効果については個人差がありますので、あんまりここに書いていることを鵜呑みにしないでください。

ごきげんよう。

# by gossy54200 | 2019-10-06 22:05 | ランニング  

2019美瑛センチュリーライド参加記

今年はランニングばっかりで、ほとんど自転車に乗らない日々を過ごしておりましたが、年に1回ぐらいは自転車のイベントに参加するのもいいだろうと、6年ぶりに「美瑛センチュリーライド」に参加することにいたしました。

このイベントは2日に渡って行われ、初日60km、2日目100kmのコースを走るわけですが、はっきり言って初日も2日目も景色的には大して変わらんところを走るので、どっちか1日出れば十分なんじゃないでしょうか。

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美瑛は坂だらけの街なので、本来ならロードバイクで参加するのが筋であろうが、あえて16インチ3段変速のブロンプトンで勝負を挑みます。
いや、勝負って言っても、別に速さを競うイベントじゃないので、誰と勝負するわけでもないのだが。

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初日の開会式。
土曜日はめっちゃいい天気で、絶好の自転車日和でありました。
以前は「小径車軍団」で参加した美瑛センチュリーライドでしたが、今回は小さい車輪の自転車がほとんどいなくて、寂しかったでありますよ。
制限時間的に余裕があるイベントなので、小径車で参加しても面白いイベントだと思うのですが、坂の多さがネックになるのでしょうかね。

初日は最後尾グループでのんびり走っておりました。
途中、14インチのDAHONのK3で参加された方とお話したり(自転車は南風自転車店で買われたとのこと)、普段ブルベに参加されているサポートライダーさんとの会話では、「ブロンプトンブルベライダー」であるOTKさんや泥人形さんの話題になったりと、ぼっち参加ではありましたが、そこそこ楽しいライドでありました。
わたしゃ真性の「コミュ障」であるので、珍しい自転車で参加して、そっから話しかけられて会話のきっかけを作った方が、この手のイベントを楽しめるのです。
普通にロードに参加しても、知り合いにでも出会わない限り、誰とも話をする機会なんてないわけで。

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普段、鶴居や阿寒の田舎道で、何もない「This is 北海道」の道には慣れているつもりですが、やはり美瑛の景観はピカイチでありますね。

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特に苦労することもなく、ぬるっとゴール。
2日目もボチボチ頑張りましょう。


2日目は、スタート前に20インチのタルタルーガで参加されている「南風自転車店」の店主Aさんとお会いすることができました。
Aさんは「ギンギンモード」で突っ走られたようで、途中第二エイドでちょこっと姿を見かけたのみで、走行中の姿を目にすることはありませんでした。
早くも13時半前にはゴールされたようで、やっぱタルタは「走れる攻めの小径車」だなあと。
(欲しいとは一言も言っていない)

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第一エイドのひまわりが鮮やかでありましたよ。

第一エイドで、ペンション「トルテルム」のmasaさんと6年ぶりに再会。
今やすっかり美瑛自転車乗りの第一人者でありますね。
そんでもって、第一エイドから第二エイドの間で、指を切断する大怪我から復活されたk98brさんと4年ぶりの再会です。
正直、k98brさんのお姿には、感動すら覚えたワタクシであります。
ロードバイクに乗れるようになるまでに、どれだけ辛いリハビリを乗り越えてきたことかを想像するだけで、熱いものがこみ上げてくるものがありました。

今やすっかり私は「自転車よりもランニング」の人になってしまいましたが、当時の自転車仲間の方から声をかけられて、とても嬉しかったですよ!
皆様に忘れられない程度に、今後ともひっそりと自転車と付き合っていきたいと思う所存であります。

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第二エイドの安定のカレー。
おかわりはコロッケとソーセージが入らなくてもよければ自由とのことです。

ここで雨が降り出して、テンションだだ下がり。
予報では、この日の天気も前日同様ピーカンのはずだったのだが。

スマホで雨雲レーダーをチェックすると、少なくとも1時間は止みそうにない感じだったので、ここでガッツリ雨宿りして、最後尾に近いグループでノロノロ出発します。
一瞬土砂降りの雨にやられましたが、雨雲レーダー通りに13時過ぎには雨は上がり、快適に走ります。
結果的に、泥除けのあるブロンプトンで参加して正解でありましたね。
イベントライドにおいて、泥除けは正義なのである。

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雨上がりの美瑛もいいものですよ。

2日目のコースは、90km過ぎのラスボス「ケンとメリーの木の激坂」がハイライトだったのでありますが、以前参加したときとはコースが変わっていて、緩やかな上りになっていて、ちょっと肩透かしを食らった感じ。
せっかくラスボスに向け、ちょっと脚を残しておいたのに。

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んなわけで、以前参加したときとは違う方向からの「ケンとメリーの木」。
どっちがケンで、どっちがメリーかは知らないし、知る必要もない。

ロードだと、スピードに乗って走ってるとき「止まるのがもったいないな」と、写真も取らずにビューンと走ってしまうのですが、ブロンプトンのような小径車だと「のんびり走っても許される」って感じがしていいですね。
「時速15kmの旅」はブロンプトンのような自転車が、一番相棒にはふさわしいと個人的に勝手に思っております。
ゆっくり走れば、100kmぐらいの距離走っても、見かけよりは意外と疲れない自転車ですよ、ブロンプトンは。

でもって、サポートライダーの皆様の
「ブロンプトンでここ上るのですか!すごいですね!」
って声に、ついついニンマリしてしまう私なのでありました。
美瑛は確かに坂だらけのコースですが、10%を超えるような心をくじく激坂はなく、せいぜい5%レベルの坂があちこちにある程度ですので、ブロンプトンでも6速モデルや、3速でもフロントを44Tにすれば上れない坂ではないと思いますよ。

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ゴール後、アンケートに答えて、抽選でサイクルジャージが当たりましたよ!
思えば、以前美瑛センチュリーライドに参加したときも、ライトやサイコンが当たり、私にとって美瑛は非常にクジ運のいい大会なのでありました。
尚、せっかく当たったのはいいのですが、残念ながらサイズは私には合わない模様。


んなわけで、久々のサイクルイベントでありましたが、ストレスフリーで自由に走れる環境はいいですね。
ただ、私自身が自転車に飽きてきているのもかなりありますが、この手のイベントの「マンネリ化」は気になるところであります。
「車通りの少ない景観のよいコースと、エイドでの地元食材」というハード面だけは壁に突き当たるような気がします。

私が8年前初めて美瑛センチュリーライドに参加したとき、上り坂にチョークで書かれていた「ガンバレ!」というメッセージ。
こういう何気ない気づかいが、実はコースの景観やエイド食よりも重要なのではないかという気がします。

今年参加した北オホーツク100kmマラソンで、エイドの100mぐらい前から大声で「○○さーん」と、名前を呼んで手を大きく振って応援してくれたスタッフの皆様のことを思うと、実はこの手のイベントで、参加者が求めているのは「応援」なのではないかと思ったりするわけです。

ぶっちゃけ、よいコースと地元の食べ物を目当てにするのなら、何もイベントに出なくても、勝手にコースを走って、お店で地元食材を堪能すればいいわけであって、それだけではないイベントならではのことを参加者は求めているのだと思います。
多分。

玉井雪雄氏のマンガ「じこまん」で、佐渡ロングライドに出たときに、「一生分の声援がもらえる」と応援の素晴らしさが書かれていました。
きっと、私のような冴えない普段ぼっちで自転車に乗っているものが、イベントに求めているものは、ひょっとしたら普段とは違う「人に応援される人生の主人公」を演じることができることにあるのかもしれません。

などと、久しぶりにエラソーに自説を垂れたところで、今回の参加レポを締めくくりたいと思います。
いや、最後は辛口になりましたが、今回の美瑛も小さいお子さんが、精一杯大きな声で「頑張れー」と言ってくれたのは、とても嬉しかったですよ。
大会関係者の皆様、大会中に私にお声掛けをして下さった皆様、本当にありがとうございました。
おかげさまで、久々の美瑛を満喫することができました。
このイベントが末永く続くことを祈念いたします。

ごきげんよう。

# by gossy54200 | 2019-10-02 22:36 | ブロンプトン  

オトコハダマッテ50km

フルマラソンの練習として、本とかでは「30km走が有効」と書かれていることが多い。
逆に30kmを超えるような練習は「本番に向けて疲れが残る」とか否定的な意見が多いのであるが、果たして本当にそういうものだろうか?
(私の知る限り、フルマラソンの練習で45km以上走ることを推奨しているのは「ギャロウェイのランニングブック」ぐらいである)

フルマラソンの距離を超える「超ロング走」は実は有効なのではないかと思ったきっかけは、今年の北海道マラソンであった。
いつもだったら30kmを過ぎたあたりで感じる「壁」が、今年は全く感じることはなく、ラストの2.195kmで最速ラップを刻むという理想的な「ネガティブスプリット」であったのだ。

今年は北海道マラソン前に「サロマ」「北オホーツク」と100kmマラソンを2本経験しており、その他にも50kmを超えるロングを3本こなしている。
これらの経験から、「実は30kmの壁は糖質が枯渇するとかそういう生理的な要素よりも、心理的な要素の方が大きいのではないか」と感じたのであった。
実際、去年までのフルのときは限界かなあと感じていた30km地点が、今年は「ただの通過点」ぐらいの印象になっていた。

ということで、今年に入ってからウルトラマラソンのために行ってきた50km以上の「超ロング走」は、実はフルマラソンの練習でも有効ではないかという仮説を実証するために、11月の「作.AC真駒内マラソン」の前に50km走を2回ぐらいやってみようかと、突発的に思いたち、昨日、実行に移したわけであった。

釧路には50km走を実行するための理想的な道がある。
それは「湿原の夢ロード」と呼ばれるサイクリングロードで、片道25km、往復すればちょうど50kmとなる。
車や信号に邪魔されずストレスなく走ることができ、起伏もあまりなく、ほぼど平坦と、私のために作られたんじゃないかと思われるぐらいに完璧な道なのである。


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サイクリングロードの中間点である山花に車を置いて、阿寒方面へと走り出しましょう。
途中「8月27日午前10時ごろ、ここでヒグマが発見されました」という恐ろしい看板を発見した。
とは言え、今から引き返したところで、そんなに危険度は変わらんだろうと、えいやっとサイクリングロードの終点まで突き進みます。
こういう看板は、熊が出たところでなくて、もっと手前の段階で「こっから5km先で熊が出た。引き返せ」ってのが欲しいところですわね。

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阿寒町到達。
公園でトイレ休憩&補給。
ここまで12km、経過時間は1時間5分ぐらい。

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補給食は「ガッツギア」。
レースで使うようなエナジージェルは高いので、普段の練習では、トライアルで99円で売ってるガッツギアで十分だ。
6リットルのランニング用のちっこいリュックに、ガッツギア4個とスポーツドリングを入れて走ってました。
ガッツギアも4個目になると腹がたぷたぷになるので、マラソンの補給食にはあんまりオススメできない。
意外と腹にズシンと来ます。

さて、折り返して、一気に昭和まで25km突っ走りましょう。
途中、山花でガッツギア休憩と、自販機でアクエリアスを補充。

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通算37.5kmで、昭和側の終点に到着。
今回も「30kmの壁」は特に感じることもなく。
本気フルモードよりキロ1分ぐらい遅いペースで走っているのもあるが、「今日は50km石にかじりついても走る」という固い意志があれば、30kmぐらいで壁を感じている場合じゃなくなるものですよ。
多分。

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再び、山花に戻ります。
途中、休憩を交え、鶴を見ながら、優雅に50km走完了。
この道は何も考えずに一往復すれば自動的に50kmになるというところがよい。

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気温17度と、暑くも寒くもなく、ランニングには絶好の気候ですね。
釧路の9〜10月は私の一番好きな季節です。

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ランニングが終わったら、山花温泉で体を整えて、メシを食います。
釧路のそばは、独特のグリーン麺が特徴ですね。
山花温泉は「風呂+メシ」のセットが1150円と、リーズナブルな価格設定です。
山花に車を置いて、ランニングからの温泉は釧路民の正しい休日の過ごし方ですな。


フルマラソンレース前のポイント練習としては、「30kmのレースペース走」が定番でありますが、「フルレースの7〜8割の力での50km走」がどれくらい有効なのか人体実験をしてみたいと思います。
50km走の翌日も、大腿四頭筋が筋肉痛で階段の上り降りができないなどということはなく、普通に12kmジョグできましたので、私にとってはガチで30km走るよりも身体のダメージは少ないのかなあとは思っています。

私のようにスピードのない人は「インターバル走」などのスピード練習をもっと取り入れるのが教科書的には正しい練習なのかもしれませんが、スピ練は嫌いなので、あえて「得意なものを伸ばす」方向で、「スピードを抑えた超ロング走」の有効性を検証していきたいと思います。
「やりたくないことはしない」というやり方がどこまで通用するのか、徹底的にやってみようではありませんか。
作.AC真駒内マラソンまで、もう1回50km走をやってみようと思います。

ごきげんよう。

# by gossy54200 | 2019-09-22 23:40 | ランニング